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塩野 七生(著)
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カスタマーレビュー数:15
【くちコミ情報】
王制から共和制へ
ローマによるイタリア統一の過程が分かりやすく説明されている。ローマにとって最初の成分法となる十二表法成立の背後関係とか、ケルト人来襲によるローマ陥落とその後の復興などは、ローマ人の良い特徴が現れていると思う。 ローマが王制から共和制に移ってから、政体について動揺を繰り返していたが、リキニウス法の制定で政治的な安定を見る。共和制ローマを支える政治体制や税制、市民権の概念、インフラ整備についての考え方、他の民族との関係(ローマ連合の特徴)を、同時代の他の都市国家との比較検討することで、ローマの特徴をうまく描きだしていると思う
積み重ねています。
この巻の出来も立派だと思います。複雑な周辺事情をも正しい順序 で説明してくれているのでしょうかね。 お話はギリシアへの派遣視察団が帰国するところから続きます。前 449年十二表法の制定により、共和制ローマとして、ローマ人は歩 み始めます。塩野さんの説明がすごくわかりやすかったのは、この 共和制というのが、現在のフランスの共和制などとはまったく異質 の政体であるこというものでした。翻訳の問題なのだろうが、歴史 を志すものには重要なポイントなので、イメージだけでもしっかり 持ちたいところ。といいつつ私もすこし忘れている。しかし、彼ら の文明はこの時期に法律が必要なほど高いものだったとも考えられ るし、日本では成文法は聖徳太子の17条の憲法(604年)まで法律が なくても、モラルのあった生活をしていたとも考えられる。 ■ ともかく政体を変える事により、躍進するかと思った共和制ロ ーマなのですが、文化レベルでは蛮族と言わざるを得ない、ケルト 人により、壊滅的な敗北をすることになります。これが前390年の出 来事です。このケルト人は去年流行したceltic womanや、有名なenya もそうですし、もっとも好きなのはThe Chieftains等、他にリバー ダンスなどの文化の源流たるケルト人ですが、このころは蛮族でしか なかったんですね。しかし、この時期は森に棲む民族として、広く生 きていました。ドイツにも、スイスにも、フランスにも、スペインに も。375年にゲルマン人の大移動が始まるまでは、深い森の中でケルト 人は暮らしていたのですね。 さまざまな様子が事細かにかかれていて、非常に読後感も素晴らしい ものでした。
ギリシャから2000年以上経って
塩野が案内してくれるローマ史学の旅の二冊目。 ローマを語るにおいて 塩野はギリシャが欠かせないという。そんな塩野が 本書では まずギリシャをじっくり描いてくれる。 白眉はやはりぺリクレスであろう。塩野が紹介する彼の演説は 正直読んでいてため息しかでなかった。特に好きな箇所を抜き出す。 「われわれは美を愛する。だが 節度をもって。われわれは知を尊ぶ。しかし 溺れることなしに。われわれは 富を追求する。だが これも 可能性を保持するためであって 愚かにも自慢するためではない。 アテネでは 貧しいことは恥ではない。だが 貧しさから脱出しようと努めないことは 恥とされる。」 かような発言が2000年以上前にあった点で 人間は大したものだと感心する。一方 それから2000年もの間 いったい人間は進化してきたのかと いささか絶望感も覚える。 こんなギリシャを しかし ローマは 学んでも真似はしなかった。それが 滅んでいったギリシャと 版図を広げていったローマの違いである点も 塩野ははっきりと指摘している。 本書で描かれるローマは ギリシャから学び、敗戦から学び、そうしてローマになっていった始まりを描いている。 話は始まったばかりなのだ。
アテネとスパルタとローマ
最近300という映画が公開されていたがまさにあの様子が文章から溢れてくる。 いかにスパルタという都市国家が特殊だったか、いかにアテネが反映を極めていたか、そしてその絶頂期のアテネを視察したローマがアテネの真似を全くしなかったのは何故なのか・・・ 2500年経っても人間というのは進化していないのかペルクリスの演説の名文句に唸ってしまう。 そしてペルクリスの「貧しいことは恥ではないが貧しさに安住することは恥だ」の言葉を是非ユルユルの甘えたことを言っている日本人に聞かせてあげたい。
日本は縄文時代
日本では縄文時代のローマ・ギリシアの話 ローマとギリシアの対比がより史実をわかりやすくしている。 大きな意味での時代背景がわかりやすい。
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【くちコミ情報】
他に無かった内容だけど、文章が読みにくい
アメリカ社会にについて書かれた本では、これまでに無いような各方面の視点からまとめてあり、統計などの数値ももとにされていて、まとまっています。 外側から見ると今もどこか日本人があこがれを持っている国ですが、あの不思議な格差社会の国を、なるほどと思えるような視点で分類し説得力のある内容。 その実態を読み冷静に知るにつれうんざりするところもありますが、他にないアメリカ社会解説の本といえます。 ただ、文章が非常に読みにくいと感じます。全体にこんな日本語の本を読んだのははじめてです! なんと言うべきか、訳本調でもなく、非常に各項目の文章が長いけどダラダラしているとも感じないし、でも長くて、読んでいて非常に疲れます。それでいて内容は濃い。 女性の書いた政経解説の本は珍しくはじめて読みましたが、日本人が書く政経本で、中身が英語の日本語だと、女性の文章はこうなるのかもしれないと思いました。 内容については星5コ。
アメリカ赴任に当たって、上司に薦められたのがこの本
元エコノミストらしい図表・統計数値を使ったわかり易いトップダウンアプローチにより、アメリカの全体像を見事に描き出していて大変勉強になる。日本とは異なる社会の価値基準とその形成過程を通して、税制のカラクリ、政治・外交戦略および教育問題と軽快に進む解説は読者を飽きさせない。なおかつ筆者が長く生活の基盤を置いていた(いる)と思われるサンフランシスコ・シリコンバレーを中心とした西海岸(IT産業)における人々の生活の具体例を多く引用し、ボトムアップ・アプローチによって更にそのイメージを膨らませられるように構成されている。テーマが大きい割には実感を持って読み進められるポイントだろう。 特に興味深かったのは、一見すると軍隊形式のアメリカ流組織がどこでクリエイティビティを育て自らの競争力として取り込んでいっているのかを解説している箇所(第7章)。「クリエイティビティの事業化とそれを育てるシステム」とは的を得た表現で、知的労働の分業体制がはっきりしており、クリエイティビティと(日本流?)改善とが根本的に異なる知的活動であることが指摘されている。そしてこのことが広く認知されているのがアメリカの強みなのだと、自分の実体験も振り返りながら痛感した。 「今この本に書いてあることを、筆者がアメリカに渡る前に知っていたら、対人関係や話し方、ビジネスにおける交渉に対する考え方や実際の交渉の進め方、キャリアの作り方、ビジネスそのものの組み立て方も含め全て違っていただろうということだ。」「若い人たちのジャンプ・スタートに役立てていただければ嬉しい。」 はじめの部分で書かれているこの言葉は筆者の本音なのだろう。この時期にこの本に出合えたことを感謝したい。 最後に、もちろん贅沢な注文ではあるものの、これがニューヨーク・ボストンを中心とした東海岸の金融ビジネス街に生きる人々を具体例に引いたアプローチであったらどうであったか。続編は、自分の胸のうちで紡いでいってみようかと思う。
格差の正体とはなにか
格差本は世に多いが、もっとも優れた論点をもつのは、皮肉にもアメリカについて論じた 本書だ。 本書の優れている点は、以下の2つ。 まず、格差の原因を必ずしも資本家にのみ押し付けてはいない。それはグローバル化の影響であり 世界中で起き得ることだと明確に述べている。マルクス主義的発想では、そもそも解決の糸口 すら見つかりはしないのだ。 そして、日本の現状に対しても、雇用の流動化を進めるしかないと断言している点。 正規と非正規の格差の原因を海の向こうから冷徹に見抜いている筆者の言葉は重い。
“お金儲け、いけませんか?”思想の源泉はここにー!?
村上ファンド社長の村上世界彰氏の名セリフ、“お金儲け、いけないことですか?”は、アメリカでは一応正しい考え方になるのでしょう。 この本の著者、小林由美氏は在米26年−経営戦略コンサルタントとして見てきたアメリカ経済界の推移を軸にして、現代アメリカの格差問題を浮き彫りにしています。 その実態は恐ろしいものがあります。 小林氏はまず、アメリカの富―繁栄はどこから来たのか、歴史的な考察から入り、特に80年代以降の経済の流れを豊富なデータを駆使しながら、さらにご自分の経験にもふれながら解き明かしていきます。 とてつもない富の偏在がおこっていながらも、自由と平等の理念がむしろそれを糾弾する足かせになる、さらに反教養主義の伝統が国民の無知に追い討ちをかける−どの国もみなそれぞれの歴史的宿命を背負っているものですが、アメリカの場合のそれもやはり人を暗澹とさせるものがあります。 歴史的・民族的背景から見ても、日本がアメリカ型社会になるとは思えないのですが、さりとて、どういう社会を作っていきたいのか、誰にもビジョンがない今、とりあえずこの本は私たち日本社会の現在を見る合わせ鏡として、重要な考察に満ちていると思います。
あなたに判断をせまるエコノミスト
アメリカがイラクを攻撃したのは、イラク解放のためなのか、それとも石油のためなのか。 著者は、結論を述べるかわりに、2004年の株価上昇率上位50社の一覧表を指し示す。 50社のうち、13社がエネルギー関連企業であり、そのうち8社がブッシュのお膝元 テキサス州を本拠地にしていることがわかる。 また、アメリカの教育に対する批判は、長年にわたり聞き及んだ、ヨーロッパからの 留学生の言葉により語られるが、これがまた辛口。 すでに日本語が怪しくなってしまったほどの在米体験と、適確な経済分析で、著者は アメリカの全体像をあぶりだし、私たちの目の前に無言で差し出す。 それは、けして心地よいものではないのだが、私たちは逃げることなく著者に対し 自分の判断を示すべきなのだ。 本著はすばらしい傑作だと思う。(帯を別にすれば)
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権力による権力のための虐殺の歴史
最初は欧州の魔女狩りや米国の西部開拓による虐殺などと同じようなものかと思っていましたが、これらとは特異なものだと思いました。 理由を探ると、秦の始皇帝の時代まで遡ることになり、そのときから権力による権力のための虐殺が行われていることが分かりました。権力を失うと族誅(一族全てを虐殺すること)が行われること、虐殺にノルマがあること(現在の中国共産党でも虐殺のためのノルマがあったそうです)、1年半で四川600万人の人口が1万8千人まで減った時代があったことこと、彼ら自身が昔に南京大虐殺を行っていたことなど、驚きを通り越して、呆れてしまいました。 そして絶対的な権力を持つ人は恣意的な虐殺が可能で、それ以外の人たちは自らの生存権が保証されない状況に置かれることも分かりました。それは天安門事件でも分かるとおり、今も続いています。対抗策は自らが権力者になるか、権力者に気に入れられること。中国に関するニュースを見ると、確かにそんな感じがします。 中国の歴史は常に誰かによって支配され、権力を握れば人を殺し、権力を失うと殺されることの繰り返し。 投資家として有名なジム・ロジャーズは「21世紀は中国の時代」と言っていますが、恐らく経済での話だと思います。ただ経済と政治はつながっていますから、中国のルールによって世の中がまわるとなると、ちょっと背筋が寒くなります。 民主化が行われるかというと、それは天安門事件を見ても分かるとおり難しいでしょうし、本書を読む限り、遊民(破落戸)の存在がそれを阻むのではないかと思います。 そんな国と好むと好まざるとに関わらず付き合わなければならないと思うと、ちょっと鬱になりました。 学校で習う中国の歴史といったら、三国志や項羽と劉邦、火薬の発明(発見?)、日清戦争くらいだと思います。歴史は常に途切れることなくつながっており、中国の歴史の一面を知る上でも貴重な一冊だと思います。
脈々と続く虐殺の血脈
教科書に載っていない、中国の虐殺史を丹念に調べて書かれています 太古の昔から、近代そして現代まで…絶え間なく起こされる「権力闘争」と「粛清」そして、「娯楽」の為の虐殺 成る程、「絶対帝政」の為、政敵を抹殺し、自らの「疑心暗鬼」を誤魔化す為、何の罪も無い市民を虐殺する こんな歴史を持っていたとは…驚きつつも納得してしまう、かの国の精神性を赤裸々に綴られています 特に、近代から現代に掛けて…毛沢東から登小平に至る虐殺史は余りに酷い こんな歴史を持つ連中が、良くもまあいけしゃあしゃあと「南京事件」だの「日本の残虐行為」だのとほざけるもんだ(怒) つい、最近のチベット虐殺については流石に言及されてはいないけど、「北京虐殺」とも呼べる「天安門事件」の一端が垣間見える…よくぞ書かれた、と言える現代人の必読書かと思います
「中国」の歴史とは、侵略・大虐殺史であり、今後も続く!
かつてアメリカのキッシンジャーは中国共産党を「殺人集団」と呼び、ギネスブックにも最も多くの人間を殺戮した集団と認定されている(らしい)。 本書前半では、「殺人集団」中国共産党の大虐殺の歴史(の一部)が綴られる。紅軍大粛清、大躍進運動、文化大革命、天安門事件…。もちろん、この他にも現在進行形のチベットやウイグル人地区や法輪功に対する蛮行がある。 後半は秦、漢、明、清王朝などが行った大虐殺を記し、ついでに「中国」史の大観も学ぶことが出来ます。 明末の張献忠の名を覚えておいて損はないだろう。 フーバー元大統領は自身が1900年の義和団事件(北進事変)を体験した故に、中国と国交を結ぼうとしたニクソン大統領にかつて「中国人ほど残忍で信用できない民族はいない。あんな国と国交を結ぶ必要はない」と言ったそうである。 中国は「万人杭」「三光作戦」「南京大屠殺」など日本軍がやった蛮行と宣伝するが、我々日本人はそれがどういったものか想像できない。 しかし、中国大虐殺史からすれば、彼らには容易に創造(想像)できるものなのである。 おそらく、「南京大屠殺」のモデルとなったのは、1864年、曾国藩率いる湘軍が洪秀全の「太平天国」南京を陥落させた時のものだろう。 我々日本人はこういった隣国を持つことを肝に銘じておかなければならない。
血に染まる中国大陸の歴史
本書には、中国大陸で過去から現在に至る血に染まる歴史が多く紹介されます。 著者は、中国大陸で大虐殺が繰り返されるのは、始皇帝以来、皇帝が絶対権力者 たることが最大の要因だと分析します。即ち人の生死をいとも簡単に決定づけられ る絶対権力者に対して、人は従うか、もしくは、その権力者に取って代わるべく戦う かの何れかしか無いのだと。万が一その権力者が打破されたならば、新しい権力 者は前皇帝と従者を皆粛清してしまうのだと。最近の事情として、昨今中共政府が 日本に対して架空の南京大虐殺を声だかに論じるのは、18年前の天安門の所業 を国民の記憶から忘れさせるためだと著者は言います。余談ですが、中国のことわ ざに、「泥棒は、自らドロボーだ、ドロボーだと叫ぶ」というものがあるそうです。正に 語るに落ちるです。最も注目すべき提言は、今なおチベットやウイグル地区では現 在進行形で虐殺が起こっているという指摘です。
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インドの様子が分かります
カルカッタ/ブッダガヤ/カトマンズ/ベナレス/デリーと転々としながらいろんな経験をしている様子が分かります。 筆者が旅行をしている時代のインド/ネパールの状況も分かります。 現在の状況と比較してみたくなりました。 前2巻と比較して、重たい内容も多くなっており、筆者が旅に慣れて現地のいろんな状況を感じ取ることができるようになっていると感じました。
インドの怖さ
インドには言ったことがないが、言ったことがある人、 住んだ事がある人からいろいろ聞いた事があるが、 皆人生感が変わったと言っているのを読んでいて思い出した。 アジアから旅をしてきての精神的なものが加わり、インド的なる ものの一旦が感じられた。 川での死者の場面は特に印象に 残っている。
行き当たりばったりの危うさ
冒頭に飛行機のチケットでもめる件がある。 自分だったらどうするか考えてしまうが、 読む側もハラハラさせられてしまった。 インド・ネパールは行き当たりばったりの バッグパッカーに必ず訪れる喪失感を上手く描いている。 それは、周りに飲み込まれてしまう惰性でもある。 第3巻は、そんな憤りを上手く書いている。
猥雑そして混沌
インドに行ったことがある人にはわかると思うのだが、インドは決して神秘の国ではない。どちらかというと哀しいくらいに俗っぽく、猥雑・混沌だ。騙しとボッタクリ、気が遠くなるくらいの非効率、そして沈没してしまった人々・・・・・。 この本を読むとそれらのものが一緒くたになって蘇ってくる。インド滞在時に慣れきっていたケロシンとハシシとインド人の腋臭の臭いがごちゃ混ぜになって漂ってくる・・・・。 この本は五感を刺激してくれる本だ。彼の地にいなくとも、あの時の感覚がよみがえってくる。インド旅行経験者にもお勧めする。
旅に出るなら、読んでソンなし
ボクはこの本を読んで、24歳のとき、バックパックをかついで 一人旅に出ました。 沢木さんのようにユーラシア大陸横断というわけでなく、 東南アジアを半年近くかけて下っていくというものでしたが。 p 旅先で知り合った人々はかなりの割合で『深夜特急』を読んで いました。それほど影響力のある本です。 p 久しぶりに読み返してみましたが、やはり面白い! 時を経ても 色あせないですね。旅に出たくてムズムズしてきました。
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時を越えた、道徳の授業
「西郷隆盛って、こんな人?」というのが最初の感想です。 尊敬される西郷さん、大人物の西郷さん、親しまれる西郷さんと共に、 政治家、軍人、策略家、維新の功労者の西郷隆盛で、 「先生」のイメージが重なりませんでした。 しかし、誰が語ったのではなく、何が語られているかに目を向けると、 「は・はぁー、」と敬服しきりです。 長尾氏の筆力でしょうね、今日同時に生きていらっしゃる方から お話をうかがっているようでもあります。 ここではまさに西郷「先生」です。 漢文になるとニュアンスもことなり、原文も読んでみたいと思いますが、 私にとってはさほど拘る事ではありません。 気づきが得られ、時を越えてご指導いただいた気分です。
普遍の原理をわかりやすく
なぜ自分が打ち立てた新政府に反発して、最後に自刃した西郷さんがこれほどまでにみんなに愛されているのか、以前はよくわからなかった。しかし、いろいろな書物を読むごとに彼の愛すべき性格を知るようになり、今では私も好きな歴史人物の中の一人となっている。 その西郷さんが弟子たちに言い残した至言の数々を、後日まとめたものが「西郷南州翁遺訓」。それを口語でわかりやすく解説してくれたのが本書である。 そして、なんと驚いたことにこの本をまとめたのは薩摩藩邸焼き討ちで薩摩藩の敵であり、幕府側にあった庄内藩の人たちが明治になってまとめたというのだ。戦後、庄内藩の人たちは徳川を守って立派だったと西郷は誰一人として切腹させず、庄内藩の人たちは西郷に逆に敬愛の念を持つようになった。 そうして編まれた「西郷南州翁遺訓」。 現代にも通ずる普遍の原理である。
惜しまれます。
あの有名な西郷隆盛さんの言葉が、 現代的にリニューアルして書かれています。 素晴らしい本だと思います。 これから何回も繰り返し読むと思います。 西郷翁の残されたものが少ないということが、 実に惜しまれます。
きみも西郷どんのとりこだ。
西郷隆盛は、形あるものを自ら書き残していないそうだ。 本書は、西郷さんから口伝されたものを書き起こした「西郷南洲翁遺訓」を口語訳したもの。 いま、もし西郷隆盛が生きていたら、迷わず師事したい。 そう感じる内容でした。 明快な信念をもった人物にふさわしく、本書は 非常に分かりやすい言葉で書かれていて、内容はまじめで重いのに非常に読みやすい。 この本に書いてあることを、もう少し公共教育に取り入れるのもよいんじゃないかと 思いました。 西郷さんの人柄がよく表れていて、もっと、西郷隆盛という人について知りたくなりました。 ということで より西郷さんを知るために、つぎは原著を読んでみようと思います。
よみやすさピカイチ!
西郷南洲翁遺訓の分かりやすい本があったらいいのに…と、ずーっと思っていました。やっと出ました!という感じです。本書の現代語訳がどのくらい忠実なものかは、漢文が読めないので正直いって分からないです。が、しかし、この本の内容は読者に、きっと本当の勇気と励ましを与えてくれるでしょう。おすすめですよ!
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何となく時代を感じ取りトレーニングにもなりそう
何となく時代を感じ取り、隠し絵を探すことは、五感を磨くことにもなり とても良いトレーニングを兼ねているのではないでしょうか。 テレビやゲームを遠ざける効果もあります。 子供にとって面白く興味をそそられる迷路の本のようです。
題名だけではわからなかった面白さ
題名にある通り、いろいろな時代をモチーフにした迷路がたくさん載っています。 勉強というつもりではありませんが、子どもが色々な「時代」を迷路を通じて感じるのは、なんとなく「歴史」を感じてくれるのではないかな?などと思いつつ一緒に読みました。 が、はまってしまったのは隠し絵のほう。なかなか見つけづらい隠し絵で、子ども以上に没頭してしまいました。 迷路は迷路で面白いのですが、私にとっては隠し絵ですね。題名だけでは判らなかった。 非常に面白い本だと思います。
緻密な絵に引き込まれる…
小学一年生の我が子に購入しました。 はじめは図書館で借りて読んでいたのですが、毎日のように眺めているので… 迷路、騙し絵などが好きな大人にもGOOD。 明治時代以降も載ってれば☆5つ付けました。 惜しい…
大人向け?
タイトルと精緻なイラストに惹かれて、手にとってみました。 p 迷路や隠し絵、騙し絵が盛りだくさん。 しかも、結構難しい。 思わず、先に答えを見てしまったり… p 大人でも充分、楽しめると思います。
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古い日本を目撃した多くの外国人の証言に触れられると思い読んでみた。期待以上の成果に驚いている。今や暗い江戸の農民のイメージはあとかたもなく、かわりに陽気で人好きのする幸福そうな人々が美しい自然の中でおおらかに暮らしている様がいきいきと浮かんでくる。分厚い評論なのに、第一章がやや難解だっただけで、あとはすっかり引き込まれてしまった。渡辺氏の美しい文章で滅亡した古い日本の文明を追体験できた事は幸せだった。 私たちが今伝統とよんでいる茶の湯や生け花などの事象は、「若き日本」を構成する「新たな寄木細工の一部分として、現代文明的な意味関連のうちに存在せしめられているに過ぎない」。「死んだのは文明であり、それが培った心性である。民族の特性は新たな文明の装いをつけて性懲りもなく再現するが、いったん死に絶えた心性はふたたび戻っては来ない。たとえば昔の日本人の表情を飾ったあのほほえみは、それを生んだ古い心性とともに、永久に消え去ったのである」。渡辺氏はこうした表現で、現代の日本の文明が、近代以前の文明の変容ではなく、滅亡の後に生まれたものだと主張する。古い日本の扼殺と葬送の上に近代のドラマは始まった。これは歴史の必然である。近代化は独立と繁栄を支えた。現代の日本人は先進国の一員であり、豊かさと便利さと自由を手にしたはずなのに、古い文明に生きた江戸の人々ほど幸福でないのはどうしたことだろうか。 当時日本の庶民世界に惚れ込んだ西洋人たちは、西欧的な心の垣根の高さに疲れていた。「確乎たる個の自覚を抱くことがそれほどよいことであったか」、幸福とは時に進歩とは逆の方向にあるのかもしれない。心の垣根を高くした私たちは、かつての日本文明に触れることで戻れない道に置いて来た忘れ物を見つけられるのかもしれない。
ポストモダンは日本人のDNAにあった!
ある種センチメンタルというかポエティックというか小説のようなタイトルの書物だけど、どっこい骨太な600ページにもおよぶ近代批判の思想エッセイ。 といってもご心配なく。 難しい思想をこねくりまわすポストモダンの思想書とはまったくおもむきを異にする、具体的に美しい世界が目に見えるように展開していく快感の書です♪ 日本人であることのDNAがざわめきます。 ここで展開される情報の海は、決して回顧趣味的なノスタルジーに浸って癒される、という類のものではありません。現代に生きるボクらのスピリットが触発され未来へと放たれる力をもった、超具体的な情報の集積であると断言しておきましょう。 歴史を学ぶとはいたずらに過去を顧みることではありません。 歴史とは ”いま” を生きる意識レベルに応じ写し出される ”鏡” そのものであり、その意味では通時的な ”かつて” ではなく共時的な ”いま” でしかないわけです。 そういう意識でもって読んで欲しい本です。 江戸末期から明治にかけての激動期に失われたものの本質がこのように語られ、そしてそのことを素直に学べるようになったということは、ようやくボクらの精神が近現代社会という重いマトリクスから抜け出したことの証しなわけです。 先ずは日本人から。 そう、”ポストモダン”というのは決してヨーロッパの特権的難解思想の果てにあるモノなんぞではなくて、そもそも日本人のDNAにこそあったわけです。
意外なエピソードに満ちた幕末・明治の日本
幕末・明治期の欧米人による日本見聞録の多くに、日本人は社交的で機嫌よく少々子どもっぽいが幸せそうに見えると著されているという。いずれも現在の日本人とは正反対に思えるくらい意外なものだ。そして欧米人の数ある驚きのなかでも最大のものは、物質的には最低限しか所有していないように見える一般庶民が、簡素ながら清潔で美的センスに彩られた彼らの日常生活にすっかり満足して幸福そうに見えることだったという。 著者は付和雷同しやすい等、現在も変わらない個々の性向はあるにしても、それらの総体としての江戸期日本に特有の文明は既に滅びていて、本書の目的はそれを豊富な史料を使って追体験することだという。実際本書の魅力は、日本見聞録から引用された数多くの意外なエピソードだ。例えば、一般庶民の外国人に対する好奇心は度を越していたようで「トージン、バカ」とはやしたり、所かまわず寝室まで覗き見るなど無神経の域に達していたというのには笑った。「まるで体操のように、息をシューシューいわせながら、手を膝から足まで下げるお辞儀を繰り返した後、その姿勢のままで長い口上を早口で述べ合う」という当時の挨拶風景は、まるでイスラム教徒の礼拝のようだ。「来日した西洋人を仰天させた習俗に、公然たる裸体と混浴の習慣があったことは広く知られている」なんて知らなかった。 少し物足りなかったのは、体を動かすよりも声を合わせて歌う時間のほうが長い肉体労働の仕方は欧米ではあり得ないといった類の記述について、この種の感想は市場経済の浸透度の高い社会に属する人間が、それが低い社会を観察した場合に普遍的に感じること(例えば現代の日本人が発展途上国に旅行した際の感覚と同じ)だと思う。日本見聞録に描かれた現象が、前工業化社会なら世界共通して観察できる普遍的な現象なのか、それとも江戸期日本に特殊な現象なのかが、より意識的に分別されていればよかったと思う。
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「地域をデザインする―フラードームの窓から見た持続可能な社会(駒宮博男著)」で紹介されているので読んだ。渡辺京二氏は繰返し「私の意図するのは古きよき日本の愛惜でもなければ、それへの追慕でもない。私の意図はただ(外国人の残した記録を通じて)ひとつの滅んだ(江戸時代後期に完成された)文明の諸相を追体験することにある」と学者らしく述べている。それは確かに正しいのだろうが、私をはじめほとんどの読者は愛惜と追慕を強烈に感じながら追体験し、決してこの文明は滅んではいないのだと密かに思っているはずである。著者の意図には反するのだろうが、そんな読み方でも全く構わないと思わせるような本である。繰返し読み続けたい。」
本当に逝ってしまったのか?
ずっとずっと、もやもやと疑問に思っていた事が、この本を読んで氷解した。 平成のこの現在、わが国は世界一の借金国となり国家破産寸前の様相である。 外交も国策も何も変革すらされず、事態は悪くなるばかり、なのに・・なのに 国民のこの危機感の無さ、デモひとつ暴動すら起こらぬ平穏さは何だ? 戦後、戦勝国を恨むことを一切せず、尊敬や憧れまで抱き親密に付き合い 敵国を一切想定せずにひたすらに働き汗して平和国家を築いてきた日本。 その本質的根底には渡辺氏の言う失われた「独特の国民性」が脈々と 流れているのではないだろうか? 庶民にすれば「すべてはお上のやった事」または「やってる事」なんではないか? 戦争に負けたのも「お上」破産しそうなのも「お上」我関せずじゃないのか? この逝ってしまったと思われている愉快で明るい楽園の住人たちは、実は たいして変わらぬ心情で今もこの国の大半を占めているのではないか? 熊さん八っつぁんの笑いは今も生き続け、寅さんの気楽さは理想とされて TVの中はお笑いに占領されて、政治家や役人のスキャンダルは庶民の娯楽となり 飲んで歌ってブランド品集めが大好きで、国がどうあれ楽しく生きてりゃ それで充分!そんな世相は相変わらずのわが国ではないだろうか? 今だ外国人からみれば充分に不思議な国として存在している気がする。 現代日本にずっとずっと違和感を抱きながらも、なんとなく気楽に生きてしまった 自分の中のDNAを再発見させられたような一冊であった。 自分の中にある何か不思議な「正体」が解ったような気がして、うれしくなった。
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日本以外の記述について
韓国人を日本・日本人に最初からからめて説明したり中国や朝鮮がらみの話については大げさに評価していたり、あちらの国々で捏造されていることをそのまま書いてあったりするので、あまり鵜呑みになさらず、自分で調べてみる事をお薦めします! 要約の歴史書の割には日本以外(おもに反日東アジア)を書きすぎです。 日本史から捏造を根拠にしようとする考えでしょう。気を付けて読んで下さい!
やっぱり絵の力は大きい。分りやすい!
文章に絵がついているというよりは、 立体的なイラストや写真のわきに説明文があるという感じなので、 とても読みやすいと思います。本が好きなら子供でも読み切れる内容量でしょう。 ただし、内容にはすこし不信感も。 例えば、古代などの記述なら、文献が少ないだけに判然としないこともあり、 あやふやな表現になるのも理解できますが、 江戸時代の中期頃から、これは読み流せないなと思う表現が多くなり始め、 近代に至っては素人の私でもこれは問題だと感じる記述が多発します。 とにかく日本はダメだった。愚かだった。という考えが基本に置かれていているような気がしてしまいました。 私が親ならばその部分だけは別に書籍を買い与えるか、子どもと話をしながら誤解しないよう補足すると思います。 気になって巻末のプロフィールを拝見しましたが、予備校の先生監修ということで納得しました。 学校の教科書をベースとされているのでしょう。 教科書で表現が適切でない、あるいは誤解を受けやすく書かれているところ間違っているところは、 この本でも同じような結果になっているようです。 参考文献の中にも少し気になる出版元(新聞社)がありました。 このため星を減らしました。 とはいえ、日本史の流れを知るにはやはり”わかりやすさ”は大きいと思います。 子どもなら、勉強の補足として(して欲しくないけど)、 大人なら思い出すきっかけとして、使えると思います。
日本人が知らねばならない慰安婦問題
この問題が他の戦争関連の問題と大きく違う点は、70年代まで一切問題視されなかったということである。 日本の反日学者や韓国の学者ですら「兵士を客とした商行為」として一切問題にしなかった。 「政府・軍による強制連行」の話が出て初めて問題化し、韓国にも伝わったのである。 慰安婦運動は、89年に大分の運動家が韓国で元慰安婦を探したのが全ての始まりである。 この時会った毎日新聞の下川記者は「原告を探すという発想には正直驚いた」と語っている。 この後、朝日新聞の「政府・軍による強制連行」の大宣伝の影響もあり、日韓の国際問題に発展していくことになる。
本当に「過去を直視」すべきは朝日新聞
現在、国際社会では「日本国は国策として女性を強制連行し性奴隷とした」という話が常識となっている。 そうなった最大の原因は、朝日新聞の「政府・軍による強制連行」の嘘話の大宣伝である。 その朝日新聞は現在、 「官憲による強制連行があったかどうかは枝葉であり、問題の本質から目をそらそうとしている」 と言っている。 人間ここまで汚くなれるのだろうか? ならば朝日の記者は世界中に飛んで「実は政府・軍による強制連行の証拠は一切無いんだ」と誤解を解くべきだろう。 それが責任のとり方じゃないのか? 朝日の記者にだって少しは良心があるのだろう?
悪質な多事争論
3月5日のTBS・NEWS23の多事争論で筑紫哲也氏は、慰安婦問題での安倍総理の答弁について 「業者にそういうこと(強制連行)をやらせたことに強制性があるという、まあ日本人が聞いてもわからない説明であります」 と述べている。 まず安倍総理はそうは述べていないし、「やらせ」た証拠もない。 通達の1枚たりともない。 「悪質な業者を取り締まれ」という通達ならある。 発言を捏造しておいて、日本人が聞いてもわからないとしている。 汚いとしか言いようがない。 慰安婦問題については、小林よしのり著『戦争論2』の「総括・従軍慰安婦」だけでいいから、ぜひ読んでほしい。
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