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   女性学 の売れ筋最新ランキング   [2008年08月09日 03時43分]
2008年08月08日(金) 女性学の第1位は 『会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール』!
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¥ 1,512(税込)
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カスタマーレビュー数:27

くちコミ情報
やっぱり女性対象でしょうか
 「若者と女性が教えてもらえないキャリアップの法則」ということですが、若者よりも女性読者を意識しているように感じます。  産休の話など女性限定の話題もありますので一概には言えませんが、若者にとっては出生したいのであればまあ押さえておくべき基本事項のように感じます。が、女性読者を対象と考えた場合日本でここまでクールになれる人はなかなか難しいのではないかと思いました。  仕事をベースとして出産を考えることができるような、結婚後も仕事を続ける気概のある女性でないと本書にはついて行けないのではないでしょうか。  賛否両論だとは思いますが、会社でバリバリ働きたいという女性でしたら本書はとても参考になるのではないかと思います。ただし本書で述べられていることが絶対というわけでもなく会社の雰囲気・社風によって「本当のルール」は異なるはずですのでガチガチに固定観念にとらわれてしまわないように気をつけた方がよいと思います。本書の答えはあくまで一例と考えてください。
これから会社勤めをする人、内定を勝ち取った人に
これから組織に入って働く人は、 念のため読んでおいたほうがいいのかなと思います。 なるべく早く読んでおいたほうが いざ働き始めてうまくいかないようなとき、 思い出すことができていいのかなと思います。 でもこれは、仕事ができるようになるための本ではありません。 成果を出した自分がきちんと評価され、 どんどん人間の幅が広がるように手助けをしてくれるような内容です。 自分を謙虚に磨きつつ、ここに書かれていることを理解していれば 手ごたえのある毎日が過ごせるのでは、と思います。
自分軸を正してくれる指南書
仕事を行う上でぶれてた自分軸を正してくれる本。 特にほめられることと評価されることは違うというくだり。 こ・こ・かー。色々な場面を思い返して合点がいった。ようやく。 つくづく思うのは女性と仕事は次の段階にいった。 適職探しー、自己表現ー、自己実現ーどれもよいテーマだけど そこにリアルさというスパイスがかけていたと思う。 それを払拭してくれた1冊。 自分軸が明確になった、さて次はどうする?
同感です。
女性の世代別 背景 時系列に納得! 女性でもジェネレーションギャップという言葉でくくれないくらい 出来事・背景が細分化している現代には、自分史などの出来事冊子にも このくらい細かな記載が必要かもしれませんね。
フェミニズム2.0 みたいな
最近、Web2.0に習って、新しいフェーズに来たことをxx2.0と表現するのがはやっていて、正直気恥ずかしいのであるが、あえてやってみました。 今や先進的な企業では男よりも女を優先して上位の職位に引き上げるようにしており、そういう意味では女さえやる気があれば男以上に有利な状況になってきているのは周知の事実だろう。 結婚したり子育てしたりということがハンディになるわけでもなく、むしろ励みになると著者は言っており、もはや、女一人一人の心構えしだいということになってきています。 さあ、どうしましょう? ちなみにあなたは小中学生の頃、率先して学級委員や生徒会長に立候補するタイプの人でしたか? もし、なるべくリーダー的な立場に立ちたくないなあ、と思っていた人なら、ちょっとつらいかもよ。上位の職位につくっていうことは、とりもなおさず、人の上に建ち、リーダーシップを発揮する、ということだから。 そういう意味ではフェミニズム2.0というか、フェミニズムですらない、そういう時代になってきちゃっているんだと思った方がいい。


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カスタマーレビュー数:2

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一概にに「男」「女」を当てはめなくても
 会社は男のルールで動いていて、それは女のルールと違う、という話。  いちがいに「男」「女」と分けるのはあてはまらない部分が多そうだけど、 プライベートな関係におけるルールと、ビジネスのルールは違う、という 意味では納得できたし、けっこう面白かった。  やっぱりアメリカ人の本だなぁ(日本人と違う)と思う部分と、 へぇアメリカ人でもそうなんだ(日本人と同様)と思う部分と、両方あって、 そういうところも興味深かった。  欲を言えば、同テーマで日本人が書いたほうがいいと思いますが…。
男性目線でも面白い!!
私は男性ですが非常に面白かった。いわゆる「話を聞かない男、地図を読めない女」系統の本ですね。それの実践編と言う感じ。本気で読むと怒りだすひともいるかと思いますし、軽く読むと楽しく為になっていいですね。 > (男)勝つためにはズルをしてもいい⇔(女)ルールは絶対に守るべき この辺はリアルにどうかな?と思いました。恋愛を「男VS女」とすると現代社会では明らかに男の方がルールに忠実で女性はズルいですよね。日本のみならず世界中の男は、ウルトラGや抜け穴を「汚い」と卑怯だと感じるせいかもしれません。またヒラリーさんとオバマさんでは、明らかにヒラリーさんの方がダーティな感じがします。恐ろしく攻撃的で「法の範囲内なら何でも」と言う感じがしますし。 本気で捉えると混乱するのであんまりマジメに捉えず面白がると最高の本です。 実際、女性ばかりの職場で苦しむ女性も多いですし、女性と一緒に仕事する男性も増えています。このような本で1度、理論的にスッキリすれば人間関係が少し楽になるんじゃないでしょうかね。「対女性の関係」については小出監督の本や原田隆史さんの本など女性スポーツ指導者の本が良いかもしれません。失敗を経て成功へ進んでいるので、より実感しやすいと思えるからです。しかしそれにしてもタイトルがいいですね、この本は。


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くちコミ情報
理想はどうした上野!?
そう問いかける小倉さんの「嘘や!」という叫びに「それが現実ですから」と切って捨てる上野さん。 こんなにハラハラする本は私には珍しかった。 フェミニズムは衰退したか?といったテーマで「盛り上がってたときなんてある?」という上野。彼女の講座で学んでもやっぱり結婚したいという生徒さん達「可愛いカップ揃えたいもん」とは参った。 「結婚?理解できん」と世間に訴えかけてもやっぱり女性にとって生きにくい社会には変わりないじゃないかと途方に暮れて小倉さんひきこもり。 それにたいして「割とロマンティシズムがおありで」と上野さんは言うが、彼女は彼女で「それが現実」という諦観がにじみ出ているセリフを吐いていたり、先達の血で滲んでいるフェミニズムを今後どのような人たちが受け継いでいくのかが気になる。
興味深いけれど
フェミニズムについて知りたくて、 他の関連書籍とは違いとっつきやすそうだったので購入。 鋭い切り口の漫才のような対談で、楽しく読めました。 が、「結局フェミニズムってなんなんだー?」という疑問が残りました。 定義などは調べれば分かるんですけど、 なんか漠然としていてイマイチ掴めません。 専門にしている人には良書かもしれませんが、素人にはどうでしょう。
対談のいいところが出ている
フェミニズムの食わず嫌いは損ですよ、と思わせる本。現実を見据えてる割に意外と繊細な小倉千加子と残酷なくらい突き抜けている上野千鶴子。時に同意し、時に批判し合いながら、なんだかんだと話が続いていくのが面白い。対談のいいところが出ていると思う。 ただ「フェミニズムは一人一派」と断言するなんて学問の一分野としてどうなの?という疑問は湧く。それにしたって全くイデオロギーの違う人たちが共存している分野は他にもある訳で、そういう主張が出てくるのも分かる気はする。そしてフェミニズムは続く、のか?
どつき漫才で学ぶフェミニズム
どつき漫才なんだけど、けっこうシビアに削りあうのでびっくり。どつき漫才を通じて、日本におけるフェミニズムの歴史、現在の情勢論、課題、二人の立ち位置などについての大雑把な知識を学ぶことができる。上野は官僚のように怜悧でありながら浮世離れしているし、小倉は単なるおばさんなんだけど現実感覚に優れ、理論との整合性が上野より取れている。この本を読んでやはりフェミニズムって消滅したのかなという思いにかられる。定義不能な「一人一派」の思想だからというより、リベラル・フェミニズムとラディカル・フェミニズムの分裂の話などを聴くと、もう延命する意義が尽きている感じがする。リベラルが制度と結託し、体制の内部に繰り込まれる一方、ラディカルはより思弁性の過剰な追求に向かう。性的自由の確立をプライオリティに最上位に掲げ、男女関係を法的に規定する「結婚制度」を否定するのであれば、法制度そのものから「結婚制度」の抹消する方向で運動すべきであるはずだか、さすがに現実性がないのかそうした方向には向かわない。上野が「理念が現実を変えてきた歴史はない」それは「説明」であり「解釈」だ、「現実の後追いだ」という時、それはすでにフェミニズムが現実に対して約束された未来への透視図として機能していないことを、自己了解していることを意味している。かたや体制の中で自己実現を遂げようともがき、かたや過剰な思弁性の中でマイノリティの自己記述へと自閉していく日本のフェミニズムの混迷を、徹底して懐疑することで生き抜いてきた二人の代表的なフェミニストから知らされることに、やはりある種の感慨を感じざるをえない。
フェミへの距離が縮まる
フェミニズムとかジェンダーと聞いただけでアレルギー反応を起こす様な方でも、とりあえず一読されると、今まで気がつかない視点でものごとが見れるようになる本だと思われます。上野千鶴子さんは、研究者でありながら、学術用語を多用せず、「難しいことを判り易く」且つ「面白く」書いてくれる方だと思います。「難しいことを(より)難しく」書くのが得意な研究者は多いと思いますが。。。。


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労働被害に遭う前に・・
私は実際、労働被害に遭ってからこの本を購入しました・・・ 『パワーハラスメントなんでも相談』という題名でちょっと頼りない 内容かな??と思いつつ購入しましたが、かなり充実した内容でした。 この本を参考にして使用者との交渉時の資料を作成できたくらい!! 本書登載判例は、昭和中期から最近の判例まで非常に多く、また、 通称事件名だけではなく、判決の年月日、裁判所、資料名も載って いるので、その後、判例の詳細検索もすぐできました。 ただ地裁判例が多いので、実際の交渉時では、使用者側・労働者側で 疑義が生じますね・・・。 労働者としての権利主張をする前に、突然の労働被害に遭う前に、 労基法や就業規則をしっかり読み込み、その上でこの本を読む事 をお薦めします。
上場企業であろうともと勝ち組(?)であろうとも
本書には、判例として実際の会社名も記述されています。 いわゆる勝ち組企業の名前もあります。 会社のために人間があるのではありません。 人間の営みの結果会社という組織があるのです。 具体的に、現状被害にあっている方はQ29から読むとよいかもしれません。 本格的には、労働基本法と民法の知識が必要になりますが、まずは、どの法律に抵触するか、やるべきことを知りましょう。


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くちコミ情報
入門書としても読めるが
 伊田広行さんのネット文献でこの書が紹介され批判されていたので、どんなものだろうと興味をひかれ読んでみました。  どちらかといえば、ある程度ジェンダー論に精通した人に新たな観点を提供する書と思えます。もちろん今の時勢を正しく把握していることを前提にすれば入門書としても読めます。  性役割を説明するのに、ニクラス・ルーマンの「規範的予期」と「認知的予期」の概念を導入して説明しているのは、なかなかよいアイデアだと思いました。バックラッシュ勢力からの批判の誤謬を、新たな観点から指摘しているのもおもしろいです。  ただ全般に、ジェンダーバイアスで得をするのは概ね男性であるなど、人生経験の乏しい学者の著すものはこの程度かといううらみも残りました。伊田さんを読んだ後だったからかもしれません。
怠惰な思考を排す
ジェンダー論について、深く啓蒙する書であるとともに、 普段、何気なくあるいは無意識に前提してしまっていて、 その矛盾に気づかずに加担してしまっている物事に対して 強く目を開かせてくれる。 そんな本当の意味で使える1冊であるとともに、世界の物事について 応用範囲の広い書物ともいえよう。 ただし、著者は「考えるプロセス」「思考すること」の重要性を 説いてやまない。悪しき実用主義を有害とさえ述べている。 「わかる」とは「分ける」ことに過ぎず、それはジェンダー論の俗流理解そのものの現状にも通じる。 そして、半可通な利用は確信犯的な悪用をも含めて、偏見の助長、無知蒙昧の蔓延、一層の環境悪化に帰結する。 安易に分けることでもって理解した(わかる)とする傲慢さは、怠惰や心の弱さにもその原因をもつ。 これこそ端的に差別そのものである。そこで起ること、それはすなわち「俗情との結託」と呼ばれるものだ。 世間の大半の書物が、書物本来のもつべき「自ら考える」ことを結果的に放棄せよと連呼しているような なかで、本書のスタンスは希有のものだ。 上野千鶴子が推薦しているかどうかにかかわらず、本年のベストブックの1冊となろうことは疑い得ない。
なにもかも興味深い本。
社会学者が現在、「ジェンダー」をどうとらえているのか興味深い本。 上野氏の帯書が面白くて、つい読んでしまいました。 最近よく見られるのが「ジェンダーには、実は4つの意味があるんです」という説明。 混迷を続ける日本の「ジェンダー概念」を整理するには、それしかないと私も思います。 初出がどこになるのか確認中ですが、著者もこの説明を採用しています。 しかし、「4つのどれにも社会的性の意味がある」というところで どうしても引っかかってしまう。 社会学者の立場ならそう考えてしまうのも良く分かります。 でも、ロングマン英英辞典でgende を引くと male(産まない性)かfemale(産む性)かの事だと書いてある。 2007年に刊行されたロングマン英和辞典には、 文法的性と生得的性の2つの意味しか出ていません。 それに、「社会的文化的につくられた」なんて解釈、英英辞典で見たこと無い。 医学の分野で「gende diffe ence in t eatment(治療上の性による違い)」 という使い方をしますが、これは投薬上、「子宮のあるなし」等が問題になるから100%生物学的性の意味。 実際のところ英文のgende は「(生物学的な)性」として読むと 案外、綺麗に意味が通ることがほとんどだったりする。 英英辞典に限らず、日本のジーニアス英和辞典にも「古・(生物学的)性」とある。 僕はいつも辞書や現実の用法と、社会学者の見解の差に立ち尽くしてしまう。 「ブレンダと呼ばれた少年」の書籍の話は面白かった。 この書の著者は、この出版社が偏っているならば、日本での出版を差し止めたいと言っているとか。 しかし、現時点で出版は止まっていない。 どうもインタビューで「この書の出版社が南京大虐殺の事実を否定していますが?」 といった変な形で前置きされて、この書の筆者に出版社の立場を変に誤解させたのが真相のようだ。 (「ブレンダ」の筆者は歴史の専門家ではないから、さぞビックリしたことでしょう) ・・「ジェンダー」関連の(ツールとしての)用語は、調べれば調べるほど、本当に本当に面白く、夢中になってしまう。 とにかく、手元に置いて、何度も読み返したくなる興味深い本でした。


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本書は『Gender Trouble』の日本語版である。数あるジェンダー学(性差学)関連書の中で最も社会に影響を与えた1冊であり、かつ最も著名なのが本書。著者のジュディス・バトラーは、自身が生んだこの分野での草分け的議論に対して寄せられた批判的反響について説明している。にもかかわらず、フェミニストの古典にまでなった持論について、著者は見直したい気持ちを抑えつけた。
性意識と生物学的な性の不一致に苦しみながらも前向きに生きていたり、生きようとしていたりする人たちがまっとうな生活を送れるために、もしくは送れる可能性を高めるために本書を世に送り出すことにした、とバトラーは言う。
本書は、フランスフェミニズムの範囲の狭さやその基礎となった人類学のあり方を批判するだけでなく、これまでのジェンダー学に関するパロディーを用い、性差の決定に関する遺伝学的研究に文化的偏見が見られることや、性の形成を自然に起因させることに関して、重要な見解を示している。
ジェンダー学の入門書であり、大学のカフェで読むには刺激的な1冊である。(レジーナ・マーラー)

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「ジェンダー」の悲劇
作られた「自分らしさ」を感じる本 著者の不自然な主張が気になり グーグルのイメージ検索で著者の顔を色々と調べてみた。 そこには不自然に男性化した風貌の痛々しい女性の姿があった。 いわば、完全に「ジェンダーの虜」になっている姿だった。 よくありがちなのが、親の嗜好によって、あるいはそれに反発させることによって 「親が女の子を『男らしく』育ててしまうこと」。 女の子にウルトラマンなどの『男モノ』を買い与えて喜ぶ親は多いが、 男の子にシンデレラなどの『女の子モノ』を買い与えて喜ぶ親は知らない。 これも一つの「ジェンダー問題」だ。 「ジェンダー問題」は、突き詰めれば「親子問題」だとどこかで読んだことがある。 全体を通じて「悲劇的な何か」が痛々しく伝わってくる本。
様々であることを許容する世の中に
 長女は、特にすすめたわけでもないのに、数あるキャラクターの中からウルトラマンを選び取り、ついにはつなぎのスーツを愛用するまでになりました。本当にいろいろな子どもがいます。そして大人がいます。  ジェンダーという言葉は、それ自体が一つの主張を持っているとも考えられます。そのため人によっては使う(あるいは使われる)のを嫌ったり、ためらったりするのかもしれません。個人の意思に反して性役割を押しつけられているという1つの主張を感じ取るのかもしれません。しかし現実にそのような押しつけ=不条理は確固として存在します。実に多岐にわたり。  特定の人たちだけでなく、およそ全ての人が「個性」や「自分らしさ」ということを、もう一度さらに深く考えるきっかけとなる書だと思います。
フェミニズムの本だろうか?
 ラディカル・フェミニズムの教科書として定評のある本だが、わたくしは(男性ということもあるが)そのようなものとして読まなかった。  この本の「女性」という単語を、別のマイノリティ(「アイヌ」でも「障害者」でも何でもよい)に置き換えて読んでいただきたい。そうすると、わたくしのいわんとすることがお分かりだろう。このように読解すると、本書はラディカル・フェミニズムからラディカル・ヒューマニズムあるいはデモクラシーの本へと豹変する。幅広い学識に支えられて書かれている本書を、単にフェミニズムの本とだけして読むのは非常にもったいない、とわたくしは考える。  なお、性の問題を100%構築主義的にとらえるのはさすがにマチガイだろう。上野千鶴子や小倉千加子といった質の悪いフェミニストの議論を聞いていると、「男性の性欲は先天的・本質的だが、女性の性欲は100%後天的に形成されたものだ」と彼女たちが考えているとしか思えない(そしてその暗黙の了解の前半部は正しいのでは?)。彼女らの「性は全面的に言説によって構築されたもの」との主張は、それだけでもウソがあることがわかる。そして、残念ながら、この点においてはバトラーも同じ轍を踏んでしまっている。性は本質主義+構築主義の両面で捉えることこそ妥当なみかたであろう。
衒学的な「トンデモ本」として楽しめます。
「はじめに自分に都合の良い結論ありき」の本です。 著者のバトラーは文学教授でありながら、 自分の考えを正当化するために、心理学や医学にまで踏み込んで、 都合の良いように勝手な引用をしています。 p 「宇宙人はもう来ている」といった本を書くトンデモ本作家が、 畑違いの遺伝子学や、医学、歴史を都合の良いように引用して、 あらかじめ決められた結論へ読者を誘導することがありますが、 この本の構成も、それとよく似ています。 p レトリックが高度なので、学生は引き込まれるかもしれません。 その意味では、女性学を教える立場からすれば「おいしい本」です。 副教材として、4年間は学生を煙に巻くことができるでしょう。 p 「衒学的」ということがどういうことなのかを知るためには良い本です。
きわめて刺激的な書
「生物学は宿命ではない」、ジェンダーだけでなくセックスも文化的構築物だと著者は言う。基本的にはフーコーの線だ。「まったく別物で相互に関連性のないさまざまな性機能を隠蔽して、人為的に一つに統合するのが・・・セックスの単声性という誤った観念」p173だと言う。 p  第三章の「結論としての非科学的な補遺」が面白い。外性器の形態、染色体のXXとXY、さらにミクロなDNA域(ある生物学者が発見したと自称した)のどれを基準に取るかによって、「男」か「女」か違ってくるという批判。 p  訳者の指摘が重要だp292。すなわち、フーコーの『性の歴史』など、「セクシュアリティ」が「性」と翻訳されたので、セックス ジェンダーの対概念の根底にあるセクシュアリティの意義が見失われた。むしろ、活動や行為としてのセクシュアリティが「セックス」や「ジェンダー」概念を絶えず再生産するのではないか。セクシュアリティを中心にした三元性なのだ。バトラーは「パフォーマティブ」とよく言うが、これが言語的な側面のみを言うのかがよく分らない。  フーコーの「言説主義」(すべては言説によって分節されたものだ)を、言語以外の「パフォーマンス」を考慮に入れて少し穏当化したのか、それともさらに極端な方向へ「言説主義」を推し進めたのか、どちらだろうか。


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葉石かおり氏の新作「実践! おひとりさま道」は、 「かっこいい女は『おひとりさま』上手」を、より 楽しくわかりやすくした内容、といえます。 p とても楽しいマンガを加え「おひとりさま」と言う スタイルを、より親しみやすく解りやすく説明して くれています。 ただ、あちこち掲載されているエピソードが、割に 深刻で、考えさせられる内容になっていました。 真面目に言うと「やさしさ」ってなんだろう? と、言う感じですね。 p 「リッチに豪勢に楽しむ」ことが「おひとりさま」 でなく、「ひとり」と言う時間と状態を楽しむこと こそが「おひとりさま」であることを、あらためて 学びました。 p あなたの近くで、急にきれいでカッコ良い女性の方 が増えたなら、その人は「おひとりさま」を実践し ているのかもしれません。


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上野千鶴子の主張も凡庸になったものだ、と思った。 それだけ(少なくとも言説的には)上野氏の望んだ世の中になったということなのだろう。 本書は対談形式だが、それぞれ相手の言うことを臆面もなく否定しつつも 話がポンポン進んでいく様が痛快である。一気に読めた。
痛快かつ「気づき」を与えてくれる対話
 女性が生きていくことの難しさについて正面から向き合ってきた賢い女性同士の対話だけあって、大変読みやすく、自分も二人の会話に参加しているような感覚で読むことができた(弾丸のような会話で攻めてくる上野さんもものすごいけれど、それに怯まずにここまで率直に答える信田さんはもっとすごいと感心)。  内容は、タイトルから想像できるようなテーマとはずれたものも多く、幼少時の性的虐待や家庭内暴力など、良く言えば守備範囲が広く悪く言えば散漫になっているようにも思える。30代未婚女性をとりまく情況にテーマをしぼった方がよかったのではないだろうか。  全体に流れているのは、あらゆる通俗的な幻想から自由であれという力強いメッセージ。  「自立」「本当の私」といったものの胡散臭さを痛快なトークで一刀両断にしてくれる。  私にとっては、自分の中にあった「社会的評価への依存症」という病理を発見することができ、今後の自分の人生を歩んでいく上で大変参考になった一冊だった。  
怖い現実
タイトルも怖いが、中味も怖い。でも、これが現実なのだろう。 対談で語られる空洞化した家庭生活を送っている人や、やがて不良債権化しそうな パラサイトシングルは私の回りにも確かにいる。 しかし、私が何よりもショックを受けたのは、上野氏、信田氏のふたりともが、 「家族は幻想であり、幸せな結婚はない」というのを当然の前提として語っている ことだ。 傍からどう見えたかは別として、私自身は精神的に満たされた、幸せな家庭で育っ たし、現在の自分の家庭についてもそう思っている。そして、私の回りにも、同じ ように幸せな家庭生活を送っている人は何人もいる。私たちは少数派であるかも知 れないが、そういう人たちが存在していることも知って欲しい。 基本的には、両氏の考えに同意できるのだが、なんだか深くて暗い穴底を覗きこん でしまったような読後感だ。
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