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| 賃貸宇宙UNIVERSE for RENT〈上〉 (ちくま文庫)
¥ 1,785(税込)
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ジャンル内ランキング:70,931位
カスタマーレビュー数:4
【くちコミ情報】
やっぱりいいものはいい
久しぶりに「賃貸宇宙」を引っ張り出して眺めたけど、やっぱりいいものはいい。 購入したときは写真にまだはまる前でただ面白くて買ったわけでした。 写真にはまってから久しぶりに見ると構図といい、キャンプションといい、ひねりといい実にいい、と感じる。 今、自分が写真を撮っているので良く分かるけれど「センス」ってあるんだよな、と感じました。 追記 部屋が乱雑な人(私もそうですが)には同類をみつけるか、目標をみつけるかですがいい本です。後、目標のある人にもいいかな。
本とかCDとか四角いモノを沢山持ってる人必読
家賃はバラバラですが、趣味は音楽鑑賞と読書、それもかなりマニアックな、賃貸主義者の部屋が多く掲載されてます。散らかしてる人もちゃんと収納してる人もいてリアル。
いくら見ても飽きない
もともと世の中はわけのわからないことばかりだったのだ。 それらをいちいち理解しようとする気分ではない。 けれど、こういうスタイルもいい。 『TOKYO STYLE』よりさらに混沌たる部屋べやの集合に目をみはる。 ここまでオープンに部屋(と人)を撮らせてもらえる都築さんとは 一体、どんな人なんだろう。
"Tokyo Style"の続編
"Tokyo Style"で現代の暮らしを鋭く切り取った都築響一が、さらにパワーアップしたバージョンを世に出した。まあ、よくこれだけいろんな暮らしがあるもんだと(ゲップが出そうになりながら)感じさせられる。 前作と違う一点目は、時々、住人が写っている(なぜか裸だったりする)ことだが、人がいようがいまいが生活感に満ちあふれており、そんなに影響があると思わない。むしろ、二点目として東京以外に京都と大阪が舞台となっており、微妙な差が現れているのが興味深い。東京には肩肘張って精一杯生きている人が大勢いるが、関西にはあまりいないのか?寺山修司は東京だからこそ成立し得たのだと、妙に納得させられる。
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| バラの画家ルドゥテ
Charles L´eger(原著)
高橋 達明(翻訳)
¥ 2,730(税込)
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ジャンル内ランキング:30,640位
カスタマーレビュー数:3
【くちコミ情報】
最後まできっちり読んで下さい
必ず感動に浸れます! 現本はなんと1945年に、ルドゥテの没後百年を記念する展覧会で企画出版された、970部の限定本 「Cha les Lege ,Redoute et son temps,Edition de la Gale ie Cha pentie ,1945」だったのです。 原本を取捨選択し増補されたという、108点の美しい図版は言うまでもありません。 読み始めは、固有名詞カタカナの羅列(巻末に原註・図版集目録・年表・人名索引)ですが、 じっくりと読み進めると彼の人間性や、ボタニカルアートの源?技法がちらり・・・ 遺言のような「緒言」の文章は、特にルドゥテ好きにはたまりません。
素敵すぎ☆
きれいでした!構図もいいし、ふわっと空気まで描いているような美しさで、今まで見た植物画の中で一番素敵☆ 『バラの画家』と言われるだけあって、やっぱりバラの絵が一番素敵でした。 額に入れて壁に飾りたい♪ ルドゥテの生涯も書いてあるので、絵だけでなくあわせて楽しめます♪
バラとその生涯の芳香
本日、届いた本を早速読みました。ルドウテの知られざる生涯に触れることが出来て、感無量です。現題に、彼とその時代とあるように、周辺の人々のことも多く書かれていますが、ナポレオン后妃ジョゼフィーヌのことにあまり触れられていないのが残念でした。マルメゾンの館での、バラについてもっと知りたかった・・・。100余点の図版は、美しく,はじめて見る油彩などもあり、満足です.ずっとそばに置いてお きたい1冊です。
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| 赤線跡を歩く―消えゆく夢の街を訪ねて (ちくま文庫)
¥ 998(税込)
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ジャンル内ランキング:7,734位
カスタマーレビュー数:4
【くちコミ情報】
清潔さを志向する社会にあって、実際に生きた証を感じさせる好書
昭和33年の売春防止法の施行以来、基本的には「存在してはいけない」赤線・青線地帯。でも、一点の曇りも容赦しない法律が定める世界と生々しい我々が暮らす実際の社会とでは、かなりの「ズレ」があることは大人だったら誰でも知っています。 本書はそんな「赤線(青線)地帯」を写真と文章でルポしたものです。「鳩の街・玉乃井」などすでに“死滅”した地域から、川崎・南町など“微妙な場所”まで地域別に追っていますが、屋根や窓の形や周辺の道路の形状など「赤線地帯特有の決まりごと」が、いまなお現存しながら、それでも都市の再開発という波に対して人知れず抵抗を試みている様子が写真を通してわかります。そこには確かに春をひさぐ女性が現存した事実があり、たとえ場所としては死滅しても、男女のさまざまな思いが確かに凝縮されているのです。 「汚いもの」「不快なもの」を排除していく世の中にあって、確かに「赤線」は時代遅れ、アナクロニズムの極致でしょう。実際、全国各地にいまで現存する「旧赤線地帯」も、実際に「汚い場所」から「快適で清潔な場所」へと変えられています。確かに防犯上や衛生面を考慮すれば、致しかたないことだと思います。果たしてその場所に渦巻く人の思いや情念までをも消し去ってしまっていいのだろうか、と考えないわけでもありません。街として一点の曇りのない状況、たとえば機能的な郊外のニュータウンのような街が果たしてベストと言えるのか、逆に無駄な場所や怪しい場所が存在してもそれもあわせ呑む「鷹揚さ」が街としての「余裕のようなもの」を生み出すのではないか。おそらく筆者がいちばん表現したかったことは、この点だと思います。
街の宝探し
遊郭、赤線、当時の建物に興味のある方にとってはバイブル的な存在になりつつある本です。吉原のようにソープランド街として、当時さながらの雰囲気をかもし出している街もある一方、鳩の街や玉乃井のように、過去を捨て去ったかのように、静かな住宅街となっている赤線跡もあります。 当時を知らない我々に、遊郭・赤線跡の建物を通じで、その時代の匂いを伝えてくれる写真集です。木村氏の著書からいつも思わせられるのは、建物や風俗嬢を含む風俗業全般に対する、氏の暖かな視線です。面白おかしく採りあえげるのでもなく、必要以上に悲壮感を感じさせるのでもなく、淡々とした語り口で語ってくれるのが魅力的な本です。もう少し写真が多ければ満点です。
お散歩ガイドにいかがですか?
公娼制度の廃止に伴い、戦後間もない頃から形成された赤線地帯。 時代の流れとともに現在は旅館やアパートなどに用途を変えて生き残ってきたそれらの建物も、危機的な状況を迎えています。そのわずかに残った街並みを写真と文で記録する味わい深い本です。 p 前ページに写真が載っています。しかもその半分くらいはカラーです。現代の建築物にはなかなか見られないステンドグラスやタイル使いの建物をはじめ、建築関する貴重な資料ともいえる素敵な本。主に東京都内、関東近辺の建物が中心なので、関東に住んでいる方はこれをガイドブック代わりにして、古き時代を訪ねるお散歩なんかをしてみてはどうでしょうか?
「赤線跡を歩く」を歩く
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| ニッポンの猫 (新潮文庫)
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【くちコミ情報】
出てくる猫がみんな素晴らしい
文庫版ということで写真が小さい。 けど、その1枚いちまいに写っている猫たちの存在感はとても大きいです。 一通り読み終わった今も、ときどきパラパラとページをめくってはふふふと微笑んで楽しんでいます。 面白い顔をしてたり可愛かったり、その風景に見事に溶け込んでいて一瞬分からない猫までいて(見つけたときに「やられたぁ!」となります 笑)、本を頭から順に読み勧めていっても飽きることはありません。 巻末のマンガも面白くって、ホントに岩合さんはこんなふうに撮影してるんじゃないかなぁ、と思います(笑)。
可愛いネコたち
2000年に出た写真集の文庫化。 日本各地で撮影された猫たちの写真集。簡単な文章も添えられている。 猫は、岩合氏の動物写真の原点らしい。数十年にわたって、猫を撮り続けてきたのだという。確かに手慣れている。写っている猫たちが、どれもリラックスしているのだ。警戒をゆるめ、ふっと油断した瞬間が切り取られている。 巻末には小林まこと氏の漫画も併録されている。
ニッポンの猫、十猫十色
岩合氏の猫写真は、とても素敵です。(猫だけではありませんが、とくに猫!) 忘れかけた日本の風景が、映し出されているその中に、猫がまったくの違和感を覚えずにとけこんでいます。 竹富島は、私も旅行をするたびに猫のいる海岸に出掛けますが、写真の猫と同じ柄の猫ばっかりなのです。 だから、この写真集のモデル猫に出会っていたかもしれません。と、なんて事まで思ってしまう… (★猫好きの方は、カイジ浜に行ってみてください!岩合氏の写した猫さんに会えるかも!) なんだか懐かしささえ覚えてしまう、そんな写真集です。 そして、写真と写真の合間に書かれている、岩合氏の猫に対する愛情深い思い。 猫を愛する人なら、頷かずにはいられなくなるでしょう。 街を歩いていて、猫を見かければ声をかけてしまうような方々、 とにかく、猫好きにはオススメです♪
本邦初、「ネコ風土記」です。
「類書は多い。いちいち買っていては切りがない、積み重なればお金だって馬鹿にならんぞ」と思いつつも、また買うてしもうた・・・。 p しかし、本書はある意味でユニークである。写真もネコの「鼻提灯」など珍ショットが少なくない。さらに「人間の生活の中のネコ達」というコンセプトで、ネコと土地の人々の生活との結びつきがシャッターに納められている。写真にまつわるエッセーやエピソードも非常に良い。まさに「ネコ風土記」ともいえる内容であり、ひょうきんなネコの姿にニヤニヤしながらも、しばし郷愁に浸ってしまうことも一度や二度ではなかった。 p ちなみに、「ネコ」だけでは中途半端だからと、もう一方の「イヌ」(ニッポンの犬)も買うてしもうた・・・。
もうこれ見たら「ごろにゃ~ん」ってなもんです。
この写真集に出てくる猫たちは、これはもう反則モノですよ。お手元に一冊!絶対後悔しません。
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| 陽子 (荒木経惟写真全集)
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【くちコミ情報】
視線の交わるところ
この写真集を見ると、愛する人との間に交わされる視線にハっとします。 誰かを愛し受け入れるということは、目と目が交わりあうということなんだと。 モデルの陽子さんと荒木氏との視線が交わるところで、この写真たちは生まれてきました。 出会った頃のイノセントな陽子さんが、だんだんと本物の笑顔を身につけていく過程が撮影 されています。荒木氏との「関係性」が実にナマナマしく写真に写りこんでいます。
共犯関係という夫婦のあり方
この写真集は繰り返し見ている。 この写真集に見られる陽子さんを見ていると「女性」というものが見せる 余りにも様々な「表情」に いささか圧倒される。僕が男だからかもしれないが 女性が有している いろいろな側面は 中々分かるものではない。実際 道を歩いている良妻賢母のような表情を見せている陽子さんと 性行為中と見られる陽子さんが 同一人物であるということは 写真集という形で突きつけられると 一瞬たじろいでしまう。 但し 結局 そこまで自分の妻を曝け出した荒木の主張と そんな自分の夫と共犯関係に入った陽子さんという構図が この写真集を限りなく美しいものにしているとも思うのだ。 夫婦愛という言葉がある。その愛情にもいろいろな形がある。そうして この写真集は それの一つの形なのだ。その点が何より見ているものの心を撃つ。僕らは 陽子さんが既にこの世に居ないことを知っている。それだけに 生きていた瞬間を切り取ったこの写真集には 打ちのめされる気すら覚えてしまうのかもしれない。
濃厚な一冊
とにかく、最初から最後まで濃厚。 リアルに伝わってくる私生活と思い。 この写真集で感じたのは妻の陽子が炊事洗濯掃除などをやっている時が一番輝いてみるのだ。楽しそうって事。 そのほかは、意味ありげな視線を投げかけていたり。 すごく分かりやすい女性。かなり魅力的な女性だと思う。
荒木さんの陽子さんに対する愛がいっぱいつまってて、クールな表情も幸せそうな笑顔も写真のすべてから2人の愛を感じました。そして大切な人を失うこと。荒木さんの悲しみがあふれ出ているようで涙が止まりませんでした。お互いの感性を認め合い高めあっているようで理想の夫婦です。
ここには写真のすべてがある
夫人である陽子さんの写真を編集した写真集です。ここに見られるものは荒木さんの気持ち。陽子さんの心そしてお二人の「関係」です。この濃密ともいえる関係性こそ写真の持つ意味ではないでしょうか。小奇麗な写真を撮っていた自分が恥ずかしくなるほどの実直な記録の数々でした。愛しているもの、身近なものを撮る。ここにはそんな「写真」の全てがあるように思います。
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帯の言葉にとてもひかれて・・・
高山なおみさんが書かれた、帯の言葉の「「ねぇちゃん」と「なぁちゃん」はまるで家なき子の姉妹が世界の果てを旅してるみたい。」にとてもひかれて、中身を見ないで購入しました。もともとクラムボンの世界観が好きだったので、はずれはないだろうという気持ちで・・。写真もとっても良いですが、淡々とした文章も飾りがなく秀逸で、時々手描き文字で描かれてある言葉にもはっとさせられるものがあります。原田郁子さんのきりっとして、どこを見つめているのかな?と思わせる目が素敵。なにもかも見透かされそうな・・。最後の方に、一枚、飛行機雲が何本も交差している写真に、すべての意味が凝縮されているような。人生とか、人に出あう意味とか、旅のせつなさとか、いろいろと奥の深い一冊でした。「なぁちゃん」(郁子さんの妹さんの奈々さん)の他の写真集も見てみたい。
旅!旅!旅した〜い!!
『旅行に行きたい!けど、行けない。。』と思っている方にお薦めの1冊です☆ 読むと、少しですが旅をした気になれます。思ったことをそのまま書いてある文。 旅の出会いって素敵だなぁと思わせてくれる、そんな本です。 写真も満載で、素朴というか。。町のイイ雰囲気がよく出てます!! 会社を休んでぷら〜っと旅に出たくなってしまうので、現実逃避と闘っている方には ちょっと危険かも。。 個人的には、価格がちょっと・・・もう500円くらい安く・・と思ってはおりますが、 良い本なので、近々誕生日の友達にプレゼントしたいなと思っています♪
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動物達の姿
写真家岩合光昭氏のラジオ番組を基にした本で、フォトエッセイのような体裁に仕上がっています。 岩合さんの語りの文章(その動物を撮影した時のエピソード等)と写真が2ページずつ、総計30章あります。 命がけで川を渡るヌーに始まり、ホッキョクグマ、ワオキツネザル、ライオン、狼、ペンギン、パンダ、 ネコ、コアラ、アフリカ象、羊、キンシコウ、ニホンザル、シロイルカなどさまざまな動物が出ています。 同じ動物が登場する章もあるので、30章に30種の動物が出てくるわけではありませんが、 同じ動物でもその章によって周囲の環境などが違うので、写真も文章もバラエティに富んだものとなっています。 美しい、かわいい写真の数々は見ていても癒されます。文章の方も、その動物の生態や特徴、面白いエピソードがあって とても楽しく読み進むことができました。著者の動物に対する気持ちが感じられる一冊でした。
we'll be happy!
岩合さんが動物たちを撮影した時のそれぞれのエピソードと、その時の写真が載っています。エピソードは全部で30個。どれも写真家だからこそ出会えたエピソードばかりで、中にはプッと笑ってしまうもの、野生を感じさせるもの、たくさん載っています。エピソードに添えられる写真も素敵です。この本を読むと、色々な動物たちの色々な場面に遭遇できる岩合さんが羨ましくてたまらなくなります。心が癒される一冊です。是非、購読していてくださいネ!表紙の可愛いリスのエピソードも載ってます♪
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真似して旅行に出かけたくなる
写真やDVDで見るよりもやはり絵画は実物で間近に見てこそその価値や存在感、美しさがわかるもの。けれども、フェルメールのように現存がおよそ40点以下であってもたぶん全点踏破は叶わない夢であろう。本書はそんなはかない夢を実現してくれた好著。雑誌の連載のようなので1話ごとの完結感が高く、多少、統一感に欠ける気もするが短期間でヨーロッパからアメリカまで渡り、個人蔵・非公開以外は一気に踏破した作者に敬意。紙質、レイアウト、写真もなかなか。この本、1冊だけポケットにいれてまったく予約のない「フェルメール追っかけ旅行」を敢行して、最後にフィラデルフィアで完走記念に「ロッキー階段」を駆け上がりたいものです・・・。
入門書として手軽に読める一冊
著者が独、仏、英、蘭、米を旅してフェルメール作品を見た感想や寓意についての諸説などを紹介する一冊。 盗難や展示期間の関係で鑑賞した作品は全点ではなく、33点だが、解説は37点(フェルメール作か否か判断が分かれるものを含む)につきなされている。 昨年「牛乳を注ぐ女」が来日し、本年も東京都美術館にて一挙六点の公開が予定されているフェルメール作品につき興味を持った人が手軽に手に取れる著作となっている。 各絵に込められた寓意の解説はやや物足りない感じがするものの、全作品が写真付きで解説され、コンパクトにまとめられていて良い。 残念なのは作品の写真。 画面が暗く不鮮明なものがあり、例えば本文に「画面下に○○が描かれている」とあってもその存在が分からないもののがあったりする。 カラー版ではあるものの1000円と安価な新書であるから、致し方ないのかもしれない。 本文は普通紙でよいので、巻末に写真だけまとめて、折りたたむ形式などにしてやや大きめの写真を載せるなどすれば、本文を読みながらの参照もしやすくよいのではないかと感じる。 各美術館の情報が記載されている点は賛否が分かれると思う。 本書は著者が旅をする過程を紹介するものであるが、各美術館の歴史やそこへアクセスするための交通手段などの記載は訪問する予定のない人には興味が沸かないかもしれない。 逆に実物を見るべく旅行を考えている人には、「この絵は今まで貸し出されたことがない」といった情報が入っているので、役立つと思われる。
フェルメールがやってくる
絵画関連の本でありながら、カラーが少ない本が多い中、これはカラーが綺麗。 編集者と著者、出版社の絵画に対する愛情が伝わってきます。それに価格もすごくお手ごろ。 自分が旅しているような気分にさせてくれます。フェルメールの絵画が出展されている町の紹介、美術館の紹介も丹念にかかれています。 今秋フェルメールの絵画が日本にやってきますので、その前のガイドブック代わりにもとても良いと思います。 掲載されている美術館に行きたくなりオランダとロンドンの旅のガイドブックまで買ってしまいました。 この本は、私の永久保存版の絵画本になりました。
素晴らしい作品の数々と知的好奇心を満たす内容
近年わが国でも特に人気の高いヨハネス・フェルメールの作品を実際に展示されている美術館を訪れて鑑賞してきた紀行文です。著者の朽木ゆり子氏はフェルメールに関する優れた著作のある方ですので、本書でもその見識はとても参考になるものでした。 上質紙にフェルメールの作品だと判明されている37点がカラーで掲載されていますので、ハンディな図録としての利用も可能です。 フェルメールが住んでいたオランダのデルフトの様子も興味深い記載でした。「デルフト眺望」や「小路」とほとんど変わらない佇まいが現在でも見うけられます。 欧米には素晴らしい美術館が本当に沢山存在し、それぞれ見事なコレクションを披露していますが、それら14都市の美術館を丹念に訪れた記録というのは結構重要です。筆者のように、フェルメールに造詣の深い方が、時間とお金をかけて全点踏破の旅に出るのは、フェルメール・ファンとしては羨ましい限りですが、ステキな企画でもありました。 本書はまた世界の美術館のガイドブックともなりえます。現に随所にカラーで掲載されている美術館の外観、内装、絵画の展示状況も本書の魅力を高めている要素の一つですので。 フェルメールの素晴らしさは印刷物ではもう一つピンと来ませんが、実際作品を目の前で眺めますと、その色合いの深さや精緻な筆遣い、作品から伝わってくる高貴な香りと神々しい輝きの全てが理解できます。私はたかだか、過去に日本にきた7点しか実際に鑑賞したことはありませんが、それらの素晴らしさを目の当たりにした瞬間、感覚として捉えられますので。 これは好著ですし、お勧めします。
フェルメール作品に興味を持った人なら購入して損無し
綺麗な写真で作品を知ることができ、 良い文章でその時代背景、解釈の仕方、まつわるエピソード といった知識を得られる。 この本以外のフェルメールの本は読んだ事はないですが、 入門編ということで考えれば間違いなく星5つ。 内容は入門編以上の魅力がありますが。 フェルメール、または絵画に興味ある向きには間違い無くお勧め。 図書館などで借りるより、購入して側に置いておきたい一冊と思いました。 休日のちょっとした合間に、パラパラと読み直してもいいし、 いつかこれらの作品がある欧州都市に旅行するときには絶対カバンに入れたい。 (サイズも手ごろ!) 文章内容はもちろん良いですが、それプラス、絵画の写真は綺麗だし、 紙も普通より白い光沢ある物で(だから写真が綺麗に見える?)高級感がある。 (ちょっと言いすぎ?) こんな良書がこの価格です。 シリーズ化して他の画家に関しての本も作ったらいいんじゃないかなと思います。
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| TOKYO NOBODY―中野正貴写真集
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発売と同時に古典となった写真集
写真はまず構図である。 六本木、新橋、赤坂・・etc 縦横に走る高速道路からのカメラ視線にはっとさせられる。 フィルムの色彩は早朝のおだやかな空気を 捉えていてたいそう美しい。 お正月の銀座は シンとして居住まいを正しているが、 この数秒後に路地裏から猫がのんびり歩いてきそうだ。 江戸の浮世絵師、広重がカメラを持ったら こんな写真を撮りそうだ。 皇居の静かな雪景。 誰もいないチープな歌舞伎町。 未来を約束するはずの開発地。 これは写真集の傑作です。
こんな東京を見られる人は居るんだろうか
人一人いない東京を撮るためにどれだけの労力を費やしたんだろうなぁと思わず苦笑いしてしまいますね。 他にもそのような方がいらっしゃるように、私も資料用の購入でした。 役にたっていないわけではないですが、思っていたほど役に立っているわけでもない、というのは事実です。 が、それを抜きにしても非常に面白いし、価値のある写真集だなと思います。 人で溢れかえる東京の街が、 こんながらんどうの状態で見られることなど滅多に出来ないでしょうから。
誰も居ない!
東京に住んでいたのは十数年前。忙しい毎日特に出歩く事も遊びに行く事もなかったですが。人だけは多いなと思っていました。 誰も居ない東京。条件が条件だけに単調になってる気はするけど致し方ないです。どちらをとるかですよね。でも、写真の素人の私から見たらやっぱり面白いと単純に思います。
やっぱキワモノでしょ
同じ作家の「東京窓景」は評価できるけど、こっちは素直に評価できないなぁ〜 でも、この作品があったからこそ、後の「東京窓景」も生まれているわけで、その点は重要視してもよいだろうね。とはいえ、年譜的にしか評価しかできないと思う。
不覚にも面白い
まぁ、よくよく考えたら一発ギャグみたいな写真集なのだけど、観れば観るほど面白いのは間違いない。構図もよく考えられているし、もちろん撮影技術も確かだし、写真としては非の打ち所も無いのだけど、でも被写体だけで引っ張ってるのも確か。 そういう意味では竹内氏アタリの風景写真や、アイドル写真と同じ「批評文脈」に乗せて、娯楽的に消費せざるを得ないという悲しみもある。 写真集としては星4つだけど、作品としては星1つだと思う。
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