2008年05月17日(土) 考古学の第1位は
『古代への情熱―シュリーマン自伝 (新潮文庫)』!
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シュリーマン(著)
Heinrich Schliemann(原著)
関 楠生(翻訳)
¥ 380(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:28,492位
カスタマーレビュー数:12
【くちコミ情報】
ことを成すことの凄さ
有名な話なのでご存知の人も多いと思うが、実際に読んだ人はそう多くは無いかもしれない。 本書は、幼少の頃抱いた夢を実現させたというシュリーマンの生涯について書かれている。 現在では、これは事実と異なるといわれているが、私財を投げ打って発掘し、エーゲ文明の存在を実証した彼の功績は非常に大きい。 事業の成功により財をなし、十ヶ国以上の言葉をマスターしたシュリーマンは考古学者というよりは、語学堪能な実業家だと思うが。 薄い本なのですぐに読める。
他国語習得の参考に
シュリーマンのあまりにも有名な自伝ですから読まれた方も多いと思います。 私にとっては、とりわけ語学習得方法が参考になりました。 他国語の原書を1冊、まるごと暗記するという方法です。 シュリーマンは、さらりと書いてありますが、実際にはその難しいこと! でも、この暗記してしまうという方法は実用的です。 好きな短編小説を暗記すれば、それだけで語彙も文法も確実に習得できます。 この自伝には、学問修得への方法がいろいろと書かれています。 自伝・伝記ものの本の中で、ベストセラーとして残る理由がここにあると思います。
学問への意志を見出すことが出来る
本書は、読書感想文の候補となる本のひとつであろう。 この本を読むと理解できると思うが、シュリーマンの成功は少年時代にある。少年のシュリーマンは、古代の歴史に強烈な興味を抱いていた父親からホメロスの英雄たちの功績、トロイア戦争のさまざまな出来事、の物語を語ってもらったことにより感銘を受けた。その後シュリーマン自身商人として成功しながらも古代への想いをさらに強めていく様子が力強い言葉で描かれている。 ここには、学問を志す人のひとつの純粋な精神の有り方を見出すことが出来る。 このため、これから立ちはだかるであろう学問の障壁へ向かおうとする人々にとっても読まれるべき本である。 一方、遺跡に関する後半の具体的な記述が、もっと図示されていたなら理解が更に深まったのではとやや悔やまれるが、この部分は他の著書に当たるべきなのであろう。
夢に生きる素晴らしさ
幼い頃の夢を追い続け、あらゆる困難を乗り越えて偉大な業績を成し遂げたシュリーマンの自伝。 幾つかある中で最も内容がまとまっているように思う。 彼は8才の時クリスマスに世界史の本をプレゼントされ、以来トロイア発掘を夢見るようになる。 貧しい牧師の出身ながら辛酸を通過してギリシャ有数の大富豪となり、私財を投じて「トロイア」を発掘した。 実は彼が発見した「トロイア遺跡」は今、年代が一致しないという批判を受けるようになっている。また当時の考古学者は「素人の発掘作業である」として難色を示していた。 しかし、彼の方法は考古学にあるパラダイム転換をもたらした。 当時古典文献学は叙事詩や歴史文献を単なる空想の産物とみなし、芸術として批評する向きがあった。発掘作業も建築学・美術的な観点からの遺跡解明が旨であり、出土する装飾品・日常品には意味を見出さなかった。 つまり、古代の生活をつまびらかに知ることなどできない、という前提に立っていた。 これに対しシュリーマンの方法とは、ホメロスの叙事詩を史実の反映とみなし、これらを裏付ける証拠を地中から取り出し、古代の歴史文化を明らかにしようとするものだった。 この行動主義的姿勢が、当時発展途上だった先史学の動きや、科学的年代測定法などの確立と結びついて、発掘を補助手段として幅広い歴史研究をおこなうダイナミックな近代学問に発展。 ここから、近代以降の偉大な研究業績が生まれていったのである。 シュリーマンは信念と夢によって、逆境を克服し、近代学問の枠組みを変えた。この事実は歴史に揺るぎなく刻まれ、私たちを励ましてくれる。 なお、本書で紹介されている彼の外国語習得法は、学習者にとって非常に参考になる内容なので簡単に示しておく。 ・聴衆をおいて、意味にこだわらず何度もテキスト(小説など)を音読する。 ・興味ある事柄について毎日作文を書き、添削してもらう。 ・気に入った物語を丸暗記する。 今日的視点からも合理的で優れたやり方であるが、この学習法の基本的姿勢もまた、夢・情熱に支えられた観点から生まれていることに注目したい。 彼はこの方法で実に、18カ国語を習得したという。
情熱こそ、たった一度しかない人生成就の原点である。
信念は現実化する。私の座右の銘の一つである。シュリーマン著『古代への情熱』、これを最初に紐解いたのは25,6歳の頃であった。科学者を目指し、上阪を果たした私にとっては当時のバイブルであった。本著は、著者夫人による前書、友人マイヤーによる後記、そして7章、すなわち1)少年時代と、商人としての人生行路、2)〜6)には発掘への軌跡が記述され、そして7)晩年、からなる。かの偉人は、ホメロスの描くトロイヤ戦争を“史実”として証明せんがため、40歳よりいよいよその本格的な準備と発掘にとりかかる。不惑を迎える迄の間、実業家として財産形成に専念する傍ら、本発掘作業へ備えて、彼は確かな“準備”と着実な“計画”を練っていた。すごい人である。一大学教員である私は、講義の最後に必ず本著を学生に紹介している。物事を成し遂げる事への“情熱”を知ってもらわんが為、かつ一度しかない人生への“直覚”を促したいが故である。不惑を今年迎えた私にとって、本著は、一方で初読後とは異なる“ある所感”をも与えてくれた。信念の大切さはもちろんだが、物事の成就には10年単位の準備が必要である、ということである。私の場合、今後の“準備と計画”は、従って50歳にして成るということだ。人生の軌跡を再考したとき、私は無意識にこれを行ってきたような気もする。しかし、偉人の文字によってわがこれまでの生き様を再観したとき、それはある“確信”へと変わった。『信念は現実化する』のである。一説には、実業家として成功した彼の、これを売名行為とする向きもある。だが、それはそれでよいではないか。巨万の冨を本事に捧げたのは“事実”であり、かつ偉大なる大事を成し遂げた“結果”は永遠に不滅なのだから。巷には多くの人生成功のハウツー本があふれている。このような“寄せ木細工”を読む暇があれば、本著を読むべし。真の“情熱”は原典をもって感化するのである。
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【くちコミ情報】
そうなのか!!
今まで知らなかった事が、自分でも驚くほど次々に、解決していきました。 各国の不思議が分かっていって、大きな声で「そうなのか!!」と、言ったくらいです。 これは、おすすめですよ!! みなさんも、読んでみてくださいね。
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わかりやすいです。
はじめて考古学を学ぶ人にもわかりやすく考古学の概論が書かれている。 ただ理論をならべるだけでなく、その理論について、これから何が必要とされるのか、どんなことがわかっていなければならないかなど知りたかったことが書かれていてよかった。 考古学の入門書として最適だと思う。
わかりやすいです。
はじめて考古学を学ぶ人にもわかりやすく考古学の概論が書かれている。 ただ理論をならべるだけでなく、その理論について、これから何が必要とされるのか、どんなことがわかっていなければならないかなど知りたかったことが書かれていてよかった。 考古学の入門書として最適だと思う。
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【くちコミ情報】
モチベーションの起爆剤に
幼いころに絵本で読んだトロイ戦争の物語に感銘を受け、世間の常識と通説に抗し、トロイは実在すると本気で信じたシュリーマン。本書は、苦境に屈することなく学問に励み、経済的成功を収め、それをもとについにはトロイの遺跡の発掘に成功したシュリーマンの自伝である。 真の意味で「自伝」と呼べるのは「一.少年時代と商人時代」のみであり、残りの各章はシュリーマンの死後、残された妻ソフィアが、シュリーマンと親交のあった研究者らの助力を得て、シュリーマンの諸著作をベースにトロイやミケーネの遺跡発掘の過程やエピソードを描写するものとなっている。第一章におけるシュリーマンの苦難をものともしない情熱や、ギリシア語、ラテン語、ロシア語など極めて多数の言語を次々と習得していった努力と学習方法には、読んでいて触発させられる。一部に事実でない事柄が盛り込まれている点をもって本書を痛烈に批判しているレビューが見られるが、学術研究ならともかく、自伝とはえてしてそういうものであり、その点をもって本書を全否定するのはもったいないだろう。夢や目標に向かう中で時に壁にぶつかったとき、本書は壁を乗り越えるためのエネルギーを与えてくれる一冊になるだろう。
「情熱を抱くのは素晴らしい」と教えてくれる『小説』
名著であるとは思います。 但し、小説として。 昨今、シュリーマンの実像は虚言癖のある見栄っ張りであり、 名声は金にあかせて売名行為を行った結果であるとあばかれつつあります。 否定するには、証拠があり過ぎます。 恐らく真実でしょう。 シュリーマンは幼きころから考古学を志したわけではなく、 発掘費用の為に、懸命に働き財をなしたわけではなく、 知的情熱で学問をしたわけでもありません。 盗掘紛いの発掘を行い、遺跡を傷つけ、権利なく、許可無く、貴重な出土品を自分のものとしました。 かといって、シュリーマンの為した事が全て否定されるものではなく、 考古学上貴重な発見をしたことは事実です。 その功績に免じて、功なり、名を買った金満親父の与太混じりの自慢話として、 存在を許されても良い本なのでしょう。 但し、お子さんや生徒に、「情熱的な名著だから読むように」なんて言うのは、よい恥さらしとなりますからご注意を。
あなたは何に情熱を傾けていますか?
シュリーマンは、トロイアの遺跡を発見したドイツの考古学者です。彼は、14才から働き始めました。朝の5時から夜の11時まで働いたそうです。お金を持っていませんでした。乗った船が、難破したこともあります。しかし、彼は、熱心に働き、そして勉強しました。その後、30台で大成功します。その巨額の財をすべて考古学にささげます。これは、少年時代からの夢でした。 シュリーマンは、また、多くの言語を短時間で習得したことでも有名です。その習得方法が、本人の言葉で説明されています。熱意さえあれば、だれにでもできる方法です。 シュリーマンの人生は大成功です。その自伝です。どうやって夢を実現させたか、その知恵が書かれています。夢を実現するためには、他の楽しみは諦めましょう。何か一つ、心に決めましょう。それが情熱ですね。 割りに短めの本です。第一章(少年時代と商人としての人生行路)を読むだけでも十分な価値があります。世の中にあふれる自己実現本を読むより、本当に成功した偉人の自伝を読んだほうが良いでしょう。 僕もシュリーマンのように、情熱を持って生き続けたいです。歳を取ってから、自分の人生をゆっくりと振り返りたいものです。
夢は色あせず
シュリーマンの名は英語の教科書に出てきた彼の伝記で知りました。 幼いころ読んだトロイア戦争の物語にとりつかれ、その後苦学し、独学で何ヶ国語も身につけ、仕事で成功を収め巨額の財産を手に入れ、その資金でトロイア遺跡を発掘し、夢を実現させたシュリーマン。 この本には彼の幼い頃から持ち続けた情熱と有名な語学習得法が書かれています。 この本を読むと、夢を持ち続ける事の素晴らしさ、そしてそれだけでなく自分でも夢を実現させるのにふさわしいだけの努力をしなくてはならないというのをしみじみと感じます。 近年、彼の発掘や、少年時代の記述に関して異論も唱えられているようですが、それでも彼の功績と我々に与えてくれる希望は色あせる事はありません。
嘘つきシュリーマン
現在までの研究で、このシュリーマン自伝は嘘八百であることが明らかになっている。シュリーマンは成金で、四十六歳になるまで考古学になど何の興味もなく、それまでの研究成果を利用して莫大な金をつぎこみ、自分の業績を宣伝しまくったのである。詳細はツァンガー『甦るトロイア戦争』やトレイル『シュリーマン−黄金と偽りのトロイ』に詳しい。
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テレビでもおなじみの考古学者、吉村作治監修で翻訳されたヒエログリフ(古代エジプトの神聖文字)の入門書。古代エジプト語の基本アルファベットの発音やヒエログリフを読む順序に始まり、数字、名詞などの表記や発音が、カラーで紹介されている。文章の構成や決定詞(言葉の意味を決める言葉)に関する説明などもあるが、これはあくまで紹介程度。 「実際のヒエログリフを見てみよう!」のセクションでは、ウナス王のピラミッドやトトメス3世のオベリスク、ラムセス2世が愛したネフェルトリ(ネフェルタリ)王妃の墓など、主だった観光スポットのヒエログリフが一部和訳されている。巻末にはエジプトに観光に訪れる際の簡単なガイドになる「エジプト・ヒエログリフマップ」がついている。 オールカラーでビジュアル重視のこの本は、古代の神聖文字に気軽に接することができるように工夫されている。古代エジプト語の学習書というより、ヒエログリフにまつわる基礎的知識の解説書で、石に刻まれたファラオの名がなんとなく認識できたり、遺跡に刻まれた神聖文字を見て想像を膨らませたりする手助けになる。ヒエログリフで自分の名前などを書いてみたいのなら、『ヒエログリフを書いてみよう 読んでみよう』(白水社刊)がおすすめ。(望月真弓)
【くちコミ情報】
こんなのが欲しかった
手っ取り早く、ヒエログリフの雰囲気を知るのに絶好の本でしょう。 レベル的には、英語に例えたら、"I have a pen." 程度にも達し得ないとは思います。 内容も、ちょっと少なすぎ?とも思います。 しかし、多くの人は、学者になるわけでも、ヒエログリフで生活するわけでもないので、 ヒエログリフを知りたい人の知的好奇心は、これで十分に満たされると思います。
ヒエログリフ
なかなか見てて楽しい本です。「著者よりひとこと」でこの本でヒエログリフの専門家になれるものではないとかいてありますが、入門書としては最高の本だと思います。表紙も中身も絵本ぽくって興味の沸く本です。
とにかくわかりやすい!
まず一言言えるのは、「わかりやすい」です。 この本はまったく知識がないかたでも分かります。 p キレイな絵で書かれていて、なおかつ詳しく書いてあります ので専門的な知識も身に付けれます。 p ヒエログリフで学ぼう!といっしょに買うと より一層楽しめます。
手っ取り早くヒエログリフの知識を得る
翻訳のためか文体に違和感あり。皮肉たっぷりのフレーズがあって、それが無駄に感じる。装丁・大きさと年少者も読者対象にしていると思うのだが、この文体で理解してもらえるのだろうか。とにもかくにもヒエログリフに親しんでもらおうという趣向なので挿し絵のようなヒエログリフと例文でどんどん話が進む。途中、吉村作治による「実際のヒエログリフを見てみよう!」では、エジプト遺跡写真からヒエログリフを抜き出し解読している。エジプト・ヒエログリフマップが巻末に付く。
知的好奇心を刺激してくれる本。
ヒエログリフの入門書です。ピラミットが好きな人、ロゼッタストーンを読みたい人、盗掘好きの方、エジプト旅行の予定のある方にお薦めです。この本を読むと、自分の名前がヒエログラフで書けるようになります。ヒエログリフは古代エジプトの象形文字です。表音文字(日本語でいうと、ひらがなやカタカナ)と表意文字(日本語でいうと漢字)から成り立っています。文字の1つ1つが動物や道具などの絵から出来ています。この本は、その字が全てカラーで描かれているので、絵本のように眺めているだけでも楽しめます。外国語を学ぶというと、文法や単語の問題がありますが、最小限の文法と単語しか出て来ないので、全くストレスを感じず読みすすめることが出来ます。現在、ヒエログリフを使っている民族はありません。たとえ覚えても役立つことは、めったにないでしょう。しかし、みんなが知らない言語を(ほんの触りだけど)知っているなんて、とっても素敵なことではないでしょうか?自宅にいながら、遺跡発掘の気分を味わえます。
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健全な懐疑精神と知的好奇心を融合させた珠玉の名著
ガチガチの超古代文明ビリーバー以外なら楽しめる、超上質の最新の古代文明研究紹介本。超古代文明モノが「本当に」好きな人には特にお勧めできる名著である。(宇宙考古学を頭から信奉している人は、例外なくオーパーツなどについて不勉強であるから、本当の超古代文明好きとは評価しない) たわごとの切り捨て方は懐疑論者級である一方、異端学説への敬意と愛情はカールセーガン以上!そんな考古学への愛は最高にステキ。邦訳は3巻まであるが、いずれも考古学業界の新情報満載で、わくわくわくわくわくしながら読ませるのだからたまらない。なんというロマンに満ちた世界であろうか。デニケンやハンコックの陳腐さが7.85倍(当社比)は強調されてしまう本物の味わいがある。保守性がやや強い考古学において、黒は捨てるが灰色は白くするよう努力してみる、といった実に楽しいスタンスである。与太話ではない真の科学的な異端学説がどれほどワクワクするものか!とにかく素晴らしい。
目からウロコです
いわゆる古代文明に関する俗説がどれだけ曖昧な根拠に基づいているか、次々に解きほぐしていきます。でも、それが決して単なるあげ足とりになっていません。何がわかっていて、何がわかっていないのか、すっきりと整理してくれていますし、幾多の曖昧な仮説の中から客観的事実を取り出そうとするプロセスは読んでいて刺激的です。
冷静で知的な本
一つの視点にとらわれることなく、客観的に、かつ知的に書かれた本。 とかくトンデモ本が多いこの分野の書籍の中での「良心」と言えるかも知れない。 p この本を出発点に他の古代文明本を読めば、コロっとだまされることもない?
「懐疑的フォーティアン」
アトランティス大陸、ポールシフト、ヴェリコフスキーなどなど。超常現象ファンにお馴染みのテーマが、正統派の考古学・古代史の研究者によって科学的に分析されている。 著者達は、超常現象を無批判に信じてしまう信奉者と、可能性の全てを否定してしまう懐疑的な専門家の中間を進みながら、最終的には筋の通る仮説を提示する。 p 論理性を熟慮した上で提示された仮説は、オカルティスト達のトンデモない仮説と比べると、堅苦しい感じがする。(証拠が不十分で、納得のゆく仮説がでなかったものもある。)しかしこの本は、私達に「懐疑的フォーティアン」という、新しい超常現象の楽しみ方を教えてくれるに違いない。
超古代文明が好きでも嫌いでも、学ぶところの多い本
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読みやすかったけど…
難しいかなと思って読んでみたけど、案外読みやすかった。ただ、資料の引用のしかたが、専門家でないとわからないような書き方だった。それをさっぴいても、邪馬台国だけでなく、2~3世紀の日本の姿を知ろうと思ったら、この本は、おすすめです。学校では習ったことのない、当時の風俗なども垣間見えて、読んでいるうちにビジュアルが浮かんできました。
現代の兆民
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シンプルな世界の歴史
世界的に有名な歴史通史シリーズの第一巻。本書では人類の誕生からオリエント世界を中心とした古代文明までが扱われる。豊富な写真と「現代に大きな影響を与えた事柄」を中心に書いていることから非常にシンプルに歴史を描き出していることが特徴。 人類が徐々に文明を築き始めるまでの過程がダイナミックに生き生きと描き出されている。学校の勉強では単なる暗記の対象だったアウストラロピテクスやクロマニヨン人が頭の中で動き始めるのが実感できる本。歴史の面白さを再認識できる本。
著者は現代のヘロドトスみたい
「多くの人に影響を与えた出来事を紡いだ物語で記述する」という著者の歴史思想に基づいて書かれた10巻シリーズの一巻。この考え方は実に明快で、古代ギリシャの偉大な歴史家であったヘロドトスと同じでもある。 この巻は、古代文明を取り扱っているが、長い先史時代がそれを準備したという考えに基づいている。考古学だけを専門とするのではなくて、現代までも記述する歴史家による、先史時代も含めた古代史の記述はロマンに満ちているだけではなく、近代科学を取り入れた歴史哲学としても面白い。
新しい息吹
歴史書、得に世界史の本の傾向は、何から何まで載っていて、非常に細かい記述が多いものだが、本書の特色は著者であるJ・M・ロバーツ氏が冒頭に述べたように、『現在に影響を与えたであろう事柄を中心にとりあげた』だけあって、簡潔かつ体系的にまとめられている。過去の事象の年代表記が少ないのはやや不満だが、歴史の流れを最重要にしているであろう本書の特色を鑑みれば、それも払拭される。『です、ます』調の文体は平易で判り易く、時事問題を突発的なものと捉えがちな多くの方々に読んでもらいたい。歴史とは過去からの蓄積、継承であり、この大きな流れは変わらないと言う事がわかる。先のイラク戦争も、歴史の大きな流れに沿えば、避ける事の出来なかった人間の行為に思えてくる。
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【くちコミ情報】
音楽・言語の起源に迫る果敢な挑戦
言語の起源は、この分野の多くの人が興味を持っている気がするのですが、 この本では、言語に加えて音楽の起源を探究しようと試みています。 ネアンデルタールは、Hmmmmm(Holistic:全体的 multi-modal:多様式的 manipulative:操作的 musical:音楽的 mimetic:ミメシス的)という、 言語と音楽の両方の前駆体的なコミュニケーション手段を持っていた、と主張しています。 「全体的」というのは、一声で一つの意味をなして単語に分かれていないというような意味、 「多様式的」というのは、犬のほえ声がワンパターン(←駄洒落すみません)であるのより、もっと多様なパターンの発声、というような意味、 「操作的」というのは、聴き手を操作するというような意味(あっちいけ!とか)、 「音楽的」というのは、音程の上下やリズムがあって、また、ある音節が特定の事物を意味してはいない、というような意味、 「ミメシス的」というのは、模倣的というような意味、 のようです。 Hmmmmmを前駆として、現代人は新しく、事物を具体的に指し示す単語を持ち、単語の組合せルール(統語?)を持つ、言語を獲得したと。 言語は効率的な情報伝達手段として発達していったと。 一方で、音楽の中には今もHmmmmmのなごりがあって、感情の表出やIDL(Infant Di ected Language)の際に有用な役割を果たしていると。 論証のかなり困難な、というか不可能な、音楽の起源に挑戦するということで、 根拠として集めた事例も、脳科学(失語や失音楽といった脳損傷の事例や、神経科学 etc)、 ヒトの行動学(育児の話、個人的な音楽体験etc)、現生霊長類の行動(チンパンジー、ベルベットモンキーetc)、 化石人類の骨格、人口遺物、など非常に多岐にわたっていて、 読みごたえがあります。(参考文献の数が約500!)
コミュニケーションにおける感情の重要性
鬱病患者の療法や環境音楽のように現代でも多用されている音楽。しかし進化心理学ではヒトの認知能力のなかでなぜか言語などと比べると顧みられることがなかった、と著者は本書の動機を説明しています。そこで音楽をヒトが身に付けてゆく過程を考察してゆくわけですが、脳障害の症例にはじまり、乳児の音楽・言語の摂取の様子、霊長類学そして著者本来のフィールドである化石人類の研究等々、最新知見により思いつきに拠らず一歩一歩論を進めていきます。章立てが細かく全体に読みやすい工夫をしているところが理解を助けます。 ヒトのコミュニケーションにおける感情の重要性とそれに起因するコミュニケーション手段の多様性(身振り、音楽、言語の中の擬音etc.)に改めて着目したところが本書のキモといえるのではないでしょうか。狩猟、育児、食事、捕食動物からの防衛、他集団との交渉etc.先行人類が直面した生存上重要な局面でまず必要だったことは互いの感情を通い合わせることだったのではないか。そしてその必要に応じてまず発達した認知能力が感情に直接作用する音楽だったのでは、という著者の仮説に説得力を感じます。 ヒトの進化について論じた第2部以降の各章冒頭で、テーマシーンに相応しい楽曲(eg.40万年前の先行人類が木で休息するシーンでM.ディヴィスの「カインド・オブ・ブルー」)を掲げているところなど、思わずニヤリとさせられますね。
タイトルに惹かれて買ってみたら
大当たり!でした。 スティーヴン・ピンカーの「音楽なんてことばのおまけでしょ」という説に対して、 「ならなんで進化を遂げた現代人は歌ったり踊ったりして楽しんでるんだい?」と真っ向から対決。 前半では、言語と音楽の脳内での処理機構は別々に発達した可能性を示唆。 失語症や失音楽症といった臨床例を挙げ、自らの説を裏付けしていく。 後半では、いよいよ「歌うネアンデルタール」の世界に。 発掘された遺跡や骨から、アウストラロピテクスのルーシーや ホモエレクトスたちがどのような会話をしていたか推察する。 二足歩行から喉頭が広がり、発声の幅が広がっていった私たちの祖先は、 非常に多種多様な音色でおしゃべりしていたらしい。 そして、ネアンデルタールは、なんと歌いながら会話していたのだ! 新説を打ち立てたわりに抑制のきいた文章は好感が持てます。 なにより「太古の地球は音楽に満ちていた」という光景は 夢があっていいですよね。
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