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   芸術一般 の売れ筋最新ランキング   [2010年03月21日 22時32分]
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20世紀絵画 モダニズム美術史を問い直す (光文社新書)
20世紀美術 (ちくま学芸文庫)
高階 秀爾  
¥ 1,050(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:46,166位  
カスタマーレビュー数:2

くちコミ情報
純粋さの追求が抽象と幻想に向かう
 自分はカンディンスキーの絵画が妙に好きなのだが、20世紀美術といえば、いわく難解というのが相場で、しかしこの著書を読み込めば、その営為は決して難解さのための難解さではないこと、現代美術とは、ある種の純粋さを追求しようとする行為が、いつだって重層的である現実の一側面を捉え切ったときに極度に抽象的に、あるいは極度に幻想的になっていく結果として表象していることが了解できる。音楽にたとえてみれば、パンクやハードコアパンク、ジャーマンロックなどのラウドな音楽が野蛮に響くだけかえって純粋で優しくて知的でもありえる、といった感覚に似ている。  構成は序章の後に「オブジェとイマージュ」「構成と表現」「新しい伝統」「今日の諸潮流」終章、と続いていて、各個人・各流派の狙っていた表現の意図が、先行する流派と同時並存する流派とのせめぎあいでどんな風に生まれ、実践され、変容していくかをわかりやすく跡付けてくれる。その経過では、美術界内の影響だけではなく、科学や技術の変化や、社会生活の変化、国内情勢の変化や国家間の関係の変化にも影響を受けていく。  読み進めていくと気づくのは、20世紀美術の新技法は、大きな問いかけがなされた際の切り返しとして生成し、実行されたということだ。根源的問いかけは芸術家の外部から発せられることもあれば、芸術家の内部で生まれることもあり、時代が経過していくにつれて、そんなもともとの問いかけの声が小さくなっていくのが今に至る20世紀美術史のモチーフなのではないか。現代美術のわかりにくさは、ここにあるのだと思う。  その問いかけの内実について詳しく明らかにするのは今の自分には難しいが、生きていくこと、生きていることの実質はなにか、といった域にまで達する深さを持ったものだっただろう。その声を途絶えさせたのは「生産性の政治学」でもあり、この類の書籍を読んでいると自分の周りに強く感じる、根源的に問うことを無効にするハビトゥス、イデオロギーなのだと思う。  岡本太郎の著作と一緒に読みたい一冊。
ピカソが身近になった
 わたしには、ピカソの描く女性が綺麗だと思えませんでした。描かれた正面向きの両眼の間には、横向きの鼻。その下には斜めにゆがんだ口。しかも眼も鼻も顔の輪郭からはみだしているではありませんか。こんな絵が何億円単位で売買されているなんて、世の中おかしいのではないか。「ピカソはいい」なんて言っている人は、美術評論家が素晴らしいと言っているから付和雷同しているだけなんじゃないか、と本気で考えていました。 p  そんなわたしに、「どうしてピカソはこういう女性像を描いたのか」を教えてくれたのが本書、「20世紀美術」です。ピカソの絵画に対する考え方も分かりました。しかも、その考え方がとても論理的なことに驚きました。 p  この本では、ピカソも含め、19世紀後半に活躍したモネやセザンヌ、また、マティス、カンディンスキー、モディリアニ、クレーなど多くの画家が、それぞれどういう考え方を持って、作品の制作にあたっていたかが分かります。今世紀美術の大きな流れもつかめた気がします。今では、ピカソをはじめ、20世紀の芸術家の作品がとても好きになりました。この本には感謝しています。


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モノからモノが生まれる
デザインとヴィジュアル・コミュニケーション
木をかこう (至光社国際版絵本)
太陽をかこう (至光社国際版絵本)
ムナーリのことば
ファンタジア
ブルーノ ムナーリ Bruno Munari (原著) 萱野 有美 (翻訳)  
¥ 2,520(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:28,007位  
カスタマーレビュー数:2

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シンプルで的確な「想像力」の教科書
ファンタジア:これまでに存在しないものすべて。実現不可能でもいい。 発明:これまでに存在しないものすべて。ただし、きわめて実用的で美的問題は含まない。 創造力:これまでに存在しないものすべて。ただし、本質的且つ世界共通の方法で実現可能なもの。 想像力:ファンタジア、発明、創造力は考えるもの。想像力は視るもの。  この冒頭の定義はとても的確に思える。「ファンタジア」「発明」「創造力」の微妙な差異もわかるし、「想像力」だけが、ちょっと位相の異なる概念であることもわかる。  どうなんだろ、この中で今の世の中に欠けてるのは「ファンタジア」と「想像力」だろうか。“実現不可能でもいい”って度量が今の世の中には無いし、人様の考えたものを、広く、深く“視る”余裕ってのも無い。  “子供は壮大なファンタジアの持ち主である”ってのを否定するくだりで著者の言説に信頼感を持つ。そう、子供が考えなしに口にする突飛な言葉の数々は、ファンタジアなんかじゃなく、“自分の知っている世界の投影”だ。いい大人が、無知や無垢を、ファンタジアだアートだと言い繕うことを周りは看破しなきゃダメ。スピリチュアルとかもな。「想像力」を深めることが「ファンタジア」を生むっていう循環。  本書ではファンタジアを「対比」「反復」「類似」「交換」「融合」といった技法に分類していて、それはそれで納得なんだけど、あくまでこれはファンタジアの分析であって、思考の整理にはなっても、分析がファンタジアを直接生み出すわけではない。そう、まさに基礎知識っつーか教科書だよね。読んだからって、そこにファンタジアが降臨するかどうかは、また別の話であって。  結論。この本、「ファンタジア」を生み出せるかどうかは保証できないけど(そんな本あるはずがない)、「想像力」、つまり“視るチカラ”を鍛えるのには確実に役立つ。シンプルで的確な「想像力」の教科書だ。
ムナーリのプレゼント
 デザイン論と思って手にした「ファンタジア」は、私に「貴方の今の世界をもっともっとクリエイティブな自由で楽しい広がりに変えていけるのよ!」と囁き、沢山の具体的モデル、ヒント、示唆を提示してくれるものだから、「そーか! 同じ事象も視点を変えて観れば...」と乏しき想像力も痛く刺激され、その気にさせられる。ふんだんなイラスト、写真も嬉しい。  成長過程の子ども達に関わる方、アートに携わる人には勿論、我々年輩層にとっても創造的思考と内なる「ファンタジア」への認識と可能性を指し示すメッセージといえよう。柔軟で優しい訳文は、理論的部分も含め、快く読め理解を助ける。 (定年退職どうしょう!世代)


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原研哉のデザイン (アイデア・アーカイブ)
デザインのデザイン
なぜデザインなのか。
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デザインの輪郭

原 研哉  
¥ 1,995(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:42,443位  
カスタマーレビュー数:4

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白を読んで
「白」について、語源や歴史、日本文化に引き付けて考察しています。著者の「白」に対する思いが作品や空間などの豊かな情景描写とともに浮かび上がってきます。読んでいて「空白」の美しさを感じさせる著作です。読む分量が少なく割高に感じますが、英訳がついているのでまあまあかなと。英訳に価値を見いだせるようであれば買いだと思います。
あの「白」について
原さんの「白」は、 もう、一つの定番だ。 その白が、 原研哉の脳の中からどのように 醸成されているのか、 ちょっと覗き見られるところが嬉しい。 観音開きになっている 写真や図版もきれい。
白の世界観
原さんの世界。白の世界。考え方が綴られた1冊である。原さんのファンにとっては手にとるべき1冊である。『デザインのデザイン』に続く書下ろしの本書は十分に読む価値がある。しかしコストパフォーマンスを考えると☆3つである。立ち読みでも十分に読みきれる内容である。
Coolッ!
日本に独特の美意識を表す言葉として「余白の美」という日本語を 定着させたのは誰なのだろう。そしてそのとき決まって挙げられる のが等伯の松林図や龍安寺石庭、武蔵のモズの画などで、私たちは 長い間、日本の美学はその言葉で語り尽くされたような錯覚に陥っ てきた。しかし著者は本書の中でこの使い古された安易な言葉を 使っていない。 ドナルド・キーン氏は日本人の美の概念を、「暗示ないし余情= suggestion」「いびつさないし不規則性=i egula ity」「簡潔 =simplicity」などの言葉で表した。 デザインの現場の中で「白」を多角的に考察していたら、不思議に Cool Japanが浮かび上がってきました。この本は、白を論考する ことによって、これまでの「日本らしさ」を言葉に置き換える ことを試みた先人達の表現を更新する内容になっていると思います。 日英併記で、「白」の概念が世界的に更新されてしまいました。


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岡本 太郎  
¥ 660(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:18,785位  
カスタマーレビュー数:6

くちコミ情報
借景式庭園の魅力とは?
 「今日の芸術」に続く岡本太郎著第二弾「日本の伝統」。本書のほぼ半分が「中世の庭―矛盾の技術」について語られており、大いに興味を持って読み進めることができた。  一貫して、形式としてではなく創造としての伝統について主張し、縄文土器、光琳の魅力について触れつつ、本題では中世の庭の魅力を語りつくす。  まずは縄文土器の原始のたくましさ、ゆたかさを「四次元との対話」と称し、光琳芸術の本質を「非常の場」と指摘、それらを高く評価する。そしていよいよ話題は「中世の庭」へ。特に庭に注目する理由を著者は以下のように説明する。  庭園はそれ自体が造型される空間です。建造物であり、彫刻であり、また音響の遊びもあります。眺めると同時に触れるものであり、静止していると同時にきわめて動的な相貌をもおびる。自然であり、また反自然でもあるのです。さらに、その中にあらゆる芸術を総合して取り入れることができます。絵を置き、彫刻をあしらう。歌い、舞う、可能的な芸術空間です。(引用)  そして、具体的な事例を挙げつつ、独自の感性に基づき庭論を展開する。中でも特に賞賛の対象になっている例として、銀閣寺の銀沙灘、当麻寺の中の坊、大徳寺の方丈、竜安寺の石庭などが挙げられ、芸術家らしく直観的に分析している。  芸術は根源的な矛盾を秘めています。その緊張した統合のうえに、強烈な表情をかがやかせるのです。矛盾した要素の対立は芸術の本質であり、根本要素です。(引用)  さらに議論は借景式庭園の魅力へ。まずは借景式庭園に対する本人の言葉を引用する。  庭と遠景とのあいだに一つの断絶的な空間をおいた、しかもそれを乗りこえて有機的に対応し、構成されている(引用)  自然と反自然的要素とを対立のまま結合する技術。虚と実の対比、いわば無を媒介とし、断絶を前提とした高次な緊張。(引用)  借景式は、身近にある庭と遠景とのあいだが、断絶しているのが条件であり、二つの異質の空間の間におかれた、空の部分が重要であると強調。そして、「空によって媒介された虚と実」にその本質を見ている。  彼我(借景と石組)が無性格であり、ともにそれだけでは見ごたえがない。だが中景の空の媒介によって、双方が本質的に対決し、渾然と新しい次元に統一されるとき、はじめて驚異的な性格・風貌が打ち出されるのです。(引用)  最後に、奈良と京都の庭園を比較。第一印象として、奈良を雄大で荘厳、強さ、重さという言葉で肯定的に捉える一方、京都に対してはちんまりとくすんだ形式、趣味的な繊弱さなど否定的なイメージを抱く。とはいうものの、最終的にはむしろ京都文化の方に興味を抱くようになったとのこと。  異質なものの衝突にこそ芸術の本質を見出そうとする姿勢は、反骨精神の塊である著者らしく、また知識に頼らない分析は、新鮮で非常に興味深いが、常に穏やかであることを否定し、勢いや迫力を追い求めようとするその姿勢はかなり偏っていることを踏まえる必要がある。
今も生きてる岡本太郎
今読んでも、何度読んでも新鮮な本。 岡本太郎は、「今を生きている」というか、 「今も生きている」と思っちゃう! 感じるままに生きていきたい!! ニュートラルな自分でありたい!!
今こそ読まれるべき
怒りの書だ。従来の「日本の伝統」についての観念をたたき壊そうと真っ正面から果敢に挑む。 古くて美しいものが無条件に珍重される現状を嘆き、伝統とは現代の自分を作るものでないと意味がないという信念がこの本を書かせている。 そして昭和30年に書かれたというのに色褪せていない。 前半の縄文土器論の鮮やかさに比べ、後半の庭論は少々読み進めにくい。 それは読者が題材となっている庭を容易に想像できないからだろう。 巻末の岡本敏子氏の解説でも「庭論は不発のままの爆弾」と言い当てている。 芸術論としてだけでなく、安易に「日本人論」や「日本人としての誇り」が語られがちな今こそ読み直す価値のある本。
「伝統の存続」か「精神の存続」か。
 伝統を徹底的に見返す―。それがこの著書「日本の伝統」の目的であると岡本太郎は言う。    古いものをカサにきて現実を侮辱する事を、岡本太郎は非伝統的であり、人間として卑怯なのだという。    そういう気分に対する憤りが、岡本太郎にはあった。    岡本太郎は、法隆寺の失火による壁画焼失のことについて、「法隆寺は焼けてけっこう」だと言う。そして岡本太郎は、「自分が法隆寺になればよい」と言う。    焼けてしまったのなら嘆いてもしょうがない。それよりも、法隆寺よりもっとすぐれたものを作ろうという気迫が大事である。そしてそれを、現代人が穴埋めすればよいのだ―。    私自身、伝統文化というのは基本的に守っていくべきものだと思っている。だが、こうした岡本太郎の指摘は貴重であり、示唆的なのだと思う。    私なりに解釈してみると、「伝統の存続」は必ずしも、「精神の存続」とはならないというわけだ。本来大事なのは後者であるという事だと思う。    そして岡本太郎自身が「法隆寺はやけてけっこう」の心境に至った理由は、端的に言って、いい気な伝統主義者を嫌った、と察せられる。 “過去は現在が噛み砕き、のりこえて、われわれの現実をさらに緊張させ輝かすための契機であるにすぎません。現在が未来に飛躍するための口実なのです。つまり、かんじんなのはわれわれの側なので、見られる遺物ではない(60頁)”    本書は、私にとって大いに示唆的だった。こうした伝統の見方があるのだと、そう思わせられた。    伝統とは何か。その事に、視点を提供してくれる本なのだと思う。
太陽の塔は、縄文時代の埴輪から生まれたのか?
岡本太郎と言えば、1970年に開催された大阪万博の象徴とでも言うべき太陽の塔の製作者であり、その塔は大阪人にとっては今なおなじみのあるモニュメントである。大阪万博では、アメリカ館及びソ連館に人気が集中した。その当時は、アメリカ対ソ連の宇宙探索競争のまっただ中であり、それぞれ月への有人飛行を成功させ、展示物も「月の石」など月への探索に関連したものであった。その様な人類の大きな飛躍を象徴する国際博覧会を飾るモニュメントの製作者が日本の今日を代表する近代芸術家である岡本太郎であったというのは理に適ったことであった。岡本太郎は当時テレビのコマーシャルにも出演しており、パワフルなパフォーマンスで「芸術は爆発だ!」と叫び、日本中の国民を圧倒していたのである。それが強烈な印象として今でも私の脳裏に焼きついている。パリで芸術を学んだ、モダン・アートの先駆者である岡本太郎と私の中では認識していた。が、書店で、日本の伝統★岡本太郎という本を眼にして、おやっと思った。なぜならば、私のイメージの中では岡本太郎=日本の伝統という公式が理解できなかったからである。しかしながら、実際に本書を読んでみると、彼なりの観点から、縄文式土器、尾形光琳の絵、京都にある寺の持つ中世の庭に関する考察が展開されていた。とても興味深いものであり、大阪生まれで結構奈良、京都の寺社仏閣を探索していた私は、新たな寺社仏閣を見たような気分になった。特に思いもよらなかったのは、縄文時代の土器には激しい表現が見受けられるという見解で、メキシコのピラミッドとの比較では、昨年の夏実際にいくつかのピラミッドを見てきただけに、「なるほど!」と思わずうなってしまったしだいである。その激しさは岡本太郎とも通じるものがあったので、ちょっとほほえましかった。本当に岡本太郎と言う人は人を吃驚させる人なのだ!!


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壊れても仏像―文化財修復のはなし
飯泉 太子宗  
¥ 1,785(税込)
通常5~9日以内に発送
ジャンル内ランキング:100,256位  
カスタマーレビュー数:2

くちコミ情報
地元住民とNPOが協力した地域の文化財管理の取組には胸がすく思いです。
 本書では、仏像・文化財修復のNPO法人を主宰する飯泉太子宗氏により、地方の文化財(とりわけ仏像)の置かれた状況とその修復にまつわる話が紹介されています。地方の文化財が置かれた厳しい状況の中、地元住民とNPOが協力して地元の文化財を後世に残そうする取組には頭が下がると同時に胸のすく思いがしました。  飯泉氏は2009年現在で35歳と若く(レビュアーは修復職人は高齢だと勝手に想像していた)、仏像の構造とガンダムのプラモデルとの対比があったりして親しみを感じます(「6造り方はプラモデルと同じ―制作方法の話」P.43)。しかしながら、仏像の印相や修復技術の解説からはやはり専門家なのだと認識させられました。文章は軽快ですが、文化財に対する誠実さや修復という仕事に対しての愛情を端々に感じます。  文化財激戦区である京都・奈良と地方とでは文化財の置かれた状況は大きく異なります。地方では京都・奈良ほど文化財が観光資源として定着していません。地方自治体に文化財の専門教育を受けた人材がいることが稀なうえに、予算配分では文化財よりも住民生活が優先されるためです。文化財に対する年次予算が1万円未満という場合すらあるようです(「37修理が先か、指定が先か―指定文化財の話[1]」P.210)。  そのため、地方の文化財の保存管理は地元住民の有志に委ねられざるを得ない状況です。そうした中、集落だけで高額な修復費用を背負い込まずに広く寄付を募り、地元住人とNPOが連携して薬師堂と薬師如来像の修復を果たした茨城県石岡市菖蒲沢集落の事例は先進的であり、同じような状況にある集落住人を勇気付ける話だと思います(「39廃寺の仏像を守る―地元集落での保存管理の話」P.219)。  文化財保護関係者のみでなく、学校や地方行政関係者にもお勧めです。中学・高校の美術や道徳の教材としても使えるかもしれません。
文化財としての仏像がわかる
仏像の本ってたくさん出てますが、この本はその中でもちょっと異色の本です。 書いた方が仏像の修理を仕事にしているためか、仏像を巡る今まで知らなかったような話題が満載です。第2の人生を歩む仏像とか、ホコリの使い道とか、想像したこともないような話でした。仏像が好きな人には、もちろん楽しめる本ですが、仏像に興味なくとも充分に読み応えがある内容だと思います。


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○見え
春画の起源や時代毎の絵の技術・画法を真面目に解説しています。 絵は変に隠されたりしないで全ての部分を見る事が出来ますし、オールカラーなのも良いです。 同シリーズの2や3には、複数人による交接や性器をかたどった妖怪の絵などおもわずにやけてしまうような性的に大変滑稽なものも取り上げられてあり、「笑い絵」と呼ばれていたのも納得です。 また、日本の性文化に対する寛容性が窺い知れて面白いです。 しかし、最後には何より春画という芸術品の美しさを再認識する(出来たような気になる)良書です。
江戸、春画のおもしろさ。
春画の本が、沢山ある中で、こんなにいろいろ、細部にわたってかかれてというよりは、描かれている本は、ありません。
日本人の男女の関係性の何たるかがよくわかりますよ。
大好きな福田和彦さんのセクソロジー。この本で、日本の性の文化の広さと深さを大いに実感しました。本当に面白いですよ。この本に挿絵として出ている春画はとても興味ふかく、見ていて楽しいです!はらりと解けた帯と、脱ぎ散らかされた着物たちのなんともいえない艶っぽさ。 p 着物の柄もくっきりと描いてあって私はいつも春画の着物の柄を見るのが大好きなんですね。また、江戸時代のスーパースター、遊女たちの歌がのってたり、万葉集、東歌やアイヌの恋歌のお話、恋の魂呼ばいの話は大変興味深いです。自分の血の中にこのような遺伝子があるに違いないと核心しますね。 ぜひとも皆様お読みください!!日本人の男女の関係性の何たるかがよくわかりますよ。
江戸春画の華麗なる雅な世界
日本の江戸文化にこんなに華麗で大胆な浮世絵春画の文化があったとは、本当に驚くべきことだ。この本はオールカラーの図版を惜しみなくふんだんに使い、その魅力をあますところなく伝えている。世界でも稀な日本独自の春画という分野、江戸開府400年を迎える2003年、まさにこの本は記念すべき出版物であると思う。この貴重な文化を知るとともに、雅な江戸性愛学を学ぶことは、ゆがんだ現代の性愛の世界に、新しい指針を与えることになるだろう。著者の長年の研究に敬意を示したい。すばらしい。
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立ち直って欲しいと心から思いました!
何故、芸能界での安定した位置を捨ててまで転落の路を歩んでしまったのか、その背景が知りたくて この本を手に取りました。 暴露本的な本だと嫌でしたが、酒井法子さんを24年間もの間取材してきた記者が書いた どちらかと言えばかなり好意的な本だったので読後感は悪くありませんでした。 デビュー当時、私の友達が「酒井法子って笑っていても目が笑っていない」と言っていたのを思い出します。 現代では考えられない様なあまりにも複雑な生い立ち、それが彼女の表情に出ていたのかなと… この本を読むと、真面目で一生懸命だけど、不器用な、そしていつも愛を求めている 誰かに頼りたい・縋りたいと言う様な彼女の心の奥底がひしひしと伝わって来ます。 人生でプラスになる出会いもたくさんあるだろうに、何故かマイナスとなる様な人と出会ってしまい 自分自身がコントロール出来なくなる。 そんな心の弱さ・脆さも幼少期からの家庭環境が少なからず影響していると思います。 行ってしまった行為は確かに悪い、思春期のお子さんを持つ母親として許されるべき行為ではない事は重々わかりますが でも人間、環境だったり心が荒れている時ふと「魔」が差すと言う事は誰にでも起こりうる事だと思います。 これから子供の為にもそして自分自身の為にも精進して心の底から笑える日が訪れるといいなと思いました
結局・・・
のりP−が、逃亡中に電話をかけた、大物女性芸能人2人を知りたくて購入しました・・・が・・・ 結局、ヒントさえもなく、まったく分かりませんでした。全体的に驚くような新事実もなく、今までのまとめ的な本で、買ってまで読まなくてよかったァと、後悔しました。
本当の姿とは?
酒井法子を実に24年もの間取材してきた記者が書いた、 酒井法子の半生を描いたもの。 暴露本的な内容ではなく、酒井氏のこれまでの活動内容、 また、著者が感じた成長と脱落など、ありのままの酒井 法子の様子がうかがえる内容である。 酒井氏の成長を見守ってきた著者ゆえに、否定的な意見を 混ぜながらも、最後には肯定的に捉えて、今後の成長を期待 する内容となっている。 特に、人付き合い、人間関係については、否定的な態度を取り、 彼女自身については、肯定的な態度を取るといった傾向が見られ、 やや主観が混ざっている観もうける。
酒井法子関連本では一番まともな本です
酒井法子とその関係者たちに公私に付き合いのある著者が書いた 「酒井法子」の本。 他の本が興味本位に書いてある嫌いがあるのに対し、 彼女の更正を真摯に願っている感があります。 もっとも綺麗ごとばかりではなく、 近年において法子が家庭人(母親)としても失格だったこと 結婚してから、仕事においてもトラブルメーカーであったこと マネージャーさんの死の経緯など、 かなり衝撃的なエピソードも掲載されています。 それもこれも、彼女の更正を願って、というよりも 本当の彼女を知ってほしい一念でしょう。 読んでいて、一人の人間が壊れていく過程が想像できる過去でした。 子どもさんの孤独を法子の孤独と重ね合わせておられるようですが その著者の感慨は、おそらく当たっているのではないのでしょうか? 私は酒井法子のファンではないのですが、考えさせられる内容でした。
これまでの生い立ち、そして今回の一件を経て・・・酒井法子は何を思うのか
知人から借りて、今読み終わりました。 皆様のレビューに触れられてあるかと思いますが、酒井法子の生い立ち〜今回の覚せい剤の一件・保釈のこともかねて全てが分かるようになっております。私は酒井法子は95年のリリースの「蒼いうさぎ」から知り、また、出演ドラマ「星の金貨」「聖者の行進」「ひとつ屋根の下」でも彼女の事はよく見てました。しかし・・・、09年8月、今回の一連の覚せい剤の事件は世間に大きな衝撃を与えてしまった・・。中には世間では冷ややかな目で見ている人もいる。でもその中には全てを知った上で支持してくれてるファンのみんなもいる。 私は、酒井法子はデビューの頃や家族構成等、今回の一件で知りましたが、この本を読んで更に改めて知ることが出来ました。 全体感想としては、正直どんな風に言葉で表せば良いか見つかりません。ですが、今一つ言えることとしては、しっかり償って下さい。色々な意見として、芸能界復帰するORしない・させるORさせないは、後からの形になりますので。 評価は意見の分断等もあるので星は3とします。


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触発されます。
言葉のひとつひとつに触発されます。 たしかに、人生一般に応用がききますね。 描くスピリットにエネルギーを注入される感じです。 描こうと思って描くのではなく、いつの間にか描かされていた、そんなモチベーションが生まれてくる気がします。 モチーフの配置や雰囲気を感じ、空間を感じると、いつの間にか、体が動いて、画面に絵筆が走っている、そんな感じでしょうか。
全ての芸術活動をする方へ
千住博氏が美術について語る、ということで、本書で「作家」というと、もちろん画家のことです。が、技術的なことについて述べられている箇所は別として、芸術のレベルで「絵を描くとはこういうことだ」という部分を、「文章を書くとは〜」「楽器を演奏するとは〜」「書を堪能するとは〜」とあらゆる芸術活動に置き換えてみても、あら不思議、全て違和感なく読めてしまいます。というわけで、本書は美術論ではなく芸術論です。しかも氏の全生涯をかけた人生論でもあります。
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絵を描く人にとっては、余白をいかに描くか、 全体を見ながら部分を描くといった技術論のところもためになるのでしょう。 しかし、絵を描かない私のようなものでも、十分に読んで価値のある本です。 それは、絵を描くということを通して、人生の意義、生きる意味を千住氏が語っているからでしょう。 千住氏にとっての“絵を描くこと”は信仰に近いものがあります。  「生きていく支えが絵しかなかったのです。」 という告白が、信仰の告白にも思えます。  大徳寺の襖絵を製作するときに、1年間アトリエに篭ってもまったく筆が進まず、 あるとき、憑かれるように3日で描き上げたという話は、宗教家が神託を下ろす姿に重なります。 土日に画商とゴルフに行くような奴は芸術家ではないと言います。 アトリエという寺か修道院にでもいるといった間で、非常にストイックな方です。 絵を描かない人でも、“絵を描く”を“人生を有意義に生きる”と読み替えて読んでみてください。 人生一般に応用できる普遍性があります。 背筋がピンとなります。
絵を描くものとして勇気を貰いました。
タイトルが気になって、読んでいて作者が凄い人だと知りました。 私は絵を描いているのですが、色々悩んでいるときにこの本を読んで凄く勇気が沸きました。 作者の一言一言で頑張って努力しようという気持ちにさせてくれました。 とても素晴らしい本だと思います。機会があれば作者の絵もぜひ拝見したいと思っています。
言葉の宝石箱です。
最近読んだ中で、最も刺激を受けた本です。 はっきり言って絵を書きたくなりました。また、このような先生から絵を習うことができる学生さんは幸せですね。 *ショックを受けた言葉は、 「人物を二人描くとは、「関係」を描くこと」 すなわち、絵の中に単に人物を二人描くと、人物を2回描いたことになります。 2人が絵の中で存在するとは、その2人の関係が描かれていることだそうです。 言われてみれば、なるほど。。です。 *勇気を貰った言葉は、 苦手なことを克服するには、「苦手でなくなるまでやるだけのこと」 当たり前なんですが、なかなか実行することが難しいです。 そして、 「才能というのは、得意・不得意、上手・下手には関係がありません。 いかに夢中になって取り組めるかということなのです。成功する連中は、「とことん好き」である、朝早く起きて寝るまで絵のことで頭がいっぱいです。」ここで、夢中は、一生懸命とは異なります。一生懸命というと、義務的なニュアンスがあるとのことです。  そうですね。一生懸命っていうと、何だか意識的にやっているような気がしますもんね。 夢中っていうと、まさに疲れ知らずに、気付いたときには、長い時間が過ぎていた、という感じです。気分的にハイの(高揚した)状態になっているのでしょう。 とにかく、この本は、お勧めです。タイトルから絵に興味がある人のための本かな〜と、思いましたが、関係ありません。学生さん、社会人を問わず、面白く読めること請け合いです。そして、値段も安い。文句なしに満点です。



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くちコミ情報
ついに
TOKYO FM 月曜〜金曜PM10:00開校 ラジオの中の学校『SCHOOL OF LOCK!』からついに本がでましたー!!!! 開校してからの歴史を写真付きで書いてあります。 やましげ校長、やしろ教頭はもちろん、各講師、女子クラス、英雄、部活紹介など 内容は盛り沢山! 読み応え抜群です! 是非読んでみた下さい。
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