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   歴史・地理 の売れ筋最新ランキング   [2010年09月03日 11時36分]
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坂井 三郎  
¥ 900(税込)
通常2~4週間以内に発送
ジャンル内ランキング:44,720位  
カスタマーレビュー数:4

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「大空のサムライ」の補完的著書
「大空のサムライ」上下巻は素晴らしい本だった。あまりの良さに、元同僚の気の置けない二人用にも購入して送った。 本書は、上記作品の補完的な存在と私は捉えている。前作にて書ききれなかった部分に焦点を当てており、やや重複する部分もあるが容赦されたし。購入する価値は充分にあるが、オリジナルの完成度があまりにも高かったため、星4つ。 個人的には、戦後荷役から立ち上がらなければならなかった苦難の日々の詳細を知りたかった。国宝としてもおかしくない坂井氏が海軍特攻の先陣を切っていたり、終戦後は薄給の荷役という単純労働に就かなければならなかったというのはあまりにも悲しい。我が国は当時からどこまでも庶民はおろか、坂井氏のような優秀な人物まで粗末にする国だと思わせられる。坂井氏自身、当時の軍上層部は「どこか他所の星から来た生物のように思われる」と語っていたらしい。私も同感である。 十代、二十代の若い人にこそ、こういった本を読んでほしい。戦中に命を投げ打った方々の生き様を学ぶことが、感謝と反省の気持ちを育ててくれる近道だと思う。今日ご飯が食べられるのを当たり前と思うような人間にだけはならないでほしい。 日本人の美徳とは、そういった感謝と反省の気持ちに表されると思う。 追記:結局「大空のサムライ」上・下巻をもう一人の同僚の細君に贈ったので、一人で8冊も買った計算になる。私はなんてありがたい顧客なんだろうと自分を褒めてみた。あの本は学校の図書館に必携ですな。
大空のサムライを読んだ人へ
名著「大空のサムライ」の続編ですが、ひとつひとつのエピソードに、失った戦友への愛が感じられ、彼が戦争という狂気の中にあっても人間として大切にしなければいけないものをちゃんと持っていた軍人であったことがわかります。 本書を読むと彼が、「自己の全知全能を傾けて取り組む姿勢」に大きな誇りを持ち続けたことがわかり、またそう言った人たちが戦時中にたくさんいたからこそ、緒戦の勝利に結びついたんだ、ということが改めて理解できます。 p さきの戦争については様々な議論がありますが、こういう人が、「戦争はやってはいけないんだ」ということが何よりの反戦のメッセージになるんだ、と感じました。
一騎当千のエース搭乗員たち
坂井三郎元海軍中尉の世界的ベストセラー「大空のサムライ」の続編です。「大空のサムライ」を読んだ人は、そのほとんどが深い感動を覚え、そして彼を取りまく上官や、エース仲間たちに興味を持ち、そしてこの続編を読む事でしょう。大空のサムライと対になる一冊といって良い。ヒヨッコ時代(佐伯航空隊)に、日本人初の敵機撃墜を記録した黒岩利雄一空曹に空戦訓練を受け、大いに負かされたこと。 大村航空隊で半田亘理飛曹長に「左ひねり込み」の妙技を教わった事などの訓練時代の思い出から実戦配備され、ラバウルで戦った戦友の事などの回想録が主な内容になっている。 陸軍航空隊の「南郷茂男大尉」の兄であり、海軍航空隊にあって、中支戦線で大活躍した、かの有名な「南郷茂章大尉」に前線での戦訓を聞き、目を輝かせた思い出。その南郷大尉は、南昌上空で壮烈なる戦死を遂げられました。・・・が、その翌年に、すでに前線に配置されていた坂井氏らが、奇跡的に彼の遺体を発掘したのだそうだ。運命のめぐり合わせとでも言うべきか。などなど数々の興味深いエピソードが惜しげもなく500ページ余に渡って披露されています。 また、台南空を中心とした一騎当千のエース搭乗員たち(その名のすごいこと)も多く登場しますので、これはもう必見です。 坂井三郎氏は本当に「台南空」、いや「海軍航空隊」に誇りを持ち、そこで共に戦った戦友たちが好きだったんだなぁ~と、つくづく感じてしまいます。戦争は二度と繰り返してはならない事ですが、彼らにとっては、自分を燃やし尽くして生き、自分の力を試す、ある意味「有意義」な時代だった事でしょう。不毛の現代人としては、多分にうらやましくもあります。あとがきに書かれている「可能性に挑戦し征服する法」を読むたびに、「私も頑張らねば!」と励まされます。
上下巻のまとめ的な存在。
大空のサムライ 上 下 のまとめ的な存在だと感じた、回想のエースたち、といかにも戦友を思い出しているかのようだが実際そうでもなかった気がする、坂井氏の飛行機、飛行に対する思いなどが書かれていたと感じている。なので星4つです。


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¥ 3,990(税込)
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カスタマーレビュー数:9

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動画サイトでも概要が分かります
動画サイトでも概要が分かります。 ここまで事実を丹念に調べ上げて解説した本はないでしょう。
日本が戦争に至るまでの過程を膨大な資料を基に書き下ろされた大作
日本の近現代史を、膨大な資料から詳述した大作。日本人なら読むべき歴史書である。 戦後の歴史教育で、殆ど触れられることのない内容がここには記されている。 日本人が、自ら昭和の歴史を再評価すべき時にあるにあると思う。 著者は、大東亜戦争を大政奉還にまで遡っている詳述している。
中村粲ルートは迷路トラップ
 満州事変の真相を知るには、これを主導した関東軍の作戦参謀、石原莞爾の世界最終戦争論を読まなければならない。同様に、支那事変の真相を知るには、これを拡大した近衛内閣の最高政治幕僚、朝日新聞出身のソ連スパイ尾崎秀実の東亜新秩序(東亜協同体)構想を知らなければならない。  しかし中村粲は尾崎ら共産主義者の作為戦争謀略を白日の下に晒した「大東亜戦争とスターリンの謀略―戦争と共産主義」(GHQ発禁本の復刻版)を使わずに「大東亜戦争への道」を執筆刊行してしまった。  とくに陸軍省部が支那事変の処理を巡り混乱していた時に、汪兆銘政権の樹立を煽動した尾崎秀実の戦時論文−公論昭和十四年十一月号「汪精衛政権の基礎」(尾崎秀実著作集第2巻)を見落としたことは致命的なミスであり、「大東亜戦争への道」は、読者を、大東亜戦争の真実とは懸け離れた中村粲の的外れ防共史観に誘い込む迷路になってしまっている。
なぜ戦争に至ったのか
ページ数が多くなかなか読破するのは大変でした。 が反面、それだけ戦争に至った経緯が単純なものではないということを考えさせられます。 私らの世代は戦後教育のまさに真っ只中で歴史を習いました。 「日本は中国に派兵した」 「日本は朝鮮を植民地にした」 「日本は真珠湾で奇襲攻撃をした」 教科書に書いてあるのは歴史のほんの一部分だけなんだということを再認識させられました。 教科書だけで学べば「日本だけが悪かった」という考えになるのも無理はありません。 私自身、戦争を正当化するつもりはありませんし、むしろ戦争の無い平和に暮らせる社会になって欲しい。 だからこそ、戦争に至った原因をもう一度見つめなおし、再び戦争が起こらないようにするにはどうすればよいのかを考え直す必要があると思います。 その原因・背景を探るよい一冊となる良書だと思います。
日本史教科書として採用するべき
 我々が明治以降の日本史として中学校や高校で教えられてきたことは何だったのか。それは日本史でも何でもなく、中国共産党による悪質な日本人呪詛のプロパガンダ以外の何物でもない。それは、日本を滅ぼすための彼らの戦略であり、多くの人々がこれに乗せられ、そして現在の日本社会の目を覆うばかりの退廃と非道徳を招いているのである。これは、彼らが仕掛けてきた戦争であり、このまま放置すれば、我々は戦わずして滅び去る他ないだろう。  我々は、自らの言葉で歴史を語るべきである。それを放棄した国民は滅ぶしかない。そのために本書は必読書である。


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 「満開の桜に、やわらかな陽射し。やさしい1日だった…」。先天性四肢切断という「超個性的な姿で誕生」した日を、著者はそんな言葉で描写している。そして「生まれてきただけでビックリされるなんて、桃太郎とボクくらいのものだろう」という感想を書きつけた後で、1ヵ月後に行われた母との対面の様子を紹介する。そのとき母は単純に「かわいい」と言ったのだと――。

   一見客観的な文体でつづられたこの「まえがき」は、ある意味で「神話」である。生後1ヵ月の子に確実な記憶などあるはずはないし、周囲にも何らかの単純化の配慮があったことが、容易にわかるからだ。

   しかし、周囲の事情は問題ではない。大事なのは、「神話」によって培われた著者の強い自己肯定感覚の力である。「靴の代わりに車椅子に乗る」と言い、障害を個性としてとらえてやまない著者の芯の強さは、この自己肯定感覚なしには考えられないからだ。

   本書につづられた著者のアイデンティティー獲得を巡る格闘は、明るく感動的で説得力に満ちている。障害は個性だという主張にも、多くの読者に受け入れられる普遍性があると思う(若者は、誰でも障害者と自己認識しているという言い方だって可能なのだから)。

   しかし、と考える。「かわいい」と言ってくれない両親がいなかったらどうなるのか。世の中には、むしろそんな人の方が多いのではないのかと。この問題の解決は、むろん著者の課題ではないにしても。(今野哲男)


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障害は個性だ
僕は、某局の24時間テレビなどが大嫌いだし、この本が出た当時も「障害をネタにみんなに感謝を振りまいて感動させようって本だろ、キタネエな!」くらいにしか思ってませんでしたが、数年後、オトタケブームが落ち着いた頃にこっそり読んでみて、とても感動してしまいました。 乙武さんは、障害に負けない強い心を持って生まれ、優しい両親、よきクラスメイトに出会えたという意味で、とても幸福な人だと思います。もちろん、障害はあるよりは無いほうが良さそうですし、今ある能力を失うとしたら、とても悲しいことです。しかし、もし障害がなければ、乙武さんは今のように強い人間になっていたのだろうか、クラスメイトや両親は優しくなれていただろうかと考えみた時、障害なしには生まれなかった良い人間関係というものが存在していたような気がするのです。つまり、障害が無ければ良かったかどうかは誰にもわからないし、今の乙武さんは障害なしにはありえなかったことは確実なのです。そういう意味で、やはり障害は個性と言えるでしょう。 障害は個性という言葉に反感を持つのは、「障害を賛美するのは偽善だ」という認識によるものだと思います。でも、乙武さんが言いたいのはそうじゃない。障害が無いよりもあったほうがいいと言いたいわけではなく、自分の個性が成立する上で障害は欠かせないものであったと言いたいのだと思います。単純に障害を賛美するのは馬鹿らしいですが、単純に障害を否定するのは障害とともに生きている人を見下しているということも忘れるべきではないと思います。 さて、この本は、いい話のようで、そうでもない本です。乙武さんは、僕から見れば、ちょっと引くくらいにポジティブだし、驚くほどアクティブだし、負けん気が強いです。障害を乗り越えた人としての感動的な話の中に乙武さんという、ひとりの人間の個性がギュッっと詰まっています。「障害者の本」ではなく「障害を持った乙武さんの本」です。それが、この本をいっそう魅力的にしているのかもしれません。 障害者がみんな同じような人間なわけがないのです。それぞれが、強い個性を持った、ひとりの人間なのだ、ということを理解させてくれた本でした。そして僕は、ひとりの人間としての乙武さんが好きになりました。
読み易い。
この本は一介の障害者の自伝である。内容は朗らかで明るい。 非常に簡明な文体で書かれており、子供でも読み易い。 作者と初めて対面したときの母の言葉、成長期に骨を削り取る手術をして長期入院した話など、興味深いエピソードが満載である。 なお、作者本人は「障害は個性である」と言い切っているし、 「小学校時代、クラスメートらは作者と過ごす時間が多くなるにつれて作者を障害者視しなくなった」 というようなことを書いていたが、果たして本当にそうだったのか。 作者がそう思っていただけなのではなかろうか、と疑りたくなった。 然し、それは確かめようのないことだ。 確かめようのないことを良いほうに解釈しているのは、作者の心の強さなのかもしれない。
とても読みやすい本!!
これは生まれつき手足がない乙武洋匡さんの作品です。 少年時代から大学生までの乙武さんが送ってきた人生を赤裸々に書いています。勉強,部活,恋愛… 障害者だけど普通の子と同じ公立校に行き普通の人と同じ人生を歩んできた。 読めばどんな人でも前向きに生きようと思うようになる1冊だろう。 本書は小学生でも読めるようにふりがながふってあるので小学生にもオススメ!!
乙武さんがすごい人であることに全く異論はないけど、ちょっと肩すかしな内容
生まれつき手足がないが人並み外れた気力と知力を持つ乙武さんが、周囲のすばらしい人々に助けられ、時には影響を与え、たくましく生きています。まとめるとこんな内容です。「へえーすごいな」と思わせるよく出来ている本だけど、ちょっと自分が期待していた内容とは違っていたので心に来るものはありませんでした。 手足がないことでものすごい絶望や葛藤もあっただろうけど、本書ではそういう面はほとんどふれられていない。しかし彼ほどの人間ならそんな絶望から這い上がるときに「手足がないこと」を哲学的考察・宗教的思索に広げ、「手足があること」の有り難さに加えて他のどの哲学者もなしえなかった客観的な身体論で我々を驚嘆させられたかもしれない(期待し過ぎかな)。でももっと、この人にしか感じる事の出来ない境地から率直に語ってくれていたら、深みのある、カタルシスもあるすごい本になっていたと思う。 蛇足だけど、手足より顔に障害があるほうがずっと生きづらいのかなと思いました。なので、「じろじろ見ないで」という本も今度読んでみます。
前向きに生きる効用
間違いなくハンデはある。本人いわく、ハンデをハンデと思ったことがない。だからこそ明るく前向きに生きることが出来ているのだと思う。 ポイントは、何でハンデをハンデと思わずに居れるかである。やせ我慢だろうか?それにしてはいい笑顔をしている。我慢している人には出来ない笑顔だ。どちらかというと心底、人生を楽しんでいる顔だ。 障害者であろうとなかろうと、「与えられた場の中で最善を尽くす」という事を皮膚感覚として学んできており、それがほとんどの場合において、いい結果に終わってきているからだと思う。 子供にどんな環境を与えるか、という視点でも役に立つ一冊ではないだろうか。


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けっこう納得した
今までいろいろな人が書いた日本の古代史についての本を読んだ。 日本書紀は嘘っぽい、古事記も裏が多すぎる、他は難しくて読む気になれない・・・。 そんな時この本に出会って書いてあることに驚かされたけど、嘘だとか勝手な想像とは思えなかった。 参考文献に掲載されていた本を私も読んで、実際に現場に行ってみて聞いたらその地域では言い伝えられている本当のことだったし、なんかとっても信じられる本だと思った。 斜に構えれば嘲り笑う人もいるでしょうけど、本当に自国の事を考えながら読んだら、 良く危険を冒してまで、これを発表しようと思ったな・・・とその勇気に感動した。 本当に日本という国を、大切に思っている人の本だと思った。 斜に構えないで読んでみると、けっこう素直に入ると思うんだけど・・・。 実際に出かけてその地域へ行って調べてみれば、想像で批判はできないと思った。
常識の壁を越える本
世間の常識とは真実と虚実が複雑に織り交ぜられたものである。 この本は日本の価値を再認識する上で欠かせない本である。 この本に書かれていることは常識を逸していることは否めない。 しかし暗闇を知らずして光を知ることはできない。 この本を読むことで潜在意識の扉が開かれるだろう。 それだけでも価値があると私は思う。



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日本人が知らねばならない慰安婦問題
この問題が他の戦争関連の問題と大きく違う点は、70年代まで一切問題視されなかったということである。 日本の反日学者や韓国の学者ですら「兵士を客とした商行為」として一切問題にしなかった。 「政府・軍による強制連行」の話が出て初めて問題化し、韓国にも伝わったのである。 慰安婦運動は、89年に大分の運動家が韓国で元慰安婦を探したのが全ての始まりである。 この時会った毎日新聞の下川記者は「原告を探すという発想には正直驚いた」と語っている。 この後、朝日新聞の「政府・軍による強制連行」の大宣伝の影響もあり、日韓の国際問題に発展していくことになる。
本当に「過去を直視」すべきは朝日新聞
現在、国際社会では「日本国は国策として女性を強制連行し性奴隷とした」という話が常識となっている。 そうなった最大の原因は、朝日新聞の「政府・軍による強制連行」の嘘話の大宣伝である。 その朝日新聞は現在、 「官憲による強制連行があったかどうかは枝葉であり、問題の本質から目をそらそうとしている」 と言っている。 人間ここまで汚くなれるのだろうか? ならば朝日の記者は世界中に飛んで「実は政府・軍による強制連行の証拠は一切無いんだ」と誤解を解くべきだろう。 それが責任のとり方じゃないのか? 朝日の記者にだって少しは良心があるのだろう?
悪質な多事争論
3月5日のTBS・NEWS23の多事争論で筑紫哲也氏は、慰安婦問題での安倍総理の答弁について 「業者にそういうこと(強制連行)をやらせたことに強制性があるという、まあ日本人が聞いてもわからない説明であります」 と述べている。 まず安倍総理はそうは述べていないし、「やらせ」た証拠もない。 通達の1枚たりともない。 「悪質な業者を取り締まれ」という通達ならある。 発言を捏造しておいて、日本人が聞いてもわからないとしている。 汚いとしか言いようがない。 慰安婦問題については、小林よしのり著『戦争論2』の「総括・従軍慰安婦」だけでいいから、ぜひ読んでほしい。


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マイナー国家学習のスタートに
優れた構成の本。 世界史部分は前半はローマ帝国、漢、イスラム帝国など 主要国ごと、後半は大航海時代、ナポレオン戦争など 勢力図が大きく変わった時期をピックアップして各々 地図つきで説明している。 地理部分では各国を歴史を中心に2〜数ページ割いて 解説している。アメリカ、イギリスなど主要国は他の本 がいくらでもあるので、ここではその他の中小国家に 注目したい。例えばインドに関する本はいくらでもある が、その周辺のバングラディッシュ、スリランカ、 パキスタンに各2ページ割いているところは注目しても 良い。 欠点としてはアフリカの記述が少ないこと。エジプト、 南アフリカ、チュニジア、モロッコ、アルジェリアの 5カ国しかない。


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伊藤博文の言行からその思想を抽出する知的結晶
初代内閣総理大臣であり、憲法制定に関わり、明治の元勲として孤空の存在に見えた伊藤博文の思想が、まるで一本の糸で紡がれていくような印象だ。英国留学から花開く伊藤博文の政治家としての人生を、文明化、立憲制度の定着、国民政治の国家を創り上げる理想を持ちながら、「漸進的」に改革するという根本姿勢を貫いたという立場から描いている。 唯物史観・自虐史観の影響か、または韓国でテロリスト安重根が英雄視されていることに配慮してか、伊藤博文の評価は高くない。まるで腫れ物に触るような扱いをされている。没後100年を記念して出版された本書は、単なる伝記ではなく、「知の政治家」として生きた伊藤博文の思想を第1次資料から抽出した素晴らしい研究結果である。 伊藤博文は、公的な立場としては常に純粋な理想を追求する人物だった。内閣は議会の多数派だけで構成するのではなく、全ての政党から優れた者を選び出して構成すべきと考え、実践しようとした。しかし重要ポストを野党議員に与えることなど、他人には全くの絵空事にしか見えない。制度づくりはある程度成功しても、政界で支持を得られなかったのは当然であろう。 韓国併合にしても、日本と同様に近代化を進め、いずれは韓国に議会を開き同盟国とする案も持っていたようである。だが、伊藤の理想論は日本以上に韓国で拒否されることになる。 全編を通し、実学を中心とした教育を受けた人材が一致協力して国事にあたるという理想を追い求めた姿が描き出されており、新たな伊藤博文像として評価すべき本である。
著者の集大成
著者の瀧井氏は、大学院で伊藤之雄の講義を受けて、伊藤博文に 関心を持ったという。2009年の伊藤博文の没後100年に合わせて 師弟コンビは、優れた伊藤博文伝を著した。 伊藤博文は、初代総理大臣ということでは有名だが、その後立憲 政友会の初代総裁となったり、初代韓国統監となったり、行動に 一貫性がなくて評価が難しい面がある。はじめに紹介されている ようにで司馬遼太郎は伊藤博文について「フレキシビリティその もの」と語ったという。 これに対して著者は、一見脈絡のない伊藤の行動の背景に「知の 政治家」として変わらぬ信念があったとして筋を通してみせた。 そのキーワードが「文明」「立憲国家」「国民政治」である。 1907年の憲法改革の件は、法制史が専門の著者ならではであろう。 さらに、韓国統監を1907年の憲法改革の実践の場と位置づけるなど 本書では、伊藤の行動の背景に一つのビジョンがあったことを示す。 300頁を越える本ではあるが、特に前半は読みやすく、他の伊藤博文 伝を読んだ人にも新たな発見のある本となると思う。
伊藤博文の近代思想の展開
 伊藤博文というのは意外に実証的な伝記が少ない。「好色」とされる俗説や、韓国併合と結び付けられがちな暗殺がその大きな要因であろう。  しかし本書はあくまで実証的な観点から、江戸から明治までの劇的な人生とその思想的な展開を緻密に追う。あくまで進歩的な近代的な思想を持ちも国家構想を描いていたことが論じられていく。  どうしても気になるのは韓国政策であるが、その政策にも実証的な考察が加えられ、日本と韓国のそれぞれを同時に近代化政策を構想していた、という視点が斬新である。  中公新書には多くの決定的な伝記物がおさめられているが、また頼もしい一冊が加わったといえよう。
表裏一体となった人物評の方がおもしろい。
 明治の大宰相、伊藤博文の功績だけを述べた一冊。数々の女性問題やハルビンでの暗殺前の「凶」と出た高嶋嘉右衛門の占いなど、人間の裏面にも及べば面白かったのではと思うが、いかんせん、正攻法での人物評であるだけに意識を失わずに読みこなすのが大変だった。309ページに「帝都のラスプーチン」と呼ばれた飯野吉三郎が登場したときには、ようやくここにきて面白くなったと思ったが、そこまでだった。  憲法の草案は早々に自由民権団体が提案し、八幡製鉄所創設も伊藤博文のブレーンたちが早々に手掛けていたことであって、伊藤本人の功績とは思えない。本書は伊藤博文の評伝にするよりも、憲法解釈における伊藤博文の動き、解釈で仕立てた方が良かったのかもしれない。軍部が統帥権を盾に独走するのを伊藤が制したことは、後々の軍部に振り回された政治家に対しての比較対象として面白い指摘である。  伊藤博文は金子堅太郎を始めとして多くのブレーンを使いこなした人だったが、政治家というよりも新国家建設のプロジェクトリーダーであったと思う。
労苦と時を惜しまず読み尽くせ!それ以上に得るもの多き、素晴らしき著書なり。
本作品を読むには、明治・大正通史と伊藤博文のことを詳しく知っていないと、歯が立ちません。 本作品を、伊藤之雄「伊藤博文−近代日本を創った男」(講談社)の簡易版と思い込み買ってしまった私は、結局、大部なるその本と明治概説的な本を並べて読む羽目になり、本当にしんどかった。でも、これは私の無知に依るものであり、本作品の瑕疵ではない。 本作品の著者は、伊藤氏の著書を「実証的な政治外交史の立場からの研究」と位置付け、本作品は「思想内在的解明」とする。正直、本作品で著者の論じるところの正否は、私ごときに判じられるものではなく、ひたすら勉強になりましたとしか言えません。 しかし、何とか読み通す中から、伊藤博文という19世紀の人間が、現代においても稀有なる政治・国家への理念(グランド・デザイン)を持ち、その理念を試行錯誤しつつも一歩一歩実現しようとしていたことに、とても驚かされました。近代国家のグランド・デザインとは、龍馬の船中八策程度のペラペラ1枚ではなく、西郷のように旧弊を潰すだけでもなく、地味で迂遠なそれでいて評価され難いものでしょうし、伊藤の後世への評価もそんな感じです。そうした印象論を一掃するような内容が、本作品には、著者の並々ならぬ苦労の集大成として多数盛り込まれています。 正に道半ばで倒れた伊藤は、著者の解明の全てを成し遂げたわけでもそれを意図したかも断じ得るものではありません。しかし、そこで示された理念は、現代においても、いや、現代においてこそ、政治家に求められるものと思えました。著者は全くそのような記述をしていませんが、伊藤の言葉は百年の時を超えて現代の政治や人々にも鋭く突きささるものでした。 心して、一言一言を読み尽くせば、必ずやそれに見合ったものを与えてくれる。そんな本の本来の役割を体現した作品です。


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とても簡潔で読みやすく、あっという間に読了です。 本書は、貧しい人々、差別されてきた人々の目線を中心に アメリカという国の歴史が語られています。 アメリカの金融史を読んでも、アメリカの歴史の一端を 多く垣間見ることができますが、こちらの場合は本書でいう 「強欲で無慈悲な権力者」の目線ということになるでしょう。 どちらが善で悪かはなかなか難しいところです。 反抗も、強欲も、すべてアメリカという大国の 底知れない力強さの元になっているように思われます。 また、本書を読むと、アメリカのやり方もよく分ります。 多くの人がもっともだと思うニュースが流れても 本当にもっともなのか疑問に思うようになるでしょう。 海賊が射殺されても、本当に海賊なのかは謎なのです。
戦争と利権とアメリカの関係が浮き彫りになる
20世紀に入り、ドイツ、日本、ソ連、ベトナム、キューバ、イラク、アフガニスタンなど国外に敵を作り、戦争を行うことで愛国心を煽り、 国内問題から目をそらせてきたアメリカ。 現代においても貧富の差は大きく、一部のとめるものはその戦争で金儲けをしている実態を暴露している。 このアメリカの国家運営体制が変わらない限り、戦争は新たに創造され、正義の名のもとに一般市民の殺人が続いていくに違いない。 その一方で、黒人、インディアン、女性たちは自らの権利を少しずつ勝ち取っていることが本書にも多く描かれている。 これらの抵抗の集合体がアメリカという国家の方向性を変えてくれる原動力となることを大いに期待する。
批判的な視座で見ることの大切さを教えてくれる
この本を「自虐的」と思う人もいるだろう。 しかし批判的な視座に立って見ないかぎり、事実を知ることはできないのだ。 ウソで塗り固められた美しい物語を信仰し、酔いしれるか、 目を背けたくなるような辛い事実を知り、それと向き合おうとするか。 どちらが正しく、どちらが間違っているかではなく、 それはその人の生き方そのものの問題である。 ハワード・ジンは後者の立場で書いたのである。 よりよき未来をつくるために過去をふり返る。 歴史を学ぶ意味は、まさにこの点にこそある。 好きか嫌いか、信じるか信じないか、趣味や信仰とは違うのだ。 それにしても、なんという過去と現在であることか、アメリカの歴史は! このような国に希望がもてるとしたら、ハワード・ジンのような歴史学者がおり、 このような書籍の出版が許され、そしてそれらを受け入れる人々がいる、 そのような社会が残っているからなのだろう。 翻って、わが日本はどうであろうか? 比較もまた、思考の題材を提供してくれる。
ジンさんの遺作としての役割
原著者のジンさんは、常に一般の人の立場から、あるいは弱者の立場から、国家や政府へ様々な意見を述べてきた米国のオピニオンリーダーです。本書は20世紀初頭から先のブッシュ政権の時代まで、オバマ大統領誕生に至る米国の歴史を俯瞰する機会を与えてくれました。これまでの政府への痛烈な批判ばかりでなく、希望を捨てずに生きることの重要性が唱えられているように感じました。歴史学者でない一般の読者が、他国の現代史をまとまった形で理解することは大変なことですが、この本は米国の20世紀の大きな流れを把握させてくれる貴重なものと思いました。  オバマ政権の丁度1周年目にあたるこの時期に、ジンさんが他界してしまったことを大変残念に思いました。直前、オバマ政権の一年について、「何もたいしたことはできていない。初めから期待していないから、がっかりもしていない」のようにコメントしていると聞きましたが、実際にはある程度の期待をしていたからこその厳しい指摘なのではと感じました。統治者からでなく統治される側からの意見を常に力強く述べていたジンさんを失った米国が、今後どのような方向に進むのかを見て行きたいと思います。
社会主義と 共産主義が 問題だ
1.内容 1901年から2006年までのアメリカの歴史を、主流派とは違った観点(と言っても、主流派の観点は知らないが)から説いた歴史書(もっとも、詳しくは、『民衆のアメリカ史』(TBSブリタニカ。全3巻)に書いてあるのだろうが)。二大政党に対する批判や、貧困の問題も鋭いが、全体的には、社会主義、共産主義が結構詳しいと感じた(アメリカでも活動していたんだ・・・・)。 2.評価 (上)同様、こんな見方もあるのかと感心した(星5つレベル)。ただ、アメリカ大陸における社会主義や共産主義は肯定的に評価しているが、p128やp129で共産主義に対してネガティブに書いたのは矛盾していないのだろうか?また、随所で資本主義と貧困を結び付けているが、再分配は当然としても、おおむね資本主義だから豊かなのではないか?つまり、社会主義や共産主義に対する評価のブレが気になる。内容的に重要だと思うので、星1つ減らして、星4つ。
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