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| 木造住宅施工の実務手順―図解チェックシート175
木下工務店技術本部(著)
¥ 3,360(税込)
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カスタマーレビュー数:1
【くちコミ情報】
非常に詳細に書かれています 参考になりました
木造建築 在来工法、2×4工法の両方についてかかれています 基礎から水周りまで 非常に詳細です 実際に作業に入る前に読んでおけば必ず役に立つと思います 説明のが詳しいため文字も多いのですが 図解(手書きでしょうか?)もあり、わかりやすいです 部材等の規格も入ってるので助かります 家作りに興味のある方は持っていても損はない と思います
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| 安全と安心の科学 (集英社新書)
村上 陽一郎(著)
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カスタマーレビュー数:2
【くちコミ情報】
安全・安心について、科学史・社会史的に書かれています
現代社会における安全・安心について、科学史的・社会史的な視点から述べられています。社会において、安全・安心とは何か。科学はどのように安全・安心を扱ってきたか。平易な文章で述べられています。 原子力問題、交通問題、医療問題など個別の問題についても章が割かれていますが、個別の議論よりも、安全論・安心論の基礎が述べられていると思ったほうがよいでしょう。 著者の村上氏の専門である科学史・科学哲学史の知見に基づくしっかりした議論になっており、安全問題に関心のある一般向けの本として大いにお勧めできます。 唯一気になる点としては、「聞き書き」のような、冗長な文章表現、余談への脱線が見受けられるところでしょうか。興味深いと感じるか、だらだらしていると感じるか、読者の感想の分れるところだろうと思います。
安全と安心を原点から科学した本
現在、産業安全行政の一端に携わっているが、この行政においても「安全で安心できる」がキーワードになっている。 しかし、「安全」や「安心」自体の意味を明確に理解しているかと言うと、なかなか難しいものである。 そんな時、自ら関わっている「安全」や「安心」を別の角度から見ることができる本である。 この本は、(産業安全だけでなく)広い意味の安全を対象にして、何が現代社会の安全を脅かし、安心を損なっているのか、という全ての人に影響する本である。 「安全」とは何か。「安全」と「安心」の違いは何かなど分かりやすいヒントが多く得られる。 「危険」と「リスク」の違いも分かりやすく理解できた。 安全にするための対策である「フール・プルーフ」と「フェイル・セーフ」なども分かりやすい説明が書かれている。
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| 戦争って、環境問題と関係ないと思ってた (岩波ブックレット)
田中 優(著)
¥ 504(税込)
通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー数:6
【くちコミ情報】
冷静な視点で書かれた、すごい本!
この本はすごい! 薄い本なのですが、情報がかなり 詰まっています。 戦争をするのは仕方ないと考えている人もいると思い ますが、国際的な問題を結局武力で解決しようとする のは、有史以来の人間の進歩そのものを否定するよう な行為だと思います。 みんな戦争をすることに反対していても、なぜアメリ カはこれほど戦争をしたがるのか、その結果、誰が得 をしているのか。戦争を取り巻く状況について、デー タなどを用いながら詳しく説明されています。 戦争によって排出される二酸化炭素だけを考えてみて も、私たちが普段の生活で節約しようとしている何十 倍、何百倍もの二酸化炭素を、戦争によって一時期に 排出することになるのです。 環境問題に神経質になりすぎる必要は無いでしょうが、 環境問題と戦争が人間のエゴによって生み出されてい ることが実感できる内容です。
もっと大勢の人に読んで欲しい、知って欲しい1冊
このブックレットを手にしたのは、出版間もない頃でした。「軍事による二酸化炭素の排出は別枠」P.44)という内容の記述を目にした時の衝撃は忘れられません。二酸化炭素排出量のカウント方法に対して常々疑問を持っていたこともあり、やはりそうなのかと暗澹たる気分になりました。環境問題には、戦争も含めて、私たち人類の全活動が関係しているのだということを改めて痛感します。 その後、この時の衝撃を超える内容の書籍等には未だ出会えないままです。1時間程度で読み終わるボリュームとこの価格なので、もっと売れていても良い筈なのにと残念でなりません。 環境関連の民間資格取得や検定受検を機に、数冊まとめて購入しました。最近は環境に関する話題も増えてきているので、仕事等で出会うキーマンへの手土産代わりにと持ち歩いています。 このブックレットの賞味期限が切れる前に、1人でも多くの人の手にとってもらい、何かを考え行動するきっかけになってくれればいいなと心から思います。そして、環境破壊を止め改善していく活動が、今からでも間に合うことを祈ります。 ご参考までに、目次を記します。 世界を観る視点 覚めることのない悪夢 石油戦争 戦争をカネに変える 環境問題だけを語ることの誤り 戦争のない未来を あとがき 主要参考文献一覧
戦争がだめな理由
戦争がいけないよ、という人はたくさんいます。 でも、どうして、戦争がいけないの?と問われたときに、感情に訴えることなく的確に理由を説明できる人がどれだけいるでしょうか?この本には、その答えが書いてあります。この本の内容を知れば、あらゆる人が戦争を否定せざるを得なくなるでしょう。
環境問題に関心のある人へ
環境問題には関心が多少なりともあるが、戦争には無関心なあなた。 「戦争だから仕方ない」「遠い世界での出来事だから」と私もつい考えてしまいがちです。でも本書を読めば、戦争こそが最大の環境破壊であり、戦争がなくならない限り、私たちの地道な環境運動も無に帰してしまうことが実感できます。「戦争、その準備のための軍事開発を止めずに、何が環境保護だろう。」「おカネとエネルギーの使い方が変わるとき、社会の仕組みは一変していることに気付くだろう。」こうした本書の一文に納得すると同時に、読後、何か勇気をもらったような気になる好著です。
「仕方なく」戦争是認する人こそ読むべし!
イラク戦争を主とした戦争の各種問題点のダイジェストを、エネルギー・環境問題と結びつけて、豊富な参考文献と共に中身濃く記述しており、興味深い。 「チームー6%」と環境省は言う前に、世界一米国債を買っている国を代表して、米に、世界最大の米軍の二酸化炭素排出量・石油使用量削減、劣化ウラン弾・白燐弾等化学兵器の使用禁止を訴えてはどうか? また冷戦時の核実験によって、日本の死産率が10%を越えていたことや市民がやり始めている環境への代替案について知るだけでも、読む価値はある。
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建設業許可行政研究会(著)
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中野 博(著)
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【くちコミ情報】
こんな家を子供たちのためにつくりたいと思いました!
家づくりってまだ実感がなかったんですが、この本を手にして読み進んでいくとこんなことを思うようになりました。子供たちのためにこんな家をつくってやりたいなと。そして、木の香りがいっぱいの空間で家族一緒の時間を過ごしたいなと。これまでぼやっとしていた「家」というものについて目の前が急に「開けた!」という感じです。良い本に出会いました。これから家づくりを考えているみなさんに是非オススメします。
家で癒されるなんて、いいですねー!
「木の家」で検索したら、この本が出てきました。なんと、著者はこの世界では超有名な中野博先生。以前にも中野先生の本を買ったことがあり、また雑誌でも時々拝見していたので、即効で買いました。 さすが、読ませ方が上手くて、家づくりの重要なポイントが随所に書かれてあり、おまけに巻末には、近くの業者の一覧もあってとても役に立つ本でした。 今、いろいろ迷っている方には、お勧めです!
感動と癒しの「木の家」に住みたい!
ちょうど我が家の購入を考えている最中。この本を昨日みつけ、直ぐによみました。家でこんなに節約できるんだ!新発見でした!!よみやすかったです。
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| 体にいちばん快適な家づくり―高断熱・高気密の常識のウソ (講談社プラスアルファ新書)
岡本 康男(著)
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カスタマーレビュー数:12
【くちコミ情報】
科学的に高断熱高気密を知るのに最適
住宅本の多くがそうであるように、この本も「OMソーラーハウス」という工法を奨める宣伝本の一種です。しかし、何故それなのに星五つをつけるかといえば、他の書籍(少なくとも素人向けの書籍)には載っていないR値のことや、窓断熱の重要性などの断熱の基本中の基本でありながら、他の住宅本には不思議と載っていないことが非常に冷静に書かれているからです。それらがまとめられている部分はコピーして、私の住宅建築の虎の巻に保存しているほどです(もちろん自分で購入した本のコピーですから、個人利用の範囲内です)。 新書であるため価格も手ごろですし、OMソーラーも工法としては面白いですから、決して購入して手元においておいて損はないと思います。
ちょっと待った!
実際、ハイブリッドソーラーシステムの家を何軒か見た結果の判断ですが、採用不可の結論です。 OMソーラーは空気比熱が小さくあまり効果はありません。しかし、液体利用のこのシステムでも24時間補助暖房の効率は決してよくはないのです。ある家庭では一冬に870Lも消費していましたし、ボイラーは結構うるさいし、排ガスは環境に良くありません。ある意味では少しもエコとは言えないのです。夏は本当に無用の長物と化します。(そんなに熱い風呂に入りたくないでしょ) それに機材の劣化がはやくメンテナンス費用は意外にかかります。 まだまだ実験段階のシステムで、はやとちりして飛びつかないようにアドバイスしておきます。私もこのシステムが将来、発展したら最高だと思いますがそれにはもう少し時間がかかりそうです。その点は岡田社長が一番ご存知だと確信しています。
家を建てたい方、特におすすめです!
冬の朝は寒くてなかなか起きられないもの、夕方家に帰ると家の中は寒いもの、夜のお風呂は体を温めるため、夜中のトイレは一大決心をして行くもの。とても不自由だけれど、こういう生活が当たり前、しょうがないと思って生活してきました。しかしそんなことはないのですね!この本を読んで、今までの不自由な生活を解消する手段があると分かっただけでとても嬉しく思います。全室24時間暖房という贅沢、それを太陽熱で実現してしまうなんて!とても魅力的です。私の家では太陽熱温水器を愛用してきましたが、次はぜひハイブリッドソーラーシステムを取り入れられたらなと思っています。ただ費用面が気になります・・しかし自然と共存できる生活こそ、本当の意味の豊かさであると思うので、今後も研究し、ぜひ取り入れられたらと思います。
21世紀からの家作り?
高断熱、高気密にすればカビがはえ、基礎や柱が腐ると思っていました。 この本はそんな考えを覆してくれました。 各種断熱材料のR値と、熱伝導率の表も、とても解りやすいです。 ただ、やはり私にとって一番気にかかるのはコストです。 今までの住宅(第2期住宅)より何割位高くなるのか? 30~40坪位の家でどの位になるのか? そんな事も表して頂ければと思いました。 それから、「もっと井戸水を使おう」には私も大賛同いたしました。 最近の災害実態を見てもつくづく感じました。
これから家を建てる人は読みましょう。
大変読みやすい本です。エクスナレッジから出版されている [「外断熱」が危ない!]と合わせてお薦めです。 p こちらの本の方が[「外断熱」が危ない!]と比べて、 断熱のこと以外にも家づくり、暖房器具、給湯器の比較 などいろんなことについて、普通の文章(専門用語がない) で書かれているので良いと思いました。また、エネルギー 問題と住宅に関する話し(第4章環境に配慮しつつ生きる)には 強い共感を覚えました。 p もともと近く家を建てる計画があったのでソーラーハウスに 大変興味が湧きました。本の中にイラストはあるのですが、 写真がないのでもうひとつイメージが湧きにくかったので、 ネットで著者の会社に資料請求してパンフレットを送って もらいました。良い印象なので、今度は実物がみたくなり ました。 p 家づくりの本は、いくつもありますが、感情的なものや なんとか工法でなきゃ家はだめだ的なものが多い中、 ひさびさのヒットです。とにかく、これから家を建てる 人はこの本はお薦めです。家を建てない人も、大変参考 になるおもしろい本です。新鮮な驚きがあると思います。
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吉村 順三(著)
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【くちコミ情報】
建築家自らが名作を解説した「幸せな気分になる本」です
建築家吉村順三が愛した軽井沢に建築した名作「軽井沢山荘」を、自ら解説した本です。著者がこの建築に求めたものが「自然とともにあることが感じられる質素で気持ちの良い場であること」であっただけに、あの有名なキノコ型の外観も、奇抜なデザイン性を求めた結果でなく「自然とともにある」という目的から来る必然性があったことがわかります。また「気持ちの良い」ものとするために「階段の踏み台を6㎜下がるように作って不安感をなくす」といった細かい工夫までが解説されているのですが、詳細な図面がついていますので、私のような建築素人にもわかりやすくなっています。 また、軽井沢という町と共にあることを求めた別荘だけに、春夏秋冬の別荘と自然の姿や、別荘周辺の名所が美しい写真で掲載されていますので、簡単な軽井沢ガイドとして楽しむこともできます。 ページを繰るたびに、この軽井沢山荘を基点に、気持ちの良い生活が営まれたのだろうなあと感じられ、こちらまでが幸せな気分に浸れる素敵な本です。
珠玉の建築絵本
何度開いても、見飽きることのない珠玉の建築絵本。建物に向かってゆるやかにカーブするアプローチの写真を見ただけで、湧き上がってくるわくわく感を抑えることができません。懐かしさのような、探していたものにようやく巡り合えたような、不思議と嬉しい感情が湧き上がってくるのです。二階が大きく張り出して屋根のようになっているその下のテラスには、ちっちゃな椅子が置いてあって、テラス用の暖炉もそこにはあります。そして、一階の扉を開いて階段を登ると、こじんまりとしたリビング。そこから見える風景といったら・・・
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【くちコミ情報】
いろいろな事が理解できました
建築業界の隅っこで働く私ですが、 この本は、いつも手元に置いて何度も読み返しています。 シンプルモダンがもてはやされていますが、 本当にその家は、その間取りは住みやすいのか。 住み手の立ち位置で考えられたものなのか。 さまざまな警鐘や考え方が提示された本です。 「日本の家は狭い」のではなく「狭く暮らしている」のだと納得できました。 よくある間取り実例集とは違いますし、写真も載っていません。 それでも著者の手によると思われる温かみのある間取り図からは 住む人の満足感すら感じられます。 前半は主に日本古来の家の考え方や、住まいに対する提案で、 後半はよくある間取りのマンションや一戸建ての改造案などが掲載されています。 なるほどと思えることもたくさんあり、なによりも易しい言葉で書かれています。 (建築家の記述は難解なことが多いので) デザイン優先であったり流行に乗った家は嫌だと思う人はもちろん、 住み替え・リフォームの予定がない人も、どうすれば住みやすくなるかのヒントが たくさんあります。
今間取りに使いづらさを感じている方はぜひ
今主流の間取りに使いづらさを感じ、建売住宅の間取りでは嫌で、一戸建てを考えていてこの本を読みました。 「廊下をなくす」「リビングの中に階段を」「戸は引き戸に」等々これぞ私が考えていたことだ!とうれしくなり、なるほどなるほどと読んでしまいました。 かつての日本の住まいのよさを見直す内容ともなっています。 自分で間取りを考えている方にはおすすめです。 実例集ではないですが、読み物としても大変勉強になると思います。著者の先生のファンになりました。
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| 環境危機をあおってはいけない 地球環境のホントの実態
ビョルン・ロンボルグ(著)
山形 浩生(翻訳)
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カスタマーレビュー数:22
【Amazon.co.jp】
『The Skeptical Environmentalist』の主張はこうだ。オゾン層に開いたホール(穴)は回復しつつある。アマゾンの森林は人類が誕生してからわずか14%しか減少していない。今後50年の間に絶滅する生物種はわずか0.7%である。それまでに貧困にあえぐ人々ですらより裕福になる。物事は決して十分に良い方向には動いていないとしても、私たちが教え込まれているよりも、はるかに良い方向に向かっている。――ロンボルグは、統計学の教授であり、元グリーンピースのメンバーだ。著者は、地球滅亡の危機説に繰り返し用いられているデータが、複雑すぎるうえに混乱していて、とにかく間違った使われ方をしていると言う。だからといって本書は、決して人々に安堵感や慰めを与える読み物ではない。また、何もしなくてもよいと人々を先導するような内容でもない。 著者は、多くの人々が利用する数値と同じものを使って説明をする。政府機関、京都サミット、グリーンピースで扱われているのと同様のデータだ。これまで素データについて詳しく論議がされる機会はあまりなかっただろう。たとえば歴史的背景、算出方式、長所および弱点などについてだ。またロンボルグは、人類および環境危機に対して私達が持つ認識は、最新の科学や環境機関、メディアによって人為的に作られたものだと断言する。高まる人々の絶望感に対して責任を負うべき者はいないが、私達が知らされる情報に対しては責任を負うべき者はいるはずだ。真のリスクは何か、それに対して何ができるのかを知る必要があるのだ。(京都会議? これはよくない事例だろう)。それにはまず、優先順位をつけることだ。(30ペンスでオーガニック・バジルを買うのか? それとも冷たくてきれいな水をシエラレオネで買うのか?)。まだまだ手立てを講じる余地はあるのだ。パニックからは何も生まれない。 本書は、環境で話し合われている議題を見直すべきだと主張した『Silent Spring』 (邦題『沈黙の春』)の現代版ともいえる。子ども達のためにも、大人達は我々が住む世界がどのようなものかを理解しなくてはならない。これは必読の1冊なのだ。(Simon Ings, Amazon.co.uk) --このレビューは、同タイトルのペーパーバックのレビューから転載されています。
【くちコミ情報】
地球の環境の本当の実態と採るべき行動を教えてくれる労作
この本で述べようとしていることは、訳者あとがきによれば、 「地球環境が大変だ!このままでは人類が滅びてしまう!自体は放っておけば悪くなる一方だ!早急に対策を打たないと大変なことになってしまう!」という論調の本が多いが、落ち着いてきちんとデータを見てみれば、全体として環境は色々な面で良くなってきている。 どうでもいいことに慌ててバカ高いコストを突っ込んだりせず、本当にやるべき事に有効にお金を使おうよ。」 ということだ。 これを言いたいがために、環境に関する主要なほとんどすべての分野について、膨大なデータを提示して説明しているために2段組で600ページ近い分厚い本となっているが、その懇切丁寧な説明はこの手の問題を考えるに当たり、非常に役立つ資料となる。 食料は不足しないし、森林は減っていないし、化石燃料も当分枯渇しないし、一時期騒がれた酸性雨問題などと言うのは存在さえしない、というのは、マスコミからの情報を基準に生きてきた我々にとって衝撃的でさえある。 数多くの無駄な大騒ぎの真相を知らされた後で大御所の地球温暖化が登場するが、ここまで読んでくると結果は読まなくとも分かる。「こんな効果の少ない対策に大金をつぎ込むなら、今現在の貧困対策に使った方が人類にとってはるかに有効だ。」ということだ。 最後の章には、人命を救うための各種対策の費用を計算してみると、健康関係の費用が極めて安いのに対して、環境関係は約200倍も掛かる。費用対効果の高いものから順に実施すべきだ、という意見は極めて合理的で理性的なものだ。 この本を読んだ後には、マスコミの報道を鵜呑みにする気が起きなくなる。 詳細なデータの提示なしに結果だけが騒がれる環境問題には注意しなけらばいけないということを教えてくれる極めて貴重な本である。
森を見て木を見ず。かな。
環境問題は様々な要素を含んだ問題なので、いろんな切り口の意見があって当然だと思います。この本は、統計という数字から見えるものを中心としているので、話が明快でハッとさせられることもありました。 しかし、『地球環境のホントの実態』という副題は言いすぎのような気がします。 統計上の数字に置き換えられたデータを見ることができますが、この本では具体的な実態に触れることが出来ませんでした。 あまりにも巨視的な印象を受けます。 石弘之の『地球環境報告書』などは逆に具体例に溢れ、近視眼過ぎるのかもしれません。 二つのバランスが大事なのだと思います。 著者はアフリカなどでも経済成長をすればいいのだということを書きますが、 先進国の繁栄が途上国における様々な搾取によって成り立っているということを考えると、 首をひねります。 この本には経済学的な発想が溢れているけれど、社会学的な知見は見当たりません。 それはそれでいいのですが、先進国の姿が理想であるかのように扱われていることに違和感を抱く人は多いでしょう。 著者によると感情的な批判があったようですが、それも分かるような気がします。 著者自身も感情的なところがあるからです。 レスター・ブラウンに対する執拗な批判は読んでいて気持ちのいいものではなかったのも確かです。 文体も、お説教をしているように感じます。 それも反発を招いた一つの原因かもしれません。著者も一人の人間です。完全に中立であることはできない。 持ってきたデータも自分の都合のいいものを使っている印象を受けました。しかし、それは仕方の無いことでしょう。 もう一つ、反発を招く要素があるとすれば、彼自身は世界中を見て回っていないということです。 石氏は120カ国以上を回っているので文体に鬼気迫るものがある。 これも好みの問題ですが。 この本も、環境問題のほんの一面に過ぎないと思います。読んでも損はない。そういう本ではないでしょうか。
一次情報の大切さ
本書はとにかく範囲が広い。地球温暖化はもちろん、森林破壊、食料危機、エネルギー資源の枯渇、水、 大気汚染、酸性雨、水質汚濁、化学物質、生物多様性等々、について著者の考えを述べています。 約600ページ有り、この本一冊がそのまま環境問題に関する百貨事典のような感じです。 また、本書のために精査した参考文献の数が凄い! その数なんと2,930!!その全ての出典が本書の最後に載せられており、 「興味ある人は是非自分で調べて欲しい」そうです。 で、結論からいうと、現在の世界は「確実に良くなっている、が、十分には良くない」ということ。 ・地球は確かに温暖化しているが、それが与える影響はマスメディアが論じるほどに深刻なものでない、 ・森林破壊はあるが、それ以上に再生し、増えている、等々、マスメディアで伝えられるものとは違う結論が導き出されています。 注意したいのは、著者は「だから環境破壊を継続してもよい」と言っているのではないということ。 環境保護に費やす費用を、客観的事実に基づいて世界を取り巻く諸問題に優先順位をつけ、効率的に使うべきと主張しています。 これはマイケル・クライトンと同じ主張ですね。 本書を読んで痛切に感じたのは、一次情報の大切さということ。本書で度々引用される、ワールドウォッチ研究所の 「地球白書」と同じ一次情報を用いているが、その解釈が全く異なるということ。場合によっては「恣意的」に 客観的事実が曲げられて伝えられている可能性が大きいということ。かといって、私のような一般人には 常日頃から本の参考文献の一次情報に目を通すことは時間的にも語学的(学術雑誌は英語で、専門用語のオンパレードですから) 難しいですけどね。 アル・ゴアの「不都合な真実」を本屋でパラパラと読んだのですが、とっても衝撃的ですね。破滅的的な写真で視覚に訴え、 感情に訴える。「保護か、破壊か」のような、分かり易い二者択一を迫っているように感じました。 環境危機を示すデータは見当たりませんでしたが・・・。 環境危機に興味ある方は、環境危機を訴える本 (ワールドウォッチ研究所の「地球白書」や、 レスターブラウンの「プランB」等)とともに、本書を読んでみることをオススメします。
インチキ・エコ論議を斬る快著。必読。
「世界は滅びつつある」と何十年来繰り返し続けるレスター・ブラウンのようなハルマゲドン論者、「温暖化」をタネに大幅に誇張された脅迫映像に満ちた講演で世界中を巡業するアル・ゴアなど、人々を脅し続ける輩に騙されないための、データに基づく冷静な議論に基づく著作。 「本当はそれほど深刻じゃないのはわかってるが、地球が危ないと言い続けないと、人々の関心が環境問題から逸れてしまう(大意)」というグリーンピース幹部の談話も紹介されているが、この本自体に対しても同じような意見をいう人がいる。そういう悪質な情報操作をデマゴーグと呼ばずしてなんというのだろう。環境問題はたしかに重要だが、それだけに資源をつぎ込みすぎると他の問題の解決に使え |