2008年07月24日(木) 事件・犯罪の第1位は
『ゴーマニズム宣言SPECIALパール真論』!
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【くちコミ情報】
都合の悪い発言は無視をする
パール判事は、南京大虐殺を初めとして、日本軍の犯罪の事実を認めている。こうした大切なことを、小林よしのりは無視している。
専門家じゃないからこそ
専門家じゃないからこそ、視野の狭さから解放させてくれる良書。パル判事関係書は4〜5冊読みあさったが、一部の関係書物と違い、ストレートに訴えかけてくる。専門家・知識人は改めて「表現」の手段を考えなければ、論破できないであろう。もう、自分の国に誇りが持てない左翼知識人・自虐史観知識人・司馬史観信奉者は、今まで積み重ねてきた情報・知識を捨て去る勇気を持たなければ、日本の未来はない。街に出て、大衆を見ればおのずと答えが出るはずなのに、それを直視しようとしなければ、戦後民主主義の悪に洗脳されていることが分からないのは残念である。最後の病気の苦痛に耐えて来日したパルの無言の叫びを理解できないものは、自分を見つめ直さなければ、歴史を見つめ直さなければ、誇りを持てない三流国と呼ばれても仕方がない。自分はそれだけは避けたいと切に祈る。
パールの真意
小林氏による。パール論です。 さすがすばらしい切れ味ですね。小林氏のように第一次資料を丹念に読みこなす力があれば、このようにしっかり読み解けるということですね。 薄っぺらな学者のいいかげんな思惑にはもう振り回されないで、しっかり問題を見極める力を大切にしたいです。 法の真理を追究したパール、素晴らしい人です。
漫画を超えた学術本
普通の学者以上に徹底して検証した漫画を超えた学術本だと言える。 パール氏の名誉と真実を守ろうとした著書の熱い思いが伝わると同時に、また非常に勉強になりました。ところで、「虎太郎」さんとやら、あなたはきちんと著書をよんで評価を下したのか?読みもしないでいい加減な評価はやめていただきたい。
とても納得のいく内容です
国際法の専門家でもなく歴史学者でもない、漫画家による この本のほうがパール判事のいいたいことを的確に伝えている。 本の中でも言っているが、国語力の問題(かただの薄らサヨクがわざと間違えているか)。 専門家だとか学者とかいう以前の、資料を精確に読む、 内容の趣旨を精確にとらえているか、というはなし。 中島氏が精確にパール判決書をよめているとはとても思えない。 自分の信じているイデオロギーを最優先したという印象。
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【くちコミ情報】
「520人が死んだ」。これだけでは何も理解したことにならない
520人が死亡した墜落事故。遺体は、ある体育館に集められた。完全なものもあれば、あるいはバラバラのものもある(その悲惨さは本書に詳しい)。夏の猛暑の密閉空間。猛烈な死臭が充満する。遺族は泣き叫び、時に激しい怒号を日航社員に浴びせる。悲しみと不眠の作業の中、強い意志で医師、看護士たちは身元確認を粘り強く行う。周囲にはマスコミの目もある。関係者の誰もが過労でいらだち、わずかなことでももめごとがおきるピリピリとしている。日常と比較して信じられないくらい異常な、極限状況だ。とりわけ、「におい」のすさまじさは、この事故に思いをいたすときに、想像から欠いてはいけない重大な要素のような気がして、読後の強い印象となった。 この事故は私が小学校のころに起こった。当時は「日航機が墜落し520人が死亡、4人だけが生き残った」という風に頭で理解していたが、この本は、それが具体的にどういうことだったのかを、遺体とかかわるものの観点からつぶさに教えてくれた。どの箇所を読んでも涙なしには読めなかった。とりわけ、悲しみや、遺族への同情で、医師、看護士、警察など関係者が涙するのを読む場面では。 当時の関係者の中には、事故で人生観が変わったと言うものも多いそうだ。今われわれは本書を読むことで、それに酷似した何らかの変化を自分の内に感じるのは間違いない。極限状況についてはフランクルの『夜と霧』が名高いが、これとはまた別種の極限状況をあぶりだした秀作として、本書が多くの人に読まれることを望んでいる。
人生観の変わる一冊
この本を名作としているのは、筆者の高い描写力である。 筆者は自らの私見を殆ど交えることなく、 自らがかつて現場で見た遺体とそれに携わる人物を、 克明に、詳細に描ききっている。 この辺の書き方は、さすが、長年に渡り様々な現場を見て調書を取り続けてきた ベテラン警察官ならではと言ったところだろう。 その克明な描写ゆえに、この本からは遺体の凄惨さや検視官、遺族の苦悩が、 まるで実際に見ているかのように読者の目にも写りこんでくる。 読み終わった後は、「500の幸せな人生が一瞬で肉塊と化す不条理」とか、 果ては「人間とは何か」とか、色々と考えてしまった。 もちろん、このようなテーマを扱った作品であるので、 読んでいて決して気分の良いものではない。 思わず本を閉じてしまいたくなるような描写も多い。 しかし、検視現場に携わった検視官や看護婦は、 皆、「あの現場で人生観が変わった」と述べているそうである。 そのような現場を緻密に描写したこの作品は、 人生を考える上で決して損にはならない一冊である。 全ての人にお勧めしたい。
命の灯
この世は沢山の事件、事故様々な不条理が待ち受け人々の人生に影を落とす。 この不条理では多くの命が失われ、悲しみの渦が広まった。 亡くなられた命、その遺族の為に遺体の身元確認に奮闘する人々。 多くの悲しみが渦巻く不条理という深淵を警察、看護婦、医師達の熱き命の灯が暖かく照らす。 著者をはじめ身元確認に携わった人々の根底にある善意という灯は私とって眩しく暖かいものだった。
人生観が変わった。
このテの本を読む動機には誰しも少なからず共通の不心得的好奇心が存在するはず。本書は圧倒的なドキュメンタリズムで 決してTVでは知るすべの無い事実のみを記録した貴重な作品であり 気の弱い方では 完読すら危ぶまれます。しかし読めば読むほど この事故に遭われた方々 そして遺族の方々への同情の念と対岸の自分の好奇を恥じる気持ちが湧いてくる そんな一冊です。日航事故関連はもとより 様々な事件 事故 災害 戦争等のルポルタージュの中でも出色の作品と言えるでしょう。
日航機員と遺体確認関係者に敬意を表する
私のほかに大量にレビューがあり、ここまで読まれないであろうが、良い本だったので筆を 取る。墜落時、全行政機関および自衛隊は、ジャンボ機の墜落を全く予定していなかった。 本書は、警察官として身元確認班長として行動した筆者による体験記である。 想定と前例がない中、ほとんどがいわゆる離断遺体であり、体がバラバラになってただの小さな 肉塊になったものを含め、外部と完全に遮断した公民館においてその遺体確認作業と行なってゆく。 医師、歯科医師、看護婦、近隣の自治体の協力を得ながら、遺体確認の確実性に当然ながら厳しい 注意を求め、一つの遺体、遺骸、肉魂にも間違いをすることなくその親族らに引き渡した。 8月に発生した事件であり、遺体の痛みにも注意しなくてはならず、報道陣による遺体撮影を防ぐ ため、窓も全て覆いをかけて閉めきり、35度の中、睡眠をほとんどとらずに連日連夜遺体確認を 進めた。 いつまでも引き取り人がこない幼児の遺体に、筆者が毎日抱き上げ、頬ずりし、謝る場面である。 これは、このような奇跡的な作業がなされるには、関係者の全員が、 遺体に心情を同化させずにはおられなかったことを如実に物語る。涙なくして読めない作品であり、 また人というもののもつ素晴らしい側面を教えてくれる本である。日航123便のボイスレコーダ はYOU TUBEで聞けるが、日航機上の日航職員が最期まで落ち着いて職責を果たしたことがわかる。 彼らを含め、本件の対応にあたった全ての人々に対し、ここに敬意を表します。
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【くちコミ情報】
銀行とは実体を伴わない概念にすぎない。
複雑に見える(見せている)金融の内幕を少しだけ、わかりやすく伝えてくれる一冊です。 「入門」とありますが、素人がマネーロンダリングをするための指南書ではありません。 橘氏の書籍を通じて言える事ですが、何でもない事をさも大上段に見せることが上手い金融関係者と、 近視眼的な動き方しか取れていない政府・当局に対するシニカルな視点が子気味よく読ませてくれます。 本書が与えてくれる学びは、単なるケーススタディではないと思います。 「持てる者と持たざる者」、自分で自分の人生を選べるかどうかは「知識の有無、そして知ろうとする意思」にかかっているということ。 善悪の話ではなく、法制度や税制のギャップ、それに気付く智慧と努力をする者だけがその恩恵にあずかれるのだと。 一般の個人が実践するコスト・メリットのある話ではありませんが、 読み物として楽しめ、尚且つ、自分のポートフォリオを振り返る良いきっかけになります。
ファンド
1 ファンド(投資組合、SPE等)のメリットと デメリットを勉強して、教訓とすることが、 今後、グローバルスタンダードに足を踏み入れる 際に、大切だと思いました。 2 ファンドや銀行は、(小型)車と似ていて、現代社会では、便利な仕組みですが、 運転には、リスクマネジメントが必要です。
新書にしてはテーマが多い
マネーロンダリングは、「国家という地理的区画」と「世界を循環するマネー」の関係から生み出される「歪み」の産物なのかもしれません。いつか「マネーロンダリング」などというおどろおどろしい言葉(?)はなくなるのでしょうか? 本書は、いろいろなテーマが盛り込まれていて面白い(面白そう)なのですが、いかんせん、新書の薄さでは十分に捉えきれず(説明しきれず)、もっとページ数があればもっともっと面白くなりそうなのに・・という気がします。
マネーロンダリングとは、情報、法制度、主権との戦いである
これまでの橘玲氏の著書の中では、小説のマネーロンダリングの内容にもっとも近く、小説の内容の背景を膨らませて実例を交えながら解説したる本だと思います。 ただ、橘氏のほかの著書とちがうところは、一般庶民には縁遠い世界であるということ。この意味からも、いわば、新聞やニュースをにぎわせているいわるる「マネーロンダリング」ってどんなことがおきているの?という解説のための本だと理解してください。 本書の内容を要約するなら、マネーロンダリングとは、情報、法制度、主権との戦いであるということになるのではないでしょうか?
あ
橘れもnもとい橘あきら氏の最新作。いやあマネーの勉強といえば橘サンでしょう。週刊ダイヤモンド(笑)とかの儲かる系記事読むよりこっち読むべき。 マネロン入門っていう凄いタイトル。堅気の奴が入門するんかいと思ったが、マネロンを知ることで税法や資産運用や国際政治にも詳しくなれるからもっと勉強したくなった。 今も昔も、最強のマネーロンダリングは現金のハンドキャリーやて。 スイスに現金大量に持ち込もうとして箱にウソの商品名書いたら税関からクレーム来て「現金ならちゃんと現金てかいといてくださいよ〜」にはワロタ。次からCASHって書いたらすんなり税関通ったとか。さすが金融王国スイス。
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【くちコミ情報】
アンバランス
資料としてDVDを付けたのは評価できるが、出来が悪い。 現場の記者としての目線でいいことを書いているのだが、文章力不足。 当時の日航、自衛隊を突っ込むが、著者自身の偏見。 資料をよく調べ上げているが、真実がわからない。 結局、資料集としての価値はあるが、ただの資料の寄せ集め。
日航123便事故の「真相解明」をはばんだものは何か
今から20年前、1985年8月12日18時56分、日航ジャンボ機JAL123便は、長野・群馬県境の群馬県側山中に墜落した。しかし墜落現場の特定すらその日のうちには出来ず、4名の生存者(いずれも女性)が発見されたのは翌日の午前10時45分であった。 彼女たちの証言によれば、墜落直後しばらくの間は彼女たち以外にも生存者がいたことは確実である。自衛隊および警察による捜索・救難活動の遅れは致命的であった。なぜもっと多くの人たちの命を救うことができなかったのか。この事故で残された大きな課題の一つである。 現場に一般人を近づけたくない何か重大な理由があったのであろうか。墜落直後、現場上空に真っ先に到着したのは、在日米軍C130ハーキュリーズ輸送機(アントヌッチ中尉搭乗)だった。そして12日19時19分には、墜落位置情報を発信している。この情報は航空自衛隊中央救難調整所(埼玉県入間市)を経て、直ちに防衛庁空幕まで伝わり、そして日本航空にも非常に早い段階で達している。 米軍機に続いて、自衛隊機、民間機も現場上空に到着した。その他、各地のレーダーによる計測値も多数ある。計測、作図から地図への落とし込みまで、時間のかかる作業ではないようだ。このようにして求められた緯度経度情報は、いずれも墜落地点の回りに正確にバラついている。これだけの証拠がありながら、なぜ最後まで墜落現場は<長野県側>だったのだろうか。そこにはミス・リードを狙う自衛隊の強い意志表示が見え隠れしている。
堅そうだが、実は、”熱い”傑作
豊富な資料と着実な取材で、事故原因等の数々の意見を相反する意見等といろいろな並べらたかたちで描かれ、素人にわかりやすく、説得力がある。素人には、自衛隊ミサイル攻撃説や標的説のような意見につい惹かれてしまう。しかし、フライトレコーダーの記録等で分かりやすく解説されているのを読むと、なんて馬鹿なことを真剣に信じていたんだと気づかされてしまう。 特に、印象に残るのは日本の事故調査委員会の”後進性”である。責任追及と事故原因の究明を合わせれば、事故原因の追及は歪んだものになりやすい。そういえば、大事故が起こると、操縦者のミス説がまずでる。たとえミスがあったとしても、再発防止に大切なその背景が追求されない。福知山線事故のときもそうではなかったか。 事故調査委員会の改革こそ、今もっとも気づくべくことではないのか。
日航機墜落事故を風化させない決定打
日航機墜落事故の本は今までたくさん出版されてきましたが、この本がこの忘れてはならない事故の決定打になると思います。 「沈まぬ太陽」→「朝日新聞の24時」→「墜落遺体」→そしてこの「御巣鷹の謎を追う」の順番に読む事を個人的にはお薦めします。 しかしボイスレコーダーのDVDは怖い!ドキドキしながら見ました。
今までとは違った着眼点
新聞記者としての読み易い文章、今までとは違った着眼点は購入に価します、しかしどのように記載してあるのか興味のあった、自衛隊ファイア・ビー説やミサイル攻撃説には半ページのみで小説の世界の話だとか、現場を知らない意見にすぎないと切り捨てています。あまりに簡単に荒唐無稽と言い切っているので、逆になんでこんなに簡単に切り捨てられるのか疑問が増します。当然それに対する検証はありません、それまでの章が良かっただけに、大変残念です。結局付録のDVDに対する評価が、購入後の満足度を大きく左右します。
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備えあれば憂いなし
「サバイバルブック」の改訂版です。 『まさか』『ありえない』とか言う状況ばかりかもしれませんが、予備知識として知っているのといないのでは、雲泥の差になります。 私は海外に出かける時に、必ずこの本を持って行って読み直しています。
サバイバルの定義が変わった現代においては今一つ
私はかつて柘植久慶氏の(小説以外の)著作に衝撃を受け、 頭に叩き込もうと熟読したりサバイバル・グッズを収集したりしていた。 しかし阪神・淡路大震災によってサバイバルの定義が一変するのを 目の当たりにし、自分を深く恥じると同時に氏の主張に疑問を抱いた。 大災害の中にあって多くの人々が、助け合うことによって生き延びたのだ。 それ以降に起きた国内外の大災害においても同じだった。 それによって明らかになったことは、無人島や戦場ならいざ知らず 一般市民に必要なのは「手に手を取り合って皆で生き残るノウハウ」だ、ということ。 一方で氏が説くのは根本的に「自分(と家族)だけが生き残るノウハウ」であり (事実『あなただけが生き残る方法』というサバイバル本も書いている)、 この点の大きなずれに私は疑問を抱いたのだ。 極論すれば阪神・淡路や新潟クラスの大地震、あるいは インドネシア級の大津波の前では個人の備えなど吹き飛んでしまう。 また、犯罪への対抗手段は深く考えられていると思うが、 日本は正当防衛が成立しにくいと聞いている。それが正しければ この本の記述をそのまま実行するのは社会的に危険かもしれない。 生物兵器や核兵器に至っては、そもそも対抗手段自体がないのでは。 それを目的に作られる兵器なのだから。 「平和ボケ」という言葉を耳にするようになって久しいが、 この言葉を連発して喜んでいる人はさしずめ「戦争ボケ」とでも言えるだろうか。 それら全てを念頭に置いた上でなら、備えはあるに越したことはない。 その意味で星一つ追加。
重みのある文章に身が震える思いがした
ありとあらゆる天災、事故、疫病、テロなどを想定したサバイバルの書。 文章には平和ボケした我々とは全く違った重み、緊張感が伝わってきて 思わず、体が震えるような恐怖を感じます。 筆者の考え方は軍隊で鍛えられたものという印象が非常に強いです。 とにかく実践的。自分の身は自分で護る、そういうことを痛感しました。 文章が多少過激な部分もありますが、これくらいの認識がないと 犯罪の激増している今の日本では安心できないでしょう。 文庫サイズも持ち運びのために考えているあたり、さすがリスク管理が徹底しています。 是非、一読されることをお奨めします。
危機管理はもはや常識
フランス外人部隊やグリーンベレーに所属していた日本人は柘植氏の他には殆ど居ないだろう。 それらの部隊でのテクニックを一般人でも(何とか)使いこなせるようにマニュアル化したのがこの本だ。 突発的な危機に遭遇したり暴漢に襲撃されたとき、あなたならどう行動するか?まずはこの本で。 私は柘植 久慶氏の本を何冊か読んでいるが、どの本も非常にレベルが高い。
腹をくくったサバイバル術の指南書として
「サバイバル・バイブル」は全面改訂があるため過去の版も貴重な資料であると思う。新旧の版の中でも本書は「秀逸」である。 著者自身の経験から著しているため、類書は存在しえないといっていいくらいにハードであるが、語り口はさわやかでユーモア(ブラックユーモアか)もちりばめられてある。最後まで飽きさせないで読ませてくれる。繰り返し読める本でもある。 公的機関は大惨事から身近な惨事まで含めて「初動において」一般人を助けられない。結局は自己の力を頼みとするしかない。こうした超リアルな現実を考える手助けとなる。常備したい本と思う。
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休み休み読みました
あまりに気持ちが重く、息苦しささえ感じたので、どんどん読みたいのだけど、出来るだけ休み休み読みました。 気持ちの整理をしながら、心の中で内容をしっかりかみ砕きながら。 まだ読んだばかりで、感想を書く準備が出来ていませんが、最近読んだものの中では特に衝撃を受けた一冊です。 何とかしなければ、 何とかしてあげてほしい、 何か手だてはないのか、 そんな思いが頭の中に渦巻いています。
読んだあとが大事
私は平凡な会社員だが、多少福祉分野に携わったことがあり、この本の中にあるような世間一般から隠されている実態の一部は事前に知っていた(障害者の売春婦、ヤクザなど)。 この本が衝撃を与えたことに異論はないが、このような探索型のノンフィクションは読んだあと「では、どうするか?自分にできることは何か?」を考えるのがとても重要だと思う。 よく周囲に目を凝らしてみると、ヤクザが障害者を喰い者にしているような構図が見つかるかもしれない。本の中の人は一般論としてかわいそうだが、周囲の障害者は何をするかわからないから怖い、というダブルスタンダードが問題を見えにくくしているのだと思う。 山本氏の功績は、刑務所に入って障害者受刑者の実態をリポートしたこともあるが(ケガの功名?)、それよりも、日本には日本人が直視しようとしない問題がいろいろとあって、それを明るみにしたことだろう。 文章表現でやや大げさだったり、違和感を感じるところも若干あるが、それを補って余りある意義ある本だと思う。
世間の人がこういう実態を把握していない
一体どれだけの人がこの驚愕の事実を知っているだろうか。 そのへんにいくらでもあるおもしろおかしい刑務所の本とは全く違う。 刑務所は私たちが生きている社会の縮図だ。彼らの中で「言うことを聞かないと刑務所に送られるぞ」「刑務所なんて嫌だ。俺はここにいたい」もちろん刑務所内の会話である。中にはどうやって刑事事件の取り調べや裁判を受けてきたのか首を傾げてしまうような人もいる。 またそれぞれの障害についても詳しく書かれ、刑務所が今抱える問題とともに、社会で他人事と割りきる私たちも関心を持たなければならない。 あらゆる方々に読んでいただきたい作品です。
刑務所の中が一番暮らしやすかった……
福祉施設からは触法障害者として受け入れを拒まれ、一方、厚生施設(身元引受人のいない受刑者の出所後の受け入れ先)からは、障害者は絶対に受け入れてもらえない。 行き着く先もなく、そしてまた犯罪を重ねて、刑務所に戻ってくる……。そんな、なんとも切ない事実を初めて知った。 「出所後は、刑務所での作業賞与金一万五千円で飲むだけ飲んで、後は人に迷惑にならないような方法で死ぬだけ」「障害者は生まれたときから罰を受けているようなもの。だから罰を受ける場所はどこだっていい。また刑務所の中に戻ってきてもいい」「これまで生きてきたなかで、刑務所が一番暮らしやすかった」 彼等の多くは、無銭飲食や置き引きといった軽微な罪での服役だという。福祉が関わり、身元引受人さえいれば、何も実刑判決を受けるような罪ではないという。 筆者の、 「福祉は一体何をやっているんだ。そう叫びたくなる。もちろんそれは、私自身に対してもだ」 という言葉、「私自身に対しても」というところが、この本の説得力を支えていると感じた。筆者自ら罪を犯し受刑し、そこで見た事実が、その後の筆者の人生を大きく変えていった様子も、人間の生涯の機縁を考えさせられる。 書かずにはいらなかった、伝えずにはいられなかった……筆者の辛く熱い気持ちが籠もった作品だと思う。
世間の常識と現実の乖離を描き出す本
今年の犯罪白書が特集で取り上げたように、最近の犯罪情勢においては、再犯を問題とすることが多いようだ。特に高齢者の犯罪が顕著だという。 同じように、知的障害を持つ人たちの犯罪(や再犯)も、近年まで等閑視されてきたものであるが、著者の前作「獄窓記」によって脚光を浴びることになったことは周知のとおりである。 本書は、これまでタブー視されてきた知的障害者や高齢者など社会的弱者とされる人々が行う犯罪を、冷徹な視点で直視しようとするものである。見たくないものを直視することは確かにつらいことだ。だが、著者はあえてそのような作業を引き受け、社会的弱者である人々が犯罪に立ち至る原因を突き止めようとする。そして、そのような人々が犯罪を行わないようにするために何が必要かを、事実をもって語らしめようとする。 これまで、裁判所や刑務所などのいう「社会復帰論」が机上の空論でしかなかったことを関係機関は重く受け止めるべきだろうし、私たちも私たちのもつ「犯罪者」のイメージを改めるときが来ているように思われてならない。 同じような視点で、刑務所での犯罪者の実像を描くものとして、浜井浩一の「刑務所の風景」がある。こちらとあわせて読むことで、理解はより深まると思う。
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筆者は死刑反対派だが、肯定派も認めた公平感のある本
前半はよくある単なる死刑反対派の読者洗脳本かと誤解を受けやすい内容でしたが、中盤からは実経験に基づいた小説仕立ての、どうしようもない死刑囚や、演技で死刑逃れした人の記述等があり、あとがきでは、筆者は死刑反対派であることを明言したのに関わらず、賛成派の学説にもきちんと触れており、筆者の個人的意見を読者に押し付けない良書と思いました。
気が重い・・・
終始死刑について書かれているので、読んでいて非常に気が重い。集中し、エネルギーを使うので覚悟して読み進めていただきたい。刑務官の目線から死刑を描いていて、リアルさはこのうえない。 死刑の過酷さ、悲惨さを知ったからといって、世の中の犯罪が抑止できるかわからない。また、被害者感情が緩和されるのかもわからない。ただ、死刑制度に目を背けて社会を生きるには、図々しさを感じ、あまりに陽気で、危険な国民感情かもしれない。 司法にもっと興味を持ち、国民が成熟する必要があると思う。
権力が人を殺すということ
懲役刑の延長が死刑でない訳で、腕一本とか眼玉2個とかで罪を購うことがどうかと。 被害者の遺族が極刑を望む気持ちはやっぱり犯罪被害者でないわが身にはよくわからない。刑を執行する刑務官の、家族にも近所の人にも言えないようなそういうことって何とかならないのかと。 行政の力が強すぎる近代国家においてはやはり死刑はよい刑罰ではないように思いますが。
元刑務官だからこそ書けた
著者は元刑務官なので、さすがに細かいところまでよく描かれている。 死刑が決まってから、何年も死刑囚とコミュニケーションをとっていれば、刑務官にも親しみが沸いてくるようだけども、その死刑囚の死刑を執行するのもまた刑務官であるところが、一番つらいんじゃないかなあと思う。 これが「死刑のすべで」ではないだろうけど、死刑制度の是非を論じる際には必ずこの実際に執行する「刑務官の目線」というものが必要になってくるだろうから、それを知りたい人にとってはちょうど良い本だと思う。
元当事者だからこそ深くメスを挿入できた書物
私達一般人は、拘置所はおろか、刑務所内の実情とは縁が無く過ごす事が多い中、本書は更に死刑囚にスポットを当てた快挙の書と見るべきだろう。重要な部分は、元刑務官という当事者が書いた部分が大きい、大抵この手の書物だと自分の勤め上げた愛着から保身に回り、擁護的な文になりがちだが、本書はそれとは全く相反した内容である。例えるなら企業内告発に似た雰囲気が掴み取れ、そういう意味では快挙というべきだろう(但し語り口の雰囲気から少々デフォルメ感も感じられるので読み手によって情報精査して読む必要もある)。しかしながら、その多少の誇張感故に中盤からはグイグイとひき込まれる内容でもあった。 一番大きいのが人間模様だろう。死刑囚でも様々な人々にスポットを当て、その人種も様々。本書を読んで驚いたのが、全てとは言わないが一部の死刑務所では全く統制が取れておらず、房内でAV鑑賞会を行うほど規律は乱れ、囚人が刑務官を顎で指図し、強迫するような天地逆転の所もあるようだ。対して刑務官の世界では、完璧なまでの地位ピラミッドが形成されており、出世や銭で歪んだ見方しか出来ず、囚人の扱いを等閑にしてしまう程の状態にもなっているようだ。そこで本書中盤では、上記の「囚人の暴走」と「刑務官の腐敗」が焦点となって話が進む。この当りが一番のハイライトと思われる。いわゆる「叩き上げ」ノンキャリアの刑務官が荒れた刑務所に送りこまれるという内容だ。話しとしては小奇麗だが、実際の所叩き上げ潰しのために送りこまれた実体が、腐敗を裏付けている。 本書を読む事で更にこの国の「終身刑」が無く、実質懲役20年の「無期懲役」と「死刑」の圧倒的な刑期の開きを実感することにもなった。この国には死刑議論を語る前にまず、終身刑を導入する必要があるかもしれない。
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心にナイフをしのばせて
昭和44年に発生した少年による同級生殺人の被害者家族の約30年の軌跡と,加害者の現在の様子を綴るノンフィクション。 この本を読むことで,少年犯罪においては被害者が苦しみ,加害者が法の「保護」の下で過去を隠して生きられるという世の中のいびつさを感じられるだろう。 悲しみや憎しみを押し殺して暮らしてきた被害者家族の姿は,哀れである。しかし,加害者への恨みを周囲に露わにしない姿には,尊さすら覚える。 よく少年犯罪には「更生」という言葉が付きまとうが,更生するとはどういうことなのか考えさせられる。少年犯罪が多発するとされる現代において,深く議論されるべきテーマだと感じる。
本の方向性に、疑問を感じる
猟奇的に殺害された少年加害者による、犯罪被害者家族の30年以上を経た今も尚続く事件からの波紋を、妹や母親の語りを主体に文章化している内容で、加害者が弁護士として経済的に成功していながら賠償金も謝罪もなく暮らしている点と比較して、読者はとてもひどい怒りをもつだろう。 そして、その怒りはどこへ向かうのか? 加害者が遺族に「心から詫びる」ような矯正教育が難しく、それをもって「更正」とするのであれば、それは厳罰化と、国による加害者の生涯に対する管理制度、被害者給付金の大幅な増額であろう。 あとがきもそう誘導している。 酒鬼薔薇以降、厳罰化は進んだが、被害者救済は目に見えて進んではおらず(地下鉄サリン事件には3000万を上限にした)、少年・成年とも重大犯罪数が減少しているにもかかわらず、人々の不安感は連日のワイドショーで掻き立てられ、監視カメラが街中いたる所に設置され、頻繁に警官に職質されるような、より生き辛い方向へと自己完結するような社会となっていくように、遺族への感情が利用されているのではないだろうか? 遺族の悲しみは、少年加害事件だけでなく、成人加害事件、交通事故、遭難事故、企業による過労(自)死、行政の作為・不作為による(原爆・公害病の患者認定、薬害、石綿、社会保障制度の支給拒否などの)見殺しのどれによるものも違いはなかろう。 ことさらに、社会のひずみが1番弱いところに出ているとも言える、少年事件だけに特化するのではなく、むしろ行政や企業に着目させないようにしている意図を感じる。 ところで、遺族が実名なのは、どうしてなのか? 居所も尋ねようと思えば分かるような書き方だが、実名を遺族が望んだのかについては触れられていない。 本書は、たいそう売れたようだが、遺族が再度野次馬の好奇な目にさらされることのないよう配慮してあるのかと、更にギモンが膨らんだ(加害者の弁護士は、その実名や経歴の詳細がネットにさらされている)。
ハッピーエンドは?
つらく悲しい被害者家族の心の叫び。 最後はせめてハッピーエンドで終わってほしい。 そう切に切に願いながら読み進んだ。 が、弁護士となった加害者からの謝罪は結局なかった。 それどころか、被害者の母に対する侮辱的発言。 加害者は、これまでの人生をどのように過ごしてきたのだろうか。 加害者は後悔することも懺悔することもなかったのだろうか。 加害者は被害者家族のその後を、せめてもこの本を通して知ってくれたのだろうか。 そして何か感じとってくれたのだろうか。 酒鬼薔薇事件をきっかけに、加害者は何十年ぶりかに、社会的制裁をマスコミをきっかけに追ってしまっているのだろうか。 加害者は被害者家族に暴言を吐いてしまったのは、被害者母が陥った自己防衛による記憶喪失と同じで、自己防衛のための暴言であったと願いたい。 加害者は弁護士という職を通じて、真の弱者のための社会貢献を目的に生きてるのだと願いたい。 どうか、被害者家族に謝罪を行い、せめて被害者家族の苦しみを今からでも和らげてほしい。 少年法に対する考えは人それぞれである。 個人の感情を抜きにして、日本という国で考えてみる。 公正しない、いわゆる、クズ人間となった加害者が世の中にでて再発をするのか、 まともな人間のフリをして、犯罪を犯すことなく税金を払う人間になるのか、 犯罪者を簡単に死刑にはできないのはもちろんのこと、その後の日本社会全体にとっては何がよいのだろうか。 もちろん被害者家族のことは忘れてはいけないし、とうてい忘れることはできない。 加害者の気持ちを、加害者の心理を、もう一歩踏み込んで社会に教えてほしい。 酒鬼薔薇少年は今どこで何を思い、何をしているのだろうか。
視点
加害者の視点・被害者の視点、事件には様々な視点がある。 この本は「被害者家族の視点」によって綴られている事を念頭に置きたい。 従来は加害 |