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【くちコミ情報】
不思議な色の機関車に乗って……旅は続く
「The Da k Towe The Waste Land」には幾つかの表紙があるようだが、このマスマーケット版の機関車の絵を見た瞬間、この本を読むのだったら是非ともこの版を手に取りたい、と思ってしまった。蒸気機関車の正面に描かれた髑髏の絵が象徴的だと感じたのだ。ひとりよがりだろうか……。 この本は大きく3つの部分に分けられるだろう。最初は「The Gunslinge 」にも登場したあの仲間を探す旅、そして2つめは仲間の一人を襲った事件、そして最後に……。 第2巻「The D awing of The Th ee」の続きを思わせる多重世界、そしてGunslinge 、Roland of Geleadの世界に現われる不思議な現象、生き物……。さらに仲間の一人がたまたま手に入れた2冊の本が「The Waste Land」の中では非常に重要な役割をする。 なかなか機関車が出てこないではないか。Kingはいつものように読者を今か今かと焦らせているのか。いやいや、そんなに焦らなくなくてもよいではないか。話の展開は次々と起こる事件によって中だるみすることがない。もしできることなら音読してKingの文章のリズムをたっぷりと楽しんでほしい。
かわいい旅の道連れ
動物が友達として登場してくる小説に滅法弱い。たまらなくラブリーでほおずりしたくなってくるのだ。本作では「オイ」という名前の人間の言葉を少しだけ反復して話せる小動物がガンスリンガーの一行に加わる。イタチとカワウソを足して2で割ったイヌのような生き物。目のまわりの金縁がチャームポイントである。「オイ」も他の登場人物たちと同様に苦難の連続が待っている。活字を追いながらエールを送ったり、「助けて神様!」と祈ったりしてしまう。 遅々として旅に進展がないまま、毎巻読み終えるのだが、果たしてこのシリーズは「暗黒の塔」にたどり着けることができるのだろうか? 早速、四巻目「魔道師の虹」を読んで多少なりとも展望をつかんでみたい。
いつものキングの復活
最後まで読むのが辛かった前作とは違い、いつものキング節が随所に見られるので、すいすいと読んでいけます。その分だけ、壮大さはなくなったのかもしれませんが、大作への怨念みたいなものが消えて、以降の作品が楽しみになりました。ヨーロッパや南米のような寓話の世界よりは、どうやってもアメリカ的なんだから、この方が正解なんだと思います。これからが正念場ですね。
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