2008年07月05日(土) マスメディアの第1位は
『ドキュメント 戦争広告代理店 (講談社文庫)』!
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¥ 650(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:6,870位
カスタマーレビュー数:36
【くちコミ情報】
プロの仕事
NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」を思い出しました。 ルーダー・フィン社のジム=ハーフ氏らは、徹底的に、クライアントの利益のためにPR会社としてプロの仕事をしたのだと思います。24時間体制は当たり前。 その仕事ぶりが、PRの素人の失敗(セルビア政府、ユーゴスラビア連邦(当時))と比較され、見事に描かれています。 最後、クライアントとの決別がフィーを巡ってのことのようで、そのあたりも生々しい話しでした。
受け手とメディアの怠慢
本書は90年代初頭のボスニア紛争において、 アメリカの一企業がいかに巧みに情報を操作し、 国際政治を動かしたかを回顧するものです。 映像を手がけるプロでもある著者の文章は、 臨場感や鮮やかさに満ちていて読み応えがあります。 弱小国家ボスニア・ヘルツェゴビナの外相シライジッチは、 単身で乗り込んだワシントンDCにおいて、 PR会社のやり手、ハーフと出会い契約を締結する。 そこから、同国の怒涛の情報戦略が展開され、 ついには強国ユーゴスラビア連邦を国連脱退に追い詰める。 その過程では、主要国首脳や国際世論を味方につける様々な手法が用いられる反面、 手強い相手方の失策や幸運も作用していきます。 本書を通じて率直に感じたのは、新製品やサービスならともかく、 人権や平和を扱う国際政治の分野にあって、 PR活動が真実を覆い隠したり、趨勢を左右するのは、 やはり邪道だなということです。 しかし、著者同様、それがもはや冷徹な現実であることは認めざるを得ません。 日本政府や要人の貧弱なPR活動が、 我々庶民の生活を窮地に追いやらないことを祈るのみです。 同時に浮かび上がるのは、 本書におけるようなPR企業が成果を上げてしまう主な要因は、 我々情報の受け手のメディアリテラシーの欠如、 そして情報を媒介するメディアの怠慢なのでは、ということではないでしょうか。 すなわち、メディアがPR企業のお膳立てに乗らず、 己の功名心を少し抑えて、独自取材の努力をしてみるとか、 我々が複眼的な視点で情報を吟味することが欠けているからこそ、 PR企業の暗躍を許してしまうのではないかと思えました。
衝撃でした。
いわゆる“情報戦” その役目をまさか、民間企業が果たしている事が有るなんて・・・。 衝撃でした。 新聞、テレビ、あらゆるメディアを見る目が変わります。 社会派ノンフィクションですが、 エンターテイメント的な読みモノとしての魅力もアリ。
倫理観を押さえて読もう
ボスニア紛争でムスリム人(この言い方も変だけど)政府のメディア対策を一手に引き受けた広告代理店チームの行動を追ったドキュメントだ。彼らの活躍で、セルビア人=加害者、ムスリム人=被害者と言う構図が構築され、流布され、信じられ、そして、反対できないドグマへと仕立て上げられていく道筋が克明に追われている。上手なメディア戦略というものがどういうものか、目にもの見せられる思いである。わが国のあらゆる組織のトップに立つ人は必読の本だ。 ひとつすごいなあと思ったのは、広告代理店チームが詳細な取材に応じていることだ。彼らは悪びれることなく、クライアントの最大の利益を守ったと言う。そもそも、何をしたかの詳細なレポートを業界団体に提出して賞をもらっているのだ。そして、その賞によって最も有力な広告代理店の仲間入りをしている。他民族のパッチワークの中で、正義(そうブッシュの好きな正義)とは相対的なもので、大衆やメディアが指し示すに過ぎないことを彼らは深く理解している。かの国で、学校教育でディベートが重視されるのも当然だし、卑近な事象で争うと弁護士社会となる。日本人は、価値観の似通った中で暮らしているので、そのような考えには嫌悪感を覚えるが、一歩外に出れば、そう言う世界が広がっているのだ。 セルビアが悪の権化に祭り上げられた経緯は、戦前、わが国が悪の権化に祭り上げられる経緯と重なるものがある。ハルノート、リメンバーパールハーバー、国際連盟脱退、にみごとに対応するものをボスニア戦争で見つけることが出来るのは驚くばかりだ。第2次大戦は、戦力、経済力、云々の前に、メディア戦略でまず負けていたわけだ。 現在の牛肉輸入問題にしろ靖国問題にしろ、私は結論はどちらでも良いように思う。ただし、国際世論(本書を読む限りそれは実質的にはアメリカの世論)をいかに味方に付けるか、そのためにどういう手を打つかについてよほど腰を据えて考えていないと、あっという間にセルビアにされてしまうのだ。
イメージの管理
国際社会を動かす「情報」の重要性について、ボスニア紛争という特異事例をよく調べたうえで分かりやすく記述していて、内容的にはまったく異論がない。我々が生きているのが現実ではなく情報=イメージの世界であることがよくわかる。湾岸戦争時の「デッチアゲ」の段階から、嘘ではなく一側面を強調することによる情報操作へ、という流れもそのとおりだろう。 しかし、プロフェッショナルな広告代理店の仕事を綿密に追いかけ、日本社会の情報管理を嘆く姿勢から浮かび上がってくるのは、情報=イメージをよりよく管理しましょう、うまく主張しましょう、という姿勢ではないか。これではどこかの政府が近頃むやみに「主張」していることと同じだ(それだけ本書の影響力が強かったのか)。内容はともかく、とにかく主張するだけ。。。 情報=イメージをいかに管理するか(どのように見せるか)という管理側の発想よりも、そのような擬態をもった情報=イメージをいかに見るか、という受け手側の発想が重要なのだろうと考えさせられる本だった。
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【くちコミ情報】
「地図好き」にはイマイチ
日本の地図業界のトップランナーである昭文社創業者の著作。 p だが、地図製作に関するさまざまなノウハウやエピソードが語られていると期待して買った人間にとっては、少々期待はずれだった。 p 戦後まもなくの日本の地図業界の様子など興味深い点もあるが、記述の大半は氏の営業の苦労話や、どれだけ大胆な経営をしているのか、ということがメインに据えられている(オビにも「すべてを3秒で決める」みたいなことが書かれているし)。 p 「地図が好き」という人ではなく、「昭文社の経営に興味がある」という人向けの本。
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【くちコミ情報】
新聞やTVを見るなら読みましょう
タイトルそのまま。物事は一方向からだけ見ていてはいけませんよね。
反日の末にあるのは国家崩壊のみ。
日本が「普通の国」になるために皆さんこの本を読んで「反日マスコミ」の実態を知ってください。
反日メディアを検討する本
マスコミが今までどのような虚偽報道をしてきたかがわかる本です。 この六十年間、主に政府に反対するだけで商売をしてきた手口がわかります。 現在でも朝日新聞やTBSなどが毎日のように曲解された報道をしつづけています。 そして時に意図的な誤報を流しても気にもとめていません。 マスコミの腐りきった体質が理解できます。 特に北朝鮮、韓国、中国へのヨイショ報道がいかになされているか。 マスコミに騙されない為にも、おすすめの1冊だと思います。
朝日は戦前は軍部の御用新聞
朝日新聞社は、戦前は小新聞と呼ばれる分類の大衆向けの新聞社でしたが、戦争中は軍部の提灯新聞で部数を伸ばしました。戦後のその転身ぶりは情けなさを通り越してあきれます。 他の現在の反日報道機関は日本を貶めることで何か得るものがあるのでしょうか? 戦争=悪=日本という図式を描くことで、益を得ているとすれば、それは大衆を馬鹿にしているとしか思えません。 できれば反日が金になるからという某マスコミのからくりを知って欲しいと思います。
日本人が知らねばならない慰安婦問題
この問題が他の戦争関連の問題と大きく違う点は、70年代まで一切問題視されなかったということである。 日本の反日学者や韓国の学者ですら「戦場で商売していた売春婦」として問題にしなかった。 「政府・軍による強制連行」の話が出て初めて問題化し、韓国にも伝わったのである。 慰安婦運動は、89年に大分の運動家が韓国で元慰安婦を探したのが全ての始まりである。 この時会った毎日新聞の下川記者は「原告を探すという発想には正直驚いた」と語っている。 この後、朝日新聞の「政府・軍による強制連行」の大宣伝の影響もあり、日韓の国際問題に発展していくことになる。
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【くちコミ情報】
テレビと新聞と携帯電話がひとまとめにわかる
無線技術の動向を調べているなかで手に取った。 電波の割り当ての問題は通信業界ではここ数年、大変大きな関心を呼んでいる。しかし通信事業者側の議論ではいまひとつスッキリわからなかったのが放送業界との関連である。本書は電波という限られた資源をめぐる行政、放送、通信の三つ巴の戦い、駆け引きの舞台裏を活写して、ある種のドキュメンタリーといってもよい。 田中角栄が旧郵政大臣のとき、電波の割り当て=免許を通じて放送局をコントロールし、さらには放送局に連なる新聞社までコントロールしたこと、そのために立花隆が書くまでは、新聞もテレビも田中の金脈問題を暴けなかったことなど、きわめて興味深いエピソードが紹介されている。 電波という地続きの「土地」を、大昔に(しかもただで)もらった放送事業者は、広大な「土地」に平屋をたてて占有している。一方、最近「土地」をわけてもらった携帯電話やパソコン通信事業者は、狭い「土地」に超高層のペンシルビルを建てて、なんとかしのいでいる。なるほど、電波というのは、駅前の農地問題と同じような話なのかと納得した。 ともあれ、電波利権という「眼鏡」を通してみると、放送と新聞と電話と政治がすっきりと理解できる。通信を仕事にしている方には必読の価値あり、である。
既得権に守られたテレビ業界
基本的なところから今のテレビ業界の問題点が書かれていて勉強になる。既得権に守られたこの業界には毎回のことながら憤りを覚える。
タダほど高いものはない
私たちは受信料を強制的に払わされているので、NHKに関しては文句を言うが、広告料により無料放送が行われている民放の放送内容に関しては、何も言わない。 しかし、本当に民放は無料なのだろうか? 著者は、民放には、独占の不利益があるという。電波帯域は政府が管理する利権であり、それが、ほぼ無料で特定企業に譲渡されているため、競争がおこらず、電波帯域という資源を効率的に管理しようというインセンティブが働かない。 さらに、帯域は「先に取得した者」に優先権があるので、不要な帯域であっても、テレビ局は占有しようとする。良い事例がBSデジタル放送である。あれは、完全に赤字なのだが、いったん手に入れた帯域を手放したくないから、放送を続けているのが現状だ。 地上デジタル放送もまた同様である。地上アナログ放送と同じ放送を、別帯域で重複して放送しているだけだから、スポンサーは余計に広告料を払うことはない。単なるテレビ局の持ち出しであり、しかもその経費の大半を政府が国家予算から補助している。 アナログ放送を止められればその帯域は空くが、その見込みは非常に低い。 電波帯域の利権関係は、一度白紙に戻し、オークションで効率的な振り分けを行うべきというのが著者の主張である。
電波を国の管理から市場の管理へ
この本は、TV局の政治との癒着の歴史を紐解き その癒着により、ひずんだ電波行政が日本で行わ れていると述べています。 また、技術革新によりこの帯域の電波は放送、 この帯域の電波は携帯などと区別せずに、 有線インターネットのように全てはIPとして 通信されるようになるのだから電波を国の管理から 市場の管理に任せるようにするべきだと提案してい ます。 単純なTV局批判の本かと思って読んでいましたが、 中々有意義で建設的な提案がなされていました。
NHK 会長の政治へのかかわりなどがおもしろい
この本には民放,携帯電話会社などの話題もあるが,政治ネタが一番おもしろい.郵政大臣だったときの田中角栄,島,海老沢をはじめとする歴代の NHK 会長の政治とのかかわりなど,功罪両面をとらえている.ハイビジョンが時間をかけすぎたために失敗したという指摘など,納得させられる.
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もう、あきた
毎回毎回同じことの繰り返しのような気がして、もう飽きました…。 前は好きだったのですが、なんか最近この人の言ってることも違うような気がしてきました。 もうたぶん読むことはないでしょう。
表面的ではない沖縄の話
僕が沖縄に関して学校で習ったのは「日本で唯一地上戦があり桁外れの死者が出た」「戦後しばらくの間はアメリカに占領されていた」という程度である。首都と旧都と地元以外の地域の中で沖縄だけは地理や歴史や政治の授業で特筆すべき場所だと思うのだけど、僕の世代(団塊J あたり)はまともには習っていない。そんな世代の脆弱な知識を補強してくれる良い本。年をとるにつれて報道や読書により知識は増えているものの、それらの中の主張の矛盾や違和感を整理してくれる良い本。 マスコミや教師を信じやすい人やエセ知識人を徹底的にこき下ろしているのはいつも通り。沖縄の人の気質とからめた説明(沖縄批判もしている!)と占領下の日本人政治家の活動の紹介は圧巻。メディア批判の対象が在沖縄のメディアに集中しているが、これは本土のメディアが偏向報道や捏造報道以前に単に無知・無関心であることが理由だろう。アメリカの体質の説明も沖縄を舞台として行われているためにリアリティが凄い。イラク侵略の後で読んだものだからよけいに。 経済に関する考察が極めて表面的なこと(沖縄と東京の失業率や平均所得を単純に比較するほど杜撰なわけではない)、殺人犯や強姦魔を米軍がかばうことの理由の一つとして日本の刑事司法が信頼されていないことを無視していること、小林氏のスタッフをネタにしたゴミのようなギャグでお茶を濁している部分がやたら多いことなど気に入らない部分もあり、本書に解答というものは期待すべきではないとは思う。だが、沖縄について丹念に調べて真剣に考えたことを読者に伝えようとしている貴重な本だとは言える。
それほど価値があるとはいえない
この本はあくまで読み物。その内容を全面的に受け入れることは、止めたほうがいいでしょう。読みやすい分、多くの誤解を招きかねないという点で少々警戒して読むほうがいいでしょう。この本で沖縄のことに興味を持ったら、別の考え方を持った人が書いた本(歴史・政治など)にも目を通しておいたほうがいいと思います。
沖縄の行く先と反米の行く先
沖縄とは地域的に縁遠く、訪れたこともなければ関心も乏しく、知識もなかった。 本書を読んで初めて本土とは異なる文化や気質、政治風土について知ることが できたし、もっと学んでみよう、いつか訪れたいと思うようになった次第である。 沖縄ではさまざまな反応を引き起こしている本書も、作者によると本土では売れ なかったそうだ。保守層に受けなかったようである。反米色が濃く「沖縄を通した 反米論」といっていいくらいだが、反米の先こそが重要だろう。反米自体が目的 ではあるまい。アメリカが横暴で傲慢なのは良く分かっている。日米同盟に依存 しない国にし、基地の縮小を目指すのは賛成だが、方法論の提示はなかった。 "親米保守"叩きに精を出しているが、多くの保守は「中国やロシアと組むよりは マシ」と思っているに過ぎまい。一部の知識人は別として、一般の読者にそれほ どの親米派が多くいるとは思えず、執拗な親米叩きには正直鼻白む。ここまでく ると反米原理主義にも思える。私はアメリカに何のシンパシーもないが、同盟関 係を維持する以上は信頼関係も必要だし、一定の信義も果たすべきと考えるが、 こんな私も作者からすれば"親米派"に組み込まれるのだろうか。もしそうならば 「即時同盟破棄」を提唱してくれたほうが読者への親切というものだ。反米普及 に沖縄の存在が都合がいいので、ダシに使っているようにすら見えてしまった。
沖縄から見た日本という国は
私が子供のとき沖縄はアメリカの領土と思っていたし、日本に返還されるとき母は「アメリカは人がいいから返してくれる」といった。何もわかってなかったし、その後もわからないままで、今回この本を読んで知ったことがたくさんある。戦後初の沖縄国政選挙で沖縄人民党という聞きなれない党から立候補して当選した瀬長亀次郎氏は、当選が決まって回りが万歳三唱に沸きたっても前をしっかり向いてだまって座っておられたのを記憶する。今回その人の生き様を初めて知って感動したと同時に、何かしら今の沖縄でいいのかと自問してしまう。 著者はいう「沖縄とは何か? 沖縄の過去と現在を紐解くと見えてくる日本という国は何なのか? どんな国であるべきか?」 それを考えるために描いたと。そして戦後、今日に至るまでアメリカの核と基地に守られ、自らの手を血で汚してない戦後の国民によって、日本は平和国家であり続けていると人々は胸を張るが、実はアメリカに依存しきって、沖縄県民に甘えきって、日米同盟が日本の生命線だと主張することに著者は疑問を投げかける。 太平洋戦争の沖縄戦では県民ごと戦いに参加させて多大な犠牲を強いた。それに対して海軍太田司令官は「沖縄県民斯く戦へり。県民に対し後世特別の御高配を賜らんことを」と最後の電文を送った。その沖縄を見捨てて本土から切り離してサンフランシスコ講和条約を結び本土だけが独立、20年後に返還が決まるまでアメリカの植民地同然の扱いを放置した。日本に復帰後も後に際限なく「思いやり予算」を払わせる根拠となる日米地位協定の拡大解釈をアメリカから要求され、「沖縄をカネで買いとった」と国民に思われるのを恐れた佐藤栄作はこの条件も極秘裏に受諾する。これが今の日本という国なのだ。 著者は沖縄戦を描く余裕がなかったという。次回を楽しみに待ちたい。
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要するにこの本もヨイショ本
この本も過去数十年に山ほど発刊された電通関連本と同じく、「やっぱよくわからないけど電通って凄い会社だね」という潜在意識を植え付けるだけの逆電通礼賛本です。電通が「凄い会社」であることを誇張するためか、意図的な間違えや事実誤認も多々あります。この手の記事を書くライターや週刊金曜日も所詮「電通唯物史観(笑)」を奉じるマスコミピラミッドというかムラの一員であることをお忘れなく・・・
未だに変わっていない、電通のマスコミ支配
この本かなり衝撃的でした。2006年とかなり新しい本ですが、電通のマスコミ支配というのが相変わらずなのだというのは、かなり残念です。著者はネット広告が電通の足下を崩すとおしゃっていましたが、現実問題として未だにインターネットを利用できないという人は多いし、ネットよりテレビから情報を得ているという人は未だに多いのではないでしょうか?とはいえ電通のマスメディア支配というのを2005年の段階での状況を教えてくれたという点ではすばらしい本だと思います。ちょっとマスメディアの知識がないと読むのはむずかしいかもしれませんが、それでもかなり詳しい所までつっこんでいるのでテレビとか新聞の仕組みみたいなものを詳しく書いてあるのは素晴らしいと思います。という訳で星5つにさせて頂きました。テレビ、新聞などに何の 疑問ももたないで接している人にぜひ読んで欲しいと思います。そして、読んだ人なりのマスメディアとのつきあい方を考えて頂ければいいのではないかと思います。
感心
六本木のABCに平積みになっていて、気になったので買ってみた。 「正体」という割りに、あまり驚くような中身は書かれておらず、ありきたりな内容だと思う。編集の質も低い(誤字、数字の誤りが散見される)。 もちろん、批判的なトーンで書かれているんだけども、議論が高潮するほど、電通のすごさが際立つね。地球博も、選挙も、オリンピックも(JOCと選手の肖像権の話はえげつなくてすごい)、著名人の葬式も、当事者のみなさんは電通を頼りにしている。依頼主はみんなコミッションが高いとか文句言ってるらしいけど、でも高いなら別のところに行けばいいのであって、行かないっていうことはいろいろと理由がある訳で、そういうことが書かれている訳ですね。 そういえば、某通信系の会社で働く友人が、言ってた。A代理店に頼んだら3ヶ月かかってもまとまらなかった話が、電通に切り替えたら3日でまとまったって。そりゃ頼りになるな。 ということで、著者の意図とはおそらく別のところに感心してしまう一冊。 しかし、この状況があと30年位続いたらNTTとかJRみたいに分社化されてしまうのではないかしら。民間企業だけど。
正体というより役割
電通はその正体というよりも役割のほうに目を向けねばならない。 本書に書かれている内容は電通という黒幕の表層部に過ぎないのである。例えば氷山の一角のようなもので、その中身は巨大であり社会全体に巣食っていると言ってもよい。 資本主義の八百長審判に徹する電通は金の額により守るべき対象を選定しルールの書き換えをも請け負っている。 資本主義の発展には常識の書き換えが必須条件だが、その大事な役割を電通は担っている。
やっぱり電通
私の従兄弟がまさにコネ入社している電通。 「田原総一郎も電通に呑み込まれた」の帯に釣られて本書を購入したが、 帯にヤられてしまった。この帯のコピーを考えたのが電通だったという なら衝撃もあったが。 8章「テレビと広告に転機はくるのか」で、 多チャンネル化による媒体力の低下、番組の質的低下が招来する 媒体価値低下で近いうちにテレビは転機を向かえると指摘する。 番組の質的低下については、憤りすら感じなくって久しい。 またインターネットの台頭も無視できないだろう。 私自身もテレビを見る時間は圧倒的に短くなり、その代わりに、 いやそれ以上にインターネットを使う時間が増えた。 テレビと共に巨大化してきた電通が、転換期、あるいは衰退期に 入った可能性のあるテレビとどのように付き合うのか。 「自体打開の方法はたったひとつ、新しい編成目標を取り入れるしかない。 それはメディアとしての信頼性の回復である。権力を批判する勇気ある 報道と、知的に充実したドキュメンタリーが必要不可欠である。 だが、放送局単独では、この方向転換は出来ない。良くも悪くも 電通の協力が要求され、協力可能な企業も電通のみであろう」 とあるが、いずれにしても電通さん抜きでは考えられないところが、 やっぱり電通なのである。
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【くちコミ情報】
かなりマニアックな難解さです。何かを伝えようという努力を全く感じません。
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編集という方法論の実践
編集という概念をコンパクトに編集した一冊。 書籍というメディアでできる限りのさまざまな題材を使いながら、編集を実践した姿を提示している。編集道場という演習もあるが、正直おまけのようなものだろう。ここでは何が正解かは問題視されていないのだから、こんな問題も編集という概念が活用されるということが理解できればよいのではないか。 正直編集の概念をあまりに広く捉えているので、新書という形態では手に余るような部分もあるが、筆者の考える編集の概念に触れるには最適な一冊であり、同時に編集という「方法」の一端に触れるにも適切な一冊であると考える。
読んでからが大事ですな、と。
子供時代の遊びがどうだこうだの内容については 編集者の癖に(失礼!)冗長と思ったけど、 編集稽古がすごく学び多かった気が。 あれをちゃんと自分のものに出来たら、 きっとこの本はすごく安かったと思える筈。
私は好きです
21世紀は「方法の時代」になると考えている。ここで「方法」と言っているのは「主題」の時代ではないという意味だ、と著者は言っています。続けて、編集術とは我々がどのように世界とかかわるかという「方法」に目を凝らそうという、いわば「気が付かなかった方法を気づくための方法」だと言っています。 言われてみれば大した事ではないかもしれませんが、「編集」という行動を通して、世界というか社会を解釈していく姿勢には共感を覚えます。 会社の中で知識をハンドリングする立場にありますが、どのような形に編集するか、いつも悩んでいます。その悩みを解決する方向を示してくれた、良き一冊でした。
編集作法を編集してください
世界はいかに編集作法に満ち溢れてるかは伝わってきたが、 具体的な編集方法、例えば「遊びの4分類」「12の編集用法」「64編集技法の作法」などもっと編集して欲しい。 それとも私のエディティング能力が足りないのだろうか。
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日本の水道はどうなるか?
フランスの2大水道会社と独・英の水道会社の3つのウォーターバロンが世界の水道事業への支配を強めている事例を実名を挙げながらジャーナリスティックに描いている。発展途上国では世界銀行などからの融資を後ろ盾に、また、アングロサクソン系の先進国では、自治体や政治家との癒着や賄賂で政商的動きで事業を勝ち取っている様子がわかる。日本の水道も民営化への端緒が付け始められているが、エネルギー(石油、ガス)や食料と同様、水も外国企業へ頼るようでは、市場原理主義の行き過ぎとなり怖い気がする。
「水」商売の行方
日本の農業は西洋資本主義によって崩壊させられたが、「水」も資本家によって支配されるときがくる。本書はその警鐘本として高く評価できる。 世界の先進国においては農産物の国内自給率・輸出量が多く、この事実だけみてもいずれは「水」も西洋の資本家に支配される運命にある。 日本の水資源を守るためにも必読の一冊で |