2008年07月19日(土) こどもの第1位は
『モモ (岩波少年文庫(127))』!
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大島 かおり(翻訳)
¥ 840(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:517位
カスタマーレビュー数:32
【くちコミ情報】
大人も子供も
児童文学なのでとても読みやすい。読みやすいけれど平易ではありません。モモと友だちとのゆかいな会話、時間を奪うときの灰色の男たちの手練手管や不気味な笑い、生まれては朽ちていく時間の花。これら一つ一つを丁寧に想像しながら、ゆっくりと読んでいくことができました。 一読して、最近流行のスローライフやスローフードを思い浮かべて、説教臭いなーと思われる方もいるかもしれませんが、物語としての骨子もしっかりしています。モモの友だちを騙して強制的に働かせ、時間を奪い続ける灰色の男たちから、時間を取り戻すべくモモとカメのカシオペイアは行動を起します。なのに主人公のモモができるとことといったら相手の話を聴くだけ、直接協力ができる仲間はカメのカシオペイアだけ、魔法もなし。さてモモはどうやって友だちを助けだすのでしょうか。ぜひ、いろんな人に読んで欲しい名作です。
絶対に今の若者が読むべき本
この本を子供の頃に読みました。あの頃は普通の冒険本だと思いましたが改めて読んでみるとある種の預言書のように思えます。灰色の男たちの思想はまさに世を動かしている権力者達、モモの友達のジジはまるで現代に生きる芸能人のように見えます。ベッポは今現在の労働者、モモの友達は学歴社会に生きる今の子供たちの行く末のように思えます。この本を読み自分の進むべき道を見つけてはいかがでしょうか。
育児で時間のないママのためにも、お勧め!
育児疲れで、心身消耗しているときに久々に読んだ本。連日、忙しい、忙しいを連発し、幼い息子に対して、余裕をもって接することができず、荒んでいた私の心を豊かにしてくれた本です。息子と一緒の時間を過ごしているとき、”あ〜、今、唯一無比の美しい花が咲いているぅ〜”と感じることで、その限られた時間を貴重なものとして実感できるようになりました。過去、大切な自分の花を無為に枯らしてしまったことは多々ありましたが、家族と幸せな時間を過ごしているとき、”忙しい””急ぐこと”この二つの弊害を改めて見なおしました。得ることより、貴重なものを失ってしまうということも・・・・・・。
大人になって読んでよかった
小学生のとき、ぶ厚いハードカバーで、優等生が感想文を書くイメージが強くって、結局敬遠して読めなかった。いい年の大人になって読んだけど、そのほうがよかったと思う。やっぱり名著。 この本を読むことで、ふだんの仕事のことを忘れて、時間の隙間がゆるみ、気分も晴れてくる。
大人が読むべき
子供の頃読んだ記憶がある「モモ」 原作者であるミヒャエル・エンデは、果てしない物語やモモというような物語だけではなく、エンデの遺言 という著書では貨幣とは何なのか、どうあるべきかを綴っている社会学者的な一面を持ち合わせている。 そういったところの興味から、かつて自分が読んだという記憶だけ残っているこの「モモ」はどういうストーリーだったのであろうかと、手を伸ばしたわけだ。 時間は限られている。そして誰にも平等に与えられている。何が無駄な時間で何がそうでないのか。子供が読むにはもったいないほどの高度な内容で、こういった本こそ大人が読むべきと感じる。 小学生の自分などはまさに残念すぎるほど理解できていないし記憶にも残っていない。 ただ、こういった本を買い与えてくれて、再度年月を経て改めて自身で読み直し、そして学びを得られたという結果を与えてくれた両親に対して改めて感謝をさせてもらう書籍となった。
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【くちコミ情報】
本書を読めば、詩を読んでより広く、深く反応するヒントをもらえる
冒頭著者は「詩は人のこころを解き放ってくれる力がある」と書いている。 本書を読めば、この一文の意味することに納得する。 音楽や詩を鑑賞するというのは、きまった手順や方法があって、こうしなけれ ばならないなどといったことはなく、自由に感じるままに反応すればよいのだ けれど、本書を読めば、詩を読んでより広く、深く反応するヒントをもらえる。 ジュニア新書ということで中学生くらいを対象に書かれたものであろうけど、 大人の世界にはなかなかこういうすばらし本は見あたらないので、大人もぜひ 一度手に取ってみて頂きたいと思います。
ずっと手元に置いておきたい本です
ジュニア用に出版された本ではありますが、詩についてかなり深く 書かれており、内容はとても充実しています。 最初から丁寧に読まずとも、何気なくパラっと開いたページの詩を読んでも、 心に残る詩がとても多く、本のレベルの高さがわかりますね。 茨木さんの解説は読みやすく、ジュニアの方々にも理解しやすいでしょう。 平易に分かりやすく書く、というのは簡単そうで実は難しいことなのです。 茨木さんの愛情を感じる文章です。 私は個人的に、詩と呼べる詩が最近少なくなったように思っていました。 でも、この本の中には本当の詩があります。 読んでいるうちに、眠っていた詩心が揺り動かされるような感覚を 覚えました。
すばらしいのだと思います。
アマゾンの書評を読んで、購入しました。しばらく本棚にありましたが、たしかに一気に読む本ではありません。思い出したときにぱらぱらと詩をめくりゆっくり味わう時間(習慣)?がありませんでした。もしかしたら私がまだ人生経験が浅いか、感性が発達していないのかもしれません。老後などにじっくり読んだらきっと感動できるかもしれません。ただ、ジュニア文庫だからといって、簡単な内容ではないことは確かですし、内容のレベルが高いことも確かです。日本人の詩に興味がある方には、ぜひお勧めします。
小さな宝物のような本
詩は仲介者なしに自分の心で読むもの味わうものという人が多い.しかし、感動するものに会えばそれを人に伝えたいように、好きな詩は人にも勧めたい.この本では、一流の詩人が、忘れがたい詩を詩人の感性と言葉で紹介してくれる.言葉の背景にある詩人の感動が、行間を通して読む者にも伝わってくる.ジュニア新書の中から偶然みつけたこの本は宝物のような本だった.この本が四半世紀以上も前に出版されて、60版を重ねて、いまも愛されているのがよくわかる.何でいままでこのような本があることすら知らなかったのだろうと後悔した. 著者である詩人は、詩を紹介する文がとてもすばらしい.私はご本人の詩に若い時から傾倒しているが、他の詩人や詩を紹介する著書も大好きだ.この本が好きな人には、「うたの心に生きた人々」もおすすめ. なお日本の詩には「哀」に傑作が多く、「喜」や「楽」にもみるべきものがあるが、「怒」の部分が海外にくらべて非常に弱い(151頁)という著者のことばに、この詩人のめざすものが表れているような気がした.
詩・文学への優しい優しい招待状
これは良書です。 現代詩が50編ほど掲載されていて、それに茨木のり子氏がとっても優しい語り口で思うところを述べています。 「はじめに」を読むだけでも、茨木氏の詩への思いがあふれ出てくるように感じます。よ。私には。 それまで年に1冊本を読むかどうかだった大学1年の私が、この本をきっかけに芋づる式に本を読み出した、そういう本です。 「文学ってイイなぁ〜」「芸術、ポッ(*σ_σ*)」と思い出したのです。 「食わずには生きてゆけない。」(『くらし』(石垣りん))とか、「生れるってな、つらいし 死ぬってな、みすぼらしいよ― んだから、摑まえろよ ちっとばかし 愛するってのを その間にな。」(『助言』(ラングストン・ヒューズ 木島始 訳))とか、もうね、震えますよ。
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【くちコミ情報】
癖を補うものがない、残念だった。
私立御城学園では選ばれた〈トップ3〉の生徒が〈パートナー〉から補佐を受け生活をともにする制度がある。 拉致同然に学園につれてこられ、いきなり〈トップ3〉となった冬麻だったが、学内で殺人事件が起こる―。 内容以前にこの著者の作風でつまづいた時点で、楽しむとか面白いという感情とはかけ離れてしまっていた。 正直にいって、大いに不満のある作品だといわざるをえない。 一人称で視点をコロコロ動かすのは個性ではなく、著者の力量の問題。 人物の一人語りが地の文の大勢を占め、一人でボケて一人でツッコミを入れる様は自己完結、自慰行為。 他者の心理や背景を全く描写しきれない様は不親切、読者を蔑ろにしている。 最も落胆したのは文体ではなく、この著者の個性とも思える表現がなかったことか。 文体が合わなかっただけだろうと言われればそれまでだが、これを個性といわれると他の作家の方に失礼極まりない。 主に三人称視点に慣れている読者や、一般的な一人称視点に慣れている方には受け入れにくい作品だと感じる。 普段あまり文章を読まない人や漫画やアニメからライトノベルへ入る方にオススメする。 作品をこういう癖のある文体にするのなら、それを補って余りある「キャラ萌え」(言葉は悪いが…)がないと、アンチを押さえ込んで信者を獲得できないなと感じた作品だった。 この作品が肌に合わなかった読者の方には、この著者の別シリーズ「待ってて、藤森くん!」をオススメしたい。 こちらが超個性一人称視点なら、あちらは軽いタイプの三人称視点なので間口は広いかと。
こ、これはっ
主人公・冬麻はある日、やってきた転校生に拉致される。拉致された場所は寮制の学校でそこの制度「トップ3」に抜擢される。「トップ3」の補佐をする「パートナー」の少女や同じ「トップ3」「パートナー」の面々と学校生活を過ごしていく。そしてある日、殺人事件が寮で発生して………… これはサスペンスより推理ものかもしれません。どっちにしてもサスペンスの重点となる人間関係、推理小説の難し過ぎず簡単すぎないトリックを用意するという点もクリアしていると思います。 自分は最後の最後で驚かされました(阿久沢って……)
デビュー作だから仕方ないのかもしれませんが・・
新作「待ってて、藤森くん!」がそれなりに面白かったので購入してみました。が、あまりの文章の下手さに悶絶・・ 人によってはそれを個性と言うのかもしれませんが、ただ下手なだけです。 リアル中高生ならともかく、成年のライトノベル読者には読むのはきついかと思います。
本書、危険物につき取り扱いには注意を…
2巻の後書きで著者自ら語っておりますとおり、 巻末の後書き、推薦文、解説文、3箇所全てで、 「読み手を選ぶ」の3段論法となっており、 間違いなく合わない人には駄作でしかないでしょう。 p が、単なる駄作ならばわざわざレビューを書きません。 そう、この作品は合う人には合うわけですよ! ミステリー文庫から出されていますが、ノリは終始ラブコメです。 といっても、まだシリーズの最初の一巻ですから、 キャラの紹介や世界観の規定に費やされてしまった感じはありますがね。 もちろん、少しはミステリっぽい場面も用意されてはいますが、 スニーカーやファンタジアの方を連想されたほうが良いでしょう。 p さて、「読み手を選ぶ」この作品の最大の特徴はその文体です。 全て一人称なのですが、場面によって語り手が変わるため 流れとしてはドラマやアニメのそれに近く、まさにライトノベルと言えるでしょう。 ライトノベル、一人称、とくると涼宮ハルヒシリーズを思い浮かべますが、 あれが楽しめた方はこちらも大丈夫でしょう。 逆に、あれが駄目だった方はおそらくこちらも駄目ではないかと思われます。 p 新番組を見るような、気楽な感覚で読むといいかなと。 たぶん、ミステリとしての期待を抱いて読むと失敗しますのでそのつもりで。 内容については学園物でラブコメだと、これだけ言えば十分かなと。 後は自分の目で読んで確かめて頂ければ幸いです。
独特の文体の学園ミステリ!
このシリーズ、私はとても好きです。 読者を選ぶという独特の文体は、一人称で語られるからこそ成せる笑い、心境… p 突然の美人転入生に拉致される主人公、冬麻。 そして現れたのは自分を冬麻の「パートナー」と主張する泉。 トップ3とパートナーの意味は!?冬麻が拉致された理由は!? そして、次々と明かされる主人公たちの過去は!? p とても続きが気になる展開。 親しみやすい文体。 呼んでみる価値はアリだと思いますよ!v
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【くちコミ情報】
わたしのような人間が
この本についてあれこれとレビューを書いたってその何も伝えることは出来ない。
胸にしみる名作
胸の奥がキュンと熱くなる、本当に素晴らしい作品でした。 すいすいと文章に引き込まれて気が付けば残り頁あとわずか… 「まだ終わらないで欲しい」そんな気持ちになりました。 読後感も爽やか。子供から大人まで是非お勧めします。
星5つ×∞
僕は現在22歳で、著者の灰谷氏とは生まれた時代も違えば育った環境も当然違いますが、そういう世代の壁を軽々飛び越えて届くものがこの小説には沢山ありました。読んでいて自然と涙が落ちる場面が幾つか存在しますが、何故そんなに泣けてくるかというと、説明が難しい。きっと嬉し泣きでもなく悲し泣きでもない、人間の根幹を激しく揺さぶる何かがあり、そしてそれは僕たちに決定的に欠落している何かでもある筈です。失われたものに対する憧憬の念が、この小説の価値をより高みへと押し上げている気がしてなりません。個人的には「みな子」編が一番好きで、この部分に灰谷氏の思想の真骨頂が現れていると感じました。そして鉄三の小谷先生への告白。涙が止まらない。広い意味での芸術とは、永遠に震え続ける音叉のようなものです。僕たちがそれに触れる限りは素晴らしい響きを残していってくれます。それからこの小説に対するレビューが30件以上もあったこと、星4つ未満がなかったことを受け、この世界が生きるに足るのを再確認しました。今は故人となった灰谷氏に冥福を、この美しく真摯な小説がひとりでも多くの人に読まれることを祈ります。
教育とは・・・
灰谷氏は作家になる前は教師だったそうで、本書もその片鱗が随所に見られました。なんといっても生徒たちの人間的な魅力は他の本に追随を許さず、現実の以上にリアルで人間的であったように感じられます。子どもらしい素直な感性、未熟な心など本当に素晴らしく描かれていました。 また、教師たちも人間としての至らなさ、教師としての限界などを踏まえた上で、本当に人間らしいの一言で形容できるほどリアルで、自然で、魅力たっぷりに描かれておりました。現代の教育がこうあるべきだと押し付けるのではなく―間違いなく本書の教育実践は現代では実現できないと思いますが―、一つの人間としてのあり方を提示しているにすぎない控えめなあり方が、私には好印象でした。 これを期に、灰谷氏のほかの作品も読んでみたいと思わせるには十分すぎる魅力をもった作品です。一読の価値・・・いや二読三読の価値のある作品です。これを読まずにいた今までの人生が、勿体無い気がしてなりません。
大人になって読んでみましたか?
小学校の時、夏休みの課題図書に必ず入っていました。しかし冒頭、ハエの精密な描写に辟易して、ついぞ読みきることはないまま大人に。30歳で初めて読みました。 最初の小谷先生が、まさに昔ハエに拒否反応を示した幼い自分と重なりました。 しかしここからが違う。まさにハエにしか興味を示さない鉄三の、内面に潜む知的好奇心、情緒を育んでいくのです。 私の子供時代にも、こういう老祖父母に育てられた、どこか感情に乏しい子はいました。鉄三の祖父もきちんとした人ではあるのですが、やはり言葉をたくさんかけて育てられないと、自分を表現するすべを、研くことが難しいのかも知れない。 クライマックスの、鉄三の書いた作文を読む小谷先生。この鉄三の作文、ガチガチに育ちきった自分には読めなかったのです。それをすらすら読む小谷先生に、鉄三と取り組んだ時間の重みを感じて涙が止まらなくなりました。 メインストーリー以外にも小谷先生の夫婦関係、鉄三の暮らす環境、父兄など大人が読むといろいろ見えてくるものがたくさん盛り込まれています。ですから児童文学として有名な本作ですが、私は灰谷さん自身は本当に「子供向け」として書いたのだろうか…と疑問に思います。 子供の時に読んだという方も、是非大人になった今、再度読んでみてはいかがでしょう?子供時代に気付かなかったものが見えてくるかも知れません。
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もしも人生最初の10年間を、自分をひどく嫌う一家の階段の下で寝泊まりするとしたら? そこを途方もない、「魔術的な」運命のいたずらで、いきなり魔法使いや、カゴに入ったシロフクロウや、不死鳥の羽根の入った杖や、イチゴ味、カレー味、草味、イワシ味…などなどのゼリービーンズに取り囲まれたとしたら? いや、そればかりか、なんと自分まで魔法使いだとわかったとしたら! これらはまさに、J.K.ローリングの魅力的で笑いにあふれるデビュー作、『Harry Potter and the Sorcerer's Stone』(邦題『ハリー・ポッターと賢者の石』)の主人公、幼いハリー・ポッターの身に起こったことなのだ。魔法とは無縁の人間(「マグル」)の世界では、ハリーは何者でもなく、おじやおばから邪魔者扱いされているばかり。おじとおばはハリーの両親が邪悪な魔法使い、ヴォルデモートに殺されたあと、いやいやハリーを引き取ったのだ。ところが魔法使いの世界では、小柄でやせっぽちのハリーは、ヴォルデモートに殺されそうになりながらも生き残った子どもとしてきわめて名の通った存在。死を免れたハリーには稲妻形の額の傷と、驚くほど研ぎ澄まされた感覚だけが残ったのだった。それに、あふれるほどの不思議な力が、自分はおばやおじや、わがままでブタそっくりのいとこのダドリーとはまったく…何から何まで違うんだと気づかせてくれるのだった。 気さくな巨人、ハグリッドが届けてくれた不思議な手紙がもとで、マグルに虐げられていた、惨めなハリーの生活は一変する。「貴殿にホグワーツ魔法魔術学校の入学許可が下りたことをお知らせできるのは誠にうれしいかぎりです」。当然、バーノンおじさんはめちゃめちゃ不機嫌になってわめき出す。「気の狂ったまぬけじじいがこいつに魔法なんぞを教えるのに、わしは金なんか出すつもりはないぞ!!」ところが、あっという間にハリーはフクロウのヘドウィグとともにホグワーツ校に到着している。この学校で、本当の冒険── 愉快で不気味でスリル満点の冒険── が始まるのだ。 『Harry Potter and the Sorcerer's Stone』は当初イギリスで『Harry Potter and the Philosopher's Stone』として出版され、その後イギリスの主な賞を獲得し続けている。これまでに英国文学賞、スマーティーズ賞、児童文学賞を受賞、カーネギー賞やニューベリー賞英国版の候補にもなった。この不思議な魔力で心を引きつける本は、将来も古典となって読み続けられることだろう。本書を読んだ子どもたちは、『Harry Potter and the Chamber of Secrets』(邦題『ハリー・ポッターと秘密の部屋』)や『Harry Potter and the Prisoner of Azkaban』(邦題『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』)も夢中で読みたがるはずだ。
【くちコミ情報】
「ブーンと吠える犬」は本当でした――。
このシリーズを原書で読んでいた大人のファンです。原書が完結した機会にと翻訳版も読んでみましたが、つじつまの合わない箇所(誤訳)やおかしな日本語が多数みつかりショックを受けています。 読む前にネットの掲示板で、misty eyes(=ぼんやりした目、潤んだ瞳)が 『霧のような瞳』、 ooming a ks(=とどろく吠え声)が 『ブーンとうなるような吠え声』になっているという情報を目にしたときは、冗談に違いないと思いましたが、本当だったのでびっくりしました。『霧のような瞳』とはどんな瞳でしょうか? 犬がブーンと吠えるでしょうか? たいへん非常識な訳です。 第1章の最後、原書に「people meeting in sec et all ove the count y=国中のいたるところで密かに集まった人々(魔法使い達を表わす)が〜」と書かれている箇所がありますが、翻訳はここを 『国中の人が、あちこちでこっそりとあつまり〜』(ハードカバー版p30)としているので、これでは英国人全員が魔法使いのようです。 部分によっては翻訳者の熱意や工夫も感じられるのですが、上記のような不手際が散見されるため、全体に見て子供が繰り返し読むのにふさわしい本になっているとはいえず、たいへん残念です。 世界的なベストセラーとなったこの作品は、遊び心いっぱいのファンタジーです。ただ決して万人向けの心暖まる児童書というわけではありませんので、その点も注意が必要です。魔法の学校は様々な理不尽に満ちていますし、後の巻では残酷な場面も出てきます。(それが面白いところでもあるのですが)今から小さい子供に読ませることを考えている方は、訳に問題があることに加え、後半ダークなストーリー展開が待ち構えていることも知っておいた方がいいでしょう。(☆ひとつは日本語版への評価)
ファンタジー入門書で金字塔
小学生の頃はナルニア国物語を読んで夢中になり、大学時代に指輪物語を読み通し、2000年にこの作品を読み、その後ファンタジーの世界にのめり込んでいく。 兄が活字が嫌いな息子に向けて音読をしていた記憶もある。 その成果があってその子供は小説が好きになって私立中学へ進学し、科目では国語が一番をとった。 私も2000頃まで本が余り好きではなかったが、この小説をきっかけにして、後に続けてファンタジーを300冊以上読んでいる。 1997年当時では極めて類を見ない、以前にあったダイアナ・ウィン・ジョーンズ氏、スーザン・クーパー氏、アルシュラ・ル・グゥイン氏、エミリー・ロッダ氏等の文体にも似ていない 独創的なファンタジーであった。 この頃のJ.K.ローリングはハングリーで文体、発想共に冴え渡っていて、独創性に満ちていて新鮮だった。
なんでこれが、馬鹿売れするのか理解不能
映画がつまらないから、きっと小説版は面白いんだと思って読んだけど、 理解不能だった。 児童本だからか描写は乏しいし、何よりもフォント文字が気色悪い。 別に人の感性に口を出すつもりはないけど、 これを熱中して読めるのに、日本のファンタジーはオタクの読み物だと馬鹿にする人がいることや、ハリーポッターより面白いファンタジーはないといっている「健全」な人たちは、これ以外にファンタジー本を読んだことあるんだろうか。
文学から遠ざかっていました。
ハリーポッターを読むまで、文学から10年以上離れていました。 電車で小説を読んでいる人たちがよくわかりませんでした。 しかし、ハリーポッターと賢者の石は、ハリー、ロン、ハーマイオニーのトリオの掛け合いが面白く、ハグリッドとダンブルドア、マクゴナガルという見方になる先生。 面白くも楽しい学園生活と、死を直面する危機。 ちょうど子供から大人になるときの不安を案じしているのだろうか。
読みやすい!!
非常に話にのめりこみやすく、何度読んでもあきません!!! ぜひ、一回読む事をお勧めします!!
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先生観が変わる
この本を読んで、そうか先生ってのはエライんだなと気づいた。 視点が面白い!
だ・か・ら・先生はえらいんだよ!
本のタイトルに噛み付いているレビュアーがいるが、ちゃんと読め、と思う。 この「先生はえらい」というわずか6文字のフレーズにどれだけの意図が凝縮されているか、その人はこの本買ったこと自体が間違いであり、その人にとってはこの本は「師」にならなかったということになる。 またちゃんと読まずとも、これぐらいの大風呂敷は本のタイトルとしてはふつうでしょ。 それとも彼らは斉藤環の『若者のすべて』にも、「それがすべてじゃない!」と噛み付いているのだろうか。 この本であつかうその先生とは教師ではなく「師」だ。 そして内田の述べるこの師/弟子という関係性は、精神分析の分析者/被分析者の関係性そのものなのである。先生はえらいから、答えのない問題にでもなんでの答えてくれる、「知っていると想定された他者」なのである。そしてその答えとは、万人に対してではなく、私ただ一人に対して、絶対的な何か(その何かは弟子本人には漠然としか定義できない何か)の別名である。 先生=師というのはもちろん人間ではあるが、それはつねに現前する莫大な知識のストックを意味するのではなく、二人の人間が無意識のうちに共犯的に作り上げた「師/弟子」という関係性の結果としてたち現れる、一種の幻影(対象A)であるということになる。 この難解な論理に、高校生のうちに遭遇するということは(私が読んだのは大学3年生のころだが)、ほかの参考書を読むより、はるかに高度な知的訓練になるのではないだろうか。 うらやましい。
「えらい」とは何かを様々な例を出し説明
「尊敬する先生」「尊敬できない先生」。人それぞれ人生の師とする人は違っても、個々の判断において「えらい先生」を決めている。普段、そんなことは意識しませんけど、読んでいてなるほど、そうだなと思う。 本書は、「えらい」とは何かを様々な例を出し、話しを変え説明しようとする「えらい論」とも言えます。途中大きく寄り道もしますが、最後の20項では再度本論に戻るり、なるほどと感心させられた。
「先生がえらい」のではなく「えらいと思った人が先生」
題名で興味をひきつけているが、一般的に題名から予想される内容とはまったく違う。 これは、「教員がいかにえらいか」を述べた本では決してない。 「先生」は「教員」とは別の意味で用いられている。 つまり、自分が「ついていきたい」と思った人が「先生」であり、それは必ずしも「教員」である必要がない。という主張だ。 したがって、「自分はいい先生にめぐりあえなかったから運が悪い」という主張もナンセンスだと斬る。 なぜなら「先生」はもともと自分で探して自分で見つけるべきものだからだ。 教室で待っていたら「私があなたの先生です」といってやってくるものではない。 むしろ教員の存在意義をも脅かす論考であるともいえる。 「先生が何かを教えてくれるはずだ」と受身になるのはやめて、自分から学ばなければ何も学べないという、至極全うな主張をされている。 文体が中学生向けでまどろっこしいが、大人でも考えさせられる「学習論」ではないかと思う。
先生はべつにえらくないんじゃない?
今年の東大現代文の文章に近いと思って読んでみました。 まあ近い感じですね。 東大の方が、中世の「見習い」の関係が成り立たなくなった近代の教育事情の話。 本書が、学びの本質が教えられることにあるのではなくて、自分で学ぶことだということ。 そのために筆者は「先生はえらい」と思え、というけど、「先生がえらいと思うとメリットがある」のと「先生がえらい」のとは別でしょう。 しかも「学校現場の先生」に絞り込むような論理じゃないから、「周りの人を大切にしましょう」ぐらいの簡単なメッセージに落ち着きそうな内容。 まあ子どもが読むならいいかな。
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最☆高!!
もうこの本は最高に面白いです!! 私が初めて読んだ笹生さんの本はこれなのですが、 すっかりファンになりました。 一度図書館で借りて読み、其れからいつでも読める様にと、文庫本を買いました。 主人公が、怪我と掃除と栗田くんを通して、少しずつ大人になっていく様子が、丁寧に描かれた作品です。 また、主人公の桃井くんだけでなく、周りの人たちも好転していくのがわかりました。 そして何より、桃井くんが凄く純粋で、微笑ましいです。 最初はなんとも思っていなかった栗田くんのことを、「かっこいい」と思えたり、「夜が好きだ」と素直に言えたり… 感受性も豊かで、読後感が、非常に良い作品です。 終わり方も工夫されていて、何度読んでも飽きません!!オススメ!!
思春期前期の不安定さと矜持がまぶしい
いきなり六年生のとんがった独白から始まる、ちょっと癖を感じる文体です。正直「入りにくい」と感じましたが、同年代ならばむしろ共感できるのかもしれません。思春期前期の男の子のどこかイライラした気分がありありと伝わってきます。 主人公、ぼく=桃井と、どこかいやなやつ=栗田の目線を経糸に、彼らの学校生活、友達関係、家庭環境、関わってくる大人たちなどが横糸に織り上げられています。暗闇で割れた電球のガラスの上を歩くような不安感は人生のほろ苦さを知っているおばちゃんにはちょっと苦しい。大人の全能性を否定し、自分が役割を担っているやや青い矜持はおばちゃんにはまぶしいです。 子供が学校や友達に見せている顔は氷山のてっぺんで、その下に色々隠れている部分はずっと大きく重い。ご近所関係からは氷山の大きさも含めてブラフやデマで混乱する。そして、苦笑いとともにおずおずと勇気を振り絞って家族へのいたわりや愛をちょろちょろと見せるあたりが泣かせます。児童文学らしく少年の成長と予定調和で終わるので安心して読めるでしょう。 息子が読めそうな本にやっと出会いました。
ウン ヨカッタ
タイトルが示すとおり 決して恵まれているわけでなく 主人公はもちろん まわりにもこれでもかのつらい境遇が 結構取り巻いているのに それでも嫌な気持ちになることなく読めてしまうのは やはり彼らが前向きだからなんだろうな。 この前向きというのはまっすぐということではなくて むしろほんの少し斜に構えているけれど それでも前は向いているという 健康な少年少女だけ?が持てる前向きさ。 あにきも栗田も好きだけど 実は栗田のお父さんも悪くなかったり |