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カスタマーレビュー数:6
【くちコミ情報】
翻訳家が変わったのですね
一気に読みました。 いつもの落ち着いた緊張感のある文章と何か違うな?と思っていたら、翻訳家が変わっていたのですね。 今回の翻訳はとても読みやすかったですが、どことなく違和感を覚えたのはそのせいだったのだなと思いました。 内容はネタバレになってしまうので控えますが、登場人物がちゃんと年を重ねていくところが、実在する人物のように思わせる一因でしょう。(TVで見たコーンウェルは小柄な印象ですが、スカーペッタの顔のイメージはコーンウェルそのものです。) ただ、犯人は早くに察しがついてしまうのに話が右往左往する感もあり、その点で星ひとつマイナスです。 スカーペッタとバーガーとの関係がよくなったのは何となくほっとしました。
う〜ん 残念!
スカーペッタシリーズが大好きなのですが。。。 何でしょう、このがっかり感は。 作品の内容がケイ、ベントン、ルーシー、マリーノの人間関係に 重きを置くようになってから(ここ何作品かにみられる) 事件的にはイマイチな感じがします。 今回も犯人があまりに身近で、それはないだろう! と突っ込みを入れたくなるような展開。 いつの間にやらすっかりセレブとなってしまったケイ。 ルーシーは大金持ち。 なんだかなあ〜。 個人的には以前のようなもっと読み応えのある事件物に立ち返って欲しい! とゆうことで星2つです。
新年の2日間を文庫上・下でじっくりドキュメントタッチで描いたミステリー
パトリシア・コーンウェルの<検屍官>シリーズ第16弾。本書でコーンウェルはヒロインの名前をタイトルに冠す熱の入れようだ。また講談社側も訳出に初めてジェフリー・ディーヴァーの<リンカーン・ライム>シリーズで有名な人気翻訳家池田真紀子を起用、力が入っている。 ’08年元旦、新年早々検屍で忙しく働くスカーペッタのもとに、ニューヨークから、前日の大晦日に発生した若い女性の殺人事件で第1発見者で重要参考人とされる青年がスカーペッタが相手でないと何も話さないと、彼女を逆指名する連絡が入る。急ぎボストンから駆けつけるスカーペッタだったが、そこからわずか2日間の、しかもそのほとんどが元旦という、短い時間に、スカーペッタをはじめ、夫のベントン、姪のルーシー、元助手のマリーノ、そしてニューヨークの女性検事バーガーらが、それぞれに活動する姿が文庫上・下巻のほとんどを費やしてじっくりとドキュメンタリータッチで描かれる。 キーとなるのは、ネット上のゴシップサイト<ゴッサム・ガッチャ>に掲載されたスカーペッタの記事や、被害者テリーとくだんの青年オスカーのネット上のやりとりで、ルーシーが解読するこれらの情報が今回はスカーペッタの検屍以上にウエイトを占める。 欲を言えば、このゴシップサイトの影の執筆者や連続殺人事件の真犯人のゆがんだ動機とかパーソナリティが詳しく書き込まれていないことだろうが、シリーズも16作目となり、お馴染みのメンバーたちが、時代の先端をゆく情報ネットの世界に操られながらもそれを紐解いてゆく過程が本書の読みどころなのだろう。 私はこのシリーズは第1作の『検屍官』しか読んでいないので前後の関係やヒストリーは全然承知していなかったが、それでも新年の2日間をこれほど紙面を費やして凝縮して濃密に描ききったコーンウェルのリーダビリティあふれる筆力のまえに思わず一気読みしてしまった。
翻訳者が変わってもいいものはいい
プロットの展開、場面ごとのカット割のほか、翻訳者もヴェテラン相原真理子さんから若手の池田真紀子さんに代わって「新生スカーペッタ登場!」と考えてもいいような内容になっています。前回の「異邦人」でのあの忌まわしい「事件」から自己嫌悪に陥って行方不明状態だったピート・マリーノが、猛反省状態で再登場、ケイとベントン、そしてルーシーともいい仕事をすることになるのがファンにとっては一安心です。 個々のシーンが従来の「スカーペッタ・シリーズ」に比べ、とても丁寧に、詳しく記述されているんじゃないでしょうか。スリル、スピード、サスペンスというミステリー3大要素のうち、スピード感が少し無くなってきているのは、皆年を取ってお疲れ気味なのでしょうか。そういえばミーティングのシーンがやたらと多かった気がしないでもありませんね。 とはいえ年齢を重ねてきた連中の、仕事上の経験をふまえたしっとりと安心できる構成内容になっていることも事実です。この間、ケイとベントンが結婚しております。その一方で、ケイの秘書だったローズがガンで死んでしまいました。彼女の回想シーン、最期のシーンはとても感慨深いですね。 今回は「リトル・ピープル」が登場します。リトル・ピープルといえば、昨年話題になったハルキ・ムラカミの不思議な「なにものか」ですが、本書のリトル・ピープルは現実的に「とても悲しい人たち」です。 この「スカーペッタ・シリーズ」は現代英語の勉強にも役に立っています。 AA(Alcoholics Anonymous), quee , NBSNeve Befo e Seen), LPA(Little People of Ame ica), CSI(Can't stand it), dead giveaway, PIC(Pilot in Command) 等々のグローバル社会に生きるビジネスパーソン必須のキーワードが盛り沢山出てきます。 また、本書は2008年リリースということで、あのサブプライムローン金融危機のことにも少し触れていますが、iPhoneを使ったり、マリーノがPDAでCNNを観るなんてシーンが出てきたりして時宜に適ったテーマが出てくるのがいいですね。また、インターネットやパソコン・フォントに関するルーシーの薀蓄は「さすが!」です。 それにしても相原真理子さん、どうしたんでしょうかね。
相原さんの訳でないと…
まだ上巻の途中ですが、 以前までずっと翻訳を担当されていた相原さん独特の文体が好きだったため、 今回はいまひとつ頭にすっと入らず、少々苦戦しています。 話そのものは面白いはずなんですが…。 残念です。
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【くちコミ情報】
ジェイコブの野性的で逞しくまっすぐな所が好きです!
いよいよ話が盛り上がって面白くなってきました!私は、この巻でベラの自分の事しか考えてない様な態度に時々腹が立つ事が在りました。結局はエドワードもジェイコブも彼女は愛しており両方失いたくないって思ってるんですね。エドワードは確かに理想の王子様の様なイメージですが、ジェイコブも成長して来て野性的で逞しい肉体をもちまっすぐな愛をぶつけて来て魅力的。ジェイコブとのテントの中でのキスシーンもなかなか良くて何度も読んじゃいました?女性なら誰でもジェイコブみたいな逞しい男性に引かれてしまうのもわかります。私も初めはエドワードファンだったのですが、だんだん成長して逞しくなるジェイコブのファンになりました。結局ベラはジェイコブも愛してるって訳です。ベラはどうしようもない魔性の女。羨ましい〜。ビクトリアの一団を狼の群れとカレン家の吸血鬼たちが手を組んでやっつける所も超面白かったです。次はどうなるのか早く4巻も読みたいって感じです。
ぜひ読んでほしい!!!!!
レビューをつけるのが遅くなりましたけど、 3巻上下、本当に待ちに待ってましたよー。 やっぱりトワイライトの魅力を語るには主人公のヴァンパイア、エドワードとベラの恋愛模様が必要不可欠です! ヴァンパイアと人間の恋の物語(日本で言うと特殊な設定という感じがしますよね??)ということを忘れてしまうくらいに のめり込めます。のめり込んじゃいます!!人間の女の子、ベラが家族や友達の問題で悩むところなんかも共感しちゃいます! ヴァンパイアという主人公の設定に引いてしまっている方も、全然違う角度から読んでいくことができるし、 本当に珠玉、究極のラブストーリーです!!
翻訳には期待はずれでがっかり
英語でシリーズ全巻読んだ後、日本語訳でも読み始めました。 私自身、TwilightとNewMoonの翻訳には問題なかったんですが、Eclipseの翻訳にはがっかりさせられました。 はっきり言うと、翻訳の小原亜美さん、キャラクターの性格、分かってないのでは…?と思わされました。 エドワード、ベラ、ジェイコブの三人にとって人生の大きな分岐点となる大切な三冊目なのに、原作のエッセンスが翻訳では失われていてがっかりです。 もう一度英語で読み直して気を取り直そうと思います。 この分でいくと、4冊目(B eakingDawn)の翻訳もあまり期待しないほうがいいみたいですね、残念ながら。 でも本自体の評価は五つ星です。翻訳は…二つ星弱。
はらはらさせるわぁ〜
ベラとエドワード。 共に生きる決心をして、ようやくハッピーエンドに近付いた…と思ったのに。 ジェイコブの真っ直ぐな想いはベラを苦しめる。 ベラのジェイコブを思う気持ちは本当に友情だけなのか。 一度に二人の人間(狼男と吸血鬼だけど)を愛することは出来るのか。 エドワードの愛は「究極」って感じ。 ベラが幸せになるためなら、なんでもするって。 ベラがいつも幸せでいられるなら、自分のことはどうでもいいみたい。 もしもベラがジェイコブを選ぶなら、それでもいいと言いながらも、 ジェイコブが近くにいるのを知りながら、 ベラにプロポーズしてOKしてもらった夜が一番幸せな夜だったと言ってみたり。 ベラのことが好きで好きでたまらないのだろうな。 そんな風に愛されてみたいと思いつつ。 次巻が待ち遠しい。 それにしても。 ジェイコブはどうなってしまうのだろうか。 ベラは何時、変身してしまうのか。 あぁ、続きが気になる。
2人
2人も同時に人を好きになることってあるのでしょうか。 他人が聞いたらあまり良くないように聞こえますが、 決してわるいことではないと思います。 そもそも人を好きになることに理由をつけるほうが 難しいですよね; 問題は本人がどうするかで、ベラはきちんとけじめをつけて 自分のもっとも愛するひとを選んだことがすごいことだと思います! 個人的にジェイコブより俄然エドワード派だったので 最後は大満足です(^ω^)!
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【くちコミ情報】
非常に映像的。是非とも映画に
オリジナルは2005年リリース。邦訳は2009年8月25日リリース。2010年版海外編『このミス』第1位。『週刊文春ミステリーベスト10 2009』第2位。事実上2009年の海外ミステリーは『ミレニアム』とこの『犬の力』の一騎打ちだった。間違いなくドン・ウィンズロウの最高傑作だ。 自身がニューヨークをはじめ全米・全英で私立探偵をし、一方で法律事務所や保険コンサルタントをしていたというキャリアが実に作品に生きている。つまりここでのストーリーが極めて『現実に近い』のだ。それ故、ストーリーの登場人物も極めてリアルで、実在している(あるいは実在していた)としか思えなくなる。他作品例えば『ボビーZの気怠く優雅な人生』でもここに登場するDEAは登場してくる。ただそのリアルさが極限に近くなっている。 まるで現代版『ゴッド・ファーザー』を眼で見ているような映像性はすばらしい。この作品は是非とも映画で観てみたい。そう思った。
読ませる力のある物語。翻訳が惜しい。
『ストリート・キッズ』から始まるニール・ケアリーシリーズ同様、作者ドン・ウィンズロウの構想力が光る。一場面一場面に長い筆を割かず、端的に時間の流れを追っていく作品なので、非常にスリルのある編年体の物語(クロニクル)になりえている。 惜しむらくは、訳文が読みにくいこと。下巻での若干の誤字脱字や、主語と述語の非対応には目をつぶるとしても、一貫して文末が直訳で現在形なのはいただけない。叙述のトリックを用いる場合などを除けば、日本語の文では、現在のことでも過去の助動詞などを用いていかないと単調な文体になる。『ボビーZの気怠く優雅な人生』でも同様のことを感じたので、訳者のこだわりなのはよくわかる。しかし本作の場合、特に作品の語りだしから比較すると過去のことを述べている場面が多いので、原文どおりの時制で直訳するのではなく、時制の点では多少意訳してもらってもよかっただろう。 とはいえ、長編を読ませる力のあるミステリーに乏しい昨今、読んでいて飽きさせない作品なのは間違いない。文体が気にならない、あるいは好みにあう方なら、★5つ分の価値は十二分にあるだろう。
人間の深淵な狂気が訴えてくる
タイトルの『犬の力』。 本文内で明確な説明はされないものの、非常に印象的にこの言葉が使われています。 それは、人間の心奥深くにある狂気に似た感情を暗示していると私は感じました。 麻薬捜査官であるケラー、権力に取りつかれたバレーラ兄弟、 ささいなきっかけから暗殺者となったカラン。 十数人にも及ぶ登場人物たちは、初めこそ自分の信念に基づいた生き方をしていますが、 年を経るにつれ、自分の過去と自分の中の狂気に支配された人生をいつしか歩み始めています。 アメリカ、南米の麻薬戦争に絡む史実は事実に基づき、 その裏で暗躍するフィクションの登場人物たち。 リアリズムとフィクションが見事に融和し、その世界観にどっぷりとはまらせてくれます。 「ミレニアム」やトム・ロブ・スミスの「チャイルド44」なども読み応え十分でしたが、 当初はそれを凌駕する出来のハードボイルド小説でした。
30年にわたる麻薬戦争を描いた、読み応え満点の一大サーガ
その作風から“アメリカ文学界の狂犬”とも呼ばれているLA4部作で有名な暗黒小説の大家ジェイムズ・エルロイにして「この30年で最高の犯罪小説だ」と言わしめた、ドン・ウィンズロウの、30年にわたる麻薬戦争を描いた入魂の大長編。 血みどろの麻薬戦争に巻き込まれたDEA(麻薬取締局)のエージェント、ドラッグの密売人たち、高級コールガール、殺し屋、そして司祭。戦火は南米のジャングルからカリフォルニアとメキシコの国境地帯へと達し、’75年から’04年までの約30年にわたって苛烈な地獄絵図を描く。 本書は、麻薬カルテルの密輸の実態、組織化、陰謀、暴力抗争、政治的暗躍と権力との癒着、それにともなう政治・官憲の腐敗と、復讐、暗殺、そしてそれらに立ち向かう正義、人々の愛憎、何よりもまして裏切りにつぐ裏切りの構図のそれぞれを余すところなく、史実をまぶしながらもあぶりだしている。 それにしても激しい小説である。私はウィンズロウの作品を読んだのはこれが初めてだが、巻頭の「主な登場人物」が次々と殺されてゆき、血塗られた抗争の果てに生き残って微笑むのは誰か・・・、ウィンズロウの現在形・言い切り型のハードな文章に臨場感をあおられて、文庫上・下巻にして1041ページの厚さにもかかわらず、最後の最後まで目が離せず一気読みしてしまった。 本書はまさに、ウィンズロウが渾身をこめた、読み応え満点の一大サーガである。
現在も進行中のメキシコ麻薬戦争クロニクル
日本人にとってメキシコの麻薬戦争は太平洋の彼方の遠い世界の出来事です。本作がどれくらい現実とリンクしているのかネットでざっと調べてみました。南米の麻薬といえばコロンビアが有名ですが、それに比べてメキシコの記述はほんの僅かしかありませんでした。アメリカとメキシコの麻薬戦争に関して邦文で体系的に知りたてれば本書を越えるものは見当たりません。ニュースサイトを見るとメキシコではあまり小説の舞台と変わらないようです。本書を読めばなぜメキシコからアメリカへの麻薬の流入が止まらないのか、メキシコの麻薬はどこから来てどこに流れるのか、更に今までニュースでしか知らなかったイラン・コントラ事件の背景も本書を読みながら学ぶことができました。 しかし本書の魅力は詳細な取材によるリアリティだけではありません。文庫本上下巻たっぷり1000頁、十数人の登場人物の世界にすんなり入り込ませるウィンズロウの筆力はすばらしい。裏切りに次ぐ裏切り、おびただしく流れる血、それぞれの思惑、毒をもってしか制せない毒に対峙して、自らも毒まみれになってもなお、どちらかが滅ぶまで続けなければならない戦いの輪廻を十分に味わうことができました。限りなく09年ベストに近い出来栄えです。
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まだ終わらない!!
なんと、三巻完結のはずだった、ドラゴンライダー 4巻に続きます ファンタジーの好きな作品は最近あまりなかったので、続きがあるのはうれしいのですが… 悪の親玉とはまだ対決しないし、 異父兄弟マータグはグダグダ感、一緒に旅をしていたころのほうがかっこよかったのに エラゴン師匠も戦闘に加わって… さらに、エラゴンの本当の父親が… なかなか、いい展開を迎えています
待ちに待った・・・
前巻からかなり間が空いての発売でした。 なので、内容がやや忘れかけていたので、1,2巻読み直してから買いました。 エラゴンとサフィラの冒険はまだまだ続くよ、どこまでも そういえば、映画はどうなってしまったんだろう
次巻が待ち遠しい
とても複雑で遠大な話になってきました。 できるだけ早く次巻が読みたいです。 エラゴン、最後にはどうなってしまうのか...気になる..
決戦の準備は整った!
「ドラゴンライダー」も第3巻で、これで終わりかと読み終えたら、やはり無理と言うことで、完結編は第4巻になりましたが、この第3巻の内容から言って、決して「水増し」にはなっておらず、むしろ、これでいろいろな条件がすべて整理され、いよいよ決戦の舞台が整ったといった感じです。 この巻の内容を掻い摘んで言えば、異種族間の対立を排して、全員が一丸となってガルバトリックスの帝国と戦える体制が整えられます。 エラゴンについては、その実の父親が解ります。 そして、そうした中で過去の出来事の謎が明確になってきます。 更に、エラゴンの剣「ブリジンガー」が完成します。ただ、その過程で<メノアの木>を怒らせ、何でも渡す約束をしたのが気になります。 更にもっと重要なのは、ドラゴンの<心の核>の問題が示されることです。このことが、ガルバトリックスの強さの秘密でした。 さて、ガルバトリックスを倒すには、彼が持つ<心の核>を切り離さなければいけません。 その方法はどんなんでしょう。 第4巻が待たれてなりません。
なかなか
物語に意外な面白い設定が加わり次作が少し楽しみになります。 展開も少し速くなっています。 相変わらずまどろっこしい印象はありますが、上巻よりは楽しめます。
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【くちコミ情報】
すばらしいトリツカレ
私のとりつかれているのものは、とりわけきみさ とりつかれると他のものが手がつかないぐらいになってしまう、トリツカレ男が、今度はある少女に恋をしてしまった。少女の不安の種をなくすために取り付かれたようにあらゆる手段を使い、それで自分がどんなに苦しもうがそれをやり遂げるのだ。そんな彼の真剣さと誠実さに心打たれた。これ読んだらきっとなにかを失ってでもひとつに打ち込むことのすばらしさに気づけるのではないだろうか。
私もトリツカレた
惚れた!惚れましたよ!トリツカレ男に!いやー、まっすぐだ。まっすぐでカッコよすぎるよ。他のレビューの方が内容を説明してくれているのでもう書くことは何もないですが、買うか迷っている人は即買いです。
本が苦手な人も!
私は最近仕事に関係している本しか読んでいなく、 前に『トリツカレ男』が面白いよと聞いたことがあり、 手にとりました。 正直読書は苦手なのですが、 まるで絵本のように情景が目に浮かび、 楽しさ、切なさ、温かさが伝わる1冊でした。 この1冊から本を読む楽しさを学んだ感じです。 3時間くらいで読み終えるので、 ちょっと時間があるときにちょうど良い本です。
温かいスープのよう
ピュアなラブストーリーとあらすじに書いてあった通り、 かわいらしいお話でした。 登場人物もみんな優しくて良いキャラで、ほのぼのした。 凄く素敵な人たちだなあ、と思った。 何かにトリツカレるくらいはまれれば楽しいだろうな、 とか、ここまでプロ並みに達成できたらかっこいいなとか、 羨望する気持ちもある。 一冊160Pというのもあって、買ってきた次の日には読み終わってしまった。 素敵なお話なので、もうちょっと時間をかけてその世界を堪能したかったのですが、 読み出したら止まらなかった。 また読み直したくなる本でした。 (2009.4読)
無駄なことなんてひとつもないよ
いろんなものに、どうしようもなく、とりつかれてしまう男、ジョゼッペ。 オペラ、昆虫採集、三段跳び、サングラス収集、サンドイッチ作り・・・ 彼のとりつかれるものはヘンテコなものばかり。 そんな彼が、今度とりつかれてしまったのは、ペチカという無口な女の子。 彼女の孤独を癒すため、笑顔を見るために、今までトリツカレたことの全てをペチカのために。 なんだか、どんなくだらない些細な事でも、何かに没頭して夢中になる事は、 決して無駄じゃないんだなって思えました。 とりつかれて意味がない事は一つもなかった。 何かに「トリツカレる」って素敵な事だなぁ。 素直で真っ直ぐで一生懸命で、ちょっと照れくさいぐらい純粋な、 トリツカレ男のお話。
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変化の兆しが見える五話も、外せません。
5巻は、海賊の大将が持つ「鎧」を収集する物語です。 いつものように、最後は勝負!となります。 5巻の読みどころは、いろいろな変化の兆しが見えること。 主人公2人、「七花」と「とがめ」の関係、 日本最強となった七花の身辺、背後でうごめき始める勢力、 真庭忍群の棟梁の登場・・ おなじみの「海賊の大将のキャラ」「大将の必殺技との対決」「刀の秘密」等も、 逃せない点です。
「あるもの」を賭けて...
虚刀流七代目当主・鑢七花(やすりしちか)と白髪の奇策士・とがめの冒険第五弾。 今度の獲物は、賊刀・鎧、西洋甲冑を模した防御主体のその刀は、まさに鎧。相手は、海賊、校倉必。敵の本拠地で戦うこととなった七花とがめに、必は、「あるもの」を賭けようと申し出るのだが... ラブコメ度合いがだんだん深くなっていくような気がする第五話です。七花は果たして、、大事なものを守ることができるのでしょうか?しかも、今回とがめは、敵の本拠地で戦うことを考慮し、「殺すな」と命じます。七花の運命やいかに?そして、相手の校倉は七花よりも巨体で、体格のよい七花が始めて戦う自分よりも大きな相手です。勝負の行方はどうなるのか?そして、次も楽しみです。
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おそらく著者も対象とする読者の年齢層を下げて文章を 書いているのだと思います。 それゆえ西尾維新にしては、 素直な 作品になっている気がする。 それゆえ、著者名で買う人には不満がのこるのかも..
12連ともなれば
こういった巻もありましょう。 3巻あたりから各巻ずつ手法で区切っているようですし。 もし8巻あたりでそれまでの総集編みたいな巻が出てきたらその時泣きましょう。 とりあえずあと2巻(ふたやま)は楽しみですし。 とがめと政敵との対決(七花を奪い合う性的対決→蕩れ〜) 七花と七実との対決 (1巻で1本の刀という図式を狂わす要素満載→新必殺技誕生の予感)
もうやめようよ・・・
西尾維新の人気を切り売りするような作品 これ以上傷が広がらないうちに、打ち切りにした方がいいんじゃないかな。 でも、さすがにこの作品を買い続けている人もいるだろうから、出来ないでしょうが。 これじゃあ、デスノートやホリックの番外編を西尾維新に頼んだ人に申し訳ないでしょう。
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満足です。
配送も手際良くしていただき、子供の要求に間に合いました。ありがとうございました。
辞書の引き方
初めての辞書として購入しました。 まだ、辞典の引き方がわかっていませんが、親と一緒に引いて言葉を 調べることで、語彙が増えていきそうです。 立春やレインボー(辞典の名前ですね)を引いて喜んでました。 どうやって辞書の引き方を教えたらよいのかなぁと試行錯誤中です。
小学2年生に 与えるため
小学生の新レインボー漢字読み書き辞典 (単行本)と 一緒に購入しました。 2年生に与える辞書がないため、上記の本を見た時に、同じ出版と レビューの意見を参考に決めました。 子供も 楽しく辞書をひいています。
最近の辞書は楽しいですね
語彙数で下村式…とどちらを選ぶか迷いましたが書店で見比べ現物を見て気に入り購入。今年入学する六歳の息子用です。まだ一人では引けませんが、「カリオストロの城」を観て興味を持ち他の辞書には珍しい「伯爵」などが掲載されており大満足。私は「広辞苑」でそれぞれ一緒に引いて楽しんでいます。
とにかく語彙数!
最初は「レインボー」という「?」なネーミングや、○学館と比べた場合の人気度から手にとることもなかったこの国語辞典ですが、 実際に○学館の国語辞典(某先生推薦)を使ってみてあまりにも調べたい語句が載っていないのが親子共にストレスとなり、その結果こちらの辞典にたどり着きました。 子どもの知的好奇心や学習意欲を満たすために辞書で調べるのに、知りたい・調べたい事柄が載っていない辞書、つまり語彙数の乏しい辞書は致命的です。 また、低学年からの使用を考慮すると、すべての漢字にふり仮名がふってあることは必須です。 以上のことより、この国語辞典は小学校低学年から辞書に親しみたいお子さまに最適だと思います。
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きっとまた読み返してしまうだろう
とにかく長くて難解なストーリーだ。 最後にたどり着くまでに何度も「やれやれ」と思う。 クリーニングに出しておいたワンピースとともに突然姿を消した妻を探し、岡田トオルの果てしない苦闘が始まる。 その妻探しの過程で幾度となく登場し、行く手を阻むのが義兄の綿谷ノボル。 学者にして、その後衆議院議員となる彼はまったくつかみ所がないが、読む者の心の奥になにやら「イヤ」な感じを残し続ける。 家の裏にある路地を抜け、空き家の井戸に降りるところから物語は様々な方面に波及し、つながっていく。 空き家の向かいに住む笠原メイ。 いなくなった猫を探す加納マルタと妹のクレタ。 預言者の本田さんとノモンハンで一緒だった間宮中尉。 謎の事業を行なうナツメグと話すことが出来ないシナモン。 長編かつ展開が複雑であるために、何度読んでもこの物語の主題がわからない。 間宮中尉から送られてくる長い長い手紙は、何を暗示しているのだ。 井戸の中と右頬に出来たアザには何の関係があるのか。 ギターを持った男とバットと綿谷ノボルに何の関係があるのか。 最後にはすべてのツジツマが合うかのように物語は終わる。 そして、読んだ者の心の中にはある種のうまく説明できない違和感が残る。 いつかまた読んでみたら、ふと謎が解けるのではないかと考えてしまう。 何か重要なことを読み落としているのではないか、と不安になる。 こんな気分になるのは村上春樹の作品の中で「ねじまき鳥」だけである。 きっといつかまた読み返してしまう。
僕は『ねじまき鳥クロニクル』(の目次)を20回読んだ
良い小説は、目次を眺めているだけでも面白い。『ねじまき鳥クロニクル』(の目次)は最高の小説だ。 最初僕は、これは村上春樹はじめての詩集だと思っていたけど、やがてそれは間違いだと気がついた。だって『ねじまき鳥クロニクル』(の目次)にはプロットがあって、伏線があって、キャラクターがあって、文体があるからね。これは紛れもない小説なんだ。 たとえば第2部15章《正しい名前、夏の朝にサラダオイルをかけて焼かれたもの、不正確なメタファー》なんて、ことあるごとに口ずさみたくなるし、第3部の冒頭でいきなり《笹原メイの視点》だなんて、カッコ良すぎて思わず文庫本を置いて部屋の中をうろついちゃった。だって《笹原メイの視点》だぜ! どうしたらこんなにカッコ良いことばが思いつくんだろう? たぶんこの世で一番悦ばしいことは、カッコ良い言葉を一方的に浴びせられることだ。官能状態で息も絶え絶えの僕たちに、続けざまに第7章《よくよく考えればわかるところ》第11章《それでは次の問題》のコンビネーション、そして第40章《ねじまき鳥クロニクル#17》で完全にノック・アウトさ。「こんなに面白くていいのかい?」と何度も訊ねたくなったよ。ほんとに、『ねじまき鳥クロニクル』(の目次)夢みたいな読書体験だったな。本編の後ろには長々と自作解説がくっついてるけど、でもそういうのはちょっとやぼで好きじゃないな。 みんな、『1Q84』なんて読んでる場合じゃない。僕はもう20回も『ねじまき鳥クロニクル』(の目次)を読んだぞ。
超傑作!
全三部からなる、長大な長編ですが、一気に読ませる文章力が凄いです。この作品が文学と呼べるかどうか、そして村上春樹が近代文学の旗手かどうかの議論はさておいて、同年代、近年の小説家達とは一線を画す文章がこの作品では楽しめます。それほど凄い作品です。 三冊一気に読む事をお勧め致します。
良さがわからない
自意識過剰。 鼻について読んでてもイライラするだけ。 どこがおもしろいのかさっぱりわからない。
これを傑作という今の読者層って・・・(苦笑)
村上春樹、誰もが一度は読んで「わかった気になり」、いっぱしの文学青年を気取る作家の代表ですね。 昔はまったく違う作家がこのような位置にあったのでしょうし、今の読者層が特に知的レベルが下がったともいえないかもしれませんが・・・これを傑作ともてはやす人たち、あまりに読書してなさすぎ。 20代までの若い読書好きたちよ、とりあえずトルストイやバルザック、ディケンズを読んでから、もう一度ここに戻っておいで。30代以上で村上春樹のこの本がいい!と思ってる人は申し訳ないですがそのままでいいです。 この作品は中学生くらいで読んで、「わけわからんけど、なんかおしゃれ!」、で終わっていいと思います。構成、表現、登場人物の作りこみ、すべて浅薄です。あまり読書してない人にはこういうのが深そうに見えるんでしょうね・・・。世の中にはもっともっと優れた本がたくさんありますよ!!!
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【くちコミ情報】
思想の冒険家・夏目漱石。
小説家としての漱石以上に、思想家としの漱石に魅力を感じている。 この『私の個人主義』から、漱石の考え方を直接、学ぶことができる貴重な1冊である。 2001年8月10日、NHKラジオ第1で放送された「21世紀に読む漱石」のゲスト・寺島実郎のイギリスから20世紀を持ち帰った男・漱石の話と、「私の個人主義」(1914年)の講演を声優・銀河万丈の声で聴いて内容にも魅了されました。 「道楽と職業」から、大好きな分野を個人的に学ぶ楽しさと、他人へのサービスとしての職業を考えることは、現代社会でも通じる内容です。 漱石の『私の個人主義』は、エーリッヒ・フロムの『自由からの逃走』(1941年)、オルテガの『大衆の反逆』(1929年)に匹敵するほどの内容の講演と思います。 時代を先取りした思想家・夏目漱石の言葉が、時代を超えて受け継がれることを祈ります。
義務と自由と個人主義
夏目漱石の講演録。小説はほぼ読んだはずだが抜け落ちていた。 感想は「見事」の一言、『草枕』の冒頭「智に働けば・・・情に棹させば・・・」を彷彿とさせる、神経質ながらも禅的、洒脱な話に聴き入ってしまった。「道楽と職業」にしても、学習院で行われた「私の個人主義」にしても、100年前の講演とは思えないほど示唆に富んでいる。個人主義に関して、最も感銘を受けたのは次の言葉、あえて引用しておきたい。 「要するに義務心を持っていない自由は本当の自由ではないと考えます。というのは、そうした我儘な自由は決して社会に存在し得ないからであります。よし存在してもすぐ他から排斥され踏み潰されるに極っているからです。私は貴方がたが自由にあらん事を切望する物であります。同時に貴方がたが義務というものを納得せられん事を願って已まないのであります。こういう意味において、私は個人主義だと公言して憚らない積です。」 個人主義の意味を取り違えている人々が多い昨今、この漱石の言葉は貴重な遺産である。小説、評論、俳句等々、この一連の講演の精神はどの作品にも通じているように思える。
基本的な社会の仕組みを鋭い洞察で適格に分析し、問題の所在を明らかにし、我々が生きる道の基本原則を提示する人生の指南書
我々の仕事とは、「人よりも仕事を一倍して、その一倍の報酬に自分に不足した所を人から自分に仕向けて貰って相互の平均を保ちつつ生活を維持するp.19」ことであるから、我々は皆仕事の上では「プロ」でなければいけない。「生涯不愉快で、始終中腰になって世の中にまごまごしてp.138」いたくなければ「進んだってどう進んで好いかわからないp.140」中を、「仕事をして何かに掘り当てるまで進んでいくp.141」必要がある、そこで「もって生まれた個性がそこにぶつかって初めて腰がすわるp.141」ことで「幸福と安心が持たらp.141」される。自分探しでうろうろしていないで、一つの仕事をとことんまで突き詰めるべきという漱石の言葉は本当にシンプルな人生の基本を示している。
700円でこんな面白いものくれるの?
夏目漱石の講演を文章に起こしたものです。 身近な題材を出して分かりやすく書かれていますが、 どんな人にも面白いと思わせるであろう高度な内容です。 特に「現代日本の開化」は平成の世になった今でも 色褪せぬ輝きをもって読まれることでしょう。 このお話の持つ現代性はものすごいものがあります。 今の日本の姿を考える際に、土台として活用できます。100年近く前の文章なのに!! よく学校の教科書に収録されていますが、高校時代にしっかり読まなかった方の 復習に、是非お買い求めください!! 個人的にはこの本の(学術文庫の)書体も好きです。読みやすい字ですね。 漱石の講演をじかに聴いてみたかった。生まれた時代を恨みさえさせる本でした。
現代人にとっても、価値ある一冊
高校で初めて『私の個人主義』とであって、それ以来とても好きになった一冊です。夏目漱石の日本人や日本社会に対する鋭い観察力は時代の垣根を越えて今なお生きています。現代日本は金と権力を過信し、それらを盾に物事を決めようとしています。これに警鐘を鳴らす漱石の先見性は大したものであります。 現代社会に対して不満の持っている方、自分が何をすれば良いのかよくわからない方、こういう方々はこの本を是非一回読んでほしいと思います。
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おすすめ度
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| 千の風になって
新井 満
(翻訳)
¥ 1,050(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:9,907位
カスタマーレビュー数:31
【くちコミ情報】
傍にいてくれた大切なペットを亡くした人へ
すっかり有名になってしまったこの本のタイトルですが、私はブームの数年前にこの本に救われました。 大切なペットを亡くしたばかりの私は美しい写真と添えられたこの言葉のひとつひとつに大きな力をもらいました。 今回も大切な友人がペットを亡くされこの本を贈りました。
千の風になっての背景がわかる本
歌は有名ですが、なぜこの歌ができたか、また、詩の由来や関わった人々など、多くのことを知ることができてとても、ためになりました。
この世を去った人からの言葉
人が生きていく過程ではかならず大切な人の死に直面します。 でもそうしたこの世を去った人が実はすぐ近くで自分たちを見守っていて くれる、と感じたことは何度かありました。 本当にそうなのかもしれません。 でも今までそうした人たちからの「言葉」について具体的なイメージが わきませんでした。 しかし、この詩はそうしたこの世を去った人たちの言葉のイメージを 明確に伝えてくます。 自分が死ぬときも子供たちにこの詩を残したい、この言葉を感じてほしい、 と思います。
アレンジは大変上手だが、どこか違和感が残る。
優れた原作を著者流にアレンジし、装丁も奇麗で印象的です。この詩に初めて触れるきっかけとしては良いかもしれません。原作は『死と生を超越する何か』を万人の心に伝える…それにはこれ以上ないという詩ですが、原作の輝きを新井満というブランドカラーに染めて、私物化してしまったことが非常に残念です。 原作者も不詳とはいえ、Ma y F yeというアメリカ女性との説が有力な事など、ウェブ上ですぐ手がかりを見つける事ができます。第2次世界大戦による母親との別離に端を発する背景も紹介されているのに、新たにアメリカインディアンを主人公とするフィクションが加えられ、彼らの名前が、それぞれレイラ(風)・ウパシ(雪)というアイヌ語だということも、無用の誤解を招きそうで不可解です。 この詩には10年以上前から邦訳本があり、世界的にも非常に印象的な場面で紹介されているのに、埋もれた詩に初めてスポットライトを当てたかのように、著者と詩の出会いについてのエピソードと新たな物語を加えた構成には、 訳者ではなく、作者というスタンスをとる作為性が感じられてしまう。 私は自分がガンにかかって、この詩には非常に救われました。病気や愛する人の死などで、死に直面した人にとっては、この詩は貴重な宝物となるので、プレゼントに良いはずですが、「千の風になって」は逆効果の怖れあり。本当にその人を思いやるなら「1000の風―あとに残された人へ」(南風 椎 訳1995年刊)のように、『詩+写真』だけのほうが、余白から読み取れるものがあり、心に沁みると思います。 ただし、ページ数の増加や色などの関係で書店での注目度は上がって、この詩を知るチャンスが拡大されるので、そういう役割の本として納得すればよいのかもしれません。この千の風シリーズでは、『千の風になって ちひろの空』は、いわさきちひろさんの絵によって、商業性も気にならず、かなり救われる気がします。詩自体は、「死と生について従来とは違った清冽な感覚が心の中に生まれる」、心に刻んでおきたい名作だと思います。
≪アニミズム≫
原詩は、伝わる過程で、表現の仕方が変化してしまった。 だが、注目すべきは、そこではなく、≪アニミズム≫という本質であろう。 ≪アニミズム≫とは、 【風】、【光】、【花】、【虫】、【大地】、【地球】 …そして、【宇宙】……これらに、魂を感じる事。 新井氏が、本書で一番伝えたかったのは、 ≪アニミズム≫という、考え方だったのではないだろうか。 『十の断章』では、それを分かりやすく伝えるには、 どうしたら良いのか…特に、「ウパシとレイラ」の物語を通して ≪アニミズム≫伝えようと、苦心している姿がうかがえる。 新井氏は、自分が翻訳した、『千の風になって』だけでなく、 他の人が、どのように≪アニミズム≫伝えたのか…という、 違いを楽しんだ方が、良いとも、提唱してくれている。
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