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   文学・評論 の売れ筋最新ランキング   [2010年09月03日 12時11分]
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飯塚 訓  
¥ 720(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:3,619位  
カスタマーレビュー数:6

くちコミ情報
上野村の村民に敬服します。
自衛隊、警察、お医者さん、看護婦さん、葬儀屋さん達にも敬意を表しますが、上野村の方々にはなんともいえない日本人がドンドン失っていっている「いいとこ」を未だに持っておられるようで感服して読んでおりました。身元が不明な人の弔いはその方がなくなった場所の市町村が弔うという法律があることもこの事故で知りました。ものすごく昔に作られた法律です。その法律があるからいやいや上野村が動いたわけではありません。自らの意思で救助活動から供養の活動までされたのだと思います。多分、他の村であったらここまでちゃんと出来ていないような気もします。悲しい出来事ですが上野村近辺に墜落したことだけが不幸中の幸いだったのかなあと思ってしまいました。
深く考えさせられる一冊
・娘を失った夫婦の葛藤− ・生後三ヶ月の赤子の手に握られていたもの− ・生存者同士の複雑な胸中− この本の中で特に心を打たれ、涙したエピソードです。 犠牲者、遺族、関係者など多くの方が恐怖や悲しみ、怒りや戸惑いを感じなくてはならなかった(今も感じておられるであろう)こと、 しかも何の前触れもなく、非常に理不尽な仕方で厳しい現実と向き合っていかなければならなくなったこと、 その方々の心中を少し想像するだけで胸が痛み、いたたまれない気持ちになります。 何事もない平々凡々な毎日−これがどれほど幸せで感謝すべきことか、改めて考えさせられました。 つい愚痴をこぼしたり、自己憐憫に陥りそうになる時、この本や前作「墜落遺体」で取り上げられた方々のことを思い出して前向きに生きていこうと思います。 こうした不慮の事故に巻き込まれた方々には、でき得る限りの援助やケアをしてほしいし、してあげたいと切に願います。
良質かつ丹念な後日譚記録集
「墜落遺体」で、圧倒的な事実と描写にぐいぐいと引き込まれてしまいましたが、 そこに流れるテーマとして「修羅場を廻しきったのは、ひとりの英雄などではなく、 数多くの普通の人々で構成される組織体であった」ということがあったと思います。 続編となるこの本では、その組織体を構成していた人たちを丹念にインタビューし、 自分もその組織体の一員であったことを交えながら、筆を進めています。 この手の本は扇情的になったり、個人の英雄譚や批判で埋め尽くされる例が多いですが、 あくまでも、トーンは冷静でありながら、そのとき現場にいた人から生の言葉を 拾っています。 例えば、 日航社員で遺族の「お世話係」になった人。 霊柩車や棺の手配を行っていた人。 何気ない一言がマスコミのネタにされ、風評被害に傷ついた人。 また、こういう修羅場に群がる輩についても。本当に腹立たしいことですが、事実です。 その中でもっとも感銘を受けたのは、日赤看護師についてのくだり。 普通の病院勤務看護師と同じに考えていたのですが、日赤看護学校出身で日赤病院勤務の 看護師さんは、こういった非常時のための講習を受けているのですね・・・ 日本赤十字社には一目おいていましたが、さらに感銘を受けました。 123便の悲劇については、謀略説まで含めて沢山の本が出ておりますが、「墜落遺体」と この本は必読書と思います。
多くの犠牲と無償の愛
まず取材数の多さに感服しました。 それだけ日航機事故には多くの方々が犠牲になり、何らかのかたちでそれに関わった方々もその何倍もおられたと痛感しました。 関わった人には忘れられない夏と現在を温かい眼差しで取材しているのが目に浮かびました。 著者自身もその時分は忙殺され、事故に関わった多くの人々の「そのとき」を知りたかったのかもしれないと思いました。 戦友みたいな気持ちで尋ねて歩く姿が犠牲者への供養になったと思いますし、ご遺族のその後に安堵したり、と報道でしか知らなかった一個人の私にも大切な思い出や教訓などが共有できるような目線で書いてあり、好感が持てました。 特に山付近に住んでらっしゃる方々のレポートが好きです。 ただ取材数が多すぎてまとまりがないような気がしました。 著者としては「この話もあの話も盛り込みたい」という気持ちが働いたのかもしれません。 事故に関わられた方々にお疲れ様と言いたくなる本です。 そして今後も慰霊に携わっていく方々には身体に気をつけて頑張ってくださいと。 本当に忘れてはならない事故だったと思います。
時間の流れを感じた
私も「墜落遺体」を先に読み、著者に興味が湧いたとともに もっと事故のことが知りたくて、この本を読みました。 当時の自衛隊員の話など裏話がいろいろ書かれていますが、 やはり遺族を訪ねている章が一番心にきました。 事故当時、小学生だった遺族は立派な大人になり、若い女性の 母親は夫に先立たれ、孤独な老後を送っている。 もし、あの事故がなかったら今は孫の一人や二人もいて、 娘夫婦と賑やかに暮らせていたのかもしれない・・・そう 思うと胸が苦しくなりました。 人の人生なんて、何が起こるかわからない。改めてそう考えさせられた 本だった。大きな不幸が降りかかっていない今の自分を幸せに 思う。



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ウィリアム・フォルツ クルト・マール 工藤 稜 (イラスト) 増田久美子 (翻訳)  
¥ 609(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:4,759位  


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平壌で朝食を。 (光文社文庫)
勝谷 誠彦  
¥ 560(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:1,055位  
カスタマーレビュー数:2

くちコミ情報
実生活を随時伺わせるような短編小説
まずこの本を私の稚拙な表現で表すならば「勝谷誠彦という人物の実生活を小説にした」という感じである。 内容は短編小説8話で構成されており、その中には著者の実生活を伺わせるような内容のものも含まれている。 私は小説よりどちらかと言えば新書を読むのが好きで、小説が苦手であった。 しかしこの『平壌で朝食を』は短編であることに加え、自分が滅多に体験できないような内容のことをだれしもが持つ感覚に訴えてくれる。 自分が主人公の立場であったら、このようにはしないだろうと思ったことが思わぬ結論を巻き起こす。 一つ一つの小説につながりはないが、全てを読み終わったときに筆者自信の事について考えてしまいたくなるのは、やはり筆者の巧妙な作戦であるのだろうか(笑) テレビでも大活躍の勝谷氏の感性が十分に表現された1冊だと思います。
ノンフィクションのようなフィクション
テレビでおなじみ?のジャーナリスト 勝谷誠彦さんの小説。短編集。 7つほどの作品が収録されていて・・ ネオ・ナチではなく・・ ネオ、リアリズム・・・・に近い感じの 作品が並ぶ。 文章がとてつもなく読みやすいのが、 漫画の読後感と似ている。 官能小説も1篇はいっているという 事で、 「耽美」の事かと思う。 村山由佳さんの作品のような甘さが面白い。 男の作家がこんなの書くのか。。。。 個人的には、一つ目、二つ目の 私小説ベースがよかった。 見事な文章のプロの余技といった 読みやすい短編集。 しっかりと北朝鮮の事が角度を変えて描いてある。


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フィッシュストーリー (新潮文庫)
砂漠 (新潮文庫)
アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
あるキング
ゴールデンスランバー
伊坂 幸太郎  
¥ 1,680(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:1,233位  
カスタマーレビュー数:195

くちコミ情報
伊坂作品
伊坂さんの小説に初めてふれたのは「オーデュポンの祈り」でした。 感想は、あまりに非現実すぎて入り込めず、微妙‥。もう伊坂さんの小説を読むことはないと思ってました。 が!!この作品が爆発的にヒットしているので、もう一度チャレンジしてみました。 結果、やっぱり私には合わないということがわかりました(汗)。 単調でぶつ切りな文章に読むのが苦痛に感じるほどで、何度途中で読むのやめようと思ったか‥。逃亡劇なのにハラハラ・ドキドキすることもなく、あっけなく終わりました。主人公も魅力的なところが全くなくて感情移入できなかったのも、退屈に感じた理由のひとつでした。学生時代のサークルでの思い出にも印象的なエピソードもなく(平凡な日常を狙ったのかもしれませんが)、過去と現在を行き来する構成も活かしきれていないと感じました。 伊坂さんファンの方には申し訳ないですが、改めて、伊坂作品を読むことはないと確信した一冊でした。
サーッと読めてサーッと忘れる作品
作者紹介に'本書は、「伊坂幸太郎的に娯楽小説に徹したらどうなるか」という発想から生まれた、直球勝負のエンターテイメント大作'とある通り、まさに娯楽小説である。テンポよく物語が進み、あっさりと終わる。知りたかった部分は謎のままで…。 歯がゆい!
相変わらず伏線の張り方は上手い
図書館でやっと手に入れたのに 読む時間がなくてあまりにも時間がかかりすぎたせいか ちょっと中だるみ感。 や、これは私のせいだな(汗 相変わらず伏線の張り方が上手くて 何度もページを戻して読み直してしまった。 それにしても 青柳の周りの人達がみんないい人達すぎる。 これも青柳自身の人柄のおかげなんだろうな。 特に父親が素敵だった。 あーゆー頑固さは色んな意味で救われる。 キルオも悪人なんだか善人なんだか なかなかキャラ的には好きなんだけど でも、やっぱり悪人には変わりないのかな…? ラストはすっきり終わった、とは言い難いけど それでもちゃんと周りの人達に 自分の存在を知らせることができたのはよかったな、うん。 文庫化されたら必ず買います☆ 早く映画のDVDも観てみたいな。
うすっぺらい
これ、面白い? このミス1位と聞かされて期待しすぎたのかもしれないが、非常につまらなかった。 というより、うすっぺらい。 途中で放り投げたくなった。 この物語の要約を書くと、主人公が無実の罪を着せられて、周囲の人間に助けられながら、街中を走って走って逃げ回る。以上。 なんだこりゃ? 大抵の読者が知らない蘊蓄というか、へーそうなんだ、というトリビアがまるでない。単なるドキドキハラハラの追いかけっこで、読了後に残る感動とか、知識とか、気づきが全くない。 どっかのテレビゲームのシナリオみたい。 100%著者の頭の中で作ったことがバレバレ。話も平板的だし、ふつうもうちょっとひねらないかな? 読者の人生体験とか人生哲学がまるで反映されてないので、大人が読むのはかなり辛い。これを読んで面白いと思うのは、中高生から二十代くらいまでの若い人だけではないだろうか。 無意味にくり返されれる歌の歌詞とか、逃げ道にマンホールを選ぶくだりとか、最後に花火を打ち上げる辺りとかは既視感満載で鼻につく、などというツッコミは瑣末な話。 タイトルは結局なんでゴールデンスランバーなの?  あと、結局事件の真相はどうだったの? 文章は無駄に長いは、似たようなシーンは延々くり返すは、章立ての意味はわからないわ、文字量のバランスは極端に悪いわでは、構成力を問われても仕方がない。 「この作品は構成が素晴らしい」 という評価は意味不明。むしろ構成力に関してはダメダメです。
最高傑作
映画でのキャストが分かっていたので当てはめながら読めたのですが、最高に面白かったです。 何度も前に戻って読み返したり、何倍も楽しめました。 昔だったら、犯人は何なのか分からずただイライラしたと思うのですが、伊坂作品を読み続けて伊坂ワールドを熟知してからこの本に巡り合えてよかったです。最初に読んだ「重力ピエロ」は何がおもしろいか全く分かりませんでしたからね… でもこのワクワクドキドキ感は伊坂ワールドを知らなくても楽しめたかな。


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道尾 秀介  
¥ 660(税込)
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ジャンル内ランキング:3,138位  
カスタマーレビュー数:148

くちコミ情報
ショックでした
「このミステリがすごい2009年度1位」に騙されました。 本屋で、この帯を見て、買いました。 気になり 最後まで読みましたが、 読むほどに気分が悪くなり 最後は一瞬でも手元に置いておきたくなくて ゴミ箱に捨てました。 私は本が大好きなので、 こんなことは初めてです。。 今でも読んだことを後悔しています。
三流の物書きがやりそうなこと
最初から最後まで違和感があって非常に読み辛いです。 文章構成も、三流の物書きないしご都合主義がやりそうなもので 作者の程度が知れました。
きっとあなたも騙される
読後感はかなり悪い。小学生の主人公が夏休み前に登校拒否の同級生Sの家に宿題を届けにいった際、首吊り死体となったSを見つける。通報をうけて警察がかけつけたところ痕跡は残るものの死体は消えてしまった。 彼らの住む町では、犬猫の不審な死体が発見されており住民は震撼していた。そこでおこった少年失踪事件。 そしてSは驚く姿となって少年の前に姿を現し、主人公は妹と共に事件を解明しようとするのだが... 導入部で妹の運命が想像できる部分があり、いつそれがおこるのか、そして姿を変えたSが隠している事とは、各主要登場人物の怪しげな行動が繋がったとき、Sの事件に驚く事実が浮かんでくる。 最後まで全く展開を読めず、あまりの荒唐無稽な筋立てに驚くと共に、これもありなのか、と感じてしまった。 この読後感の悪さ、好みがわかれる作品であろう。
ただ、読み切るのがつらかった。
才能有る若き作家・・・寂しいなぁ。この人はただ売りたいだけ? 心底おぞましいのは作品か作家のやり口なのか。 言えば買って読んでしまった私が馬鹿なのだろうけれど。 余程、人間に悪意を持って生きて来た人しか理解出来ない世界。 良くこんなもの書いたね。気持ち悪くなりたい人にはお勧めなのかしら? 星など付けたくないのが本当の気持ち。 手放したいけど・・・ゴミに出す事に致しました。
ごめんなさい
稚拙なファンタジーっぽい作品にしか思えませんでした。 小学生の作文を読んでいるかのよう。


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綾辻 行人  
¥ 580(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:1,598位  
カスタマーレビュー数:26

くちコミ情報
衛星のような作品
この作品は「館シリーズ」としてとらえてしまうと?ということになります。しかし、だからといって内容がおそまつだとか子供向けに書かれたものでは決してありません。氏は短編作品も出していますが、そちらに近いものがあるかもしれません。子供向け?という点ではかつて赤川次郎氏が集英社の「コバルト文庫」に「吸血鬼」シリーズを出してそれなりに成功したように綾辻氏もそれを意識したものでもないでしょうが、新しいジャンルを試したと受け取れなくもありません。この作品の特徴はストーリーの奇抜さや斬新さ、トリックの種明かしよりは登場人物の描写に主眼を置いた点にあると思います。一人一人の登場人物が生き生きと描かれており、読み進むにつれてファンというか応援したくなる人物が出てきます。ストーリーは淡々と進み、途中での「意外感」はありません。ところが、それまで1本の線できたものが最後になってまるで打ち上げ花火が開くごとく複線的な結果を生み出します。ストーリーの種明かしという「読みどころ」は氏も紹介されているように「びっくり館縁起」の項目ですが、事件が収束した10年後の「びっくり館再訪」が本当の意味での真実であり、ストーリー的にも「結末」というにはあまりにも「余韻」を含んだ印象的なエンディングです。これはよくホラー映画なんかで見せる手法ですね。映画なら続編を予感させるラストです。さしづめ「びっくり館の殺人ー青春編」ってところでしょうか。ストーリー構成、展開とも申し分なく、謎解きに主眼を置いた本格的「館」ファンには変化球と写るかもしれませんが、これはこれで立派な「綾辻ワールド」だと思います。あたかも惑星を守る「衛星」のように・・。マイナス1点の理由も特にないのですが、肩透かしを食らったという本格的「館」ファンの心情に同情して評価4とします。
がっかりした人はもう一回読むといいよ!
mixiの綾辻コミュニティに詳しく書いたんですが、この物語には語られなかった真相が背後にでんと控えてる。でも、作者は最後までそれについてはひとことも触れない。 だって、語り手はひとりだから。彼が知らなかったことは、起こらなかったことと同じ。 だから、ミステリファンが眉をしかめたとってつけたような幻想シーンが最後にあるんですね。 そこで、おや、と思った人は、表面的に明らかにされた「真相」に疑問をもってもう一回読み返すかもしれない。 けっ、と思った人はもう二度とこの本を開かないかもしれない。 どっちの態度が正しいってわけじゃないけど、作者は少なくとも二度は楽しめる物語としてこれを書いたんじゃないだろうか。 『虚無への供物』へのオマージュとして書かれたというのは、ガジェットをちょちょいと拝借しましたよってだけじゃなくて、『虚無』がもつ構造的な部分(殺人はあったのか、なかったのか?正統派ミステリとしてなんの破綻もない『虚無』がなぜアンチ・ミステリと称されるのか?)にチャレンジしたって意味じゃないのかな。 傑作じゃないかもしれない。でも、こんな意地悪なメルヘンはそうそうない。 『びっくり館』にはセクシャルな暗喩やサタニズム的な符合が、目立たないように、そこかしこに散らばっている。 そう、ヘンリー・ジェイムズの『ねじの回転』みたいに。
また中途半端な・・・
ミステリとホラーの融合を目指すのは別に構わないんですけど、 ミステリならもう少し遊び要素と言うか、選択肢が欲しいですね。 予想通りの展開に正直、がっかり。 ミステリというジャンルは自分で自分の首を絞めるようなジャンルなので 仕方ないですが。 好きな人は好きかも知れないし、今まで綾辻作品を読み倒していなければ 楽しめるかも。 いっそ、『十角館の殺人』位、ぶっ飛んでいれば、そういう話として楽しめますが、 これは登場人物が中途半端に普通なので、設定の不自然さが際立って辛いかも。
館シリーズ第8弾...だけど
作者も言うとおり、厚ーい「暗黒館」の後は、薄ーい「びっくり館」。 館シリーズ第8弾はホラー寄り。シリーズの中ではあれやあれ同様「変化球」の部類に入りそう。 文章はジュブナイル的で読みやすいが、ミステリ読みをくすぐる仕掛けが何箇所かある。袋とじの綾辻行人vs.道尾秀介の対談では、そのあたりにも触れていて楽しく読める。 書くほどにより高いレベルを要求されるプレッシャーの中で、兎にも角にも館シリーズ8冊目まで漕ぎ着けた事を素直に賞賛したい。 予定ではもう2冊...楽しみにしています!
びっくり!するのは間違いない
「ミステリーランド」(Uさん)の為に書いた作品だそうです。 袋とじで作者曰く、「シリーズものは読者の期待や要求に『応える』『裏切る』の繰り返し」だそうです。これはそういうセリフが出る作品だと思って買ってください。 20年で8作しか書いてないのに裏切りモノを複数出せる神経の図太さに☆一つ。 スクリーンセーバーが欲しい人、ノベルズで館シリーズを揃えてる人のための一冊。


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あくまで相互補完
映画を見た方、またこれから見る方用の小説であると思います。 あくまで映画では語られなかった主人公たちの心情を文字に表しており、 所々シーンが集約されていて映画を見た・見るのを前提としていなければ解かりずらい部分があります。 映画を見た方にはオススメできますが、まだ見てないという人は一度映画を見てからの方がいいですよ。
映画の「後」に絶対おすすめ
映画版を見た後に、読みました。 映画をうまく補完しており、読まれることのなかった明里の手紙もあって大満足です。 こういうことだったのか、と初めてこの物語をわかることができました。 貴樹がなぜ最後あんな風になってしまったのか。 映画では明里の存在があまりにも大きかったから、という感じで ひたすら切なく、やりきれない感情が残ります。 でも小説では、貴樹自身の生い立ち、“いつも発展途上である”生き方そのものが そうさせているのだな、と。明里だけが原因ではない。 だからこそラストには彼が自分の力で少しだけ、前向きになるのが確認でき、ほっと一安心。 四季の情景や雰囲気、食べ物や街などの日常生活、登場人物それぞれの気持ちが とても丁寧にリアルに描かれていて、感情移入しやすいです。
本当の愛情、本当の幸せとは?
 ネットでなんとなく見かけたのがきっかけでしたが今では人生の一作になってしまった作品です。著者は特に文才のある人物ではないでしょうが、アニメから入った自分としてはあまり気にならず読みやすかったです。アニメの補完作品としてみればさらに引き込まれます。  これは単なる恋愛小説ではなく、恋愛のを超えた本当の幸せを表現しているすばらしい作品です。本当の幸せとは誰かの心に永遠に記憶されること、誰かに自分の幸せを願われること。本当の愛情とは報われなくても、たとえ嫌われていたとしてもその人の幸せを願い続けることだとこの作品と出会い痛感しました。 恋愛が成就し、交際して親密な関係になっても別れてしまえばそれまで。これは作中の貴樹の恋愛を見ていても明らかでしょう。明里についても明里と結婚する男はたとえ明里と家族になれても貴樹のように明里の一部になることはできないでしょう。たくさんの恋愛をしながらも孤独を感じてしまった貴樹は不幸に見えますが、明里や花苗に幸せを願われている貴樹は間違いなく幸福な人間です。  人が死ぬときに持っていけるものは愛する人ではなく、思い出だけです。そう考えると結婚とは社会における責任感を表すイベントにすぎないのかもしれません。結婚が意味のないことだというわけではありません。ただ、あなたを本当に愛している人はたとえ傍にいなくても遠くであなたの幸せを願っているという話です。  私としては貴樹はもしかするとずっと独身かもしれません。最後のシーンは貴樹が明里の幸せを願えるようになったということを表しているのだと思います(アニメのとあるシーンを見ると貴樹と明里が一緒になることの暗示ととれる部分もありますが)どちらにしろ、一人であってもどんなに遠くにいてもこの空のどこかで自分の幸せを願ってくれている人がいる、そう思うだけで力強く生きていけることがこの作品を見ていると伝わってきます。  過去に恋愛に限らず人間関係で悩んでいる人はどうぞ精一杯悩んでみてください。誰かに愛されたいと思っている人はどうかその人の幸せを願ってみてください。人に伝わった想いは相手の受け取り方によって改変されてしまいますが、あなたの心にある想いは伝わらないけど唯一の一途な思いです。どうか大切にしてください。これが貴樹と明里から読者へのメッセージだと思います。
映画と小説で完成した貴樹の物語
この本の元となった映画「秒速5センチメートル」の補完的な意味を持つ小説で、簡潔な記述の本文に映画の登場人物のモノローグが丁寧に語られています。 映画では美しい映像と音楽につつまれすぎて、今ひとつ明瞭ではなかった貴樹の心の深層が丹念に描かれており、第三話の見方が大きく変わりました。小説を読むまでは、過去の一生を何度繰り返しても再び訪れるかどうかわからない奇跡のような初恋に囚われた男の物語だと思っていたものが、もっと奥深く、しかし身近なものであったということを知りました。 彼もまた、それからの人生の歩みの中で明里との関係に決着をつけていたのであり、ただそれが明里よりかは上手く出来なくて結果が伴わなかっただけだったんだなと。失ったものの大きさに恐れをなして、いま手の中にあるものが価値の無いように思え、自分は哀れだと信じ込んでしまっていたのではないのだろうかと。 作中の最後半に貴樹が自分の愚かさを責める描写があります。おそらく彼はいままで何度も自己を責めたと思いますが、この時はじめて強烈に感謝と愛情を伝えられなかったことを悔み、同じことを繰り返しているだけの自分にあきれ果てたように思えます。強く心を抉るものの、立ち直るためには絶対に必要な事を彼が積み重ねていこうとしていることが感じとれ、この作品は映画と小説ではじめてひとつの完成した物語となるのだなと認識しました。 新海監督が、あえて小説も出そうと考えた理由はそこにあったのではないかと思います。 最後に私事で恐縮なのですが、私がこの作品にこれほど強く惹かれるのは、私にも同じように忘れられない人がいるからだと思います。 この本を読み終えたあと、別れた時に彼女がくれた手紙を数年ぶりに読み返しました。 あの時は、ただただ辛くて悲しくて、何が書いてあるのか頭に入らず涙を流すだけでした。 今読んでも、涙は流れます。ですが、そこに彼女の真摯な思いと今まで共に過ごした時間への感謝が綴られていたことを今は明確に理解ができます。 長い間止まっていた私の時間が、この映画とこの本のおかげでゆっくりと動き出した気がします。 そんな機会を与えてくれたこの作品に、心からの感謝を。
興味あるなら
買って損はない 読みやすいしね 自分はいろいろ思い出す事になり少し寂しい気持ちになりました


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くちコミ情報
直接役にはたちません
実は高校生の時にこのような形での古典の探索をしていた時期が私にもありました。もっとも当該部分とおぼしき部分をやっと見つけても、例の岩波の日本古典体系では、詳しい注釈があるわけではなし、なかなか意味が多義的な部分もあり、とってもじゃないけど、楽しむという感覚得られないというのが、正直な感想でした。本書は、当該部分の抜粋の抽出、そしてその部分についての懇切丁寧な解説、章ごとには両田中さんの間での対談まで収められています。また註では時代についての歴史的な基礎知識が実に丁寧に註で取り上げられています。取り上げられている話(同性愛、性倒錯からscatologyまで登場します)もヴァリエーションに富んでいて、時代の拘束のなかでも人間の想像力の考えることは余り変わっていませんね。そして男女の間の永遠の感性のすれ違い、これもいつも変わらないものです。
古典好きもそうでない人も一読の価値あり
文章パートが秀逸です。学者先生のサービス精神もあるでしょうが、 内容そのものが非常に興味深く、引き込まれます。 ペン先に「神」が宿るイタコ漫画家、田中圭一氏の漫画解説パートは言わずもがな。 手塚画風で怒涛のように下ネタが出てくるので、腹をかかえて笑えます。 エロは人の興味を引くもの。教科書の古典には興味を見いだせない中高生に与えるのもいいでしょう。 学生に副読本としてオススメするのは大いにアリです。 面白くていい本だと思います。
「セクシィ古文」というよりは「エロチック古文」
高校生のとき、古文が苦手でした。文法的に難しかったし、(高校生として)内容的につまらなかったし。しかし、古文の教科書では、本書のような内容をスルーしていたんですね。本書で取り上げた題材、面白すぎます。(^o^) 「宇治拾遺物語」や「古今著聞集」にこんな内容の話が載っていたなんて! こういう古文があると知っていたら、古文にも好奇心がむくむくともたげてきて、古語辞典にも首っ引きになっていたかもしれません。(「新解さんの謎」みたいに(笑) ちなみに本書の巻末に"セクシィ古語辞典"(4頁)が載っています) 好きこそモノの上手なれ、です。(^-^) 通読すると、昔の日本人は実に開けっぴろげであっけらかんな感じですね。貞操観念がまったくと言って良いほどないような。しかし、それは当時の平均寿命などの生活条件の厳しさを考えれば、止むを得ない一面もあるのかも。当時の美人の条件("髪"が命)も、当時の夜の生活スタイルを考えると自然な成り行きなのかも。(小野小町の肖像画を見ても、今の我々にはピンときませんが、当時の生活スタイルを斟酌すると「萌え〜」となるのかもしれません)今の我々の"常識の尺度"で判断してはいけないんですね。(「アフリカを食べる アフリカで寝る」でも同じような感想を抱きましたが)
幅広い層への「古文」アピール
古文や漢文を忠実に現代語へとうつし替えると、原文のニオイというかニュアンスはほとんどの場合、かき消えてしまう。 それを時代考証ばっちりのマンガで平易に翻訳してしまえ!というのがまず大発明だ。   また『古事記』や『今昔物語』などをさらっと読んでいると、あきらかにエロ……というかくっだらない下ネタ……が満載されていることがわかるのだが、 現代の我々にはその下ネタをまともに笑うことは難しく、 「中世の人々の健康なリアリズムが」「下層階級の生活がうんぬん」などという、学問用語にくるまれた他人ごとに変換されがちだ。 ですが。 この本は、そのあたりのエロがそのまんま!  翻訳されてます。 光源氏と○○はここでヤっていると思われます、とあっさり指摘してくれる田中貴子先生の侠っぷりにしびれる900円。   続刊が望まれる意欲作。
こりゃあすげえ本だ!
春画やこの本のような艶笑古文(?)を見たり読んだりすると、人間ってずうっと変わっていないんだなあと思ってほっとします。田中圭一氏のイラストもすばらしいが、同氏の恋愛経験の告白まで読めてお得感十分。これで古典の成績がよくなったり、高校や大学に受かったりすればもう言うことなし。それにしても、田中貴子先生、こんなにはじけちゃって今後の学者生活は大丈夫だろうか。


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カスタマーレビュー数:63

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   宮崎駿が描き下ろしたオールカラーの絵物語。1982年「アニメージュ」にて『風の谷のナウシカ』の連載を開始したのとほぼ同時期に描かれた作品である。水彩の淡い色をいくつも重ねて着色した絵が美しい。

   作物の育たない貧しい国の王子シュナは、大地に豊饒をもたらすという「金色の種」を求め、西へと旅に出る。つらい旅の途中、人間を売り買いする町で商品として売られている姉妹と出会う。彼女らを助けた後、ひとりでたどり着いた「神人の土地」で、金色の種を見つけるが…。どんな状況にあっても、生きようとする人間のたくましさ。強い心だけが生みだすことのできる、やさしさ。そして、弱さと無力さ。宮崎は、短い物語のなかに、そんなものを、ただそのまま描き出してみせる。

   世界観の作りこみとそれを表現する絵の力は圧巻。特に「神人の土地」にあふれる虫、植物、巨人、月の造形には、一切の迷いが見らない。彼の頭のなかに広がる原風景を見せられているようで、生々しいほどの迫力に満ちている。死と生、喜びと恐怖の一体となったこの世界観は、以降の宮崎作品にも幾度となく登場する。

   チベットの民話に感銘を受けた宮崎が「地味な企画」ということでアニメ化を断念し「自分なりの映像化」を行ったものが、本作である。だがアニメという万人に向けた形をとっていれば、また違うものになっていたはずだ。淡々と、厳かに物語が進行する本書の独特の雰囲気は、絵物語という形態であればこその魅力といえるだろう。(門倉紫麻)


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今こそ映画化の好機!
この本を買ったのはもう16,7年前のことですが,今読み返しても 新鮮な構成になっていると思います.苦しくつらい生活の中での凛とした生き様,精神を病む恩人を助けぬく決意,だからこそ生まれるゆるぎない心の絆.経済的な厳しさが取りざたされる中,実は最も今の世に大切なものを訴えかけてくる素晴らしい内容だと思います. これが出版されたご時世はバブルで,貧しい国の王子が豊穣な収穫をもたらすという種子を求めるつらい旅の中で成長していくなどという筋立ては受けるわけがないと,宮崎監督は世に出すのを半ばあきらめていたそうです. しかし今,多くの人が生活に苦しみ,生きる意味を見失っているこの時代なら,当時の宮崎監督の思いは多くの人達にストレートに伝わるのではないでしょうか. この物語中の設定は駄作「ゲド戦記」に使われてしまった部分もありますが,壮大で心を打つメインストリーのオリジナル性は失われていません. この本の内容で,この時代に多くいる指針を失った若者達の励みになるような映画を是非,つくって頂きたいと思います. 宮崎監督,陰ながら応援しております!
さすがの一冊です。
これを読むと、宮崎駿の絵の力量や、独創性、ストーリーの良さを痛感します。 初版が83年ですから、ナウシカより前の作品ですが、絵を見るとキャラが動き出してもおかしくないほど、臨場感に溢れています。 絵が止まっている分、(変な言い方ですが、アニメではないので)何か、こちらに想像させるものがあります。 これを見せられたら、「天才だなぁ」と思わざるを得ません。 受難の日々を乗り越えようと、全身で立ち向かう美しい少年と少女。 もうすでに、宮崎ワールドがこの作品で花開いています。 まさしく原点的な作品。 ジブリ・ファンはお勧めです。 追記 僕は「ゲド戦記」が好きなのですが、この作品が元になっているだけあって、大分、絵的に似ている部分があります。
映像でみたい!
初めて読んだのに、ナウシカの世界観に似ているためか、どこか懐かしく、読み終わった後に、しばらくあちらの世界から戻って来れませんでした。 ここで終わっているから良いのは解っているのですが、解っていても、続きが読みたい! 続きだけではなく、途中で何があったのか、もっと細かいところまで読みたくなりました。 最近の宮崎アニメはあまりピンとこないのですが、この作品が映画になれば、ナウシカやラピュタの頃のような、素敵な映画になるのではないかと思います。 一冊で完結していて、前ページカラーで、読みやすく、それでいて深く、「本のプレゼント」としては最適な一冊だと思います。
ナウシカ好きならぜひ
全ページカラーです。 漫画のような絵本のような。 とても魅力的な絵で、つい見入ってしまいます。宮崎駿の独特の世界観はいいですね。素敵な一冊でした。 ナウシカの原点と言って良いのではないでしょうか。 ナウシカ好きは買って損をすることはありません。
子供から大人まで必読の良書!
宮崎駿監督の「文庫サイズ コミック絵本」です。 アニメ作品のスピンオフや、監督のようなアニメ界作り手の方々の創作物などをラインナップしたアニメージュ文庫。発売当時小学生だった自分でも買えた値段なのに、全ページフルカラー・すてきな絵が映える光沢紙(コート紙)という装丁で、かなりお得です。 文庫サイズだからこそ、たまに気軽に手にとって読み返せます。収納もしやすい(けっこう大事) ご本人が(意志にかかわらず)大御所と呼ばれ、商業的なものもからみつく今日では、豪華装丁で大判の高額本としてだけで発行されてしまったかも…と思います。それもそれでいいんですが、この本はお金がなくても感受性が人一倍するどい子供のうちに、ぜひ一度読み、所有して成長してからも読み返してほしい作品です。 ストーリーは異世界民話調冒険譚。 宮崎先生の透き通って深みのある色合いと絵柄で綴られる物語は、地に足のついた探求の物語です。厳しい自然・飢える人々・奴隷市場など、人間の業も描かれます。天から飛来する謎の物体や農耕用ゴーレム(のようなもの)など、宮崎先生独自のSF民俗話もあり、「困難を乗り越えた二人はその後幸せに暮らしてめでたし」だけではない面白さ、恐ろしさを含んでいます。 ポニョやトトロなどの表面的な印象で、子供向けの善良アニメ監督だとしてしか宮崎先生の印象を持っていないかたは、ぜひこれを読んでもう一歩踏み込んでみてください。ぜひ、手描き絵の良さも味わってみてください。 (この色合いのまま、1時間ぐらいで映画化されないかな…。「原作版」ナウシカも…)


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¥ 599(税込)
在庫あり。
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カスタマーレビュー数:4

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9巻・10巻の表紙はセットで1枚の絵。込められた意味は深い。
大覇星祭のセット巻で、いわゆる前編です。 9巻・10巻の表紙の絵を並べてみて、注目してみようかと思う。 9巻が昼で10巻が夕方です。 9巻が超能力組で10巻が魔術師組です。 10巻の「告解の火曜」と「オリアナ・トムソン」が、 9巻の絵と合わせると、完全に包囲されているという絵なのだとわかる。という仕組み。 言い換えると、大覇星祭に参加してる人々が、大覇星祭に参加してない人達を包囲していて、 はっきり言って、9巻・10巻においての人々の位置関係の意味を解き明かしてるという構図ですね。 うがった見方をすると11巻以降も、本当に、このままの人間関係なのかどうかという不安と期待が入り混じるように計算されているのかもしれないですね。 たった1枚の表紙の絵ですが、なかなかどうして文字より語ってくれているのではないでしょうか。 こんなの単なる私の独断です。異論も当然あることでしょう。作者しかわからないことです。 とりあえず9巻・10巻を買って、それ以降も購読していただかないと、結論なんてわかるわけもないのです。 とにかく、これだけ注文の多い絵を見られて、どうのこうの言えたというこの時間を感謝し、星5つとします。 蛇足ながら、文章については星3つぐらいかもしれないですね。
体育祭
学園都市最大級行事「大覇星祭」。それは、学園都市に存在する全ての学校合同での体育祭であり、一般公開される。しかし、一般公開され、出入りのゆるくなった学園都市を利用して、謎の霊装の取引が行われるという。他の魔術結社を刺激しないため、またまた、上条当麻は魔術師との抗争に巻き込まれていくのであった... 今回は、いつものメンバープラス、新規の敵で、「通常コース」といった感じです。ただ、読むまで知りませんでしたが、前編でした。続きは10巻で...ということのようです。読むなら、セットで読みましょう。
ヒロインフラグ多すぎ
長編ゆえに登場したキャラクタが忘れられているという事はよくあるのですが、解説が挟まっている以上にキャラクタの独特な言葉遣いがストーリーを自然に思い出させてくれます。そして先を急がない徹底した前半の脱線ぶり。今回のヒロインを特定させない代わりにまんべんなく小話を挟んでいたので、途中で飽きずにするするっと読ませていただきました。
危うい時期、かな
質が落ちたというわけではないが、新しい展開を見せない。 シリーズとして、凡作に成り下がるかどうかの危うい時期が続いていると思う。 本書の内容としては、お祭りが始まって、それにまぎれた危機の発生偏といったところ。 しかし、この「危機」もどうにもパンチに欠ける。 敵方が策動はしているようなのだが印象がショボいのである。 敵方がちっとも成功しそうに見えないし、 仮に成功してしまっても、すぐに逆転できそうなヘボさがある。 あんまりこういう巻を続けていると、良くある超能力バトルドタバタラブコメの作品群に埋没してしまうと思うのだが・・・。
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