2010年09月03日(金) 実践経営・リーダーシップの第1位は
『マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版]』!
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P・F. ドラッカー
上田 惇生
¥ 2,100(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:15位
カスタマーレビュー数:59
【くちコミ情報】
マネージメントの基礎編
マネージメントの基礎を学ぶには面白いと思った。 しかし実際実行可能かはかなり疑問。 楽しませる本のイメージが強いと思う。
もしドラ効果
『もしドラ』を読んで購入。 流行にのった形だが、普遍的な言葉が多数。 当分は手放せない1冊となるだろう。
日々懸命に働いている一般社員こそ読んで欲しい
マネジメントというお堅い題材とは裏腹に、心に響く本です。 仕事と労働は違う。 組織は人の長所を生かすためにある。 企業の目的は利潤を得ることではない・・・など。 仕事をしながら感じる、さまざまな根本的な問いに明確に答えてくれるのが本書です。 マネジメントというと管理職が読むべき本と思われがちですが、本書は日々悩みながらも懸命に働いている一般社員が読んでこそ価値のある本だと思います。 トップマネジメントについての章など、一般社員には良く分からない部分もありますが、いきなり全てを腹落ちさせなくてもいいと思って読み飛ばしてもいいと思います。 また何年後か、自分が成長した時に読み返せばまた違った部分が心に響くのだと思います。
力強い文体、強い確信
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』を読み、その原典に手を伸ばした格好だ。引用されていたドラッカー氏の文章は、贅肉のない、力強い文体で書かれていた。この特徴は引用された箇所のみならず、全文を通して、貫かれている。ドラッカー氏の確信の強さが窺える。 仕事のためではなく成果のために働き、贅肉ではなく力をつけ、過去ではなく未来のために働く能力と意欲を生み出さなければならない。 〈イノベーション〉、マネジャーの役割、〈コミュニケーション〉と小見出しをつけ、それぞれ、その一部を紹介し、私のレヴューに替えさせていただくこととする。 【イノベーション】 既存の製品の新しい用途を見つけることもイノベーションである。イヌイットに対して凍結防止のためとして冷蔵庫を売ることは、新しい工程の開発や新しい製品の発明に劣らないイノベーションである。それは新しい市場を開拓することである。凍結防止用という新しい製品を創造することである。技術的には既存の製品があるだけである。だが経済的には、イノベーションが行われている。 (前略)社会の問題を事業上の機会に転換するための最大の機会は、新技術、新製品、新サービスではなく、社会の問題の解決すなわち社会的なイノベーションにある。事実、成功を収めた企業の秘密は、そのような社会的イノベーションにあった。 イノベーションとは、科学や技術そのものではなく価値である。組織のなかではなく、組織の外にもたらす変化である。イノベーションの尺度は、外の世界への影響である。したがって、イノベーションは常に市場に焦点を合わせなければならない。 〈イノベーション〉、〈外の世界への影響〉、で連想するのは、芭蕉の「古池や」の句だ。蛙が飛び込んだ水の音。蛙が生み出したのは音だけではなかった。波紋を発生させた。〈一石を投じる〉という言葉があるが、芭蕉は、蛙を水の中に飛び込ませることで、イノベーションという名の〈一石を投じ〉た。芭蕉にしてみれば、池とは市場だった。……などというのは、口から出まかせである。 既存事業においては、いまいる場所から行こうとする場所へと仕事を組織する。これに対しイノベーションにおいては、行こうとする場所からいましなければならないことへと仕事を組織する。 変化ではなく沈滞に対して抵抗する組織をつくることこそ、マネジメントにとって最大の課題である。(略)あらゆる兆しから見て、来るべき時代はイノベーションの時代だからである。 【マネジャーの役割】 (前略)マネジャーは、自らの資源、特に人的資源のあらゆる強みを発揮させるとともに、あらゆる弱みを消さなければならない。これこそ真の全体を創造する唯一の方法である。 【コミュニケーション】 コミュニケーションは受け手の言葉を使わなければ成立しない。受け手の経験に基づいた言葉を使わなければならない。言葉で説明しても通じない。経験にない言葉で話しかけても理解されない。知覚能力の範囲外にある。 (前略)同じ事実を違ったように見ていることを互いに知ること自体が、コミュニケーションである。
ドラッカーによる組織マネジメントの基本理論書
アメリカの経営学者、ピーター・ドラッカーによるマネジメントの基本理論書です。 分量は302ページ、所要時間は4時間程度で、3部9章構成です。 それぞれの部で、マネジメントの使命・方法・戦略を記しており 組織においてマネジメントはなぜ必要か、どうすべきかを具体例を交えつつ記しています。 できるだけ普遍的な原理・原則を記しているため、抽象論もありますが 教科書的な理論書ではある程度やむをえないと思います。 その意味(教科書としての意味)では、本書は経営学の基本書として十分だと思います。 経営や組織管理に携わる方に、特におすすめします。
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| プラットフォーム戦略
平野 敦士 カール
アンドレイ・ハギウ
¥ 1,680(税込)
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ジャンル内ランキング:176位
カスタマーレビュー数:18
【くちコミ情報】
あらゆる産業・企業はプラットフォームに巻き込まれていく
本書は米国で注目を浴びている最先端のプラットフォーム戦略について豊富な事例をもとに やさしく解説している良書。 10年に1度の戦略本として紹介されていたが、たしかにIT企業の人間には感覚としては理解している 内容だがそれを整理している戦略本ははじめてかもしれない。その意味で正しいだろう。 本書の特徴としてはあらゆる産業がプラットフォーム化していく可能性があるので自分の場合に どうしたらよいかと常に問いかけてくる点だ。答えを求めてはいけない、自分でフレームワークも 作れとしている。 各事業部門が個別に売り上げや収益を最大化する戦略では、実は長期的には会社の存続すら 危うくなる危険があるという指摘は刺激的だ。 組織横断、複数企業にまたがった戦略の構築が必要とされてくる時代なのだろう。しかしなかなか実行は難しい。 だからこそトップダウンで将来リスクをとれる経営者のいる企業がプラットフォーム戦略に 成功しているのではないかという気がした
理論化に成功している訳ではない
難しいことを易しく語るのが平野さんだが、この本の特に前半は易しすぎて見るべきところが少ない。9つのフレームワークとかいっても仕事で使うチェックリストだし、5つの機能というのもビジネスモデルとしてアタリマエの話だ。そして大前研一さんの写真をオビで掲げながら大前さんは手を入れた形跡がないのも自分としては不満。羊頭狗肉じゃないのか。 本書ではプラットフォームを理論的に語ろうとしているが、残念ながら十分に思索されておらず事例列挙に止まっている。とはいえフェイスブックとグーグルの話(優位なプラットフォームにフリー化、オープン化で対抗する)とか、後半の方は少し面白かった。クオリティ戦略とダンピング戦略の戦いに過ぎないのかもしれないけど。 自分なりに考えてみると、普通の経営戦略では水平統合か垂直統合か、ヨコに拡大する売上増かタテに伸ばして付加価値増か、という議論をしがちだが、技術が進み複雑化するとプラットフォーマーが現れ、ヨコに広げつつタテには戦略的に分業して付加価値を囲い込もうとする。古くは例えば自動車メーカーも立派なプラットフォーマーで、数万点に及ぶ部品や新しいエレクトロニクスを束ねる能力を磨いて付加価値と主導権を手放さない。そして現代では家電とかネットとか本とか音楽とか、個々の業界だったものが統合されるプラットフォーム化に注目が集まっている。そこでアマゾンとかアップルとかよく言われる訳だ。 そんな大きな話だけじゃなくて、筆者のように「あなたの会社もプラットフォーム」というのも発想としてはいい。企画書を書く手助けにはなるはず。自社の競争戦略を考えるときにヨコの同業者だけでなく、タテもナナメも見ないといかんということか。
IT系企業の人には必読 プラットフォームの横暴が現実化している
最近よく聞く プラットフォーム戦略 について豊富な事例でわかりやすく整理されています 何となく頭の中では分かっていると思ってたことを見事に文字にしてくれたという感じで社内で 説明するための資料にも使えます 特にIT系の会社の人は社員全員必読でしょう 特にプラットフォームに参加する場合にも大きなリスクがあるという点は今まであまり議論されて いなかった論点ですが、最近の某SNSの会社例でまさに現実化しているのには驚きました その意味でプラットフォームの横暴にいかに対処すべきか が具体的に契約書の注意すべき ポイントにまで触れている点は極めて実務的に有効だと思いました かなりオススメですが横暴をしようとしている成功しているプラットフォーム企業にとっては読まれてほしくない 一冊かもしれません
新時代のWin-Winビジネススキームの啓蒙書
著者は一貫して、プラットフォーム戦略を唱えてきた と同時に、それをビジネスの場で実践し、大成功を収めた方 でもあります。 本書の肝は、「シングルサイド・ビジネスとプラットフォームの 類型」という図に象徴されていると思えます。 誰よりも勝つ、どこより儲ける、全部自分でやる・・旧来 のそういうクローズでスピード感のない、工業社会のモデル よさようなら。これからは、みんなに助けてもらって、みんなで 集まって、場をつくり、その世界では、環境(プラットフォーム) の上で、参加者がwin-winの関係になるような、ビジネスの展開を してゆくことが肝心。 いみじくも、プラットフォームはエコシステムである、と言って いますが、生態系を構築し、その世界で参加者をひきつける魅力 で勝負し、結果的に一人勝ちでなく、みんなでその生態系を維持し 生態系を拡大し、よりよくしてゆく。 しかし、生態系(プラットフォーム)同士の戦いは熾烈で、とくに 競争し、ときに、連合、連携を組んで、あたらなエコシステムを 形成してゆく。 そんな新しいビジネススキームを、大変わかりやすく、事例も豊富 で(若干古い例もあるし、IT以外にもいろいろ事例はあったと 思いますが)読みやすい本になっています。 概念先行なので、ピンとこない向きもあるかもしれませんが、 プラットフォーム戦略、思考というメガネでビジネスを読みなおすと 新しい事実が見えてくる気がします。 お薦め。
わかりやすく「プラットフォーム」の概略がまとまっている
今をときめくIT系の新興ベンチャーだった企業が成功した共通ポイントである プラットフォーム戦略について書かれている。 これはでも特に新しいものではなく、昔からあったスタイルです。 ただ、「やり方」や「価値の出し方」などに非常に工夫がみられている 企業が多い。 何かしら事業を行っていくうえで、こういった、磁力をもった「場」を作ると、 そこに、共感したユーザーが引き寄せられ、そしてビジネスが加速する。 今後はさらに大事な戦略の1つになると思います。
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| 小さな会社は人事評価制度で人を育てなさい!
山元 浩二
¥ 1,575(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:2位
カスタマーレビュー数:6
【くちコミ情報】
内容はよいが、、、偽装レビューは。。
購入をして読んでみた。 内容は良いと思う。人事評価系の本を読んだことがない人は読む価値はある。 でも、ここのレビューを見て引いてしまった。 全員べた褒め。そして全員レビューがこの本だけ。 文章の特徴も似ているし、短期間でこれだけレビューされる本はない。 関係者がレビューしているか自作自演なのが分かりやすい。 売りたいのは分かるが、偽装レビューをしてまで売れればいいという姿勢を見て信用できなくなった。 ホームページに150社の実績で「西日本No1」と書かれているが。。。
自らも成功
同じ福岡在住の口先コンサルトして、山元さんとは10年のつき合い。 人事制度では圧倒的NO1の実績。詳しくは、ホームぺージのクライアントの声を。 さらに、山元さんの会社は社員10名弱で年商1億円を突破している。 これは通常、1〜2名で1000万もない個人の人事コンサルに比べると 圧倒的成功だろう。経営で。 自らのコンサル事務所で、人事評価制度がうまく機能しているのだ。 (ま、規模拡大で崩壊の可能性も十分あるが・笑) 買う前に、ホームページや各種検索で噂を確かめるべし。
小さくても働きがいのある会社に就職したい
「わが社の経営理念、ビジョンを理解してくれる人にきてほしい」 「入社後、キャリアアップは可能です。教育システムは万全です。」 どの会社の説明会でも聞かれるセリフ。 しかし、実際その社員を見て感じるのは「今行っているその仕事は会社のビジョンを反映したものなの?」「本当に人材の育成に力を入れているの?具体的に何をしてくれるの?」という会社の実態・・・。こればっかりは、入社してみないとわからない。 そんなときに目に留まった。「人事評価制度で人を育てる」とは? これまでに聞いたことのない言葉で気になり、購入してみた。 読んだ感想としては、この制度があれば働く者としてはこんな嬉しいことはない!ということ。 何が嬉しいのかというと、仕事の評価がきちんと賃金に反映されることはもちろん、その場限りの評価ではなく確実に社員の成長へとつながっていく評価システムであること。評価のすべてが明確で、わかりやすいのも良いと思う。 本全体の構成はかなり具体的なため、会社で実務に携わる方の教科書的な内容であるが、事例も交えた説明があるため、これから社会に出ようとしている人、まだキャリアの浅い人でも十分読める、理解できる内容だ。 「安定志向」と言われている採用の場。そういった中から優秀な人材をを取り込むためには、会社がいかに働く人を大事にしていく姿勢があるか、が大切になってくるのではないだろうか?
今いる社員で業績を上げるための人事評価制度の教科書
元銀行員から人事評価制度の専門コンサルタントとして起業した著者。 前書きには、営業成績トップだったにもかかわらず 評価に反映されなかったことが起業のきっかけになったと告白している。 このような体験をした著者の本は、 事業そのものが使命感にあふれているため 基本的に間違いが少ない。 実際に読んでみると、予想以上に芸が細かい。 人事評価制度構築のための付録なども充実しており、 これだけでも十分に価値があると思える。 運用できるかどうかは経営側の手腕が問われるが この本を読んで実践しても業績が上がらないというのであれば それは人事評価制度に問題があるのではなく ビジネスそのものを疑ったほうがいい。
今やるべきことに気づかせてくれた、この本に感謝したい
人事制度にはあまり興味はなかったが、帯にある竹田氏の 「人事評価制度は戦略・戦術を社員に落とし込むための最高の道具」 という言葉に惹かれて購入。 結論から言うと「今すぐ人事評価制度改革に取り掛からなければ!」という思いである。 この本はこれまであった、人事・労務や賃金制度のノウハウ本とは全く違うもので、 経営者やリーダーが組織を活かすために活用すべき「経営・組織管理の仕組み」 をわかりやすくまとめた、いわば”社長のビジョン実現の手引書”である 人事評価制度でこれほどまでの効果が出せて、しかも業績につなげることができるとは 正直全く知らなかった。正に目から鱗である! 実は当社も数年前コンサルタントに高い料金を払って人事制度を構築した。 しかし、考え方が全く間違っていたことに気づかされた。 この本には、当社が人事制度を推進する上でぶち当たった問題、トラブル、失敗が 見透かすように書いてある。実例も当社のことを言われているようで怖いくらいだ…。 当時、私も何人かの優秀な社員を失ったが、そのことが映像としてよみがえってきて、 人事評価制度の必要性や間違った考えを述べた1章と2章は一気に読み進んだ。 また、そのような失敗を未然に防ぐ方法やトラブルへの対処方法が具体的事例を挙げながら 解説してあり、5年前にこの本に出会っていたら…という思いである。 著者の山元氏は「人事評価制度本来の効果と成功の秘訣を知らない経営者がほとんど」という。 今気付かされたが、まだまだ遅くはないと確信する。 明日から早速幹部に読ませて、改革に着手したいと思っている。 本当に今やるべきことに気づかせてくれ、私に元気を与えてくれた、この本と著者に対して 感謝の気持ちでいっぱいだ。
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【くちコミ情報】
日本の中小企業は素晴らしい
読んで感動します。 本当に社員のためを考え行動されています。 こういう企業を支援していきたいです。 日本の中小企業は素晴らしい。
私たちが働くのはそもそも何のためか
地域を活かす、人を活かす、人に感動を与えながら成長し続ける企業たち。まさに感動のストーリーが満載。 そもそも私達は何のために働いているのか、誰のために働いているのか、つくづく考えさせられる。上司に不満、会社に不満な人、自分の企業のビジネス環境が悪いと嘆いている経営者の方々。こうした方々は読めば明日から困難に立ち向かう勇気を与えられるだろう。 だが、そうしたお涙頂戴本としてだけこの本を読むのはもったいない。 こうした企業が生き延び成長し続けていられるのは、たゆまぬ製品開発、ビジネスモデルの創出、ニーズの掘り起こしによる新規市場開拓により、価格競争を避け高付加価値な製品・サービスを常に売り続けていることに要因があると読める。 つまり、イノベーションを常に巻き起こし続けるためのモチベーションが、地域に尽くす、人に尽くすという使命感から生み出されてきているのだ。「やる気」だけでは生き延びていけないが、イノベーションにはそこまでやるかという「やる気」が必要であり、それは使命感から生まれてくるものなのである。
高齢者所在不明報道に思いだした名著
腰の曲がった高齢者にとってズボンのポケットは、ふくらはぎにあると体に負担が無くて便利だと聞く。 そういう高齢者の声に耳を傾け、ふくらはぎにポケットをつけた高齢者用のズボンがヒットした。 高齢者への対応を「ボランティア精神」でのみ語る姿勢は限界がある。ボランティア精神が限界を超えると今 しきりに報道されている「高齢者所在不明」が生じるのだと思う。 誤解を恐れずに言えば、高齢者への優しい対応は「ビジネス創出」という姿勢も考慮することが この問題を根本的に解決し、更に雇用・需要の創出に繋がるだろう。 確かに「ボランティア精神」は尊く必要です。でも、「ボランティア精神」だけでは高齢社会に対応できないよね。
知る人ぞ知るを実感
正直なところ、初めて耳にする会社もいくつかありました。会社を見る上で、売上や利益の規模、従業員数、株価、知名度など様々な軸がありますが、そうしたデジタルなものでは測れない部分を丹念な取材により、経営者やそこで働く人の姿で生々しく再現されています。そうした、会社が数多くあるところに日本の底力を感じました。
理想的な理論、5つの使命と責任に感銘。
会社を経営するということは、大小にかかわらず、社会に対してどれだけ影響を及ぼし、責任重大な事か。とても考えさせられる内容でした。 著者の考える「5人に対する使命と責任」は正に、現代社会において極端に不足している事のように思えます。 欲深き人間。誰でも経営者という責任と同時に権力ある立場になれば、弱者であった己の気持ちを忘れ、私利強欲に走りがちなものの表れが社会には現れているのでしょうが、ここに紹介されているのは、まるで超人的とも思える良心を持ち合わせた経営者だなあと、感激しました。 が、私のような卑屈者には、あまりに善良な事例が列挙されているので、読んでいて少し目眩の様なものを感じて黒星ひとつ。。。 ここに例えられている、良くない経営者にこそ読んで頂きたい本でもあります。
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ジェームズ・C. コリンズ
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カスタマーレビュー数:80
【くちコミ情報】
全ての活動の指標にしたい
この本は、アメリカの調査チームが、良い会社がどうすれば偉大な会社になれるのかを、実際に偉大になった会社の分析を元にまとめたものである。 書かれていることは、やはり当然と言えば当然なことが多く、しかし大きな会社単位でやるということは非常に難しいことなのだろうという印象をもつ。 この考え方は、様々なことに応用できる考え方だと思われるので、参考にしたい。例えばスポーツ、一つのプロジェクト、自分の研究でもよかろう。 ひとつひとつ実行していくことで道は開けそうか、まとめて全部着実に進めていかなくてはいけないか、そこは実行してみないとわからないなと思った。
傑作!
「誰をバスに乗せるか?」という章で 頭をガツンと殴られたくらい衝撃を与えられた。 企業では、実は企業の成長は、「誰と仕事をするか?」で 決まってしまう部分が非常に多いことを経験的に学んでいたが、 この本によってそれを言語化してもらった感じだ。 派手な経営者よりも地味で地道にミッションを遂行する経営者のほうが 長期的に見て会社を成長させる事を実証したことも大変勇気づけられる。 どうしても目立つ経営者の方が色々と話題になることが多いので、 必要なことはそんなことじゃないというのを教えてくれた。
リーマン・ショック後に読まれた方へ
ファニーを褒めてる、いまとなっては・・・私は読むのを止めました この本の最大のメッセージは、 「歳月は残酷であり、親父本の類は、結局時間と金の無駄」 だということでは、ないでしょうか。↓(Below Ave ageだそうです) http: f eakonomics. logs.nytimes.com 2008 07 28 f om-good-to-g eat-to- elow-ave age 最も、著者にとってだけは、 leaps and ounds だったと思いますが
この本の要約
この本の要約。 著名で派手なリーダーが社外から乗り込んできた時は、偉大な企業への飛躍との相関性がマイナスになっている。飛躍をもたらした11人のCEOのうち10人は内部昇進であった。しかし、飛躍していない企業では、外部からCEOを迎える頻度が6倍も高かった。 経営陣の報酬の形態と飛躍との間には、相関関係はなかった。 飛躍した企業は、偉大になるために「なすべきこと」に関心を集中させてはいなかった。その代わりに「してはならないこと」「止めるべきこと」を重視している。 M&Aは飛躍をもたらす点では何の役割を果たしてもいない。凡庸な大企業同士が合併しても、偉大な企業になることはない。 偉大な企業への飛躍を指導したリーダーは、まず最初に適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろし、適切な人がふさわしい席に座ってから、どこに向かうべきかを決めている。「人材こそが最も重要な資産だ」というのは間違っている。適切な人材こそが最も重要な資産である。 パッカードの法則とは、どの企業も成長を担う適切な人材を集めるよりも速いペースで売上げを増やし続けながら、偉大な企業になることはできないということ。売上高の伸び率が常に適切な人材の数の伸び率より高ければ、偉大な企業を築くことはできない。 偉大な企業を築いた人達は皆、企業が成長していくときに最大のボトルネックになるのが、市場でも製品でも技術でも競争でもないことを理解している。どの要因よりも大事なのが、適切な人々を採用し続けることである。
迫力を持って伝わってくる
本書には企業が飛躍するための7つの法則が書かれている。 本書を読んでいると、その7つの法則が迫力をもって伝わってくる。それは、膨大な調査の結果厳選されて導き出された”法則”であるからだと思う。 本書は500社から選ばれた11の企業を例に、偉大な企業になるための7つの法則を語っているが、それらの企業がどんな状況で、どんな判断をしたかという切り口でまとめられている。それだけでなく偉大になれなかった競合他社が、同時期にどんな判断をしたかが書かれている。そのため会社の成長を決定づけた分岐点がリアルに伝わってきた。会社の変化はゆっくり進む。ある時点の決断が正しかったか実感するには時間がかかるが、本書を読むことでそれがダイジェストとして伝わるようだった。 また、調査結果に基づいて結論をまとめているため、その中には予想もしなかった結論もある。リーダーシップ論はその代表だが、いわゆるカリスマ経営者との違いに驚かされた。
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【くちコミ情報】
経営者としての心構えを身に付ける本
著者坂本桂一氏自身の起業、コンサルティング経験の中での気付きを 元に作成されているので非常に説得力がある。 『創業5年、年商5億、従業員数50人』 一般的に同時に訪れるこの壁をいかに破るかが本書のテーマである。 創業時より好調だった経営活動が一気に停滞してしまう。 果たしてその時どうすればいいのか? その答えが書いてあります。ベンチャー経営における経営者の心構え、 必要なスキル、部下の育て方などが分かりやすく論理的に展開される。 将来的に起業家を目指している人は当然の事、サラリーマンでも通ずる 部分は多く、一読しても為になるでしょう。 ★は5。 内容的にはやや平易で★4だが、構成の分かりやすさや本としての おもしろさを考慮し、★5とした。
5億円の壁が打ち破れるか?
タイトルに引かれて購入しましたが、ほかの方のレビュ−ほど私にとっては新たな気付きはありませんでした。 確かに、著者の今までの実績に裏付けされた様々な示唆には納得できる物もありましたが、本書の内容は 「5億円、5年、50人を越えることができるかどうかが飛躍の一つの試金石であり、そのためには社長がすべてを行わず、社長と同じ判断ができる人を育て、権限委譲をする必要がある」 ですべてを言い表せるとおもいます。 残りは社長が知っておくべき資本戦略、心構えなどが列記されていますが、こちらも普通に株式会社をつくり、外部から資金を集めたことがある人であれば誰でも知っているような内容です。従って、会社を今から作ろうとしている方には将来への心構えとして読む分にはそれなりに役に立つと思います。 経験豊富な著者でいらっしゃるので、できれば5億円前後のステージの会社がどうやって壁を越えたのかという実例や苦労話をお伺いしたいと思いました。
スッキリします!
年商5億円の壁とはあまり縁がないのですが、著者の前著が 結構おもしろかったので読んでみました。特にマネーマーケ ットやIPO、M&Aの章は、よくきく事柄やワードだけど、 実はよくわかっていなかったことが分かりやすく説明されて いたので、よく理解できて、とてもすっきりしました! 社長に必要な資質が出ていたのでうちの社長をチェックして みます。
システマチックに
規模によって経営者の役割は変わる。年商5億円までは社長の営業力が全て。しかし5億円以上になると社長のマンパワーでは限りがあるため組織、仕組み化、育成が重要になってくる。 ポイントは3つ 社長の分身を何人作れるか(価値観、志を共有できている人) 社長自身の考え、ビジョンを社員の末端まで思いを伝える。頻繁にコミュニケーションをとること。 幹部以下社員がいかに良いパフォーマンスを出せる環境を考える、提供すること 実体験も多く含まれているので説得力もあります。 ぜひ著者の他の本も読んでみたくなった
同じ経営者としてうなづける事が多い
著者は複数の企業を経営した実績と、経営コンサルタントとして企業の成長を実現した実績の両方を持っており、膨大な実体験や経験則の中から抽出したエッセンスがこの本に凝縮されているのだろう。 私自身も売り上げ5億円以下の企業の従業員、10億円台の企業の管理職、そして300億円超の外資系の経営者という立場を経験したが、著者の主張には共感できる部分が多い。 この本に書かれている著者の経験をベースにした考え方にはすべて理由があって説得力を持っているが、それだけではなく、企業の成長に必要な経営知識も平易な例えを使って解説してありわかりやすい。セミナーというか勉強会で著者から直接はなしを聞いているような文体で読みやすく1時間あまりで読み終えた。 個人的にはエピローグに書かれている著者の最初の会社の逸話が興味深かった。 タイトルの通りに売上5億円の壁を突破しようという経営者も、これから企業の幹部や経営者をめざす人もともに得るところが多いと思う。特に若い人はビジネスの経験を積んでから読み返すと新しい学びがある、そんな本だと思う。
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綿貫 智人
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ただのリストラ実況中継ではない!
このリストラなう!という本をよんで、出版流通の問題点とか、電子書籍の問題点など、様様な視点から考えさせらました。 リストラなう!はある大手のK出版社をやめることになった、たぬきちさんが、リストラに応募してから、実際に会社を退職するまでを、赤裸々にブログに書き記したものが本になっています。なんと、年収までもが書かれており、大手の出版社の高さにおどろきます。 しかし、より面白いのは、集まった方々が深く現在の出版について考えております、悩み、苦しみ、討論をして、答えをみつけようとしているところです。 たぬきちさん自信の日記もさることながら、本書の一番のポイントは、このそう方向のコミュニケーションですね。 たぬきちさんの日記も、コメントとともに、いろいろ考え直したり、直さなかったり、変化していっているところも面白いところです。
本もウェブも面白いです。
ウェブのブログも、この書籍も両方読みました。両方とも違った面白さがあって、それぞれ楽しめました。 著者が指摘するもろもろの点は、出版業界における構造的問題として、10年以上前から指摘されてきたことです。 ですが本書は、それを高みから指摘するのではなく、出版業界全体の問題と、著者の勤務する会社の問題、そして著者個人の問題とをシンクロさせることで、読者にも真剣に考えさせる内容となっています。 単なる暴露本ではありません。だからこそ、膨大な反応があったのだろうし、その大半の意見が、反発も含めて真剣なものだったのではないでしょうか。 本書はあと何年かたつと、2010年の出版業界のかけがえのない記録として記憶されると思います。 これから必ず起こるであろう出版業界の疾風怒涛の嵐の直前の記録としても貴重でしょう。
残念ながらブログの劣化版
無料で読めるブログの内容と比較して、著者と近しい人間からの最も生々しい(?)コメントが削除されているために、結果的にブログの内容の劣化版になっている。 しかし、有料で販売されている矛盾… リストラ進行中の企業内部の雰囲気を覗き見できる点に面白さがあるのは確かだが、著者本人の退社までの顛末については失礼な物言いではあるけど、面白さはない。事務的に手続きが進んでいき、著者の葛藤らしきものもあるのかないのか表に出てこない。 むしろ、著者もブログ内で認めているように、出版業界全体の問題点や電子書籍等と絡めた今後の生き残りの方向性に関するコメントの方が面白い。 そういう点で、この書籍のページ数の半分近くは『出版業界リストラなう』とでも言えそうな内容だが、そうと分かっていたら個人的には購入してまで読むほどの興味がなかったというのが率直な感想である。 書店で現物を見てから購入するか判断すべきだろうと思う。
読者対象は?
元になったブログを当時夢中で読んだが、 書店で平積みになってる本書を見て、 一体この本を買う人って誰なの?っていう感はぬぐえない。 ビジネス書風なのだが、結局著者がナニを言いたいのかは それなりにページ数があるので検索しにくいし、冗長だ。 一部の書店、メディア関係者には興味を引くかもしれないが 関係者市場としてはそれほど大きくなく それこそ電子出版向けの内容といえるかもしれない。 ある意味 ザ・ゴール風のビジネス書ともいえるが、 問題解決は読者にゆだねられている。 内容は、「リストラなう!」というより「出版業界から逃げ切ったバブルおやじより後輩への○○通の手紙」 といったところ。 話題になったモノを出版する、っていうのが出版セオリーかもしれないが 紙になった本書を見て、改めて出版にもマーケティング先行っていうものが 必要ではないかと思った次第。 実際 宝島とかはマーケティング先行で数字上げていることだし。
ブログで読めます
この本の内容については全く同じもの(ブログのコメントに関しては本以上の物)が、著者(たぬきち)のブログで読むことができます。 ネットで無料で読めるうえに、一度読んだら再度読み返すことのないようなものに対して、わざわざお金を払って買う意味はあまり無いように思います。 というのが私の感覚なのですが、このような感覚を持つ者が多いから出版社が傾いてしまうのでしょうね。 中身が全くつまらないというわけではなく、ブログそのものはそれなりに面白かったので、ネット環境の無い人には3つ星、ある人には1つ星といったところの平均で、2つ星の評価とさせていただきます。
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ビジネスヒントがてんこ盛り
国内外のためになるエコ最前線を知るなら中野氏の書籍とメルマガが 一押しです。元気をくれますし。いつもエコ情報の収集に活用させて 戴き、ビジネスヒントを戴いております。本書も三方よしのビジネス ヒント満載です。こんなに与えていいのかぁ〜。この本を読んで ひとつも湧かない人は、エコビジネスには向いていないかもです。
エコへの関心、高まりました!
以前、娘の学校で“エコマークを探しなさい”という宿題がありました。 スーパーで娘と一緒に探し、少しエコへの関心が・・・。 この本を読んで、企業でもここまでエコへの関心が高まっているんだと さらに高まりました。 忙しい母でも面白く読めちゃいます。 エコに興味がある方にぜひ、読んでもらいたいですね。
とてもすばらしい本です
中野先生の本は、今までも読まさせていただいています。 読んでみてわかりやすいですね。 今回もとてもすばらしい本だと思います。
エコとエゴ?
エコを金儲けの道具にするなんてって初めは思いました。 でも、この本を読んで、金儲けをするだけの人より、ずっと良いことをしているって気づきました。 エコのブランドを作ること、エコのイメージを作って商売をしている責任ってすごくあると思いました。
猫も杓子もエコでいいんじゃないか。
エコと金儲け、なんとなく相容れないもののような気がしていたが、 この本に書かれているような経営戦略であれば、納得。 これを実践する企業が増えれば最近の異常気象に歯止めがかかるか!? いずれにせよ、エコを心がけるのは、 金儲けでもボランティアでも悪い事はないと思えた。 エコに関心のない企業の経営者こそ読むべき本だと思う。
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【くちコミ情報】
そうか、できる奴はこんな本は読まないのか。
タイトルは城山三郎氏の『そうか、もう君はいないのか 』から頂きました(著者) 私はこの手のサラリーマンの心得を教える本を読むと、決まって思うことがある。 それは「できる奴は勝手にできるようになるからなあ」ということである。 で、書かれている内容は、当たり前のこともあるし、これは違うと思うこともあるが 共通しているのは「訳には立たない」ということである 私はこの手の本をつい、買ってしまい「しまった、ビールもう一本飲んどきゃよかった」 後悔することが多いのだが、今回はとくに、うつ病の奥さんと自閉症の息子さんを抱えての暮らしが どうだったのか知りたくて買ったので、それには殆ど触れられていない事で、二重にがっかりすることとなった。
後進を育てるのが上司の役割
本書は、そのタイトルが示す通り、昔の部下が課長になったことに対して、課長の心得や会社生活で管理職として意識すべきことを説いた一冊である。 筆者は、家族の問題・ハンディキャップを抱えながら課長の役職を務めた経験から、仕事の効率化を高め、何をすべきで何をすべきではないか、更には課長の仕事とは何か、を突き詰める必要があった。今で言う所のワークライフバランスを意識し、実践せざるを得ない環境にあっただけに、そのエッセンスが本書に纏められている。 課長に対するアドバイスのみならず、仕事に対する姿勢、組織の中の人間関係や生き方そのものに対する筆者の知恵や思いが溢れており、課長前後の年代の方のみならず、若い年代の人達の参考にもなる書である。
平社員にとっても、ためになる内容。
(著者も含め)よく「2階級上の上司が何を考えて仕事しているかを考えよ」 と言われます。 私は、社会人経験が浅いため、部長の考えていることなんて わかりません。 だから、この本で、「課長が何を考えているかを知る」ことから始めます。 確かに、自社でも「できる課長」は、プレイングマネージャーしていないなとか 考えながら。
課長でなくても読んでみたい本
著者は、大企業の取締役まで務めた人ですが、本書は、「課長になった人」向けに書かれています。 それは、課長時代が一番勉強になったという、著者の思いから来ているのでしょう。 確かに、「課長」のお仕事というのは、なかなか難しいところがあります。 部長以上の上役の方針と部下の要望が食い違うときに板挟みになって苦労するというのは、部下を持つ人ならば誰しもが経験することでしょう。 本書は、「課長になった後輩に向けた手紙」という形で、課長としての心構えを、懇切丁寧に教えてくれています。 語り口が柔らかいからか、内容がストンと入ってきます。 著者は、本書で、「志を持つこと」の大切さを強調していますが、 課長として最も必要な資質は、一つ一つの細かい仕事上のスキルではなくて、 部下の成長を後押ししたいという、思いやりの心なのかも知れません。 良い本でした。
もっと早くに読みたかった!
タイトルどおり「課長になった」ときに読めばよかったと思う本です。「課長ほどおもしろいポジションはない」と書かれているように、「課長」は、本当に忙しくとてもしんどい役職ですが、これほどやりがいのあるポジションも他にないのではないかと思います。著者は「部下を定時に帰らせる」等、本人の経験に基づいたマネジメント論がふんだんに盛り込まれています。大手企業の取締役まで経験した著者が、それでも「課長」にフォーカスを当てて、あるべき課長像を綴っているところに、やはり「課長」の奥深さがあるのではないかと思います。
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【くちコミ情報】
あくまで戦略論の一つとして捉えるべき。
ポーターの『競争の戦略』は、経営戦略論(特に事業戦略)の古典あるいは聖書とまでみなされている向きがあるように感じます。5fo ces分析の仕方を学ぶためにMBAに行くと思っている人もいるくらいです。 産業経済学の議論を戦略論に適用したのが本書です。内容としては難しく、容易に理解することはできないでしょう。ただ、単純化して述べるならば本書の主張は「業界構造が企業の業績を決める」というものです。 つまり、戦略とは儲かる業界を選ぶこと、ということになります。 おそらく違和感を抱かれる方もいらっしゃるかとは思いますが、『競争の戦略』で述べられているのは本当にこれだけのことです。後は、どのような要因が「もうかる業界か」を決めるのか、ということくらいでしょう。 しかし、そもそも儲かる業界というのはきわめて近視眼的な見方に過ぎません。 なぜなら、儲かる業界は将来的に儲からない業界へと変化していくからです。独占企業が規制に守られて儲かっている業界であるならば、規制がなくなった途端に儲からない業界に変化することは十分ありえることです。 要するに、業界構造が企業の行為を規定し、さらにパフォーマンスを規定するという仮定は必ずしも正しくなく、実際は企業の行為が業界構造を変化させることもある、ということです。 従って、本書で「儲かる業界」を見つけたとしても、それだけでは意味がないということになります。 儲かる業界でどのように好業績を維持するか。これは本書とは別の議論であり、ポーターの『競争優位の戦略』や伊丹『経営戦略の論理』、楠木『ストーリーとしての競争戦略』、ネイルバフ&ブランデンバーガー『ゲーム理論で勝つ経営』等を併せて勉強する必要があるということになります。また、戦略だけが好業績の要因となるわけではありません。組織に関する洞察も深めておく必要があるでしょう。例えば、沼上『組織戦略の考え方』『組織デザイン』、金井『組織行動の考え方』等。 では、本書『競争の戦略』は全く無意味な書物なのかというとそんなことはありません。 本書が有用であるのは、以下のような場合です。 ・現在、既に業界構造がある程度固定化している業界を分析する場合 ・業界構造が固定化していなくとも、業界の中で各社がどのような行動を採るのかを大まかに予想する場合 ・現在の業界構造における常識(良い打ち手、悪い打ち手)を知ることを目的とする場合 以上、長くなりましたが、本書を読む場合は上記のように、あくまで戦略論の一つにすぎないことを理解し、他の戦略論を読むことで戦略的な思考法を補完していく必要があるでしょう。
「古い」とか関係なし・・・バーニーもポーターを前提にRVBを組み立てている
●「ポーターは経済学を経営に持ち込んだからミクロな分析は無視している」 ●「時代は自社の経営資源、つまり内部環境にフォーカスするRBV(リソースベーストビュー)のバーニー。自社リソースを考えないで戦略の実現可能性を無視するポーターは古い」 ●「ポーターは何十年も前に書かれた。大量生産の時代でなくなってきているので、使えない」 こういう講釈をのたまう人や発言は鵜呑みにしないほうが良い。決まって一方的かつ極端で、物事を抽象化して「正解」か「不正解」かというフィルターを通してのみに曲解して落とし込むからだ。(そういった発言をしている人間に限って、批評家やライバル学者の受け売りのことが多い)。 どんな戦略や戦術、施策も企業内で実行する際には、その政策の(1)「魅力度」と(2)「実現可能性」の2軸で判断することになる(そして(2)の実現可能性は、どこまで「妥協」するかで決まる運用の問題でもある)。つまり、およそどんな戦略論もその両方(自社と競合、市場/または内部環境と外部環境)を環境分析において整理したうえで戦略オプションを提示し、重みづけをして決定するわけで、ポーターが内部分析を無視しているというのは事実ではない。 ポーターはいくらリソースがそろっていても、参入して儲からない市場には参入すべきでない(お金をかけるべきでない)という前提に立っているため、産業構造の分析に重きを置いて分析している。 他方、バーニーらは、「(これまで正しい戦略を立てても実現できないのが問題だから)実現可能性こそ重要」という前提に立っていると言われるが、これも抽象的な正論であって、ポーターが古い、使えない、という議論の根拠にならない。 (1)魅力度と(2)実現可能性のうち、どちらがより重要か、という前提が間違っているわけであり、両方必須である以上、モレ・ダブりなく分析された結果の戦略オプションであればどちらでもよいということになる。ポーターは内部分析を強化した続編「競争優位の戦略」で内部リソースに関する分析を補完しているし、バーニーはその著書(日本版のみ3部作、原典は1冊)で、外部環境に関してはポーターの産業分析を前提としていることを明記している。 個人的にはその網羅性と掘り下げのロジックの強固さ、そして全体の整合性ではポーターの右に出るものはいないと思う。バーニーはポーターをベースにワークブック的な応用編(実践的な運用<戦術部分>)を新たなフレームで補完したに過ぎない(批判ではなく、そういった立ち位置での評価が正しいということ)。 是非アンチポーターも競争の戦略と競争優位の戦略をもう一度読み込み、個別のフレームワークではなく、全体像を体系的かつ骨太に把握し、理解を促して欲しい。間違いなくファイブフォースや三つの基本戦略、バリューチェーンといった有名なフレームワークの「前提」やそれらが成り立つ「背景」について浮かび上がってくる。 ちなみに、初学者は理解が困難だが、ペンとノートで、1つ1つチャートを合わせて作っていければより理解を促しやすい。文章が多いのは事例があるからで、迷うのは1つ1つの分析がツリー上に何層も掘り下げられているから。その層を見失わないようにできれば、より理解は早いと思われる。
ある種のパラダイムシフトできる一冊
私は無知式でこの本を買いました。 MBAなんて持っていませんし、必要な職種でもありません コンサルでもないし、企業を導く立場の人間でもありません ただ、評判良いってだけで買いました。 非常に解りやすい内容、現実視点で考えられるし、考えをシフトすれば生活、仕事でも使える内容だ。 この本を読み、私の口から多く出た言葉は「見落としていた!」だった あまりにも視界の狭い自分に気が付かされた。 あまりにも浅はかな考えの自分に気が付かされた。 これは学問的知識ではなく、思考を変える啓発本の様な感触でした。 恐らく、読む分野は違うのに、私の一生に付き合うことになる本であるだろう。
HBRの2008JAN号に最新のUPDATEあり
HBRの2008JAN号にポーター氏が5フォースについてUPDATED版のレポートを掲載しております。本書(90年代の本)にあわせて、当HBR誌(英語)も熟読することをお奨めします。
自社中心の競争戦略論の一考察である
自社の強みを生かし、相手の弱みを突く。それには自社のポジションを正確に分析し、外部環境に対応した戦略が必要になる。MBA流の自社中心主義、自社利益優先の経営が蔓延るわが国に、ポーター氏の説く『競争の戦略』論はこのような社会現象を捉えるフレームとして最適である。ポーター理論を学ぶことは資本の論理による競争の厳しさを学ぶことである。競争重視から抜け出た、より良い社会とするために、ポーター理論を超える新しい理論の構築を期待する。本書は来るべき競争回避社会を模索するためにも呼んでおくべき古典的名著である。
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