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   地理 の売れ筋最新ランキング   [2008年07月06日 16時53分]
2008年07月06日(日) 地理の第1位は 『シュリーマン旅行記清国・日本 (講談社学術文庫 (1325))』!
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¥ 840(税込)
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ジャンル内ランキング:975位  
カスタマーレビュー数:16

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幕末日本の庶民の様子を伝える貴重な見聞録
 トロイア遺跡の発見で有名なシュリーマンは,その偉業を遂げる前の数年間,世界漫遊をしていた.その際,幕末の日本も訪れており,本書はその時の見聞録.  シュリーマンが当時の日本人に対して受けた印象は,礼儀正しい・親切・高慢不遜さがない・たいへん清潔とのことで,その前に訪れていた清国との違いに,たいへん驚いたらしい.また,西洋との文化の違い,例えば人々が家の中に家具類をほとんど置かない(持たない)ことなどについて,色々と彼なりの解釈・考察を繰り広げ,つぶさに記しているところが面白い.  シュリーマンが見た,今から五世代ほど前の日本人が持っていた習慣,あるいは美徳と言えたかもしれない性質は,今はもう失われてしまったのだろうか?それとも,普段意識しないようなところで生きているのだろうか.私たち自身を知るうえでも,貴重な本かもしれない.
本を開けば、一気に1865年の江戸の町へワープ!
 1865年、江戸末期の日本。当時の日本について私がおぼろげに知っていたことは、教科書に書いてある非日常的なことや、時代小説の中の想像の世界に限られていました。しかし、シュリーマンが書いたこの旅行記は、私達を生きた江戸時代へそのまま運んでくれる、まさにタイムマシンです。秀逸な和訳(原文は仏語)による所も大きいのでしょうが、細やかで読みやすい描写が当時の日本人の息づかいや体温まで生き生きと感じさせてくれます。  日本を訪れたことのある知人達から何度もその素晴らしさについて聞かされていた著者は、日本へ行くことを永年夢見ていました。類まれな商才と語学力を生かし、やがて世界をまたにかける貿易商として成功、巨万の富を築きます。そして、その潤沢な資金を元に、43歳の時に世界漫遊の旅へ出発し、ようやく念願の日本へ。今この稀少な見聞録を手にしている私達にとって幸運だったのは、この著者が旺盛な好奇心、執拗な探究心、さらに異文化を暖かく受け入れる広い心の持ち主だったことです。  日本に滞在した期間はほんの1ヶ月程度だったようですが、その取材力と行動力は驚嘆に値します。聞くもの見るもの全てに興味を示し、それらをなるべく克明に記録に残そうとしています(雑貨類の細かい寸法まで!)。そして何より興味が尽きないのは、そんな著者の暖かい目に映った、純粋で愛すべき私達の祖先の姿です。貧しいながらも清潔で配慮の行き届いた生活ぶり、外国人である著者に無邪気な好奇心をあらわにしつつも懇切丁寧に接する町の人々、また決して賄賂を受け取ったりしない高潔な役人たち。銭湯が全て混浴で、性に対して大変おおらかな国民性に著者が新鮮な驚きを感じるあたり、いつしか自分もこの外国人著者と同じ視点に立ち驚きを共有していることに気づかされます。  そして読後に残る、心の痛み。それは、かつて存在したそんな日本と日本人の美徳に対する喪失感に他なりません。
日常生活の細部にまで目を止めたシュリーマンの観察眼
著者のシュリーマンはトロイア遺跡の発掘をしたことで有名な人だが、彼は考古学を勉強して遺跡の発掘をする前は、とても成功した貿易商だったらしい。そして、インド、香港、上海など現在の中国の都市、日本を廻り、さらにサンフランシスコ、ハバナ、メキシコを経てパリにしばらく滞在した。この長い旅行の間、シュリーマンはずっと旅行記を書いていて、この本はその一部ということになる。まずは清の北京と上海を訪れた時の日記があり、それから横浜、江戸の様子が描かれているが、外国人を迎える現地の人の様子なども国によって少しずつ違うのが面白い。特に当時の中国の様子と比較することで、ある出来事が当時は一般的だったのか、それとも日本に独特のものだったのかが分かるのが良かった。文章も、講談社学術文庫という硬いシリーズにもかかわらず、とても平易で読みやすく、一気に読み切ってしまった。 シュリーマンは日常の本当に些細な点にまで目を向けていて、そこが面白い。日本人の宗教観については他のレビューで触れられているので省くが(彼の観察眼には驚かされる)、市民が毎日入浴していることにも感心しつつ、それにも関わらず日本には皮膚病が多いことに気が付き、その原因を魚を生で食べていることだと推測してみたり、日本人が酸っぱい味を好むので、果物は青いうちに摘み取られ、熟した果物や野菜には関心を持たないと記述している。また、最後にはとても短いがシュリーマンの日本文明論が述べられている。封建体制の抑圧的な傾向を指摘するなど、短い滞在にも関わらず、彼は日本の中に渦巻く目に見えない雰囲気を感じ取っていたようだ。 シュリーマンが清国と日本を訪れたのは1865年5月から約4ヶ月間。日本は大政奉還の直前で欧米諸国への反発も大きく、外国人を取り巻く情勢はかなり不穏なものだったようだ。物珍しいために、みんなが寄ってくるというのもあったが、とても1人で街歩きが出来る状況ではなく、当時はアメリカ以外の国は領事館を江戸ではなく横浜に置いていたらしい(1863年には英国公使館焼き討ち事件が起きている)。何とかつてを駆使して江戸のアメリカ公使館を訪ねることに成功したシュリーマンも、常に5人の役人に付き添われている。そんな限られた自由の中で、ここまでの観察(目で見るだけでなく、様々な人に沢山質問をして色々なことを知ろうとしたのがよく分かる)が出来たことには本当に驚かされる。 最後に、この本の中にはF・ベアトの「幕末日本写真集」から大名屋敷の写真が1枚紹介されている。この本を読む前は知らなかったが、彼は当時の日本の写真を多数撮っており、写真集は現在も入手可能。この本と照らし合わせながら写真集を堪能するのも楽しいのでお勧めだ。
自らで育んできた文化はどこへ・・・。
まず何よりも日本人でもなく、過去につきあいの長かったアジア系の国の人でもなく、 ヨーロッパという全く文化の異なる国の人による江戸時代の描写というのは非常に 貴重である。さらにシュリーマンは数多くの国を訪れた経験があり、話す言語も各国の間 を行き来しやすくなり、学ぶ機会が増えた今でさえそんなに話せるのかと思うほど多言語 を話すことができ、異文化に触れることになれた人である。そのような貴重な資料が手軽に 読めることにまず感謝したい。 シュリーマンは奇異に感じたことはばっさりと批判しているが、だからといって中国の文化を すべて否定するわけではなく、劇場での劇のすばらしさ長城から見た景色の雄大さは世界でも 一番だとしている。文化に体当たりで触れてみて素直に自分の育ってきた文化との違いや感情 を表現している点が、彼の視点からのありのままのアジア文化を表現していておもしろい。 日本はその清潔さもあり批判的、否定的な記述はほとんどなくべた褒めされているような気分に なり少し嬉しかった・・・が何とも皮肉なことに褒められた当時の文化は今の押しつけられた 文化ではなく、自分たちで長年育んできたありのままの日本だということがいかに現在の日本が 文化的に廃れてしまったか、とうことを認識させた。 それに関連して西洋文化を結婚までも”モノ”に支配されていると批判している点は非常に 興味深い。日本があまりの家財道具や土地等のいわゆる”モノ”を必要とせず、かといって 芝居や工芸品はよいものがあり、人々が豊かに生活していることに強い衝撃を受けたのだろう。 シュリーマンは不正確なものもあるが数字を使い身の回りのものを記述している。 それは自らの記憶を鮮明にしたかったのか、考古学的にも数字で記述しておいた方が後生の役に たつと考えたのか、どちらにせよそれにより現実味をおびている。
読んでいてちょっと嬉しくなった
 家の近くの古本屋で見つけて購入した。  トロイの遺跡で有名なシュリーマンが日本に来ていたとは不勉強で知らなかった。江戸時代の終わりに 中国を経て 日本に来ていたのだ。  シュリーマンは日本を非常に好意的に書き出している。それは その前によってきた中国(上海)と比較してもはっきりしている。シュリーマンが書き出す日本は 清潔で勤勉な国である。そんな日本人の末裔としては いささかうれしくなったものだ。この本が日本で翻訳され 読まれるとしたら 日本人として読んでいてうれしくなるからではないか。  そんなふうに思った。


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壮大な地球の歴史と生命の誕生
 まさに"生命と地球の歴史"についての壮大な内容。地球の誕生から生命の変遷を最新の研究、化石史学的事実、岩石実験などをとおして推測する。かなり具体的な記述になっており、科学技術の進歩に改めて驚かされる。  高校生レベルから理解可能だろうが、基礎的な岩石・鉱物の知識を身につけているとさらに深く読み解くことができるだろう。説明口調の語りでやや硬い文章だが、新書としては内容充実、極めてお得な教養書であり、良書。
岩波新書で久々のヒットでした
学校で習った「プレートテクトニクス」で止まっていたので 啓蒙されるところが多かったせいもあるが、とてもスケールの 大きな読み物としてワクワク感を久しぶりに味わった。 地球のみかたが変わりました。
地球自身の誕生と生命の歴史に対する躍動感溢れる解説書
地球の誕生以来の地球自身と生命の歴史が実にダイナミックに語られている。もちろん近年の観測データに基づいて語られているのだが、それを可能にしたものはプレートテクトニクス、プルームテクトニクス理論及びそれに加えて著者らの魅力的な仮説にあるのだろう。 但し、この本は新書にしては盛り沢山なので面白いと思えるには少し補足して勉強する必要があると思います。素人の小生は、7年前に読んだ時には通読で骨子を理解するのに留まっていました。
生きている地球を研究する、その学問も生きている
 地球はどんな風に出来上がり、どんな風に変わってきたか。その地球の成長の波に木の葉のごとくもまれながら、生物はどのように移り変わってきたか。  地球の中で起こっている、長い周期での大規模な変動。「プルーム」と呼ばれる巨大な塊が何億年もの間隔で地球の内部を浮かんだり沈んだり。そのたびに、地表の生物が何度も絶滅しかけてはかろじて生き残り、異なる生態のものが栄えるということが繰り返された。20年以上前に学校教育に区切りをつけてしまった自分にとっては、「ちっとも知らなかった」ということばかり。  それにしても、地球や生物の歴史については、現在まさにどんどん研究が進み、新たな仮説が次々発表され、それが立証されたり反証されたりという状況のようです。これほど活気のある学問分野というのが、他にいったいどれだけあるのだろう。  誰も見てきていないことについてあれやこれやの証拠を見つけ出しては学説を検証していくその展開は、まるで上等の推理小説みたい。そして誰も目撃することなどない何億年何十億年先の地球の姿を描いてみせる想像力はまるで天を翔るよう。そのまじりっけなしの「科学する心」は門外漢をも心ゆくまで楽しませてくれる。
読みやすい
科学者にありがちな「一分野の知見にこだわる」姿勢はなく、地球誕生から生命誕生のタイミング、現在の地球環境に至るまでのプロセスを、難解な理論をうまくかいつまんで一般向けに広く浅く説明している。 もちろん本書だけで充分な理解が得られるわけではないが、入門書としては最適。これで興味が出たら、もっと高額かつ詳細な学術書にステップアップしていくといいのでは。


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三島、川端も絶賛した沖縄旅行記の大作
岡本太郎にとっての「沖縄」のイメージが、実際の旅を通じて変遷し、確信に変わっていく様子が、易しく、素直な文章で、率直に表現されていて、沖縄に興味のある人もない人も自信を持ってお勧めする本です。 島津・琉球王国による二重の植民地的支配と重税・疫病・津波・台風・戦争によって、常に厳しく痛めつけ続けられた沖縄の人々が、諦観しつつも投げやりにならずに明るく助け合って過ごしてきた結果、形成された独特の文化、それが沖縄の文化である。意識された美、虚飾が一切なく、「生きること」に直結した唄、踊り、宗教、祭に触れた筆者は、その美しさに感激し、そもそも文化とはどういうものであるものなのかを確信しています。沖縄の文化と日本の輸入文化を対比させ、日本のすべての宗教も文化も、そもそも輸入したもので、政治的意図によってゆがめられたものであり、本来の日本人の肌になじまないものである。その結果、現在の日本人は同質化しており、自らの固有の文化を失っている。日本人の根底にある文化とは、忘れられた沖縄の地に皮肉にも残っているのではないだろうか?というのがあらすじである。 沖縄の歴史と文化について大雑把に理解でき、つまりは島唄の旋律が、どうして物悲しくも明るくも聞こえ、人を癒すのか?が、なんとなく分かったような気がしました。 なお、写真集「岡本太郎の沖縄」は、筆者が、「沖縄文化論」を執筆した旅行時に、筆者が撮影したもので、これまた、もはや貴重な返還前の沖縄の姿が切り取られています。いまは古本でしか買えないけど、貴重な一冊で、両方買って読みたいです。この写真集は竹富島の民宿にはどの家にも必ず置いてあります。
沖縄に行く人も行かないひとも、読むべし。
大方の日本人にとって、沖縄は単に海がきれいで果物がおいしい南国の島か。それとも、日本の負の歴史を背負い占領に苦しむ、かわいそうな島なのか。 岡本太郎は、前者の無責任で能天気なだけの沖縄に対する意識ではなく、また後者のような同情を持ってでもなく、沖縄の本質を見抜き、そこに逞しく生きる人々の姿を生き生きと描いている。 沖縄について多面的に考えるには最高の書であり、沖縄を通して日本の歴史や文化をも考えさせてくれる本である。読み出したら、とまらない。
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買いです。
なにかの本で横尾忠則氏が岡本太郎のことを、認めたこっちの見識が疑われるほど美術界から徹底して嫌われていた、あれほど世間から認知されているにもかかわらず美術界から無視されていた人も珍しいと述べていました。確かに美術全集なんかに岡本太郎が収められていることは皆無で、以前それを不思議に思ったこともあります。ただ、大宅壮一の「売れないポスターみたいだ」の発言の通り、絵についてはキャラクター抜きには鑑賞できないものも中にはあるかと思います(僭越ですが)。すこし話がそれるようですが、二子新地のかの子の実家近くにある「誇り」は、近所に住んでいたこともあり、何度も見に通いました。すばらしいモニュメントです。同様に、岡本太郎の著作と写真にはそのキャラクターから独立した作品がいくつもあり、本書は「美の呪力」と並んで著作の代表と言えると作品だと思います。
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地方球場での野球観戦エッセイ
筆者が地方球場で野球を観戦したことに関するエッセイ集です。 野球観戦だけではなく、その観戦旅行全般について書かれています。 ある意味、紀行文と捉えてもいいのではないかと思います。 沖縄のキャンプから、台湾での公式戦、東北での二軍戦、九州でのマスターズリーグ等を見に行っています。 周辺の様子とともに、地方球場ならではの良さというのが伝わってきます。 屋根のない球場に野球観戦に行きたくなりました。 また、筆者の「ぼやき」と思われる記述があり、その部分はあまり読んでいて面白いものではありませんでした。
筆者は好きなんだけど・・・
本書は野球に関する小説ではありません。また、著者はどちらかというと野球に精通しているわけではありません。では何が本書に書かれているかというと、著者が地方の野球場を視察しがてら練習を見たり試合を見たりの道中におけるホテルの雰囲気とか食事のおいしさとか、映画の内容だったりマッサージの良さ等をダラダラと書いています。著者なりのセンスで読みやすく面白く書いてはいますが、小説家が自分の日記を出版してお金を稼いでる感じがすごくしました。人の日記を読むのに500円を出すのって何となくもったいないかな?ということで星は2つです。
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大好きな本です。もちろん面白い本でもあるのですが、あえてこう書きたいです。 野球に対する愛が伝わってきます。 球場のある地方のよさが伝わってきます。 肩の力を抜いて書かれている文章、自由気ままな旅の楽しさがにじみ出ていてうらやましくなります。すぐにでも旅に出たくなります。 都会で働いてお疲れのすべてのプロ野球ファン(私を含む)に、いや都会でなくても疲れてなくても野球を愛する方すべてにお勧めです。
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よしっ 今年は、地方球場に行こう。 そしてファームを見よう。 ゆっくり育つところを見ればいい。 優勝とか日本一とか 忘れて野球を楽しもう。 なんつ〜か、原点に返るつ〜か。 のんびりヤジったりしてさ。 日曜日、後輩の草野球観戦でもいい。 やっぱ野球はいい。 そんな本です。 昨年の日本シリーズの惨敗で、 深く、深く、ふか〜く落ち込んだ、全国の中日ドラゴンズファン、 あなたたちにお届けしたい!
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中日ファンという同作家がストレスからくる睡眠不足と肩こりなどに悩まされている中, ふと思い立った沖縄キャンプ訪問から始まる全国野球場巡り行脚&ご当地旨い物巡り& 愚痴からなる6編からなる紀行エッセイ集。 同作家のファンである私として一番衝撃!?だったのは 『今私は失敗作を徹夜仕事で終わらせようとしている小説家・・・二日ほど前から わかっていたのである。これは面白くなりそうもない,と。しかし,書き換える 時間がないので突き進むしかない・・・』 というくだりからなるところであった。(東北編より)人なので,大なり小なり仕事に 関してはあると思う・・・みんな同じ人間なんだなぁ。と改めて感じたのである。 内容は2002年原ジャイアンツが優勝したシーズンをキャンプから始まり,台湾初の 公式戦,2軍戦,マスターズリーグと様々な話題を盛り込み,少し前の話であるが, その頃を思い出しつつ,十分楽しめる話であった。


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一気に読んでしまいました!屋久島にすぐにでも行きたくなりましたが、行けなくても行った気分にさせてくれるかも!
雨とひかり降らせてくれる 
行ったこともなく、行くつもりもない屋久島についての本です が、買ってしまいました。 屋久島は現在、観光客で溢れかえっている状態だとのこと.. なので、あまり足が向かないのですが、この本を読んでいると、 救われる..不思議かな..。 「私、屋久島でこんなもの見た、こんな風に過ごしたんだよ〜」 の羅列日記ではなく、屋久島での著者の体験が、東京での日常や、 著者の過去の出来事、職場や家族や友人の、色んな事柄と、結び ついて環を描いているのが この作品からも感じられました。 特に、蛇の口滝への森林の中で、名古屋から来た画家青年と出逢 うあたりの話、展開は、小説以上に小説的。 中沢新一の様なブラック・マジック使い手の男性作家がいて、 ホワイト・マジシャンとしての女性作家・田口ランディがいる、 だから、今の日本人は本当に安心して、文章芸術の世界へ旅する ことができる。普段あまり読書されない方も、この本をきっかけに お話の世界に吸い込まれてしまうんじゃない かな..?! 
いい気分転換になりました!
屋久島に行ってみたくて、資料探しの中でこの本見つけました。 結構一気に読めて、面白かった。 雰囲気も伝わってきたし・・・ 結局、諸々の事情で今回は屋久島行けないけど、この本読んで我慢しときます。いつかは必ず行ってやる!
旅もいろいろ
この本は屋久島がメインのため、文化や知らない土地のワクワクよりも、自然と向かい合うことを楽しめます。 1人で旅行をする私にとって、最高の贅沢だと思いました。 自然と向かい合うことは自分と向かい合うことで、そこでなにかを感じて発見する。 単純だけど、都会ではなかなかできないことです。 そして、著者が屋久島の自然を大絶賛しているため、その景色を実際に見てみたい!と思いました。 「もののけ姫」の森がそこにある・・・と。 屋久島へ行く人の大半が、メインは屋久杉ですよね。 そこを、もっと深くまで知って体感した著者の気持ちを、少しでも知りたいなぁと思える作品でした。
いつか行こう。雨降る島屋久島。
大好きな田口ランディさんのちょっと妄想の入り混じったエッセイ(?)だっけ。読んだのはもう随分昔だけど。 タイトルが好きだったな。まだこの本おうちのどこかにあるはずなんやけど、あれからいろんな本読んだから、どこかで埋もれて埃のなかにあるかもしれない・・。 これを読んで、ゼヒ屋久島へ行ってみたいと思ったな。瑞々しい文章。感性。人々の優しさ。苔むした大地。そんな場所に憧れてたんだな、当時は。今はもうどこにでもいける年齢だしお金だってあるから、でもいつでも行けるから、行かなくなったな・・。だけど、いつかは行きたい島。 著書自身もそれ以来屋久島が大好きになったらしく、何度も訪れているそう。私も彼女の文章を読んで、屋久島大好きになったよ。まだ行ってないけど★


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岩波ジュニア版という事で簡単に書いてあるが、なかなか立派な砂糖を軸にした文化論である。 飲み物に砂糖を入れるという習慣に隠れているもの、大英帝国ヴィクトリア時代と川北氏の着眼は面白い。 世界史を学ぶ学生を対象に書かれている嫌いはあるが、充分楽しめる。 歴史と食文化、なかなか面白い。
ウォーラーステイン的視覚の砂糖的応用
著者は,1940年(大阪府)生まれ。京大文学部卒,同大大学院文学研究科を修了し,阪大助手,同大(87-04年,教授)。定年退職後は,名古屋外国語大学を経て,京都産業大学へと天下り。文化庁文化審議会委員。同文化功労者選考分科会委員。彼の名を知らしめたのは,なんと言っても,『工業化の歴史的前提――帝国とジェントルマン』。これは早々に英訳されて“輸出”さるべき著作だ(なんなら私が請け負いましょうか?)。生産様式ではなく,消費や道徳規範・習慣などから資本主義を説く。『民衆の大英帝国』(90年)や角山栄との共著『路地裏の大英帝国』(82年)からわかるとおり,著者は反東大大塚史学=越智学派=京大反マルキスト歴史学派の領袖。本書は著者56歳の作品。余計な御世話だが,I・ウォーラーステイン『史的システムとしての資本主義』(85年)の翻訳でそうとう印税収入があったに違いない。本訳書が古本屋になかったためしはない。 砂糖という現代ではありふれた日常品に数世紀の世界史を読み込む(説き起こす)というお洒落な視角。羨ましいくらいカッコいい。もっと言うと,「砂糖のあるところに、奴隷あり」(第6章)という題名からわかるとおり,資本主義が歴史段階説的に一国史的に発展するのではなく,世界自体が一国の資本主義を後ろで支えていた,いやこの世界自体がシステムとしてイギリスに資本主義を産み落としたのだというウォーラーステイン的視覚の砂糖的応用(敢えて,シドニー・W・ミンツ『甘さと権力――砂糖が語る近代史』的翻案とは言うまい)。これを砂糖に凝縮しているのだ。じつにお洒落。 じつは,彼の指導教官=角山栄には『茶の世界史』と題する,けっこう売れた著作がある。とうぜん,「砂糖と茶」は「遭遇」する(第3章)。川北は恩師の作品を補完する形で,イギリス庶民の食卓史を描き出したことになる(といっても,モーツアルト=史上初の庶民音楽家という規定が難しいように,貧乏人には砂糖は高嶺の(高値の?)花だったが)。 ただ,私のイギリス人の友人たちに紅茶党はほとんどいない。私と同じで,みんなコーヒーばかり飲んでいる。職場の自称イギリス通(喋る英語は英検3級)が紅茶ばかり飲んでいたのを思い出すが,ありゃいったい何なんだろう。。。(1123字)
「食べるをまなぶ」より
「砂糖あるところに