2008年07月24日(木) 旅行ガイドの第1位は
『シュリーマン旅行記清国・日本 (講談社学術文庫 (1325))』!
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【くちコミ情報】
コンキチ&ナターシャの絵本ナビ
貿易などで発掘に必要な資金を用意できると さっさと事業をたたみ世界旅行に出かけた時の 旅行記がこの作品です。 思い込みや間違いも多いですが、独特の審美眼で 清国と日本の風俗を観察し、イザベラ・バードの ような西洋の目線で東洋を語るのではなく道具や 生活習慣にまで食い込み描写する様はまるで自分が その場所にいるような錯覚を覚えるほどで不思議な 感覚になり読ませます、日本の質素で合理的な家や 食器などの道具を絶賛し、風通し良い世間といえる 社会構造がこの国の最大の魅力だと言っています。 あー江戸時代のほうが今の日本よりもしかしたら 幸福だったのかもと思ってしまうほどの褒めようで 恥ずかしくなるほどです。清国の旅行がよほど 合わなかったらしいことからの落差もあるでしょう。 楽しい読書もたまにはいかがでしょうか? ドイツ語、英語、フランス語、オランダ語 スペイン語、ポルトガル語、スウェーデン語 イタリア語、ギリシア語、ラテン語、ロシア語 アラビア語、トルコ語と文章の丸暗記により 他国語を自由に操り旺盛な好奇心と冒険心で トロイアの遺跡も彼の功績のひとつです。
幕末日本の庶民の様子を伝える貴重な見聞録
トロイア遺跡の発見で有名なシュリーマンは,その偉業を遂げる前の数年間,世界漫遊をしていた.その際,幕末の日本も訪れており,本書はその時の見聞録. シュリーマンが当時の日本人に対して受けた印象は,礼儀正しい・親切・高慢不遜さがない・たいへん清潔とのことで,その前に訪れていた清国との違いに,たいへん驚いたらしい.また,西洋との文化の違い,例えば人々が家の中に家具類をほとんど置かない(持たない)ことなどについて,色々と彼なりの解釈・考察を繰り広げ,つぶさに記しているところが面白い. シュリーマンが見た,今から五世代ほど前の日本人が持っていた習慣,あるいは美徳と言えたかもしれない性質は,今はもう失われてしまったのだろうか?それとも,普段意識しないようなところで生きているのだろうか.私たち自身を知るうえでも,貴重な本かもしれない.
本を開けば、一気に1865年の江戸の町へワープ!
1865年、江戸末期の日本。当時の日本について私がおぼろげに知っていたことは、教科書に書いてある非日常的なことや、時代小説の中の想像の世界に限られていました。しかし、シュリーマンが書いたこの旅行記は、私達を生きた江戸時代へそのまま運んでくれる、まさにタイムマシンです。秀逸な和訳(原文は仏語)による所も大きいのでしょうが、細やかで読みやすい描写が当時の日本人の息づかいや体温まで生き生きと感じさせてくれます。 日本を訪れたことのある知人達から何度もその素晴らしさについて聞かされていた著者は、日本へ行くことを永年夢見ていました。類まれな商才と語学力を生かし、やがて世界をまたにかける貿易商として成功、巨万の富を築きます。そして、その潤沢な資金を元に、43歳の時に世界漫遊の旅へ出発し、ようやく念願の日本へ。今この稀少な見聞録を手にしている私達にとって幸運だったのは、この著者が旺盛な好奇心、執拗な探究心、さらに異文化を暖かく受け入れる広い心の持ち主だったことです。 日本に滞在した期間はほんの1ヶ月程度だったようですが、その取材力と行動力は驚嘆に値します。聞くもの見るもの全てに興味を示し、それらをなるべく克明に記録に残そうとしています(雑貨類の細かい寸法まで!)。そして何より興味が尽きないのは、そんな著者の暖かい目に映った、純粋で愛すべき私達の祖先の姿です。貧しいながらも清潔で配慮の行き届いた生活ぶり、外国人である著者に無邪気な好奇心をあらわにしつつも懇切丁寧に接する町の人々、また決して賄賂を受け取ったりしない高潔な役人たち。銭湯が全て混浴で、性に対して大変おおらかな国民性に著者が新鮮な驚きを感じるあたり、いつしか自分もこの外国人著者と同じ視点に立ち驚きを共有していることに気づかされます。 そして読後に残る、心の痛み。それは、かつて存在したそんな日本と日本人の美徳に対する喪失感に他なりません。
日常生活の細部にまで目を止めたシュリーマンの観察眼
著者のシュリーマンはトロイア遺跡の発掘をしたことで有名な人だが、彼は考古学を勉強して遺跡の発掘をする前は、とても成功した貿易商だったらしい。そして、インド、香港、上海など現在の中国の都市、日本を廻り、さらにサンフランシスコ、ハバナ、メキシコを経てパリにしばらく滞在した。この長い旅行の間、シュリーマンはずっと旅行記を書いていて、この本はその一部ということになる。まずは清の北京と上海を訪れた時の日記があり、それから横浜、江戸の様子が描かれているが、外国人を迎える現地の人の様子なども国によって少しずつ違うのが面白い。特に当時の中国の様子と比較することで、ある出来事が当時は一般的だったのか、それとも日本に独特のものだったのかが分かるのが良かった。文章も、講談社学術文庫という硬いシリーズにもかかわらず、とても平易で読みやすく、一気に読み切ってしまった。 シュリーマンは日常の本当に些細な点にまで目を向けていて、そこが面白い。日本人の宗教観については他のレビューで触れられているので省くが(彼の観察眼には驚かされる)、市民が毎日入浴していることにも感心しつつ、それにも関わらず日本には皮膚病が多いことに気が付き、その原因を魚を生で食べていることだと推測してみたり、日本人が酸っぱい味を好むので、果物は青いうちに摘み取られ、熟した果物や野菜には関心を持たないと記述している。また、最後にはとても短いがシュリーマンの日本文明論が述べられている。封建体制の抑圧的な傾向を指摘するなど、短い滞在にも関わらず、彼は日本の中に渦巻く目に見えない雰囲気を感じ取っていたようだ。 シュリーマンが清国と日本を訪れたのは1865年5月から約4ヶ月間。日本は大政奉還の直前で欧米諸国への反発も大きく、外国人を取り巻く情勢はかなり不穏なものだったようだ。物珍しいために、みんなが寄ってくるというのもあったが、とても1人で街歩きが出来る状況ではなく、当時はアメリカ以外の国は領事館を江戸ではなく横浜に置いていたらしい(1863年には英国公使館焼き討ち事件が起きている)。何とかつてを駆使して江戸のアメリカ公使館を訪ねることに成功したシュリーマンも、常に5人の役人に付き添われている。そんな限られた自由の中で、ここまでの観察(目で見るだけでなく、様々な人に沢山質問をして色々なことを知ろうとしたのがよく分かる)が出来たことには本当に驚かされる。 最後に、この本の中にはF・ベアトの「幕末日本写真集」から大名屋敷の写真が1枚紹介されている。この本を読む前は知らなかったが、彼は当時の日本の写真を多数撮っており、写真集は現在も入手可能。この本と照らし合わせながら写真集を堪能するのも楽しいのでお勧めだ。
自らで育んできた文化はどこへ・・・。
まず何よりも日本人でもなく、過去につきあいの長かったアジア系の国の人でもなく、 ヨーロッパという全く文化の異なる国の人による江戸時代の描写というのは非常に 貴重である。さらにシュリーマンは数多くの国を訪れた経験があり、話す言語も各国の間 を行き来しやすくなり、学ぶ機会が増えた今でさえそんなに話せるのかと思うほど多言語 を話すことができ、異文化に触れることになれた人である。そのような貴重な資料が手軽に 読めることにまず感謝したい。 シュリーマンは奇異に感じたことはばっさりと批判しているが、だからといって中国の文化を すべて否定するわけではなく、劇場での劇のすばらしさ長城から見た景色の雄大さは世界でも 一番だとしている。文化に体当たりで触れてみて素直に自分の育ってきた文化との違いや感情 を表現している点が、彼の視点からのありのままのアジア文化を表現していておもしろい。 日本はその清潔さもあり批判的、否定的な記述はほとんどなくべた褒めされているような気分に なり少し嬉しかった・・・が何とも皮肉なことに褒められた当時の文化は今の押しつけられた 文化ではなく、自分たちで長年育んできたありのままの日本だということがいかに現在の日本が 文化的に廃れてしまったか、とうことを認識させた。 それに関連して西洋文化を結婚までも”モノ”に支配されていると批判している点は非常に 興味深い。日本があまりの家財道具や土地等のいわゆる”モノ”を必要とせず、かといって 芝居や工芸品はよいものがあり、人々が豊かに生活していることに強い衝撃を受けたのだろう。 シュリーマンは不正確なものもあるが数字を使い身の回りのものを記述している。 それは自らの記憶を鮮明にしたかったのか、考古学的にも数字で記述しておいた方が後生の役に たつと考えたのか、どちらにせよそれにより現実味をおびている。
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【くちコミ情報】
地図帳なんだけど・・・
鉄道路線のデータは簡易軌道等の廃線も含めて載っている。しかし肝心の地図は小さく、ページ数もデータの方が多くて地図帳と呼ぶのは無理がある。シリーズ化されるようなので、次回作は廃線跡の調査にも使えるような詳細な地図を期待します。
まんまと買いました
見やすい大判で、現在ある鉄道と、かつてあったすべての鉄道の路線図とを掲載したもの。 ほんの一時期存在しただけの小さな軌道や、貨物専用線なども表記されているのだから恐れ入ります。 これは買わざるを得ません。 カラーでわかりやすいし、ほんのちょっととはいえ、旅のワンポイントアドバイスみたいなものも載っている。 何時間でもボーっと眺めていたくなる一冊だ。 それにしても、北海道のかつての鉄道路線図を眺めるたびに、その壮大な路線ネットワークに圧倒されるとともに、失われた鉄道の多さに愕然としてしまう。 少しさびしい気にもなる一冊である。 ともあれ、2号以降も楽しみです。
お勧めです
最近の鉄道、廃線ブームに便乗したお気軽本かと思っていたらうれしい誤算。狩勝峠や常紋のスイッチバックなどツボをしっかり押さえているのはさすが。 圧巻は後半の路線、駅一覧。国鉄、JRはもちろん北海道ならではの殖産鉄道までしっかり押さえている。資料的価値は高いと思う。別巻の外地編が今から楽しみ。
地図ファンの方もどうぞ
廃線ファンの方には既知の情報ばかりかもしれませんが、地図が良いので購入しました。もう少し「濃い情報」を盛り込んでもらえると、さらにベターでしょう。とはいえ、次号「東北」編も期待しています。たぶん、買ってしまう。。
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期待しただけに残念
毎度テレビなどで沖縄を熱く語っている島田紳助が書いたということで期待したが、イマイチに感じる。 彼女とリゾートを楽しみたい人にはまぁまぁ参考になるだろうが、沖縄の良さはそれだけではない。 沖縄にだってうまいものはたくさんある。どこの県にもお店の当たり外れはある。これで先入観をもたれるのは沖縄人として好ましくない。 まぁガイド本というよりは島田紳助の沖縄感を語った本と思えばいいだろう。
八重山の観光地化に反対する
しばしば島田紳助さんは自分の番組で沖縄への思いを熱く語ってますが、 それを本にまとめたのがこれです。 沖縄に行きたいけどどう楽しんでいいかわからない、という人にとっては ガイド本にもなるかもしれません。すでに沖縄にハマっている人にとっては、 自分の沖縄に対する価値観との共通点や相違点を見つけて楽しめます。 個人的には石垣島の楽しみ方などは共通点がありましたが、波照間島を旅する 心構えや「ファブリーズ必携」のくだりには違和感がありました。 離島の民宿で、同宿の方々がファブリーズを室内に散布するのを見るのは、 とても寂しい光景だと思います。 1時間ほどで読み終えましたが、紳助さんの「沖縄への愛情」というよりは 「沖縄を愛する自分への自己陶酔」の方を強く感じました。 その意味では『旅行ガイド』としてよりは 『旅エッセイ』として読んだほうがいいかもしれません。
主観的だが著者の正直な想いを述べた、初級の沖縄ガイドブック
タレントの島田紳助氏による沖縄ガイドブック。といってもエッセイ集の色合いが濃い。全編カラーで同氏が現地で確認した上で推奨していることを示す写真を掲載。数時間あれば全てのページが読める量の内容。 本書は旅行ガイドと言うよりは著者自身が考えている旅行にたいする心の持ちかたを紹介した書である。同氏は80回以上沖縄を訪れたほどの沖縄好き(通)とのこと。記載されている紹介文(エッセイ)からもそれが十分に理解できる。通常のガイドブックには辛口の紹介文は皆無だが、本書では『沖縄の食べものはどれもギリギリ(美味いものがないということ)』など正直な感想が述べられている点で好感が持てる。沖縄は3泊4日がいいという意見も同感である。ただし、紹介文からは、普段TVでイメージしている毒舌の著者とは異なり、感性と情に豊かな人間性が窺える。ここ数年は毎年沖縄を訪れている小生自身がも推奨したい店や場所が掲載されていて、信憑性については問題ないと感じる。美ら海水族館などはベタなネタと思う人もいるかもしれないが、他のどの水族館と比較してもケタ違いにすごい。 難点はまず内容に比して値段が高いこと(1100円は高すぎ!)。竹富島のコンドイビーチなど非常に美しい場所をあっさりと紹介している点など、もう少し写真などで内容を厚くしてほしかった。あと、時間の過ごし方(オプショナルツアー)が同氏の趣味であるゆったりしたものばかり(写生やカヌーなど)であるため、小生のようなスキューバ愛好家にとっては物足りなさを感じる。前者については、旅行に持ち運ぶ荷物にならないように内容を厳選し、後者については多忙すぎる職業からそのような趣味を好むというように、良心的な解釈をすべきかもしれない。 離島などにも行き慣れている者にとっては目から鱗が落ちるような情報は少ない。また、沖縄経験数回の小生が感じる限りでも、もっと多くの魅力が沖縄にはある。個人的には、旅行は脚本のない冒険と割り切って、すべってもくよくよしないでいられる心のもちかたが大切かとも思うし、本著者と感性が異なれば、紹介されている旅行順をたどって楽しめないこともあるかもしれない。本書の影響で人が押し寄せることで、変わってしまうものもあるかもしれないとも思う。本書の評価としては、同氏が述べているように、あくまでもはじめて沖縄に行こうという初心者向けのガイドブックとして割り切るならば、前述の問題点を加味して星4つ程度。それ以外の方には気分転換に読むエッセイ集として職場に一冊あれば十分。
ずっと待ってました!
半年くらい前にテレビの番組で本書が近日中に発売される事を知り、その発売を今か今かと待ち続けていました。・・・・・それがよいよ発売です! 紳助さんのユーモアあふれる/センスあふれる新しいスタイルのガイドブックを期待しています。手元に届くのが本当に楽しみです。
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初心者から通まで
毎回定評のあるエイムックのハワイ本オアフ島編の出来立てほやほや最新刊(2008年7月時点)です。2008年版も拝見させていただいたのですが、それと比較すると、今回はアラモアナセンターなど有名ショッピングスポットの解説(詳細な地図付き)など初心者向けな内容から、地元の人しか行かないような場所の紹介まで、幅広い層に受ける内容を目指した内容となっている印象を受けました。「食べる」「買う」「泊まる」などの項目に大別されていますので、探している情報にもアクセスしやすくなっています。 ただ、ホノルル国際空港の案内など基本的な旅行案内は今回も一切省略されていますので、全くのハワイ初心者の方は他のガイドブックも合わせて参考にした方がいいでしょう。 今回はオアフ島の詳細地図も載っています。しかも別冊でこれだけ分離して持参できるので便利。
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「京都」「奈良」と言えば修学旅行地のひとつだけど…
この、今のところ8号も頑張っているサブカルチャー雑誌「ワンダーJAPAN」もそれぞれの地方を取り上げてきたが、今度は修学旅行地としてイメージし易い京都・奈良である。 奈良といえば最近ではあのキャラクター「せんとくん(ちなみに最近キモい兄貴まで出来たという、まったく作者の藪内○○○氏のセンスを疑いたくなる)」「まんとくん」「なーむくん」などで話題となったが、京都も最近派手な話題こそ無いものの、こうしてみるとディープスポットが多い事に気付く。 この中で目を惹いたのが奈良の天理市だ。天理といえば夏の甲子園でも有名な高校があるが、宗教都市としても有名である。かつて或る本で読んだのだが、城壁の様に街中を囲ってしまう計画が天理にはあると聞いた事がある。このワンダーJAPANの特集の写真を見ても明らかである。スゴいなと思ったし、日本人の宗教観というか、その意欲には愚生の様な新興宗教嫌いも脱帽せざるを得なくなってしまう。 さて、8号続くこの雑誌もついには姉妹誌「ワンダーWORLD」を発刊するに至った。出世したものだと思う。しかし、途絶えてしまいがちなこれらの雑誌もやはり続ける事に意義がある。頑張ってやって欲しいものだ。
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観光客向けのガイドブック
創刊から108年の伝統を誇り、世界的知名度のあるフランス発のガイドブック。2008年、日本に初上陸しました。 パリの500軒程のレストラン紹介と比較して、日本では150軒程。掲載されている店舗が、内装と料理の写真付きで掲載されているのでレイアウトは見やすいですが、質と量の両面において、フランス版の辞書のようなガイドブックには遠く及びません。最高の称号を表す「ライジング スター」だけでなく、リーズナブルな店を紹介する「ビブ グルマン」もなく、紹介文の下手さが目につきます。 ホテルの掲載店についても、パリの500軒程と比較して、日本では28軒と非常に少なく、全体的に内容は薄いと言えるのではないでしょうか。(初年度ですから仕方がないのかもしれませんが) また、本書に掲載後、値上げをする店が多いだけでなく、多くの客が押し寄せたため、料理だけでなくサービスの低下も危ぶまれるところです。 個人的な感想としては、フランスの様に、ミシェランをバイブル視する必要は無いと思います。あくまでも、日本に旅行にきた外国人向けのガイドブックとして考えるのが良いのではないでしょうか。
行ってみたいな星3つのお店…で、本も星3つ
この本のお店、どこもいつも予約いっぱい… とくに、カンテサンスに至っては、電話も通じないとは、 とにかく、本の効果絶大、何とか行きたいナア〜 カンテサンス、誰か予約の方法教えてほしい〜 みんな同じか、星3つはやっぱり高くても一度は行って みたい、やっぱりミシュラン、なんと言ってもミシュラン レストランのガイドブックの装丁はいたって普通だが、 なんと言ってもミシュラン、 予約できなくて悔しいからせめてここは星3つとしたが
うーん…ミシュランも変わった
持ち運びしやすいお手軽さや網羅性などはいいと思いますが、肝心のお店のセレクトが、あんまり納得行かないです。 一般的なガイドブックによく載っているような、はっきりいってミーハーだったり立地がよいだけで成金っぽいレストランも多く掲載されています。こういうレストランをミシュランは評価するのか…。うーむ。
ちっとも役立たないガイドである。
もう散々書き尽くされた観が有るが ポイントだけ記載する。フランス人は素材を調理する場を見せられた事が無かった様だ。我々が当たり前に思っていた板前さんが目の前で調理する光景が彼らには余程インパクトが有ったんだろうな。点が甘い印象である。それから日本で最も高価で最もクドく下品な「銀座マキシム」が無い。掲載拒否とも伝えられるが あの品の欠片も無い料理と ラブホ並の内装を仏人がどう評価するのか楽しみにしていた私は肩透かしを食らった。同じく「煉瓦屋」も無い。ポールボキューズ御大だろうが噛付く心意気は無いのか?というわけで この本を買うなら「西原理恵子著 恨ミシュラン」のほうが質量ともに余程為になると思う。妙に気取った本家よりも数段読み応えがある。今から「大阪編」を楽しみにしている。彼ら覆面調査員が「二度漬け禁止」の串揚げ屋や何の肉だか解ったもんじゃない焼き肉屋とかを喰い歩って欲しい。ちなみに この本、ちっともガイドになってない ってか東京の一部しか扱ってないからだ。せめて横浜は含めるべきであった。それから一流を名乗るホテルには複数の店舗が有るのだが総花じゃあダメだろ。たとえば「ホテルオークラ」はいオシマイ、で何がガイドなんだろう?ちっとも役に立たないぞ。仏人独特のイヤミが無いんじゃ価値は半減だ。どう考えても西原理恵子の方が「ガイド」だな、「鮑の源太」で大笑いした向きも多いだろう。
日本料理の良さ
たった数人で判断できるものではないかもしれない。 それこそ値段や店の雰囲気だけでは、実際の味は分からないと思います。 でも個人的にはこういう本があってもいいと思いますよ。 私は東京出身じゃないので、たまに行った時に、こういう本を持って店を探すのも楽しいかもしれない。 特に外国人の方々にはいい案内本になるのではないでしょうか。 それとこの本が発表されたことによって、また日本料理の素晴らしさを再認識できた気がします。
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中国の常識と日本の常識は違うのです。
公務員(中国の)が列車の利用者を人間扱いしていなかった1980年代の旅行記。 服務員のご都合が最優先で列車が運行されていました。 どっかの国の年金制度のようです。 もうええっちゅうぐらいの極悪な列車旅行。残酷物語です。 旅の相棒は読書にひきこもっちゃうしで、散々な目にあいます。 他の作品も同様に端正な文章と確固とした視点。 良著ですねえ。 「おわりにー」にかかれている近未来の中国には小生も同様の 不安を感じています。国民の間のあまりの格差のおおきさです。 官僚の汚職に対する不満も同じくらいの断絶を生んでいます。 丸腰の人民に最新兵器で鎮圧する政府の軍隊、なんていう映像は みたくないですね。
青春への郷愁だけではなく「現代中国」と日本との関係性にも目をやる幅広さ
最初は、著者の若い頃(20年前)の旅行記かと思って読み始めた。 たしかのその通りではあるのだが、中国のルポルタージュが縦糸に、 かつての苦い思い出や、今も抱き続ける中国、香港への強いこだわりが横糸になり、 非常に面白く読めた。 「転がる香港に苔は生えない」もさすがだったが、この著者は、自らを真剣に見つめる目を持っている。 これはノンフィクションライターとして不可欠のものだと思う。 もっとも……文章のタッチは軽い。 ユーモアもあり、その中に異文化交流(とひと言で言い切れないのだが)に戸惑う著者の姿も見られ、 考えさせられることも多かった。 こういうアジアものの紀行文は少なくないが、沢木耕太郎などとはまったく違った味を出している。 自らを「愚か者」と言いつつ、そんな自分を嫌いになれない。中国とも縁を切れない……。 そんな「ゆらぎ」が感じられる素晴らしい紀行文である。
青春のほろ苦さと中国への危惧
20年前のほろ苦い旅の思い出とあまりにも急激な社会変化で 破綻しそうな現在の中国への危惧を違和感なく描ける著者の 技量はさすがです。 バックパッカーの経験のない私にさえ、20年前の旅が リアルタイムで迫ってきました。その中で "idiot" が 様々な意味でうまく使われています。 片や現在の中国に対する危惧がウォシュレットとその隣の (トイレットペーパーを捨てる為の)ごみ箱で表されています。 96年に北京に行った時見たごみ箱にあったピンクのトイレット ペーパーを思い出しました。 私にとっての中国とは一言でいうと "too much" です。 その中国が破綻したら日本のバブル崩壊なんていう生易しい ものではなく全世界に影響するだろうと思うと恐ろしくなりました。
非常に楽しい紀行文
1987年作者が香港から烏魯木斉まで、1ヶ月をかけた鉄道での旅を描いた紀行文です。 鉄道での旅とは言うものの、硬臥(二等寝台)、硬座(二等座席)を使ってのもので、ここからも作者の「中国」を外国人の目からではなく、「中国人」の考え方、気持ちを、その立場に少しでも近づけて知りたいという強い思いが感じられます。 それは、この文章の端々からも感じられます。と同時に、作者の「中国」に対する愛情のようなものさえ感じられます。 私自身も、西安から北京に寝台列車で移動したことがあるので、中国の鉄道の車窓が懐かしく思い出されます。 もっとも、作者の旅の時点から10年後なので、様子はかなり違いますが。 この本から感じたもう一つの点は、異文化のぶつかり合いです。 この旅自身が、日本人女性とアメリカ人男性の二人連れということで、そこにも異文化のぶつかり合いがあり、旅の途中で関係がぎこちないものになります。 作者は、それを香港と言う「無国籍都市」では、そうした異文化の問題が表面化しなかったが、「中国」と言う異文化の中で表面化してしまったと分析しています。 西洋人にとっての「中国」と、東洋人である日本人にとっての「中国」に対する考え方の違いがあります。 それと面白かったのは、同じ西洋人の間でのドイツ人とのトラブルです。日本人から見ると、西洋人は皆同じようにみえますが。 非常に楽しい紀行文でした。
中国を旅した者として共感。
私自身、一ヶ月半中国を旅し、著者と類似した体験をしました。 この本には本当にひとつの国と向き合った人だから こその深い洞察があります。よくある旅本ではありません。
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