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   経済学・経済事情 の売れ筋最新ランキング   [2010年09月03日 12時16分]
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くちコミ情報
さまざま面をやさしく解説。なかなか楽しめる。
 「第1章 激安の現場」は、激安ジーンズや百円バーガーや2万9800円パソコンなど、激安商品がなぜ実現できるのかについてふれている。(約80ページ)  「第2章 激安の人物史」は、中内功(ダイエー)、鈴木敏文(イトーヨーカドー)、柳井正(ユニクロ)、安田隆夫(ドンキホーテ)の4人について記述している。(約70ページ)  そして、「第3章 激安のこれから」では、激安に対する著者の考えが述べられている。(約40ページ)  日経新聞やクローズアップ現代などをフォローしているような人にとっては、本書はびっくりするようなことは書かれていないと思う。  しかし、戦後の価格統制色の強かった時代から現代の過当競争の時代へと、「わずかの時間で、ずいぶん時代が変わったのだなあ」と実感できる本。そして「激安が必ずしも社会全体をよくするとは限らない」こともよくわかる。  また、生産・販売にまつわる様々な側面や、経営者たちの販売に対するアプローチを、やさしくかみくだいて記述した本であり、興味深く読める本です。  上手に書かれた本であり、一読に値する本と思います。
著者の意図がかすかにかいま見える。
ジーンズやハンバーガー、スーツ、パソコンなどここのところよく話題に上がる「激安」商法に注目して、わかりやすく解説している。 その内容には特に目新しいものはないものの、ところどころにある著者のコラムやコメントが興味深い。 たとえば、「かつて、百貨店はおめかししていくところであった。おめかししていくという感覚を消費者に与えなければ、百貨店の再生はあり得ない。」「8対2の法則をとことんやりすぎたのがイトーヨーカドーである。あまりに合理的すぎるために、消費者は『選択の楽しみ』がなくなってしまった。」「総合スーパーも、『ラグジュアリー』や『アメニティー』志向の結果、固定費を高めてしまい、安売り体質が失われていった。」 そして、「激安商品が世の中に出回っている背景には、『取引先いじめ』がある。商品を生産した人たちが、生活をできるような適正な価格で買い取ろうという『フェアトレード』運動がこれからの一つのカギとなる。」 さらに、消費者主権を打ち立てた中内功などへの評価をしている一方で、「激安」商品の増加による失業者の増大への懸念も表明している。 著者の意図がかすかにかいま見える。
価格設定の秘密を分かりやすく解説
 どうして価格が安くなるのか、事例を中心にして具体的に解説している。専門用語を使わずに誰もが分かりやすく書いている点に好感が持てる。金子さんの取材力にも関心する。流通業界の現在の状況を知るには、たいへん参考になる。
わかりやすい
なぜ激安に出来るか。その構造を分かりやすく説明している。 後半には、激安を作り出した人物が紹介されている。彼らの苦労話 というよりは、本全体における実例というスパイス程度の重点である。
デフレーションを実践的に理解できる
「安ければそれは良いこと」でもないことがよく解る本です。 激安商品が誕生するからくりだけでなく、スーパーマーケットや家電などの量販店の仕組みや盛衰、そしてデフレと生活・経済の関係など幅広く、身近な事例で伝えてくれます。 3Dテレビなども価格崩壊しつつあるという記事が新聞に掲載されていましたが、価格競争に走れぱメーカーが自分の首を絞めることになる構造がよく見えました。 巻末の「激安栄えて国滅ぶ」という予言は不気味です。


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ジャンル内ランキング:12,801位  
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くちコミ情報
週刊誌ネタを新書にするとこうなります
物事って裏と表があって、それはおそらくせいぜい新聞を読んで自分でよく考えればたいていのことは類推できる。 残念ながらこの本はある種、扇情的ではありますが極めて一面的な物の見方しかできておらず、月曜日発刊の週刊誌ネタ以上のものではない。 今の世の中欧米の主要新聞を読めば書いてあるし分かるようなことを煽り文体で書いてあるだけ。 加えて著者の結論はというと、アメリカに対する金融支援をしないこと。 笑います。アメリカは日本などもはやあてにしてないってことも著者の情報力なら明確になっていただろうに。 こういう物の見方もあるがそれは一面にすぎない、ということが考えられる人は読んでも良いのでしょうが、ここに書かれていることが唯一無二の真実と思っちゃうような人は読むのはやめておいたほうが良いと思いました。
すごい取材力だな
いやー恐れ入った。こんなに凄い取材力をもった経済評論家は少ないと思う。非常に参考になった。アメリカの異常さはには、ほとほと参らされる。そして、多くの経済学者もどうせ調べるなら、ここまでやってほしいな。薄っぺらい取材じゃなくてね。道を究めるっていうのは大変だ。作者はまさにこの手の取材では道を極めた人の一人だね。それにしても、アメリカは本当に信じられないくらい腐っているんだな。
微妙ですね。
書かれていることは正解。 悪事の首謀者の家系は詳しく説明されているのですが、 裏側のことには触れられておらず、もう一歩という感じでした。 常識として知っておくべき内容が書かれています。 しかし、発刊が1年前ですでに1年が経過しているので、 時間が経てば読んでも価値がないでしょうね。 星4つという高評価にしたのは、読んで損の無い本であるという意味を込めました。
金融腐敗の首謀者たち
本書の特徴は ☆NYTに掲載された時事漫画を使用し風刺している点。 ☆サブプライム・ローン証券化商品のメカニズム解説に重点を置いた内容では無く、株価大暴落の裏で莫大な利益を上げた腐敗の首謀者と背景を解き明かしています。 ロスチャイルド家・ユダヤ資本・ハゲタカ投機屋etc…取り締まる事をせずに主要メンバーがいつも変わらないので21世紀に3度目の金融腐敗が起こるであろうと考えられています。
首謀者はわかった。それでどうするのか
リーマンショックを契機とした金融危機、 という言葉と現象のみしか知らない多くの人にとって、 この本の内容は確かに衝撃的かもしれない。 具体的な名前で首謀者たちがどんどんあげられていき、 新興国バブルや、郵政民営化の本質的な問題点も浮き彫りになっている。 ただ、結局ロスチャイルド、ユダヤ人コミュニティ、金融マフィア的な、 もうアングラでもなんでもない、よくわからない大きな仕組に対して、 われわれは何をすべきなのだろうか。 著者の言う「アメリカに対する金融支援を一切しない態度」など、 それはいったい誰ができるのだろうか。


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伊藤 元重  
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入門書としておすすめします
経済学部で経済原論を学んでいます。 学校の教科書がわかりにくく、この教科書で基本を学びました。前書きにもあるように初心者が投げ出さないような丁寧な記述です。 私はこれでミクロ経済学の基礎を学びました。 この書を一回通読すれば自信がつくでしょうから、物足りなければもっと進んだテクストに進めば良いと思います。
とっかかりとして
池田信夫著「希望を捨てる勇気」を読んでから、経済学を勉強する 必要性を感じた。まずは全体的に網羅されている入門書を、と考えて 手にしたのが本書である。 経済学は勉強し始めたばかりであるので、内容についてあれこれ言える ほどの立場ではないが、初学者でも理解できる平易な物言い、数々の グラフ、コラム等で内容も理解しやすかった。 個人的に経済学のとっかかりとして、いい本だったと思う。
迷わず買いました
書店で表紙陳列されていたので他書と比較をせず迷わずに買いました。 経済学の基礎の基礎を知っていることを前提として書かれた内容だと思いますが、「初心者歓迎」と看板を出しているかのような間口の広い解説になっていると思います。 私は数学が苦手なのですが、数式を用いた解説では「数学的な知識のある読書のために」と前置きがされており、その部分にも著者の良心を感じました。 各章の冒頭で学生と教授の二人のキャラクターが登場してQ&A形式で何をどう学べばいいかをイントロダクションしており、参考書的体裁としてもしっかりしていると思います。 それと内容とは直接関係がありませんが、本文用紙が非常に明るい材質のものを使用しており、印字がとても読みやすい点も評価したいです。
最新トピックを収録するとともに、章立てもスッキリ明快に
数式をなるべく用いない経済学の入門書として定評のある『入門 経済学』の、8年ぶりの改訂版。従来の独特の語り口は今回も健在な上に、ここ数年で発展した「ゲーム理論」「情報の経済学」などのトピックもつぶさに網羅している。 なお個人的には、本書の構成が「ミクロ」「マクロ」というシンプルな2本立てに改良されたことを最も高く評価したい。前版は、「マクロ基礎」「マクロ展開」「ミクロ基礎」「ミクロ展開」という一見親切そうな章立てだったが、基礎と展開の区分が曖昧なために重複記述が随所に散見され、一冊の書籍としては統一感に欠けるきらいがあった。今回の改良により、全体のまとまりが良くなったほか、同じ著者が手がけた他の経済学入門書とも伍する出来に仕上がったように思う。
もう少し早く出会っていても良かった
 マクロ経済学の基礎と展開、ミクロ経済学の基礎と展開という4部構成になっており、基本的に中学レベル以上の数学は使わず、言葉で経済学の仕組みを講義録のような口語形式で記述している。このため、がんばれば中学生でも読めるような仕上がりになっている一方で、数式が使えないため言葉の説明が長くなりがちという一面もある。  マクロ経済学の基礎では、新古典派とケインズ派の考え方の違いや、乗数メカニズムによる波及効果の説明などを中心に行い、展開では、失業や経済成長、財政・金融政策のメカニズムなどを説明している。また、ミクロ経済学の基礎では、資源配分という視点である財の需要と供給のメカニズムを説明し、展開では、独占の理論や不完全情報の経済学、消費者行動や比較優位性など、一般均衡分析の概念の説明をしている。入門の名前にふさわしく、経済学を広く浅く紹介している。  コラムで現実の経済との関係を説明しており参考になるが、少し話が古いところもある。ごく一部だが事前に定義していない用語・記号を使用している箇所もあり、初めて経済学を学ぼうとする人には少し不親切かもしれない。しかし、練習問題に対する解答もついており、自習には役立つ本だと思う。


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サブプライム後の新資産運用―10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践
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¥ 1,575(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:14,307位  
カスタマーレビュー数:33

くちコミ情報
一気に読める最新経済事情
難しい経済理論を振りかざすのではなく、一般人にも分かる説明で、昨今のサブプライム問題やリーマンショックを説明してくれています。 著者の中原氏は、経済現象を予測するためには、従来の経済学はすでに役に立たず、哲学や歴史学、心理学の理解が必要だと説いており、個人的には大いに賛成できました。 行動経済学という学問領域が、専門家のみならず一般人にも手に届くようになってきましたが、こうした経済学プラスαの知識を武器として持っている必要性があるということでしょう。 本書の随所で、中原氏の著作の紹介が載っていて、それが多少わずらわしかったですが、この本自体の内容は読みやすくてためになりました。 サブプライム後の新資産運用―10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践 株の勝ち方はすべて外国人投資家が教えてくれる
あまりに秀逸すぎる
アメリカの住宅バブル崩壊とその時期を正確に予測したという触れ込みは嘘ではなかった。 本書は2009年3月に出版されているが、実際に書かれたのはそれ以前だろう。 にもかかわらず、現在世界で起こっている問題を言い当てた記載が随所にみられる。 ・今回の経済危機を乗り切るために、世界各国は財政赤字を膨らませる。 ・その結果、各国の国債の価値は貶められ、国債市場の信用を揺るがす事態が起こる。 ・一つの国の破綻が世界中に危機を拡散させるだろう。 ・株価の回復には時間がかかるが、底打ちまでは時間はかからない。 これらはそのうちの数例だが、いちばん感動したのは、数字的には経済成長が続いても、 本当の豊かさを国民が享受できない現在の資本主義に疑問を投げかけている箇所だ。 物資的な豊かさを示す指標だけでなく精神的な豊かさを示すGDHをつくるべきだ との主張は、かの有名なクルーグマン教授よりも先に言明している点で秀逸だ。 時代の先を行っている著者の著作には今後も注目したい。
歴史的、心理的な視点
サブプライムによる株価暴落後、エコノミストの予測が外れまくった経緯を見て 歴史的な視点社会の仕組み的な視点を考えずに単に経済指標だけを追う事の愚を教えてくれる。 自分なりのシナリオをくみ上げ、経済変動の時代へ対処するために有益な一冊であることは確か また、筆者が繰り返し述べている銀行など金融機関への不信は同意出来、新しい金融機関には期待したい
次世代の考え方が詰め込まれている!
この本のコンセプトは、「経済予測力を磨くこと」です。 まさに、これからの世の中は経済を予測する力が問われる時代になるかもしれません。特に日本は高齢化社会が本格化し、企業のダウンサイジング、破綻は増え続けるでしょう。中国やインドから低賃金で労働者を雇い、私たちの仕事にルーチンなんて言葉はなくなるかもしれません。 そう言った時に経済を読む力があれば、資産運用だけでなく、新たな仕事を作り出す能力にもなりそうです。 この本には、次世代の考え方が詰め込まれたグローバル社会に対応する方法が記されているようにも感じられました。 前作の「サブプライム後の資産運用」から続けて読みましたが、熟考する箇所が多々ありました。内容を踏襲している部分はありますが、より歴史学、心理学、哲学が掘り下げて書かれています。大変参考になりました。
金融危機にも負けない天才の続編
経済学の破綻を世に知らしめ、本当の経済の見方を教えてくれた名著です。 知識詰め込み型の人やあたまのかたい人は、読むとたぶんアレルギー反応が起こります。 だから読むだけ無駄だと思います。(本当はそういう人が読んだほうが有意義なのですが) 経済のことに限らず、細かい考えにこだわり全体の流れを見落としている、 そんなビジネスマンはぜひ読んでみてください。きっと役に立ちます。 バランスよい食事が大事なのと同じで、バランスよく学問を学ぶのは、 世の中の流れを見極めるのに欠かせないと強く感じました。


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21世紀の国富論
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¥ 735(税込)
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ジャンル内ランキング:43,330位  
カスタマーレビュー数:16

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公益資本主義が貧困を救う
欧米型市場万能主義へのアンチテーゼ 著者はタイトルにある「新しい資本主義」のモデルを実現実行しているベンチャーキャピタルの最前線を行く人物である 「端的にいおう。「幸せ」を数式で表すことができるだろうか 。」 【第一章 金融資本主義の何が間違っていたのか】 から始まり 「私が経営するXVD社の技術者は,途上国で遠隔医療や遠隔教育に役立ち、自分のつくった技術で貧困を撲滅できることを誇りをもっている。」 【第五章 公益資本主義の経営へ】 ・・・まで読み進んでもしかしたら忘れかけていた本来の価値観を取り戻すかもしれない 裕福な人が行う寄付も否定しないが採算のとれる援助活動・・・それをビジネスとして成立させるホンモノのベンチャーキャピタル そこには日本の目指すべき道が見えてくる それは新興国の熾烈なシェアを勝ち取る競争ではなく 途上国援助の画期的実践、まるで「ブルーオーシャン戦略」そのものである 世界中の先進国が目先の得を追い求めるのならば 日本は目先が損に見えても長期的視線では得と徳を手に入れれば良いのではないだろうか? こんな価値観もしかしたら日本人だけかもしれないし金融資本主義の現在に残る奇跡なのかもしれない
日本のイノベーションへの期待の書
『国富論』において自らの「新しい資本主義」の 実践を書いた原氏。 その後、本が出ないと思っていたら新書で出ていた。 この本は、前著に比べ、 日本における提言が数多くされている。 内容はほかの方のレビューにも書いてあるので、 割愛するが、私が氏の根底に見たものは、 日本の経済を活性化(再生)させるヒントが、 氏の主張にあるのではないかと感じたことだ。 かつて欧米の人々が、こぞってウォークマンを 買っていた時代が、現在では日本人が iphoneやipadを買っている。 こうした現在の状況は、 日本の製造業に敗れたアメリカが 早急にイノベーションをITに求めた結果である。 そして、PCもいらなくなる次世代に どこよりも早くイノベーションできる国だけが ランディングできる。 その資金を調達するための「公益」という考え方、 日本人のモチベーションを支える社会貢献性、 貧困を救うという志(友愛とは違う)など、 日本独自のイノベーションを可能にする 示唆に富む提言である。 ただし、次代を担う産業が コミュニケーション産業という点が、 いささかこれを不得意とする日本人に、 画期的な産業を生み出せるのか。 この部分の克服は、次の著書で期待したい(早く)。
日本人の志
経済、文化のグローバル化が進む中で日本人だからこそ世界に貢献しなければならないことがあると思う。2008年のリーマン・ショックをきっかけに経済は不況となった。しかし、株価が企業の成績の全てを決めるという考えは誤りだということを考える良いキッカケになったのではないかと思う。世の中に貢献し、世界のあらゆる人々が平和に幸せになるために、企業は存在するのだと思う。志を高く持ち、次のポストコンピューティングの時代に、日本が世界で一番貢献できるように、ひとりの社会人として頑張りたいと思う。そのようなことを考えさせてくれた本書に出会えたことに感謝です。
先駆者の視野
常に技術や政治の先端で仕事をしている方の持論ですから、一般人には理解しがたく実効性に疑問を持つ点もあるのかもしれません。 しかしながら十分な実績を挙げているのを見れば、その持論には魅力を感じずにいられません。 できるかどうかは素人の私にはわかりませんが、是非実現して欲しいですし応援したくなります。 過去に無数の実績を挙げ、現在もチャレンジを続ける人ですから評価されて然るべきであると思いますが 著者を最も評価するのは、母国日本ではなくアメリカであり、国際社会です。 著者の日本に対する想いと白人社会に対する違和感を考えると、少し寂しい気がします。 チャレンジャーをこき下ろす島国根性は悲しいですね。
これからの未来を担う国こそ”日本”
「市場万能資本主義」から「公益資本主義」への移行。 著者自身が取り組むビジネスモデルを 紹介しながら、これから未来の舵取りを 担う国こそが、日本だ、と説いている。 ”著者の事業の宣伝”とも 解釈されかねない構成にはなっているが、 株価上昇(お金)のためだけに働くのではなく、 事業を通じて社会に役立つ重要性もあわせて、 提起することにより、嫌らしさを薄められている。 著書タイトルは 如何にも経済本のようで堅いイメージだが、 中身はとても読みやすく、わかりやすい内容。 学生から、 中堅者まで、 幅広い年代層に役立つと思われます。


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世界の地殻変動に対する期待と軋轢
 インターネットをはじめとするネットワークテクノロジーの進展により、インドや中国でも先進国の仕事をできるようになりました。これにより、パワーや富をもつ個人が分散し、世界は「フラット化(均質化)」します。このフラット化は、明るい面もあり、暗い面もあります。暗い面の一つは環境への負荷の増大やテロリズムです。本書は改めてその功罪を再検討しています。上下巻合わせると非常に厚い本ですが、「フラット化」というテーマについて深くまとめられています。  インドはフラット化によって恩恵をうけていますが、その恩恵を受けているのはわずかであり、サプライチェーンのようなフラット化特有の世界経済システムに参加できていない人が大多数です。そして、それらの人々は、恩恵を受けている人に嫉妬するのではなく、フラット化された経済システムに自分がなかなか入れないことにイライラしている、という指摘は鋭いと思いました。
子供を持つ親と先生に読んでもらいたい
本書は、現在及びこれからの社会の動向をまとめた書籍なので、本書籍を手に取る機会が少ないかもしれません。でも、自分の子供が将来どうなるのか?先の見えにくい状態でどう子供を育てたらいいのか?という指針を与えてくれる箇所があるので、是非とも読んでもらいたいと思います。 特に、下巻の第7章の"理想の才能を求めて"の箇所は、妻にも読ませました。 これからの社会を生き抜く為の5つのスキルと学ぶ姿勢が重要であるとの記述があります。 1.学ぶ方法を学ぶ 2.ナビゲーションのスキルを教える方法  インターネットからは正しい情報だけを吸い上げる。 3.熱意と好奇心  熱意と好奇心がある子供は自ら学び、みずからやる気をかき立てる。  では、どうやったら熱意と好奇心を植え付けることができるのか?  アメリカの小学校校長の言葉に、  「教師が子供を好きで、好きだというのが伝われば、教えている科目の知識がそれほど深くなくても子供たちはいい刺激を受けて、自分たちで学ぼうとします。」があります。 4.すばやく水平に思考し、離れた点をつなげる作業を優先する  スティーブジョブスの話が興味深いです。 テクノロジーの躍進が、かならずしも科学的知識だけを基礎としているのではない。 5.右脳のスキルを発展させる  人間関係を強める。ありきたりの問題を解決するのではなく、新規な難問に取り組む。  たった一つのことを分析するのではなく、全体像をまとめあげる。 など、重要なキーワードが盛り込まれています。 日本の未来を考えるのであれば、まずは本書を読んで子供の未来を真剣に考えてみてはどうでしょうか? 
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インターネット環境の劇的向上と物流網の発展により、ビジネスパートナーを地球の裏側からでも探し求められる時代になっている。 どこでも誰でもできてしまう仕事は労務コストが安価な地域に流れるため、現時点で発注側となっている先進諸国の企業はその恩恵を受けながら、一方で先進諸国で同じ業務に従事している人たちの仕事が奪われていくという厳しい生存競争が始まっているのである。 日本もこの流れに無関係な訳はない。流れに乗り遅れるどころか、戦略を誤れば流れに乗りたくても乗るところすらない状態に陥ることも十分に考えられる。 また本書を読む上で理解しておくべきは、著者は自身の母国アメリカに向けて本書を書いていること。英語が公用語ではない日本では、言語的な壁を一つ乗り越えるハンデを潜在的に持っていることも考慮した上で、いずれ何が起こるか見極める必要があると考える。 将来何が起こっていくかを予測する上で、知っておかなければならない必読のテーマである。
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下巻ではフラット化した世界がどのような影響を与えるのか?という視点でアメリカ、発展途上国、企業、個人のレベルで論じていきます。 特に個人への影響は興味深いです。フラット世界では一個人がジャーナリストにもなれれば、逆にその餌食になる可能性もある、ということです。私が著者に共感するのは、フラット化したことが例えばテロ組織の活動を活発化させてしまうという悪影響はあるけれども、だからといって非フラット社会へ後戻りするのではなく、積極的に前向きに活用するのが人類の知恵である、というポジティブな思想であること。 いつの時代でも新技術の発展が戦争に使われたりするけれども、それはフラット化社会でも同じこと。違うのはより個人単位での世界との関わりが増えてくるということではないでしょうか。 おそらく本書も数年経つと陳腐化してしまうのでしょうが、それでもいまの世界で何が起きているのか、個人としてどうすればいいのか、考えさせられる好書です。
ネットの普及により社会構造が変わる。
ネットの普及により社会構造が変わる。今後の社会を示唆している。 米国民も理数系の興味が薄らいでいる、という。 理数系は中国、インドからの留学生の方が熱意があるという。 これは日本にもあてはまる。理数系の興味が薄らいでいる。 ネットの普及には理数系の知識が欠かせない。 ということは、日本の未来は無い。


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左翼的なジャーナリストは事実を歪曲させ、証拠を捏造する。 右翼的なジャーナリストは事実を誇張し、強く主張する。 といった嫌いがあるが、この本は様々な著作からdataを引用し、そのdataの詳細を明らかにしていて説得力がある。 強めの口調で断定的な文章の為、露骨に否定的なコメントも数件見受けられるが、筆者が都合の良い部分だけを抜粋していたとしても、引用した出版物を逐一記しているので、誠実さが伝わってくる。 それらの元ネタを読んでからの反論、矛盾点を突く等は、また或る意味では大切な事だと思うが、膨大なdataを紐解き研鑽する上で、解釈の違いが出てくるからこそ論文の面白さがあるのだ。 以上の点に留意して、サラッとまずは一読して頂きたい。 間違っても無根拠や屁理屈をねじ込んでの中国論ではない。 もし本書の内容に異論反論をするのであれば、示されたdataが間違いなのか?その解釈の違いなのか?から切り込まなければならない。 南京虐殺や領海問題、毒餃子事件、複数の民族弾圧と軍事力に物を謂わせてのアジア諸国弾圧及び侵略と、連載を収録した物だけに多彩だが、若干重複する部分がクドイ嫌いはある。 本書の指摘をよりよく理解するには、その都度著されている書物も最低でも半分は眼を通すべき。 危険な内容を含むだけに、文章の丸飲みはタブーだ。 我々読者は膨大な論文から真実を知る為の知識を磨き、共感部分と疑問点を冷静に判断しなければならない。 私個人の感想としては、是非ともお勧めしたい本であり、中華思想や中国人の思考回路と、我が国の精神性との違いがよく研究された良書だと思う。 あと新潮社の活字は堅く保守的なので、この手の文章に不慣れな方は、漢字の引ける国語辞典を用意する必要があるだろう。
中国というより日本人の資質に絶望
読めば読むほど絶望に陥りました。 中国という国の狡猾さ、卑怯さ、あくどさについて本書は事細かに書き綴られています。単に事象や言葉面を見るだけではなく、その奥にある戦略などを見抜いている部分で本書は秀逸です。 それに中国のみではなく、ロシア、台湾、北朝鮮、米国などのそれぞれの思惑や歴史的変遷を通じて現在の各国の情勢などにも踏み込み、多面的な視点で語られているので、その中での日本の立ち位置というものも良く分かりました。 しかし私はそれ以上に、中国などの戦略を全く見抜けず、それどころか媚びるような態度を続ける日本の政治家がいかに駄目なのかを痛感し、日本の未来は非常に危惧され、絶望に陥りました。このままではまずいと。 唯一の希望は、少数ながらも日本の危機的状況に気付いている人がいるという事実です(この国を動かす人たちの中には誰もいませんが。。)。
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読み進めるほどに恐ろしい内容です。 日本人の日本が切り取られていきます。 話の通じる相手ではないのですね。 こちらもガスを掘って、イージス艦をどんどん増やす。防空戦力も強化する。 もっと台湾と緊密に連携していかなくてはなりません。 国民の代表であり、日本の利益のために行動すべき政治家の怠慢や卑劣さが合わせて記載されています。 今の鳩山政権(小沢政権)に対する評価はどのようなものか。 中国に厳格に対応できそうな麻生政権は行動する前に短命で終わってしまった。 選挙には行かなくてはいけないけれども誰にどこに投票すれば良いものやら。 ニュースでは中国人犯罪が多いが、個人的には悪辣な中国人には出合ったことが無い。その辺がまた恐ろしいところなのか。 彼らに心を許してはならない、だ。
櫻井さんは怖い
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アメリカの高校生が読んでいる起業の教科書
アメリカの高校生が学ぶ経済学 原理から実践へ
アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書
山岡 道男 淺野 忠克  
¥ 1,680(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:17,305位  
カスタマーレビュー数:14

くちコミ情報
まさに教科書
経済を全般的に初歩から学ぶには、とてもよい本です。まさに教科書です。 高校生のときにこの本を読んでいたら、進路も変えていたかもしれません。
経済を知ることはとても大切である。
本書はアメリカの高校生が学校で学んでいる 経済学の教科書を、日本人向けに加工した本です。 実際、アメリカだからどうということは全くないですが、 とても解かりやすい内容でためになりました。 また、字が大きくて読み易いのも経済学入門者にとって 心理的にとっつきやすいと思います。 そして高校生向けの本という印象を受ける人もいると思いますが、 そうではなくしっかりとした内容でなので、大学生にも社会人にも おすすめできます。 しかし、あくまでも経済学入門書なので、 経済を勉強したことのある人には物足りないかもしれません。
大学1年生教育にも使える良書だが、細部に誤りあり。
もともとアメリカの高校生向けの教科書を参考にしたということですが、大学生初年次の副読本としても有効なのではないでしょうか。とても良い本だと思います。日本の事例に当てはめる作業は大変だったと思います。著者の仕事に、敬服します。ただ、一点残念なことは、具体的な事例の紹介で、明らかな誤りがあることです。(くれぐれも悪く取らないでください。)199ページから200ページにかけて、失業中の人の支援に一人当たり50万円の職業訓練プログラムの話が紹介され、次のように書かれています:「確かに失業中の人に最新の技術を訓練させれば、技術レベルは上達するかもしれません。しかし、その費用は労働者の税金でまかなわれているのに、働いて税金を納めた人たちはその職業訓練プログラムを受けることができないという、おかしな事態になってしまいます。経済的には正当化できないということです。」「正当化できない」と言い切ることは、複数の理由により、明らかな間違いです。第一に、働いている人が失業する可能性を見落としています。第二に、家族構成員に失業者と雇用者がいた場合、この失業者が職を得ることは、この雇用者にもメリットです。第3に、そもそも失業者が減ること自体、様々なプラスの外部効果があります(犯罪の減少など)。失業者に税金で訓練プログラムを提供するという考えは、あまりにも自然なことです。念のためですが、これは単なる意見の違いではなく、客観的に誤りです。何らかの方法で、当該誤りを修正され、周知されることを望みます。  
不満足
経済に関してわかりやすく書かれています、しかし内容を噛み砕きすぎて話が長いです。 結果としてわかるものもわかりにくくなっていると感じました。 インセンティブという単語の使用も、内容をわかりにくくしている一因だと思います。 金利とインフレ率に関してはよかったです。個人の視点でどうすれば得するかが書かれていました。 良くも悪くも「教科書」という印象です。 それと文章の割合が多いです。図解がなくはないんですが、もっと有用性の高い図解を使用するべきだと思いました。 「ここもっと図解入れるべきだろ」とか、「これわざわざ挿絵にする必要あるのか」と思いながら読みました。 自分だったらほかの書籍の購入をオススメします。 1600円でこの内容、自分は満足とは思いませんでした。
読者の評価が高いのは日本の経済・金融教育の貧困の裏返し
良書である。すでに掲載されているレビューの通りで、初学者、高校生等に 有用な内容となっている。 ただ、経済や金融を専門とし、教えるという観点から見ると、こうした本が日本で 評価される状況は面映ゆい限りだ。 中学・高校段階でまともな経済・金融教育が実施されてこなかったから、 こうした平易で実践的な視点の本が評価されるのであろう。米国流の プラグマティックな教育方法論に学ぶ必要がある。 著者は金融・投資についても同様の試みをしており、高く評価できる。 経済学部や商学部以外の学生にぜひ読んでもらいたいし、そうした学部に いても、教授の趣味的な狭ーいテーマや理論に付き合わされている学生にも、 せめて、社会人になる前にこのくらいのことは、しっかり学んでよと言いたくなる。


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カスタマーレビュー数:21

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適度な入門書
専門外の人はこれより詳しくても読みにくいし、平易でも物足りないと思う。 全体像を把握しつつ読めるのでよい。 著者については、経済学の優秀な教育者なんだなと感じさせられた。それ以外の点では、医療人から見ると、何とんでもないこと言ってるんだと感じたこともありましたが。
読み継がれるだけある名著
この本を難しいと思うか楽と見るかのリトマス紙があるとすれば、「いわゆるIS-LM的な ケインズ経済学(この本ではpa t2)だけでは終わらない本を書く」という筆者の強い声明を どう受け止めるかということだと思う。 多少マクロをかじった経済学部生ならば、その声明を陳腐なものとして受け止めるだろう。 しかし、著者の狙う層はもう少し広いと思わざるえない。すなわち、 IS-LM的なケインズ経済学しか教わって来なかった人間に対して、もっとマクロは奥深くなっているのだとそう啓蒙したかったのではないだろうか。 長々と書いて最悪な結論だが、この本はpa t3以降に賭ける思いを陳腐なものとして扱う人間 に最高の学部レベルのマクロ教科書としてほほ笑む。真っ白な人間にとって、今までのマクロ に対する反抗が強調される本というのはよくわからないのではないだろうか。幸いマクロの 入門書は他に無数にある。その入門書を見終えた後、この本を見れば知的興奮が味わえるに 違いない。強調しておきたいが、本自体は、著者のバックグラウンドが分かっていると ほくそ笑みながら2日で1冊読める極めて優れた教科書である。
初級〜中級レベル。入門レベルではない
この本の問題点は 題名に『入門』とされていること それだけだと思う あえて付け加えて言うなら 説明の少なさだろう これは入門者にとっては不都合だ しかし経験者にとっては「復習がし易い」という 利点もあると思う 分かりよい本だと思うが マクロを初めて学ぶ人がこれ一冊で理解するのは 少々辛く、一度講義や他の入門書で マクロの概要を理解した上で 読み返すという使い方が 最も有効に本書を活用できると思う
入門〜初級レベルテキストとして最高。
ページ数は400と、日本の経済学の本としては薄い方ではないものの、同じ筆者による日経文庫『マクロ経済学入門』を読了した後であれば半日で十分読み通せると思う。文庫とはボリュームが違うが、情報量にそれほど差があるわけではない。数学的素養も不要(四則演算レベル)。入門〜初級者レベルであると思う。しかし、(周知の通り)マクロ経済学とミクロ経済学は諸々の経済学の分野の基礎理論に当たるので、このレベルの内容に習熟していることが極めて重要で、本書はスタディガイドと併読して何度も繰り返す価値がある。 この本に続いて、斉藤誠(2006)あたりを読めば、マクロ専攻でない学部生にはとりあえず十分であると思う。
面白いけど…!
理論が所々弱いと感じました。中級、と書かれている方もいらっしゃいますが数学的な知識もあまりいらないし、初級の粋はでないかと思います。 僕も今そうしてますが理論を根本から学びたければ他のテキストも読むといいと思います。 論争やコラムの部分はかなりオススメです!


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カスタマーレビュー数:9

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ゲーム理論を全く知らなければよいかも
行動ゲーム理論入門を読む予習に買ってみました。 非常にわかりやすくかかれている点はよいのですが、後半ではもう少し高度、 テクニカルな内容を期待していたので、ちょっと残念です。 基本的な利得行列の考え方や、ナッシュ均衡について知っていれば、この本を買う必要はないと思います。 また、実社会のゲームの例として触れられている内容が引っかかりました。 CO2排出権取引は全体のCO2削減量を抑制するため、良くないルールの好例では?(排出権の需要は完全に決まっているため) また、特許権はプレイヤーによくないインセンティブを与えている側面もあります。 この本の内容からは逸脱しますので、そんなところに文句つけても仕方ないのですが。 中高生向けと思えば、決して悪くはありません。
独特の着想をもったゲーム理論の啓蒙書
 このゲーム理論の啓蒙書は、安田洋祐氏(政策研究大学院大学)が2009年における“個人的ベスト3”の3番目に掲げていた経済書である。本書を中心にして和書のみ眺めると、より難易度の高い解説書が練習問題付きの岡田章氏(一橋大学)の『ゲーム理論・入門』、逆に最も初歩的なのが図表を多用している清水武治氏(現代経営戦略研究所)の『もっともわかりやすいゲーム理論』といったところであろうか。当書は、これらの書物のちょうど中間に位置すると思われる。  さて、岡田氏及び清水氏の論著は、共に08年に出版されたものだが、両氏の力点の置き方は微妙に異なる。つまり、ゲーム理論を、岡田氏は“人間社会の科学”として、清水氏は“戦略思考のツール”として、それぞれ提示していると考える。では、川西諭氏の著作の特徴は、というと、「ゲーム構造の理解」「未来の予測」及び「問題の解決力」といった点を基本にして、「ルールを作る」あるいは「ルールを変える」という“メカニズムデザイン”にまで誘引していることであろうか。  ゲーム理論は、非常に応用範囲が広いのだが、当書では代表的な「囚人のジレンマ」や「コーディネーション・ゲーム」、「ダイナミック・ゲーム」等を易しく解説して、たとえば、私たちの日常目にする光景を「ホテリング・ゲーム」の構造から説明し、この理論が決して机上のものではないことを証示する。また、有名な「フォーク定理」を通じて、長期的な協調関係が問題解決に寄与することを示教し、日本的長期雇用の利点を説くなど、独特の着想をもった入門(啓蒙)書ともいえよう。
羊頭狗肉?タイトル違い?
ゲーム理論の各論の解釈には致命的な欠点は見当たらない。が。それだけが救いの本。この著者、出版社、さらに言うと編集者はゲーム理論を根底に置く(前提の)内容の本書において、本当にこのタイトル、章割り、章タイトルで良いと考えているなら次回作への期待など抱けという方が無理というもの。今、手元にこの本をお持ちなら、各章のタイトルとそれぞれの最後の30行〜ラストあたりとの隔たり、そして結論のベクトルのばらつき(というレベルでも語れないほどの乖離)を確認できるだろう。さらに各論を日常のビジネスシーンなどに当てはめて応用しようとする際の例にあげるテーマの選択ミスと結論づけの杜撰さが甚だしい。あたかもゲーム理論が全ての事象に応用できるかのように見せたいのだろうが、その考え方こそが間違い。こういうシーンでのこういう利害関係をゲーム理論の中のこの視点で見ると効果的である、または、この理論は、そもそもこの場面を解き明かした際に整理された考え方を(ある程度)一般理論化したもの、というような解説もなく、ただ単にある理論に、適当な最近世間で問題としてマスコミでよく取り上げれている事象や、ビジネス界での興味を引きそうなネタを適当に並べているだけに過ぎない。例えば、まずは「和食にあうフランス料理のソース」と言われて読み始め、結局、和食は素材が命、フレンチのソースは地方によって、シェフによって多種多様と言われ、しかもその各論拠が薄いままでその章が終り、次の章から「和食を生かす調理法」や「ソースのルーツを探る」が始まり、それを括って「おいしい料理の食べ方」という題名の本に何を求めるか?で、この例を読んで意味が解らないのと同様の読後感をもたらす本だと言えるだろう。
ゲーム理論からWIN-WINを考える
ゲームの構造、問題の全体像を把握し、おこりうる未来を予測し、 適切な解決策を見つける。 ゲーム理論で、相手の行動を予測し、ウィンウィンを考えることは大事だなと実感。 囚人のジレンマ、コーディネーションゲーム、 チキンゲーム、マッチングペニー、 ホテリングゲーム、ダイナミックゲームなどの主要ゲーム理論が学べます。 バックワードインダクションで、おかしいナッシュ均衡を見破る、 その他、繰り返しゲームやトリガー戦略、エスカレーションオークションなど、非常に思考が深まりました。
わかりやすい良書です。
ゲーム理論のことをまったく知らなくても、 本書を読めば、基礎が理解できる内容になっています。 「囚人のジレンマ」などの基礎的な例を挙げながら、 詳しく解説を加えています。 また、その他の例に関しても、 非常に日常に即した内容になっており、 誰でも簡単に理解できるよう、著者の工夫が見られます。 実際のビジネスシーンは登場しないものの、 この本で得たことを役立てていけることは間違いないと思います。
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