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【くちコミ情報】
只の伝記では終わらない
伝記物は只の作者の紹介程度で終わってしまうものが多い中、この作品は群を抜いてすばらしいと思いました。ジョージアオキーフという人物を知る上でも、また良質な読み物としてもお勧めできる一冊です。中学生あたりで読んでいたら人生が変わっていたかもしれません。
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東京芸術大学大学院文化財保存学日本画研究室(編集)
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Irina Ionesco(原著)
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【くちコミ情報】
6000円は装丁代
不機嫌そうな少女の白黒写真にもっともらしい解説をつければそれなりに見える気がする ステレオタイプな女性論 とさっぴいて見ても心にひっかかる何かはあるので売らないだろうが 幼女の裸にさして価値を感じない人にはどうだろう。 立ち読みできたら買わなかった。 ゴスロリ好きの方、ゴシック寄りでは無いですよ。
妖艶と芸術
表紙からして衝撃的だったのですが、実際手元にしてその写真達を見た時の衝撃・感動・美しさは筆舌には尽くし難い。幼少女が魅せる妖艶な姿の数々は芸術と言っても過言ではないのではないのでしょうか。母が撮影したとの事で賛否両論、様々な意見が在るとは思いますが、芸術書物としての所有価値もかなり高いのではないかと思われる。星5つで評価するのが勿体無く躊躇われる程、魅力ある写真集でした。
期待を込めて5つ星。
長くイヨネスコのファンで、大型写真集の『バロックのエロス』を持っております。リブロポートやトレウ゛ィルと、多く写真集を出していた良質な出版社が消えてどんなに悲しかったか。しかし、復活してくれました。トレウ゛ィルが!エウ゛ァといえば写真集を手にする前は映画『エリザとエリック』に登場する成長したあのエウ゛ァと記憶しておりました。(あのルックスのまま長身の美女に成長!)今は何をしているのか、気になりますね。特にスキャンダラスと言われていたイワクのある作品集なだけに、すぐ絶版になりそうなのですぐ買います!(古本好きのワタシの勘では、無くなってからだと相当苦労しそうな感じが。)
少女というより彫像。
とにかく、中を一度御覧いただかないと、この感動をお伝えするのはムツカシイ。 我々は日本人ですから、少女写真というとイコールロリータ、無垢で可愛らしくてけなげで何でも言うことを聞く従順なコアラのような被写体、を想像してしまうのですけど、『エヴァ』はちがう。 けなげなロリータだなんて、とんでもない!!そんなことを夢想して購入すると、腰を抜かしてしまいますよ。 この「エヴァ」というモデルの少女はただものではない、だってこの妖しくて恐ろしいほどの眼光はいったいなんなのだ・・・? 淫靡なポーズを取っているからといって、けっして、けっして、日本にゴマンと溢れている「ロリイタ」系には繋がりません。しゃんと立っている芸術なのです。 結構写真集では高い方だと思うけれど、中身と内容、装丁、紙質、ちゃんとそれらにつりあっています。 本当にスゴイ本です。見てみてください。
こんなの初めて見ました。
新聞記事に載っていた、一ページ分の写真と記事に一目で惹き付けられ ました。エヴァの強い瞳と、フランス人形みたいな洋服、全体の雰囲気など 全てに。その日のうちに注文してしまいました。 p 写真は100枚くらい?で見応えは十分でした。中には結構きわどい写真も ありましたが、全然いやらしくないし、むしろ綺麗。 なんで10才にならない女の子がこんな表情ができるんだろう?と 不思議になってくるくらいです。
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| さよならエルマおばあさん
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【くちコミ情報】
人はいつか確実に死ぬ
平凡だが誇りに満ちた老婦人の死、語り手は愛猫。 人はいつか死ぬ。 そのことを忘れてしまっている、無意識に否定している、すべての日本人に読んで欲しい。 読み聞かせなら、小学校低学年から。
「わたしの命は、あと1年くらいだろうから、いろいろ準備をはじめないとね。」(本文より引用)
学校司書の仕事をしていた時、 小学校低学年の生徒から「先生、死ぬってどういうこと?」と質問され、思い切って読み聞かせ会をすることにしました。 余命一年と知らされたエルマさんが「わたしの命は、あと1年くらいだろうから、いろいろ準備をはじめないとね。」と言いました。自分の一生を書き残し始め、身辺整理をし、会いたい人に挨拶し、毎日決してメイクを欠かさず… 一日一日を大切に生きながら、少しずつ弱りを見せ、死に向かって進んでいくエルマおばあさんと、彼女を見守る温かい家族の淡々とした日々。 そんなシリアスな内容を 愛猫のスターキティ目線の可愛らしい言葉で綴ったドキュメントです。 読み聞かせ会当日、何度も練習したのに、スターキティになりきってエルマさんのいない部屋を窓の外から覗くシーンで涙が出てしまいました…。 自分の亡き骸を写真に、本に残すことを著者に許可なさったエルマさんに、言葉でうまく表現できないけど、胸の奥からこみ上げてくる感動を抑えられません。 お母さんが読んであげるのなら、小学校低学年からでも充分理解出来ると思います。 自分らしく精一杯生き、自分らしく人生を締めくくり死へと向かっていく。 生と死について子供と大人が共に考えるのに 素晴らしいテーマの本です。
生きて死ぬ運命
生きるものすべて平等に訪れるもの、それは「死」です。 しかしそれを自然のままに受け入れることはなかなかできないこと。 エルマおばあさんはそれを見事に受け入れ、家族に見守られこの世を去りました。 猫の語り口を通じて表現されているので一層優しく切なく「生と死」を訴えかけます。
◇死は生きた証拠◇
死を前にして、戦わずに受け入れる…自分の人生をそっと優しく振り返る。 死は恐くない…この世に生まれたからには必ず起こる事。 愛する人が死ぬことは悲しい…しかし、死をゆっくり迎えれらるように サポートするのは家族の役目。愛するからこそ出来る事…。エルマおばあちゃんの死を通し 生き抜くことの大切さや生きる強さを学びました。 読んであげるなら5歳ぐらいから自分で読むなら小学校低学年から。 死は恐いものじゃないんだよ…とエルマおばあちゃんはそっと教えてくれるはずです。
生きること死に行くことの意味を教えてくれる
死に行く事を受け入れながら、生きていることを大切にし、残った人へ愛情を注ぎ続けるエルマおばあさん。 生きる(死ぬ)という事は、人と人とを結びつけることなんだと教えてくれるエルマおばあさんの姿を愛情溢れる飼い猫の視線から描いているこの本は、とても穏やかな感動をくれます。
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【くちコミ情報】
女性美とは何かを問う名作
日本のどこかで暮らしている女性の部屋であり、居場所。整然とした部屋もあれば雑然とした部屋もあるが、70人の女性たちに共通すること―下着姿。ショーツの形はノーマルからハイレグ、タンガ、ヒップハンガーまでさまざま、色や模様も千差万別、胸を覆うのはブラだけではなくキャミソールあり、スリップあり。中には不揃いの品すらも。 男性の多くは布地の向こう側にある女性の性器と乳房の存在を当然に意識するであろうが、淡々とした部屋の風景は性器を求めることへの羞恥よりも女性たちの生活と、彼女たちが見ている社会や風景に思いを馳せるように鑑賞する者を誘導してしまう。その後、彼女たちが身につける下着が女性の魅力の大きな要素として感じられてくる。扇情的なポーズをとっているわけでもなく、性交を意識させる描写があるわけでもなく、高価な下着をつけているわけでもなく、容姿やプロポーションに飛びぬけたものがあるというわけでもない。けれど、何事もない日常の中を切取った写真の数々からは、静かに咲いている女性美が確かに感じとれる。 そのような美に共感できたなら、恥じることなく本書を手に取り宣言しよう。 「下着姿の女性は、追い求めるに値する美しさがある」と。
お部屋紹介系!
ひとり暮らしをしていて、部屋のレイアウトとかが好きで、「私の部屋 紹介」みたいな記事が載っていたら、引っ越す予定も無いのにアパマン系の雑誌を買ってしまうような人(?)限定で結構楽しめるのではないでしょうか? タイトルからエッチな物を期待する人は買わない方がいいですよ!
癒し系
女性たちの日常が写真をつうじてよく伝わってくる。なんとなくながめて楽しむ。ただそれだけ。ちっともいやらしさは感じない。ある意味では癒し系の本かもしれない。これをこの価格を出して買うかどうかはその人次第でしょう。
隣の彼女もこんなかな?
「部屋と下着」 このタイトルでHな想像した人は買わないほうがいい。 その辺のフツーな女の子が下着姿で部屋でゴロゴロ・・・ その上下おそろいでないブラとショーツに、そのとっちらかった部屋に、なんか安心感。 外じゃツンとすました彼女も、きっと一人の部屋ではこんな風。 ひとんちを覗いてみたいって人にはお薦め。
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【くちコミ情報】
旅をしているような気持ち
やや関連がありますで始めにレビューアー自身の事を述べます。この本を手に取った時、私の心身はすっかり疲れ果てて“鬱病”になっていました。鬱病と診断され自宅療養を始めて既に四ヶ月となる身です。まだ心身共の回復が不十分であり日常生活がやっとの状態で、少しでも外出をするとすぐに疲れてしまう身でこんな時こそ“自然”を感じたいと思いこのシリーズを手に取りました。まだ文章の方は疲れてしまうので読めない状態なのですが、本の中にある沢山の様々な場所でのありのままの自然が詰まった写真をパラパラと拝見するだけで“まるで自然の中を旅しているような感覚”て“ささややかな生と感動”に襲われました。今まで如何に社会や忙しさに振り回されがむしゃらに生きながらああ何と大切なものを忘れていたのだろう、身近にある自然や季節の変化を気にも止めないで生きてきたのは何時からだったのだろうと私の中に何か衝撃に似たものがふつふつと生まれだしました。鬱病におかされた身では本当にどんな些細な感動でも本当に有難いのです。写真について専門的な意見を述べる事は出来ませんが、この本に出逢えた事に“ありがとう”と伝えたいです(*^^*)
学ぶというより、感じる1冊。
日本語の楽しさ美しさを感じられる本。 大人なのにボキャブラリーが少なく 子供時代も勉強嫌いだったのでw 素敵な言葉を知って少し強くなれた気持ち。 名前シリーズと構成が同じなので、 シリーズファンなら揃えたくなるかも。
心がきれいにあらわれるような気持ちになれました。
この本は、なんと全ページカラーの写真が使われている。ただ眺めるだけでも感動する。写真の傍には、美しく、日頃少しなじみのない日本の自然をあらわした言葉が並ぶ。こんな言葉もあったのかと一つ一つかみしめながら読んでいく。澪標、恋の初風、蛍雪・・・自分の今の境遇や日常の雑踏と比べてみる。1日の終わりにこれを繰り返す。そうすると、自然と心が静まるような気がします。
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変で面白い
エドワード・ゴーリーの絵本でその中でも特にシュールな部類に入ると思います。 固定カメラの中に変な生き物がやってきて、へんなことになって、変に去っていく。 「変」の一言で片付く絵本です。 書いてある文章も変で、変な事づくしの本です。 その変な事を見て、笑いが起こる。クスリ笑いが起こる。 シュール好きの人には是非。それ以外の人でも結構楽しめるのではないでしょうか。
題のない本
さすがはゴーリー。ここまでやってしまうとは。彼の作品って「どんどん変に・・・」にも書いてあったけど、サイレント映画のような雰囲気を放ってる。すべての絵のカメラワークは同じ場所にあって、でもそこでちょっとずつ、パペットアニメーションの一つ一つの画像をゆっくり見ているかのように、変化が訪れてくる。 こんな風に私が語ってもゴーリー氏がなにを考えているのかは、分かりませんが、やっぱりこの作品の見所の一つは、文章です。これを文章と呼べるのか分かりませんが。「おくしぼりっく」がかなり好きです。
好き
おもしろい。ゴーリー作品の中でも上位に好きです。 もう意味不明でおもしろいです。変な生物たちがしかも変な風に登場しては去って、生物たちの名前と思われる変なフレーズもシュール感を増して、右の方で傍観している子供の微妙な変化もおもしろいです。 ゴーリー作品に出てくる人間の顔はみんなとぼけたやる気のなさそうな顔してて大好きです。 ゴーリー作品に出てくる奇妙な生物たちはみんなかわいくてへんてこで大好きですが、この本に出てくるのは特にお気に入り。あの玉ねぎみたいの大好きです。去り方も。 ゴーリー作品は大笑いではなく小笑いですね。ひとりで「ぷっ」って笑ってしまうような感じ。最近は大笑いするより、この小笑いの快感にはまってます。
ゴリ子
これはかわいい。 ちょっと気持ち悪い生物がすごいかわいいです。 不思議な生物、意味不明な創作(?)言語、1シーン1カットで送る、短くさり気ないある一つの風景です。 我々の生活には「よく分からない風景」が往々にして闖入してしてきます。例えば遠くの方で会話している、老人と警官とコックがいるとします。 彼らはどこにでも現れうる謎です。旅行先、プラットホームの向こう、喫茶店の窓の外、街中の雑踏、、、、、 そうした遠い風景を、我々はぼんやりと感情もなく眺めることでしょう。 それらは一つの無意味なストーリーであって、話の結末を見れば、我々はすぐに現実に立ち返ることが出来るのです。
題もなければ理由もなく・・・
ゴーリー作品のカタログでこの本の紹介を見つけてから、ずっと読みたいと思っていましたが・・・こんなに早く日本バージョンで読めるとは! p 定点カメラに写される映像のようですが、空の移り変わりなどとても芸が細かく、何度読み直して(見直して?)も新しい発見があります。 コウモリだかモグラだかの謎の生物たちはどう見ても美しい格好はしていないのに、妙に可愛らしい気がしてならないのは、やはりゴーリー作品だからでしょうか? p はっきり言って内容はありません。ゴーリーが何か特に伝えようとしているものも理由もないように思えます。それでもこの絵の力はすごい。理由もなく感覚に訴える力、これこそ表現の基本かもしれません。 ゴーリー作品の骨がよく表れている作品でもあり、初めてゴーリーを読む方にもお勧めです。
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| 河鍋暁斎
山口 静一(翻訳)
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【くちコミ情報】
こんなに素晴らしいものが文庫で読めるとは!
本書は明治時代にお雇い外国人として来日し、鹿鳴館や上野博物館等を設計した建築家であると同時に、幕末から明治にかけて活躍した画家・河鍋暁斎に弟子であったジョサイア=コンドルが、師・暁斎の生涯やその技法について書いたものです。 技法の解説については、暁斎の解説というよりも日本画全般の解説になっており、専門家ではない読者にとってはやはりわからないところもありますが、それでも海外の画家との比較で色々と納得させられるところや得られる知識も多いですし、河鍋暁斎の生涯の解説は本当に面白いく(8歳の時に髑髏を拾ってきて写生した話とか笑)、図版も多くて嬉しい限りです。 実際に弟子として生活し、正確には師弟というよりも友人と言って良い程親しかったらしい人物が書くものですから、信憑性という点において本書は間違いないものでしょう。 また、お雇い外国人として帝国大学の名誉教授になるような人物と、当時の天才画家という関係だけでも、十分に面白い内容であると思います。 さらに、豊富な訳注が読者の理解を助けてくれますし(素晴らしい文章に素晴らしい注がのっかった感じです)、訳者による巻末のコンドル自身の解説も面白く、この部分だけでも読む価値が十分あります。 河鍋暁斎に興味を持った人であれば誰にでも読む価値があると言える名著です。
鹿鳴館を創った男コンドルと天才画家河鍋暁斎
幕末明治期の天才画家と呼ばれている河鍋暁斎を知るうえには避けて通れない第一級の著作です。 暁斎の元に弟子入りし、「暁英」の画号を与えてもらったお雇い外国人建築家ジョサイア コンドルの卓越した観察眼に驚くと共に、当時の日本人が残し得なかった貴重な情報が綴られており、読み進めるたびにこのコンドルの残した著作の意味合いが見えてきました。天才画家とお雇い外国人との不思議な関係だけでなく、日本画を描くうえで必要な技法や顔料・染料、工程など実に興味深い事柄が記載してありました。 明治のお雇い外国人の文章を過去にいくつか読んだことがあるのですが、その大部分がエトランゼによる日本の印象記のようで、その域を越えないものばかりでしたが、本書は全く違いました。読めば読むほど驚嘆すべき詳細な説明で、本格的な日本画を描くにあたっての教科書のような内容と体裁を持っています。章立てを読むだけでその記述の確かさが伺えるとは思いますが、実に見事な描写ぶりでした。章立てを記しますと、暁斎の生涯、画材について、画法について、技法の実例、書名と印章、暁斎画コレクションとなっています。 河鍋暁斎の「十七世紀大和美人図」(部分)がカラーで掲載されていますし、第6章の暁斎画コレクションでは、魅力的な作品が白黒ではありますが、数十点掲載されているのはありがたいことです。訳注が18頁、暁斎・コンドル略年譜が16頁、コンドルの日本研究−訳者解説に代えて、が34頁と実に丁寧な編集になっています。 本書の訳出、訳注、解説、略年譜を作成された山口静一氏の業績のお蔭で、なかなか知るよしもない事柄を勉強させていただきました。これを名著と言わずとして何を挙げられようか、という心境です。
コンドルに感謝したい
明治のお雇い外国人コンドル(上野博物館、鹿鳴館、ニコライ堂、旧岩崎邸などを設計、岩手銀行や東京駅舎を設計した辰野金吾らを育てた)が、河鍋暁斎の弟子だったことをこの本で知った。 英国人が書いたのだから、勘違い的オリエンタリズムに満ちているのだろうと思いきや、まったくそうではない。 東洋的神秘(という言い方が悪しきオリエンタリズムに陥っていますね)を西洋的合理主義で記録した本書は、河鍋暁斎鑑賞のみならず、日本画を鑑賞したり、制作したりするうえで本書は大いに役立つ。 お雇い外国人の多くがサッサと日本を引き上げたのに対して、コンドルは没するまで日本に居座った。そして、洋風建築ばかりか、こんな素晴らしい本まで残してくれた。感謝してもしきれない。
待望の文庫化
河鍋暁斎の弟子暁英(=ジョサイア・コンドル)による、「PAINTINGS AND STUDIES BY KAWANABE KYOSAI」の邦訳。 1984年に河鍋暁斎記念美術館から山口静一訳による『河鍋暁斎-本画と画稿』が発行されていたが、高価なこともあり購入はしていなかった。 本著は基本的に内容は同じだが、十分の一の値段で、しかも20年前の誤りは正され、新たに解説が記載されている。弟子にる暁斎の画法紹介は丁寧であり、図版も多い。 暁斎による美人画をトリミングした表紙も素敵で、暁斎入門者にも、更に深く知りたいというファンにも格好の書物であり、何より貴重な文庫化であると思う。自信を持ってお勧めしたい。 絶版にならずに、長く愛されたいと願う本である。
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【くちコミ情報】
オーロラの彼方へ
写真をこんなに美しいと感じたのはこの本が初めてです。アラスカの美しい大自然に著者の魂が重なって写し出されて、まるで物質と魂の世界の境界線が消えてなくなってしまうかのような美しさを感じました。どこまでもはかなくて繊細なのに、圧倒されるような美しさ。 「…何も生み出すことのない、ただ流れてゆく時を、大切にしたい。あわただしい、人間の日々の営みと平行して、もうひとつの時間が流れていることを、いつも心のどこかで感じていたい。」 この写真&エッセイ集には、もうひとつの時間が流れています。もうひとつの時間は限りなく永遠に近い時間の感覚なのかもしれません。
感無量
オーロラの幻想的で美しい世界。そこに息づく野生動物達の命の輝き。そうした瞬間瞬間の魅力をカメラに納めた著者の作品は心が洗われる様。そして写真に匹敵する程の見事なメッセージ。こんなに短い文章の中に美しく儚く的確な言葉を詰め込んで語りかけて来る星野さんの内側の世界は何て温かくて深いんだろうと胸に迫るものがありました。最後の頁のプロフィールを読むまでもうこの世におられないとは知りませんでした。ご冥福をお祈り申し上げると共に,沢山の素晴らしい作品を有難うございます。
道夫さんが亡くなって早10年
動物カメラマンはいつも危険と隣り合わせの仕事です。 ましてやアラスカは身も凍る大地です。そこで道夫さんが何を感じ何を伝えようとしていたのか。道夫さんの写真を見て、ただ可愛いとか綺麗とかでは勿体無い。 写真家の意地とかそういう考えでは、ここまでの作品は生まれません。 同じ写真に関わる者として、きっと道夫さんは『冒険』していたんだと私は素直に感じました。 写真の業界でも使える写真、使えない写真と差を作ってゆくのですが あまりカッチリと決めてしまう写真には魅力はあまりないものです。 ぁぁ綺麗だなぁと思っていても、いつかは飽きてしまう。 私が、道夫さんの写真を好きになったのはその部分です。 写真と言葉その二つが見事に重なっているのは勿論の事ですが、写真1つ1つにも『伝えたい』という気持ちがヒシヒシと感じられます。 生きている事の有り難さ、生きてゆく事の難しさ、愛し合うことの大切さ、今を生きることの重要さ。それを自然から道夫さんへ道夫さんから私達へ伝えている。これを表現できる写真家が、今どれぐらいあるのだろう。勿論、著名な写真家は多くいます。 でも、まず私は道夫さんの作品をおすすめします。1人でも多くの人に読んで頂きたい作品ばかり。 『生きていること』を誰もが感じられる、それが星野道夫ワールドです。
作者の語りを聞いているよう
オーロラの写真集を求めてこの本を買いました。美しいオーロラの写真が多数掲載されていて感動しました。しかしこの本はオーロラの写真だけではなく白熊をはじめアラスカに生きる動物の写真も多数掲載されている。寒い中、気持ちよさそうにまどろむ白熊の表情は忘れられない。そしてやさしく語りかけるようなエッセイ。本を読んでいるというより、アラスカの大地を見ながら作者が語っているのを聞いているような錯覚に陥る。「こんな写真集って有るんだなあ〜」久しぶりに頭を殴れたような感動を覚えました。
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